7月の誕生日

松本 知彦 for Private Time/2011.07.26/仕事仕事

先週スタッフの誕生日会がありました。
今回誕生日を迎えたのは3名、男子2名と女子1名です。
同時に結婚するスタッフがいるのでそのお祝いも兼ねての会でした。

img今回誕生日を迎えた3人

今回男子にはサンタマリアノヴェッラが、京都の老舗 松栄堂とコラボで制作したお香のセット。
異なる香りが色々楽しめます。
お香の煙は湿気を吸う効果があるので、日本では古くから特に夏場に愛用されてきました。
京都に店を構える松栄堂は300年もの歴史があって、サンタマリアノヴェッラに引けを取りません。
この2つの老舗企業のコラボ商品を見た時は、スゴイなと。
イタリア語と漢字が並列で書かれたパッケージは、かなりインパクトがあります。
それにプラスして前回に引き続き、僕が大好きなサンタマリアのポプリの石鹸。
女子にはジョーマローンのボディローションとバスオイルのセット。
うーん、やっぱりジョーマローン、ラグジュアリーです。

img

img4種類の香りが楽しめる松栄堂とのコラボ商品

そして結婚する女子にはお約束のバカラのペアグラスです。
幸せになってください。
なんだか会社には既婚者が増えてきました。
半分くらいは既婚者かも。
みんなの家庭を、家族を幸せにするには、仕事で幸せになることがまず必要だと強く感じます。
がんばらないとね。

さて今回の誕生日会を最後に、僕主導で会を開くことは終わりにすることにしました。
誕生日会というのはスタッフの慰労会であって、会社はそれをサポートしているに過ぎません。
主旨を考えれば、みんなで企画進行する方がいいと思いました。

時間も関係しています。
今まで、すべてのことは僕中心に動いていました。
会議を開くにも、プレゼンするにも、会社のブランドを作っていくにも、何を行うにもほとんど全面に立って僕が指揮を振っていました。
しかし、もうそろそろまかせても、いや少しまかせられるようになってきたなと最近感じています。
ここまで来るのには色々な苦労があって、たくさんの努力が必要でしたが、まずは仕事から離れたところから、スタッフに少しずつ渡していこうと今は考えています。
そして今度は自分たちで企画したものから結果を出すことを学んで欲しいと思っています。

前回のBBQでもそれを強く感じた次第でした。

img

プラスマイナスゼロ 空気清浄機

松本 知彦 for Private Time/2011.07.26/ライフスタイルライフスタイル

2006年にグッドデザイン賞を受賞している空気清浄機です。
深沢直人のデザインはやっぱり自分の感性に引っかかるものがあります。
他のプロダクト同様にシンプルなデザイン、丸くて優しいフォルム、それでいて少しだけ控えめな主張。
人と同様、アンダーステートメントであることが重要です。
そのコンセプトは、プラスマイナスゼロと言うブランド名にも表れていますね。

img

img

スタッフからリクエストがあって会社で購入しました。
今回、会社の引越が決まったこともあり、さよならすることになりましたが、結構長い間使っていました。
音も静かで仕事の妨げにはならず、インテリアとしても邪魔にならないオブジェのような佇まいでした。
空気清浄機というものをあまり使ったことがないので、機能の比較はできず、効果も自分にはよくわかりません。
でもデザインに購入を決定するに十分な価値があると思いました。
それは人によって異なる感性だとは思いますが、デザインが商品そのものに付加価値を与え、購入の動機付けに成りうるという証明であって、やっぱりモノづくりに従事しているなら、デザインで最大限にできることを目指さなければならないと思います。
だから人の感性や感覚を普段から調査し、探究する気持ちを怠ってはいけないと常日頃思っているのです。

使っていたのは旧型のためリモコンはありませんでしたが、今の機種はリモコン装備で遠隔から操作が可能に改良されています。

引越し1

松本 知彦 for Private Time/2011.07.22/仕事仕事

突然ですが、事務所の引っ越しをすることになりました。
今の事務所が悪いということは決してないのですが、ここへ越して6年近くが経過して、色々考えることも出てきました。

img2005年の日経アーキテクチャーに掲載された最初のオフィス建築プラン

このオフィスを建てた当初、僕には企みがありました。
ユニークなオフィスを建築し、強いコーポレートブランディングを作り上げたい、
自社をモデルにグラフィックと建築、インテリアを融合したトータルなデザインマネジメントを行いたい、というものでした。
いわゆるザ・オフィスではなく、インディペンデントで自由に発想できる環境で働きたいという想いもありましたし、デザインへの投資によって、牽引するイメージを創り上げたいとも考えていました。

img左:事務所の建築模型 右:クラインダイサムの図面

img建築途中の事務所の様子

自社オフィスを建てるという選択は、「いつかは自社ビル建てたるぞぉ」という社長の俺様節では決してなく、その先の会社のこと、仕事のこと、ここで働くスタッフのことを考えての選択でした。
それにより、銀行から融資を引き出さなければいけなかったし、デスクなど身の回りの設備を見直すことも必要だったし、何より多くの貴重な時間を費やさなければなりませんでした。
そして自分のリスクだけが高まりました。

でも僕には自信がありました。
それらを掛けるだけの価値はあると判断していました。
人からデザインを依頼される仕事なら、モノ作りを志すならやるべきだと思っていました。
それは決意表明のようなもの、志への投資でした。

結果は、どうだったでしょうか?
85%くらいは回収できたかな。笑
建物完成後、自費出版で建築に関する書籍も出版しました。
併設して作ったスタジオでは、たくさんのファッション誌(主に女性誌)の撮影が行われました。
そして、建てたオフィスはいくつかのデザイン雑誌にも取り上げられて、ある程度の効果はあったように思います。

でも、、、引越すことにしました。
理由は次回お知らせすることにします。

MAX VERRE

松本 知彦 for Private Time/2011.07.20/ファッションファッション

2001年の創業から話題のイタリアシューズブランドです。
デザイナーのマックス・ヴェッレは1995年にイタリアのシューズブランド、プレミアータを創業し、数多くのラグジュアリーブランドのシューズデザインを手がけたあと、自身のブランド「MAX VERRE」を立ち上げました。

img

トレンドを牽引するシューズデザイナーとしてはもちろんですが、トム・フォードのシューズデザインを手がけていることでも知られています。
トム・フォードの靴はやっぱりラグジュアリーですけど、既製でも20万は下らない商品です・・・。

「MAX VERRE」はそれよりも安い価格で同じ個性的なデザインを手に入れることができます。
この靴もほとんど古着屋で売ってるような昔の靴みたいなデザインです。
イタリア靴ですが、このスリッポンならAldenを履かずとも、今流行のIVYのイタリア的解釈としてイケるのではないでしょうか。
僕は勝手にそうやって履いてます。笑
マッケイのせいか、ちょっと履きにくいのが難点ですね。

img

Craft Design Technology ハサミ

松本 知彦 for Private Time/2011.07.19/文房具文房具

プロダクツデザインはamadanaのデザインで知られるインテンショナリーズの鄭秀和、グラフィックデザインは英国のデザイン誌Wallpaper*を立ち上げたタイラー・ブリュレが担当しています。

img

鄭秀和の手掛けるデザインは個人的にはあまり好きではありません。
しかしSWISS AIRのCIを再構築し、現在MONOCLEの編集長として活躍するタイラー・ブリュレには、以前からかなり注目していました。
出版社の社長であり、編集長であり、戦略プランナーであり、アートディレクターでもあって、そのマルチな才能からは今後も目が離せません。
彼が編集長を務めていた頃のWallpaper*は、ラグジュアリーで本当に素晴らしかった。
毎号ワクワクしました。
彼が参加すると聞いてCraft Design Technologyにもかなり興味を持ちましたが、立ち上げ以降、パッタリとその名前は聞きません。
ブランドロゴを作っただけなのかもしれませんね。

さてCraft Design Technologyでは筆記具は「ぺんてる」、のりは「ヤマト」というように、プロダクト単位で専門メーカーと組んで日本のプロダクツを世界に向けて発表するというコンセプトを持っています。
このハサミも、刃物の産地である岐阜県関市の職人が作ったものです。
右手、左手どちらでも使えるユニバーサルデザイン。
ステンレス製のヘアライン仕上げは高級感があります。
実際に使ってみて、デザインはやっぱりあまり好きではないのですが、機能は優れていると思います。

会社のBBQイベント

松本 知彦 for Private Time/2011.07.13/仕事仕事

先日二子玉川の河原で会社のスタッフとバーベキュー大会を開きました。
バーベキューなんて久ぶりでしたが、結構楽しかった。

imgみんな楽しそうです

今ってバーベキューは有料で、チケットがないと河原にも入れないのですね。
あらかじめ予約して人数分チケットを購入しておく必要があるし、テントや料理器具も事前にレンタルしておく必要があるなんて、はじめて知りました。
(当日、フラッと来ちゃった~なんて言っても参加できません)
なんだか昔と比べると随分管理されている印象。
しかし、その理由はあとでわかりました。

当日は少し曇っていましたが、これくらいでちょうどよかったかも。
これ以上暑かったらみんな熱中症になっていたと思われます。。
バーベキューの炎も熱いし。

でもこういうイベントっていいものですね。
会社の帰りに飲むのと違って、普段のみんなと知り合えてとっても楽しかった。
またぜひやりたいと思いました。
準備するのが大変だったと思いますが、担当スタッフは本当にお疲れ様でした。

しかし周りは大学生?だらけで、たぶん河原で私は最年長・・・。
親子とか大人も集っているとばかり思ったら、まったく想像と違ってました。
若者たちは大騒ぎで、裸になったり、酔いつぶれて倒れ込んだり、ほとんどが大学の新歓コンパ状態。。
若者が大勢で暴れているのを見たのも久しぶりでした。
こう状況を見て管理が必要だと誰かが判断したのかもしれませんね。。。

父親の展覧会の会場で感じたこと

松本 知彦 for Private Time/2011.07.11/私の履歴書私の履歴書

今、恵比寿で開かれている父親の作品展に行ってきました。
とても小さなギャラリーですが、普段並べて見ることができない父親のたくさんの作品が飾られ、ゆっくりとした時間が流れていました。
http://galeriecaprice.blog72.fc2.com/blog-entry-100.html

img

初日と2日目で10枚以上の作品が売れていました。
驚きです。
亡くなってから6年、今も父親の作品を求めてくださる人がいるというのは素晴らしいことです。
本当にありがとうございます。
時間を超えて人の気持ちに訴えるものがある、創作とは本来そういうものですが、この当たり前の事実に当たり前でなく、僕はただただ驚いてしまうのでした。
それが知っている作家ではなく、自分の父親だという事実に驚いてしまうのでした。

img

img

今回、作品の額装、梱包、発送、展示まで、一人で行った母親。
会場で彼女は生き生きとした表情を浮かべていました。
父親の作品を多くの人に見てもらえることは何よりですが、それよりも母親が嬉しそうにしている姿を見ることができて、それだけでも僕はよかったなあと感じています。
作品にまつわるいろんな思い出を思い出して、少し寂しいのかもしれません、1つ1つ作品を倉庫から出して整理する際にも何かを感じたことでしょう。
でも作品展を開催してよかったと母親の顔を見て感じました。
父親の作品を前にして、普段は目に見えない家族の繋がりを少しだけ目に見える形で感じたように思います。

ギャラリーに滞在した時間は長くはありませんでしたが、
それは僕にとって普段決して感じることのない大切な時間でした。

img2008年に出版された松本正彦 切り絵作品集

http://www.dig.co.jp/corporate/book/pub_pubdig.html

父親の展覧会が開かれます

松本 知彦 for Private Time/2011.07.08/私の履歴書私の履歴書

父親が亡くなってから6年になります。
僕にとっては彼は、父親であると同時に、美術の師であり、
人生を教えてくれた大事な先輩でした。

img

そんな父親の展覧会が今回、恵比寿の小さなギャラリーで開催されます。
7月5日の読売新聞にそのお知らせが掲載されていました。
松本正彦は大阪から上京して
さいとうたかをなどと一緒に初期の劇画を作り上げ、
その後は切り絵作家として活動しました。

僕の知っている彼は常に父親であって、
家庭の外で社会とどのような関わりを持ってきたのか、あまり知りません。
誰もが感じることだと思いますが、息子ってそんなものです。

亡くなったあと、父親の知人、友人から
自分の知らない家庭以外の父親の話を聞くと
少しうれしく、また驚きがあるのでした。

今はもう存在しない父親の展覧会、
父親としてではない松本正彦の一面を
また新たに発見したいと思います。

皆さん、もし恵比寿に行く機会があったら覗いてみてください。

img

松本正彦 きりえ作品展
2011年7月9日(土)~17日(日)
10:30~19:00 日曜は17時まで 月曜定休日

ギャルリ カプリス
恵比寿駅西口下車 徒歩3分
渋谷区恵比寿西2-2-5 GOビル2F
03-5458-2725

白山陶器 飯茶碗

松本 知彦 for Private Time/2011.07.08/ライフスタイルライフスタイル

1993年にグッドデザイン賞を受賞している森正洋デザインの名品です。

img通常の茶碗より浅いけど持ちやすいです。

img底には森正洋のサインがあります。

カタチは通常のお茶碗より浅く、直径が15cmあってサイズも一回り大きいです。
そこには森氏のメッセージが込められています。
「平面的で浅いお茶碗は冷めやすいかもしれないが、空調の完備された現在では部屋が寒いということはない。むしろ食べやすく、ごはんを盛っても絵柄が楽しめる、色んな意味で余裕のあるお茶碗が現在には必要だ」
うーむ、なるほど。

imgデザインを選ぶのも楽しいです。

何百種類もの絵柄がありますが、ここにもデザイナーの想いがあります。
「家族みんなが好きな絵柄を選んでたのしめるように」

今までこんなにごはん茶碗が愛おしいと思ったことはありません。
それだけ大事に使おうと感じる大切な食器です。

Gwenael Nicolas PIVOT TOWER

松本 知彦 for Private Time/2011.07.05/インテリアインテリア

グエナエル・ニコラがカッシーナ向けにデザインした収納家具です。
発表当時はシリーズでデスクやサイドテーブルなどもありました。

img

このシリーズはどのプロダクツもすべてキャンティレバーの構造を持っており、引き出しが持ち出し式になっています。
経年劣化で引き出しのジョイント部分が緩んで持ち出し部分が下がってこないのだろうか?とも思いますが、結構しっかりしています。
彼が手がけるインテリアと同様、ミニマルで装飾を削ぎ落としたデザインが魅力です。
今はこのプロダクツ見なくなりましたが、廃番になってしまったのかもしれませんね。
同じカッシーナから出ている彼がデザインしたブーメランチェアは健在ですが。

余談ですが、グエナエル・ニコラの事務所はうちの事務所のすぐ近所にあって、内海智之と共同で作った建築がカッコいいので、できた当初は何度も見にいきました。
地下と1階がオフィス、2・3階が自宅になっていて、各フロアを屋外のスロープでつなぐという変わった建物です。
こうして見ると彼の作るプロダクツと建築が非常に似ていることがわかります。
この建築は住宅地にいきなり出現するので、はじめて見る人はちょっとびっくりかも。

img間接照明がまたニクイ演出になってます。

profile

recent entry

category

archive

saru

ページトップ
表示切替:モバイル版パソコン版