Alberto Meda ROLLING FRAME

松本 知彦 for Private Time/2012.05.31/インテリアインテリア

イタリア人デザイナー、アルベルト・メダがカッシーナ向けにデザインしたアルミフレームの構造を持つ椅子です。
座面、背もたれがメッシュで圧倒的に軽いのが特徴でしょう。

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アルベルト・メダと言えば、1998年にVitra社から発表したオフィスチェア「メダ」がとても有名ですね。
ハーマンミラー社のアーロンチェアと並んで、オフィスチェアのスタンダードとなった椅子です。
このアルベルト・メダという人、アルファロメオで5年間デザイン部長を務めていたんですね。
カーデザインを手掛けていた人が、その後ファニチャーもデザインするというのは、結構よくあるケースなんでしょうか。
先日このブログで紹介したヤカンのデザイナー、リチャード・サパーも以前はメルセデスベンツのデザイナーでしたが。
なんだか意外な気がします。

メダに続いて発表した「メダ2」は、現在もヒットを続けています。
こちらはhhstyle.comで扱っているので、機会があれば座ってみてください。
http://www.hhstyle.com/cgi-bin/omc?port=33311&req=PRODUCT&code=106000201

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このローリングフレームはオフィスでの利用を想定した椅子だと思いますが、座面がとても固くて寛ぐことはできません。
見た目は美しいですが、この椅子に1日中腰かけることは、結構疲れるのではないかと思います。
そういう意味ではミーティングスペースなどに適した椅子なのかもしれませんね。
うちではPC用の椅子として使っています。

ぺんてる サインペン

松本 知彦 for Private Time/2012.05.29/文房具文房具

この赤ペン、誰でも知ってますよね。
知らない人はいないのじゃないでしょうか。
このペンを見ると小学校の時の先生を思い出します。
昔は今と違ってPCもワープロもありませんから、テストは先生の手書き原稿のガリ版印刷でしたけど、その採点はいつもこのペンでした。
なぜかこのペンを持っている生徒は、ほとんどいなかったように思いますけど、なんでだろ?
文房具屋に行けば売っているのに、なぜか赤鉛筆を使っている子供が多かったように思います。
筆箱に入らなかったからかな?
このペン見ると、やっぱり先生、そしてテストを思い出しますね。

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キッコーマンの醤油瓶のように、日本人誰もが持つ原風景のような、ロングセラーの数少ない商品です。
発売は1963年と言いますから、およそ50年前になります。(やっぱり60年代)
そして、なんとこれが世界初の水性サインペンなのです。
それまでは油性のペンしかなかったんですね。

実は「サインペン」とは、このペンを開発したぺんてるが名付けた商品名ですが、それが一般化して今では太めの水性ペンのことを広くサインペンというようになっています。
マジックと同じですね。

発表された当時は思うように売れませんでしたが、アメリカの宇宙飛行士が宇宙船内で使ったことで日本でも認知され、徐々に売れるようになったそうです。
今のイメージとは違って、随分ハイテクなペンだったんですね。

元々は画材屋で、大日本文房具株式会社という社名だったぺんてるは、この水性サインペンだけでなく、1960年には世界初のノック式シャープペンシルを開発するなど、世界の文房具を牽引する企業でした。
やるな、ぺんてる。

Turnbull & Asser  シャツ

松本 知彦 for Private Time/2012.05.25/ファッションファッション

出ました!
泣く子も黙るターンブル&アッサー。
英国製最高級シャツブランドということで、シャツのロールスロイスと言われています。

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このブログにもいつ出そうかと温めていました。
しかし、このブランド名を聞いて、オッと思う人は数少ないでしょう。
今の主流は、圧倒的にイタリア製のシャツですから。
このゴワゴワ感、カッチカチの襟、まぎれもなく英国製です。

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国内で売られているものは、日本人の体形に合わせて日本人向けの型紙で作られたものなので、どうしても腕の長さが短く、今まで買うのを控えていました。
お店で「じゃあ、もう1度着てみてください」と言われて再度試してみると、ギリギリ短くない長さだったので、購入することにしました。

このシャツの話をすると長くなってしまいますが、やはり僕には特別な思い入れがあります。
ジェームズ・ボンドが映画の中で愛用しているシャツなのです。
映画「ロシアより愛をこめて」の中でショーン・コネリー演じるボンドが、アタッシュケースを開けるシーンがありますが、そこにもターンブル&アッサーのシャツが入っているのが見えます。(タグのデザインは映画が封切られた65年当時とほぼ変わってません。)
ボンドが着ているシャツは、ワイドスプレッド(開いている襟型)のターンナップカフと言って、袖の部分が折り返しになっているものです。
カフスはありませんが、袖口をボタン2つで止める仕様で、折り返し部分はラウンドカットで丸くなっています。
ボンドは映画の中でよく袖口を引っ張る仕草を見せますが、これはターンナップした折り返し部分がジャケットの袖に引っかかるからです。

3等分で等間隔にステッチが入った前立て(シャツのフロントにあるボタンが縫われているプリーツ部分)など英国ディテール満載です。
購入したのはボンドと同じターンナップカフではありませんが、トリプルバレルと呼ばれる袖口に3つボタンがついているタイプ。
そもそも袖口にボタンが3つなんて、機能的にはまったく必要ないのですが、これがターンブル&アッサーのシャツの代表的なデザインなのです。

imgカラーステイ(シャツの襟に入ってる芯)にもブランド名が入ってます。しかしカッチカチです。

imgMade in Englandが泣かせるじゃあーりませんか。

しかし、何度か洗っていると少し縮んで、やっぱり袖が短い・・・・
このあいだ英国に行った際に買っておけばよかったんですが、そんな時間もなく。。
本国のECでサイズオーダーができます。
買おうかなあ・・・・

2009年に公開された「007慰めの報酬」で、ボンドが着るシャツはトム・フォードに代わってしまいました。
これは悲しい限りです。
トム・フォードも好きですが、ここは継続して欲しかった。
ターンブル&アッサーのシャツが見られるのは1つ前の「カジノロワイヤル」までです。

1885年に創業した老舗ブランド。
英国王室御用達として、現在もチャールズ皇太子のワラントを獲得しています。

柳宗理 ボウル/パンチングストレーナー

松本 知彦 for Private Time/2012.05.24/ライフスタイルライフスタイル

先日、惜しくも亡くなってしまった柳宗理のステンレス製ボウルとパンチングストレーナーのセットです。
料理専門家や主婦たちの意見に基づいて長い研究から生まれた製品だけあって、使いやすいと評判です。
と書きながらも、僕は使う機会は少ないのでそんなに実感ないのですけど。笑
あくまでグッドデザイン賞を受賞している優れたデザイン性が購入動機になっています。

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ステンレスボウルには13m、16cm、19cm、23cm、27cmの5つのサイズがあります。
パンチングストレーナーは、16cm、19cm、23cm、27cmの4種類。
一番小さい13cmのボウル用のパンチングストレーナーはありませんが、それ以外はすべて組み合わせて使える仕様になっています。
収納時も入れ子にできるので、スペースを取りません。

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サラダをドレッシングと混ぜる時、餃子やハンバーグの具をこねる時、ホットケーキやお好み焼きをかきまぜる時、などなど用途はたくさんあります。
どちらかというと裏方の料理器具ですが、艶消しのステンレスがとてもモダンなこのボウルは、食卓にそのまま置いていても美しい逸品です。
値段がそんなに高くないことも魅力ですね。
この金額で名品を手に入れることができて、実用的に日常使い倒せる、まさに理想の商品です。
だからグッドデザインなのでしょうけれど、デザインとはそうあるべきだと思います。

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叙々苑 神泉 

松本 知彦 for Private Time/2012.05.22/食べる食べる

松本家は、誕生日などのイベントがあると焼き肉を食べるという習慣があります。
そんな時、大抵いつも行くのはこのお店です。
目の前に駐車場があるから便利という理由も大きいです。

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この店の並びには、あの市川海老蔵の家があります。
店で彼を見かけたこともありますが、ホントにご近所。
事件の時は、店のすぐ近くで取材陣がワイワイ。
こないだは広末涼子が来てました。
芸能人って焼き肉好きなのでしょうか?? 
かなりの確率で遭遇するのですが。

この叙々苑は、最近改装してエントランスの位置が変わりました。
以前は店に入るための入口と、エレベーターに乗るための入口が分かれていました。
上階が個室の座敷になっていること、入口が2つあるので出入りの際人目につきにくいこと、駅から遠くて少し不便なこと。
これらの条件が芸能人には都合がよいのかもしれませんね。

img叙々苑ワカメサラダが大好きです。おいしいですよね

すぐ近くに、代官山蔦谷ができたので、以前と比べると少し混んでいるかも。
それもあってエントランスの工事をしたのかなあ。
環境が変わったので、芸能人はもう来ないかもしれませんね。
まあ、会いに行っているわけではないので、どちらでもいいんですが。

Ken Miki Selected Works 1994-2002 / 三木健

松本 知彦 for Private Time/2012.05.18/本

三木健が自分の仕事の中から、いくつかのプロジェクトを自身でピックアップして紹介している作品集。
この人は個人的に大好きです。
大阪を拠点にしていて東京に出て来ないスタンスも好きです。
今は大阪芸大の教授です。

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IBMジャパンのブランディングの仕事などは、本当に惚れてしまいますね。
バウマン&バウマンの仕事に接近しています。
GGGブックスのシリーズでは、平野敬子と一緒に収録されていましたが、一緒に見ているとアプローチは違っても三木健の仕事は平野敬子と共通する部分があるなあと感じました。
平野敬子も好きです。

Seletti SI-TIME/砂時計30分

松本 知彦 for Private Time/2012.05.17/インテリアインテリア

子供の時に好きだった砂時計。
大人になっても、リビングのインテリアとして使っています。
置いておくだけで、とてもスタイリッシュ。

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フレームがなく、ガラスだけで作られた美しいフォルム。
黒い砂のように見えるものは、粒子が細かく自然の砂じゃないように見えます。
そのため、落ちる時、音がまったくしません。

細かな黒い砂が、ガラスの小さい穴からゆっくり落ちていく様子は、見ていても飽きません。
すべて下に落ちるまで、30分かかります。
ボトルに入った数字のフォントがかわいいですね。

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セレッティ社は1964年創業のイタリアのブランド。
同じシリーズで、1時間のものもあります。
そっちは、白い砂でガラスのボトルの高さが40センチくらい。
大きいです。

ガラスなので取り扱いは要注意。
うちのは風の侵入によって、先日割れてしまいました。
掲載している写真は在りし日の砂時計です。悲

Booker T & the MG's/green onions

松本 知彦 for Private Time/2012.05.14/音楽音楽

オルガンと言えば、やっぱりハズせないこのバンド。
アメリカのインストバンドなのですが、イギリスのModsに受け入れられて、green onions がMods classicとなったのはなぜでしょう?

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ほとんどの曲は、単純なリフの繰り返しでチープな音と言ってしまえばそれまでですが、他のバンドには絶対に出せない味があります。
メンフィスソウルの基礎を築いたスタックスレコード専属のスタジオバンドとして、オーティス・レディングのバックも務めました。
オーティスの代表曲、ドックオブベイはこのバンドのギタリストが作曲した曲です。
MG'sの意味は、メンフィスグルーブの略ですからねえ、スゴイバンド名です。

高校生の時に見たジョージ・ルーカスの映画「アメリカン・グラフィティ」のカーレースシーンで流れていたgreen onionsがとても印象的で、それが僕とMG'sとの最初の出会いでした。
メンバーが来日して忌野清志郎と一緒に演奏したこともあります。
と書いていたら、MG'sのベースシスト、ドナルド・ダンがブルーノート東京での演奏後、滞在中のホテルで昨日亡くなったというニュースが。。
日本で亡くなってしまうなんて・・・・

演奏もファッションも、演出も、すべてカッコいいです。
中でもベースのドナルド・ダンの動きがすごくカッコいい!
本当に残念です。

40代のブログが熱い 2

松本 知彦 for Private Time/2012.05.11/仕事仕事


さて昨日に続いて、ブログについて話したいと思います。
SNSの出現により、誰もがより簡単に自由に情報を発信できるようになりました。
これにより、どうでもいい情報も日々流れまくっているわけですが、ブログというメディアは、SNSとはちょっと違うと感じています。
それは掲載できる情報量が多いために、文章を書く、コンテンツを作るということを少なからず意識しなければならないからです。
facebookなどとは違って、記事を書く際には、画像の配置や順番、文章の構成や編集、全体の見せ方について考えさせられることになります。
短いながらも、起承転結が必要なのです。
そういう意味ではストーリーの組み立てを考えることが必要で、コンテンツホルダーでないとなかなか書けない媒体だと思います。

そうしたことを実感しつつ、世の中のブログを見てみてみると、40代の人のブログがものすごいのです。
20代のブログって行間を広く取って、絵文字も交えつつ口語で綴られていることが多いですが、内容はライトでfacebookの延長のようなものが主です。
しかし、40代の書く記事は、それとはまったく異なり、多くが自分の人生観まで語る濃い内容になってます。
特に男性のブログは凄まじいですね。

移ろいゆく事象を取り上げるのではなくて、記事には書き手の揺るぎない信念だったり、強いポリシーを感じさせ、文体にもそれが現れてます。
構成や編集を意識するあまり、より深いネタのようなものを書かざるを得ない結果になっているのではないかと推測しているのですが。

僕のPCには2、3人の濃い40代の人のファッションブログがブックマークされていますが、この方たち、自分のファッションコーディネート画像をアップしたり(しかも絶対に顔は出さすに、首から下だけ)、こだわりのお宝を紹介したり、とにかく書いているネタがすごいのです。
単純な「お洋服紹介」「好きなモノ紹介」ではなく、強いこだわりに貫かれたうんちくが書かれていて、一分の隙もありません。
個人の主観、育った環境、若いころの経験に裏付けられた深い考察を交えた、それはそれは、偏っていながらも深い深い、めくるめくおじさまワールドが展開されているのです。
ジャズやワイン好きな人の話を聞いているのとちょっと似ています。
共通してそこにあるのはクラシック回帰ですね。

貫かれているのは、○○でなければならない、というこだわりです。
自分の得意分野には誰にも譲れない自分なりの尺度や信念がある、ということですね。
今日は晴れてて気分がいいから衝動で買っちゃったー可愛いでしょ、みたいなライトなノリは微塵もないのです(ちょっと怖いです)
決して悪いことじゃないですけどね、もうちょっと第3者視点も入れたら素敵なおじさまになれるのになあ、と勝手に思ったりしています。笑
僕がそれを実現できているかは別問題ですよ、あくまで。汗

SNSが気持ちのつながりを求めて、どちらかというとホッとするネタをみんなで共有しあうのに対して、おじさまたちのブログはぬるい情報は排して、独自な路線を突き進んでいます。
でも同じ信念を拠り所としている人たちには響くようで、オタクとも言えるこうしたブログも盛り上がってはいるのですが。
社会的な成功を背景にした特権階級のようなネタの連発で、そこに集まる人も独自の価値観を持った人たちです。
でも僕もそうしたブログを見て勉強したりしています。
かなりの頻度で記事をアップするモチベーション、わかる人にだけわかればよいという、読み手を絞り込んだその内容。
背景に見え隠れするその人のナルシシズム。

何が言いたいかというと、僕のように義務感に駆られて仕事として記事を書いているのとは違って、人にうんちくを語りたくて次から次へ溢れるように情報を発信している人のパワーはすごいなあと言うことです。
そうした情報の発信の仕方をするようになるのが、たぶん40代からなのでしょう。
40代のブログの多くは自分節、自分発信型です。
そんなことは個人の密やかな楽しみとしておけばいいじゃんとも思いますが、我慢できないのもまた40代なのでしょう。
恐るべし40代、いやあ本当に恐れ入ります。

でもこういう人、女子には全然モテなさそうですけどね 笑
一言余計でしたね。失礼しました。

40代のブログが熱い 1

松本 知彦 for Private Time/2012.05.10/仕事仕事

ブログを1度はじめると、会社と同じでなかなか止められません・・・
やみつきになるという意味ではなく、スタートする時は簡単なのですが、一度スタートしてしまうと止める時には勇気と決断が必要ということです。
当然記事を書くには土日も使うし、プライベートな時間であっても何か見つけると、ブログにしなきゃ、などと考えてしまって、自分がどんどん縛られていくのを実感しています。
僕は仕事として文章を書いていますが、プライベートとしてブログをやる気にはとてもなれませんね。

Facebookのように、日常で目についたライトなものをサラッと取り上げたり、他サイトからのシェアネタで、タイムリーな話題を流していればいいのでしょうけれど、プランニングという仕事に就いている都合上、どうしても自分から情報を発信すべき、ストーリーテラーであるべきという意識が働いて、手が抜けず、自分をがんじがらめに縛りつけています。
会社のブランディングのこと、自分が言い出したのだから自分が率先してスタッフの手本となるべきなのではないか、などなどが頭をよぎり・・・・
デジタルメディアの特性である文章を軽く扱って流す感覚に陥ってはならない、という自意識も、それに拍車をかけています。
今日食べたご飯は・・・のようなことは、死んでもしてはいけないと勝手に思い込んでいるわけです。笑

ただのブログにしたくない、してはいけない、という強迫観念からイラストまで描いているので、これがもう大変で大変で・・・・
勤務時間には通常の業務を、そして土日はブログの記事執筆に時間を割いているのです。
(誕生日のスタッフの似顔絵を描くのも土日ですけど、、)
自分で自分を縛りつけているので、こればっかりは仕方ないのですが。
ブランド発信という、、、これは仕事ですからねえ。

一方で他のブログを見てみると、それはそれはすごい世界が・・・

次に続く

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