ガス人間第1号 1960

松本 知彦 for Private Time/2011.04.28/映画映画

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公開当時アメリカで続編が作られたほど世界的に大ヒットした東宝の特撮映画。
名作です.

やはり名作と呼ばれるものは映像だけでなく、ストーリーがしっかり練られていることが大前提。その意味でこの作品も特撮が脇に回り、人間の心理描写に焦点を当てた狂気のラブストーリーが主題となっています。

科学実験の結果ガス人間になってしまった図書館員を土屋嘉男、土屋の悲恋の相手として日本舞踊の家元に八千草薫。事件を追う刑事役に三橋道也が扮しています。
銀行強盗と落ちぶれた家元という意外な組み合わせが、非常に印象的です。
特に八千草薫の尋常ではない美しさが土屋の悲恋にリアリティを与えています。
踊りのシーンが何度も出てくるのですが、八千草薫って宝塚出身なんですね、
知りませんでした。
しかしこの時八千草薫は29歳、本当に綺麗です。

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ラストは、日本舞踊を踊る八千草薫がガス人間とともに劇場もろとも火災に包まれるシーンです。
特撮監督を務める円谷英一は、怪奇大作戦の「呪いの壺」で見せたような実写と模型をうまくつなぎ、火災のクライマックスを盛り上げます。
怪獣映画のように、いかにもそれとわかるチープな特撮ではなく、実にうまい演出です。
見終わった後は、真夏の就寝中、熱にうなされて起きてしまった時のような不思議な感覚に襲われる名作です。

無印良品  ジャー炊飯器

松本 知彦 for Private Time/2011.04.27/ライフスタイルライフスタイル

2002年にグッドデザイン賞を受賞した無印良品の炊飯器です。
デザインは深沢直人。
この頃の無印は社外デザイナーを起用してグッドデザイン戦略を突き進みはじめていました。

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今でこそ社内デザイナーを起用してそのデザイン性が認知されるようになりましたが、無印がこれだけデザイン面で差別化を図ることに成功したのは深沢直人の力が大きいと思います。
2000年に発売されてグッドデザイン賞を受賞した壁掛けCDプレーヤー(深沢直人デザイン)あたりからその戦略ははじまったのではないでしょうか。

この炊飯器、デザインは家電メーカーのそれとは明らかに違います。
当時、多機能を備える家電メーカーに対して、デザイン面に優位性があり、感覚にフィットする商品は見当たりませんでした。
アマダナの前身であるアテハカの炊飯ジャーくらいでしたね。

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まず丸っこくて人懐っこいデザイン、シンプルな機能、わかりやすい操作性、そして平らな蓋部分にしゃもじを置くための突起があったり、デザインのちょっとした工夫が便利でかわいいです。

HIERBAS DE IBIZA(イェルバス デ イビサ)

松本 知彦 for Private Time/2011.04.26/香り香り

1965年にスペインのイビサ島で生まれたブランドです。

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イビサ島は、ヨーロッパ各地から毎年多くのツーリストが押し寄せるリゾート地として有名ですが、泡の出る巨大なクラブや、シリーズでCDが出ている夕陽の美しいカフェ・デル・マーレなどでも知られていますね。
スペインに住む友人のところへ訪問した際、僕もイビサには2回ほどいったことがあります。

そんなイビサの海の塩で作られたのがこのイェルバス デ イビサ バスソルトです。

イビサ島は島全体が1999年にユネスコ世界遺産に指定されました。
そんな世界遺産に指定された地中海の太陽と気候、イビサのイメージが使うたびにバスルーム全体に広がります。
さわやかな柑橘系の香りです。
パフュームドソープとセット使うとさらにグッドです。

原宿 神宮前交差点

松本 知彦 for Private Time/2011.04.26/東京東京

表参道。この通りはシャンゼリゼなどと並び、世界有数のファッションストリートとして知られています。

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僕が大学生の時くらいまでは、原宿駅から明治通りに向かって表参道を歩いていくと、明治通りとの交差点左側の角に原宿セントラルアパートという建物がありました。
原宿の駅前に移転する前のGAPがあった場所です。
交差点の角の1階は当時中華料理屋でした。
セントラルアパートの入り口はラフォーレ原宿の真向かいあたりにあって、入るとすぐ吹き抜けの中庭があり、そこが自然光の入るカフェになっていました。
カフェの隣はダンススタジオで、当時映画Flash danceで有名になったレオタードを着た人たちが踊っているのがカフェから少しだけ見えました。
ここでもよく食事しましたね(カフェドロペのようにおしゃれな場所でした)。
神宮前交差点の記憶、それは交差点の角に建っていた原宿セントラルアパートの地下にあったマーケットです。

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ハナエモリビルの地下にあった小さなアンティークショップ群とも似ていて(これも2010年取壊しになってしまいましたね・・)いろんな店がごちゃごちゃと集まっていて、今思えば上野のアメ横のような場所でした。
1つの店の広さはものすごく狭くて6畳くらいしかなかったように思います。
当時手に入りにくい最先端のグッズを扱っている小さなお店が何十軒も集まっていて、特にロンドンから輸入された(当時最先端と言えば圧倒的にロンドンでした)Tシャツやバッジ、スタッズ付きのライダース、ガーゼシャツなどは他の店では当時あまり見かけませんでした。
DCブームが少しづつ訪れていましたが、それとも明らかに異なるストリートなサブカルチャーを売り物にしたショップが多かったように思います。
音楽も最先端の音楽が流れていました(BGMの装置などなく、店ごとにラジカセでテープを流していました)。
10代の頃、そんな怪しげな地下のマーケットを回るのは本当にワクワクしましたね。

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今東京でマーケットと言えば、土日に開かれるフリマくらいしかありませんが、当時原宿にはJR原宿駅表参道口の改札を出ると目の前に常時開催しているマーケットがありました。
今のGAPのビルがある場所です。
ロンドンを訪れた後で知りましたが、原宿のそれはロンドンのカムデンロックをそのままコピーしたもので、カムデンロックにはじめて行った際には、ここは原宿のコピーなのでは?とも思ったものです。(もちろん原宿がロンドンのコピーです)
規模は全然違いますけど。
原宿に来ると、まず駅前のマーケットを見て、セントラルアパートの地下のマーケットを見て、それからラフォーレの地下を見て、ア・ストア・ロボットかデプト、時には渋谷の文化屋雑貨店まで足を伸ばす、というコースを辿ったのは当時僕だけではないでしょう。
何十回と辿ったお決まりのコースでした。

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ボートハウスのトレーナーに正ちゃん帽を被った人、トップサイダーのデッキシューズにタウチェのデイパックを背負った人、オフショアのトレーナーにローカルモーションのトートバッグを持って髪を脱色したサーファーたち、そして全身古着の人、クリームソーダで決めたローラー、そしてロンドンパンクな人・・・。
全身DCブランドを纏った人たちはもう少しあとになってたくさん出てきますが、恰好を見ればその人がどのグループに属していて何が好きなのか、視覚情報だけで一瞬のうちに判別できる「族」と呼ばれる集団が形成されていました。
聴いている音楽で着る服を決めるという、ファッションが音楽とリンクしていた幸せな時代でしたね。
僕はそうしたグループのいずれにも属しませんでしたが、色々な人が神宮前の交差点ですれ違っていくのをただ眺めていました。

歓迎会&誕生日&お祝い

松本 知彦 for Private Time/2011.04.21/仕事仕事

先日代々木上原のイタリアンレストランで、新しく入ったスタッフの歓迎会&誕生日会&結婚したスタッフのお祝いの会を行いました。
誕生日プレゼントは何にしようか、あれこれ考えましたが、今回はひねりを入れずに直球勝負で行くことにしました。
男子部、女子部、それぞれの分野で熱烈に支持されている誰もが知ってる2大ブランドです。

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まず女子にはJohn masters organics。
オーガニック界(どんな界!)を牽引する代表ブランドとして知らない人はいないでしょう。
今やセレクトショップや洋服屋、家具屋でも見かけるようになりました。
決して安くはないですが、ヘアケア業界に無添加、ナチュラルの市場を作り上げたブランドとして常に多くの女子から支持され、その人気は一向に衰えることがありません。
1991年に誕生したニューヨークのブランドです。

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男子にはサンタマリアノヴェッラです。
ながーい歴史を持つイタリアフィレンツェのブランドで、映画「羊たちの沈黙」でも取り上げられて話題になりましたね。(正確には続編で有名になった)
僕は男子なのでオーガニック界にはあまり興味はありませんが、サンタマリアノヴェッラの製品はここ10年くらい使い続けています。
特にポプリの石鹸は最高です。

結婚したスタッフのお祝いにはバカラのペアグラスを。
お祝いごとにはやっぱりバカラでしょう。

というわけで誕生日のスタッフには、ちょっとしたことで「自分の生活が豊かになる商品」をコンセプトに、2大ブランドをプレゼントしましたが、これ以外にもう1つ、男子部女子部共通で、今自分が気に入っているものを渡しました。
それはまたいずれこのブログで紹介しようと思います。
そして結婚したスタッフには本当に末永く幸せになってもらいたいです。
人生には色々な困難がありますが、自分の選んだ人と一緒ならきっと乗り越えられると思います。
お幸せに。

怪奇大作戦 1969

松本 知彦 for Private Time/2011.04.13/映画映画

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1968年から69年にかけてTBSで放映された連続テレビドラマ。
ウルトラセブンに続いて、円谷プロダクションが制作した作品です。
カテゴリー的には特撮に入りますが、ウルトラシリーズより対象年齢を上げたこともあり、犯罪をテーマにした大人向けのドラマ作りになっています。
これがなかなか深い。
ストーリーにもよりますが、その内容は今見ても古さを感じさせません。

全26話中のベストは実相時昭雄が監督を務めた23話「呪いの壷」、そして24話「京都買います」の2本。
今も多くのクリエイターから名作と絶賛される作品です。
この2本がなければ怪奇大作戦の名前も、膨大な古臭いドラマに埋もれていたことでしょう。
ロケーション、シナリオ、映像、役者、どれを取ってもベストです。
特に岸田森の演技が素晴らしい。
ウルトラシリーズで見せた実相寺監督特有の凝ったカメラワークも随所に見られます。
この映像が超クール!!特撮だけではない円谷プロの人間ドラマ、そこに実相時監督の才能が遺憾なく発揮されています。

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フェルナンド・ソルのギターの音色に合わせて、京都を舞台に現代人の内面の移り変わりを捉えた「京都買います」。
そして人間の情念をテーマに、最後に焼け落ちるお寺の特撮が見せ場となっている「呪いの壷」。
どちらもテレビドラマの最高峰、素晴らしいの一言に尽きます。
今ではこうした作品は絶対に作れないでしょう。
機会があれば是非見てみてください。
僕のおすすめベスト1です。

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Paul Rand / Paul Rand

松本 知彦 for Private Time/2011.04.12/本

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ポール・ランドに関しては色々な書籍が出ていますが、これはほぼすべてを網羅している作品集。
今さら説明は不要だと思いますが、いつ見ても新鮮で、遊び心があって単純明快。
複雑なものを極めて単純な形と色に解釈して見せる手法は、まるでマチスのジャズを見ているようです。
中でも1981年に作られたIBMのロゴは有名ですね。

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ネスプレッソ

松本 知彦 for Private Time/2011.04.11/仕事仕事

このコーヒーメーカーを知ったのはいつ頃だったでしょう。
そんなに昔からあったわけではないような気がします。

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カートリッジタイプのコーヒーまたはエスプレッソの粉をセットしてボタンを押すだけで豊かなテイストが味わえるスグレもの。
20種類のテイストから自分の好みを気分で選べること、ドリッパーを使わないので入れた後のゴミ処理が簡単なこと、操作が非常に簡単でコーヒーが入るまで待ち時間がないことなどなど、メリットはたくさん。
問題はカートリッジが高くて(1杯およそ90円)非経済的な商品だということです。
その分、エクスクルーシヴな時間が味わえる、ということも言えるのですが。

会社のインテリアを変えた際にこのネスプレッソマシンを購入しました。
深沢直人のマッサージチェア同様、スタッフの癒しになればと思っての購入でした。
このマシンの素晴らしさを説明したこともあって、評判は上々。
それはいいのですが、購入した150カーリッジが2週間であっという間になくなってしまいました。。
この先が少し心配です・・・苦笑

Turnbull & Asser シーアイランドコットンパジャマ

松本 知彦 for Private Time/2011.04.06/ファッションファッション

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泣く子も黙る英国王室御用達ブランド、ターンブル&アッサー。
レジナルド・ターンブルとアーネスト・アッサーの2人のシャツ職人によって1885年に創業された、ながーい歴史を持つ老舗ブランドです。
英国首相ウィンストン・チャーチルが愛用していたことでも有名ですが、なんと言っても007でおなじみジェームズ・ボンドのシャツブランドとして知られています。

しかしここのシャツ、今では日本マーケット向けに日本人の体型にあわせた型紙で作られているため、既成シャツは袖が短く、僕の体型には合いません。
国内で開かれるオーダー会でオーダーすることもできますが、5万くらいするのでさすがにそれはできず。。。。

そしてパジャマです。
パジャマや下着類は、1日でもっとも長く肌に触れる商品ですから、ここにこそお金をかけるべきだと以前から思っています。
西インド諸島で栽培される海島綿、シーアイランドコットンで作られたターンブル&アッサーのパジャマは最高です。
ジョン・スメドレーのポロシャツ好きとしてはやっぱりシーアイランドコットンの着心地は他に代えがたいものがあります。

難点は柔らかい繊細な生地ゆえ、劣化が激しいことでしょう。
洗っているとやっぱり襟その他がほころびてきます。
だからこそ素晴らしい着心地を提供できるとも言えるのですが・・・・。
コストに見合うラグジュアリーな体験を手に入れることをよしとするか、意見は分かれるところですね。

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TWIGGY Volume up treatment

松本 知彦 for Private Time/2011.04.05/香り香り

青山にある美容院のツイギーには、かれこれ6年くらい通っています。
以前は西麻布にある一戸建てを改造した店舗でした。

このお店にはあまり男性客はいませんが、僕は息子といつも2人でカットしに行っています。
さてそのツイギーですが、去年シャンプーなどヘアケアシリーズを自社オリジナル商品として発売しました。
スタッフの人(深町さん)に勧められるまま、購入してみましたが、これはなかなかよいですね。

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難点は、、、国産にしてはちと(いやかなり)高額なことです。
でもこのお店の顧客ならきっと買うでしょう。
それだけ製品もよいであろうことが想像される、信頼を得た強いブランディングを持ったサロンだと思います。
発売にもサロン側の自信を感じます。

使っているのは、細くてコシのない髪用のボリュームアップトリートメントです。
そもそも細くてコシがないのか、少なくなってそういう状況なのか・・・(汗)って感じですが、さらっとドライで髪全体がまとまります。

ちなみに今年ユナイテッドアローズ原宿ウィメンズ館にツイギーのサロンができました。ヘアケア製品もそこで購入可能です。

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