沖縄

松本 知彦 for Private Time/2010.11.30/旅

今年の夏休みは沖縄の石垣島へ行きました。
今まで行ったことのある他の離島とは違って石垣島は結構大きな島で、島を1周するのに車で3~4時間くらいはかかります。既に大規模リゾート開発も行われており、インターコンチネンタル、二期倶楽部の経営するオーベルジュ川平、クラブメッドなどファミリー向けの大規模な滞在施設もあります。現在新しい空港の建設も進んでおり、これが完成すればさらに多くの観光客が訪れる島になるでしょう。中心部にはマクドナルドや大きなスーパーもあり、本土の地方都市とあまり変わりはありません。そんな石垣島で有名なのはやっぱり日本でもっとも美しいと言われる川平湾、そして最近話題のラー油でしょうか。

沖縄にいる間、石垣島の歴史について調べていましたが、その中で戦争マラリアのことを知りました。第二次世界大戦中、山下という人物が教師を装い、偽名を使って石垣島にやってきますが、しばらくすると陸軍軍曹の身分を明かし、アメリカ軍上陸の危険性がほとんどないにも関わらず、住民をマラリア発生地区に強制的に疎開させ、人口の三分の一を病死させたという出来事です。住民を全員疎開させた後に残った家畜や食料を陸軍に献上することが目的だったと言われています。軍は疎開前、事前にマラリア発生地区を調査して把握しており、そこへ住民を意図的に疎開させたというのは恐ろしいことです。多くの人が亡くなりましたが、結局アメリカ軍は上陸しませんでした。戦地ではない地域で、同じ日本人によって多くの人が犠牲になったというのは悲しむべき事件だと思います。

スタッフへのお土産には石垣島の手作りジンジャエールを購入しました。1本500円で味は8種類。どれも少し辛いのですが、本島では味わえない独特な味です。通販もしてるようなので興味がある方はぜひ。

沖縄ジンジャエール工房
http://arcoiris.ocnk.net/

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談話室滝沢

松本 知彦 for Private Time/2010.11.30/仕事仕事

東京に長く住んでいる人ならこの喫茶店の名前はご存知かと思います。
1966年創業の老舗喫茶室でしたが、2005年3月末で惜しくも閉店してしまいました。

新宿、池袋、お茶の水などに店舗がありましたが、僕は新宿店別館が好きでした。
新宿駅東口から歩いてすぐのビルの地下と2階に店舗があり、地下が純和風、2階は改装する前の青山墓地近くの青山WESTを思わせる、新幹線ひかり号(間違ってものそみじゃないです)のビュッフェ(懐かしい)のような洋風のインテリアでした。
どちらも床面積が広く、200席以上はあったのではないかと思います。
いつ行っても静かで落ち着いていて、気品漂う空間でした。
雰囲気は同じ喫茶店のルノアールにも似ていますが、統一された美しいインテリアや独特の接客方針など、ルノアールをさらにソフィスケートさせたサロン的空間と言えば想像してもらえるでしょうか。
僕はいつも地下の方を利用していましたが、入り口を入って鯉のいる池(地下なのに!)の飛び石を渡り、抹茶色の絨毯と同じ色で統一されたソファに座って、全員スーツを着たウェイトレスさんの独特の接客を受けると、他では絶対に味わえない何とも言えない気分に浸れました。
テイストは昭和でしたが、創業当時から単に飲み物を提供するのではなく、ラグジュアリーな癒しの時間や空間の提供をコンセプトにしていたのだと思います。

新宿生まれの僕は幼い頃から父に連れられて、新宿で映画を見た帰りなどよく喫茶店に行きました。
純喫茶上高地、今はカラオケボックスになってしまったヨーロッパの古城を思わせる歌舞伎町の喫茶王城、たくさんのレコードがあった名曲喫茶スカラ座、松田優作がよく来ていたミカド、歌声喫茶ともしびなどなど、そのほとんどが今では姿を消しています。
それらと比較しても、談話室滝沢はどこか洒落た独特の魅力を放っていたと感じるのは、インテリアだけでなく、接客やオリジナルのメニュー、価格設定に至るまで他にない独自のフィロソフィーに貫かれていたことが大きな理由だと思います。
閉店の理由にも経営者のフィロソフィーを感じます。
http://nlogn.ath.cx/archives/000430.html

紆余曲折はありましたが、会社で僕からまずブログをはじめることになりました。
はじめるに当たり、どのような内容にしようか考えましたが、堅苦しくなく、砕けもせず、談話室滝沢のようなフィロソフィーに貫かれた空間でおしゃべりするように静かに始めたいと思います。
背広の語源ともなっているロンドンのサヴィルローには、古くからスーツをオーダーするビスポークテイラーという店があります。
ビスポークとはbe spokeをつなげた造語、つまりはテイラーと会話を楽しみながらスーツをオーダーするという意味です。
こんな気持ちで私も自分の店=ブログを始めたいと思います。
とは言え、書くことのほとんどがどうでもいい内容になると思いますので、皆さんちょっとした気分転換で訪れていただければ幸いです。
三日坊主にならぬよう、なるべく続けていけるようにがんばります。
皆さまよろしくお願いします。

松本知彦

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