テラモト ティディドアストッパー

松本 知彦 for Private Time/2012.06.28/ライフスタイルライフスタイル

ドアにつける強力なマグネット式のドアストッパーです。
ドアに穴をあけたりする工事の必要がなく、金属製のドアならどこでもすぐつけられます。
2009年にグッドデザイン賞を受賞。

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ドアを開けておきたい時は、携帯電話のように2つ折りになっているマグネットを足で下に倒すだけ。
床に接触した部分がストッパーの役目を果たします。
これなら両手で荷物を持っている時でも、容易にドアを開けたままにしておくことができます。
閉める時も簡単。
一連の行為を片足だけで行えます。
マンションなどで両手にゴミ袋を持って外へ出る時、お母さんが子供のベビーカーを出す時など、とっても便利。
マグネットをゴムでコーティングしているので、ドアを傷つけることもありません。
もちろん靴にもダメージなし。

置き型のドアストッパーや、ドアと床の間に挟み込むストッパーもありますが、必要な際には手を使わなければならなかったり、足で蹴って移動させなければならず、面倒です。
以前から欲しいと思っていた、おじさんが座っているようなスタルクデザインのドアストッパーも、可愛いいんですけどね。

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難点はマグネットなので、強く蹴ると動いてしまうということでしょうか。
もっと磁石が強力でもいい気がします。
機能的でシンプル、主張しないデザインは、玄関にgoodです。
昭和2年創業のテラモトとアッシュコンセプトがコラボして生まれた商品です。

Detail  シール

松本 知彦 for Private Time/2012.06.26/インテリアインテリア

引越す前の事務所のエントランスです。
今見ると懐かしいですね。

事務所の建物を建てた当初は、入口の扉を開けて入ると、すぐ打ち合わせスペースになっていたのですが、1年くらいして人が増えてきたので、ワークスペースを拡張し、事務所の裏にプレハブを増築して、そこを打ち合わせルームに変更しました。

その結果、共有部分とワークスペースを仕切っていた扉が移動になり、外部から中に入ると、またすぐに扉があるようなレイアウトになってしまいました。
この仕切り扉が真っ白で色気のない引き戸というのが(写真のような)見た目もあまりよろしくなく、圧迫感もあるので、何か工夫はないものかと探していました。

imgガラスの扉を開けて事務所に中に入ったところの写真です。

そこで見つけたのがフランス製のこのシールでした。
このシルエットシリーズには写真のものだけでなく、色々な絵柄があります。
シルエットだけでなく、猫とか不思議なキャラとか、ファンシーからパンクテイストまでいろいろ揃っていました。

カッティングシートがパーツごとにバラバラに入っているので、好きな場所に好きな組み合わせで貼ることができます。
貼るのはこの時、スタッフにまかせました。

写真のものはただのシールではなく、実際にコートがかけられるようフックもついているというおもしろいシールです。
写真ではよくわかりませんけど、ただのシールに見えて、ハンガー部分には本物のコートもかけられるんですよ。
おもしろいでしょう?
ガラスの扉を通して、事務所の外からこのシールが見えるようにしました。
お金をかけなくても、ちょっとした工夫でユニークな空間に見えるものです。

中目黒のディテールというお店で買いましたが、まだ売ってるかなあ。
最近行ってないのでわかりません。
左にはコンランショップで買ったパネル、ヤコブセンの電話も見えますね。
いやあ、懐かしい。

Karl Gerstner / Karl Gerstner

松本 知彦 for Private Time/2012.06.22/本

スイスのタイポグラファー、デザイナーの大御所カール・ゲルストナー。
スイス航空のCIを手掛けたことでも知られる彼の作品集です。

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最近彼がデザインしたスイス航空のCIが、イギリスの富裕層向けライスタイルマガンジンmonocleの編集長として有名なタイラー・ブリュレによって刷新されたのは、記憶に新しいところでしょう。
世界的に知られるフォルクスワーゲンやシェル石油のロゴタイプもカール・ゲルストナーのデザインです。

ヨゼフ・ミューラー・ブロックマンに続く、第2世代のスイス派グラフィックデザイナーとして知られるカール・ゲルストナーですが、エミール・ルーダーの教え子だけあって、作品にもスイス派の特徴であるグリッドシステムが多くみられます。
しかし、これがまた素晴らしくカッコいいんですね。
この本もブロックマン同様、デザイナーのバイブルでしょう。
60年代の粋が詰まってます。
この書籍には、1950年代からの50年の間に発表された代表的な作品が収録されています。

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Dieter Rams ディーター・ラムス2

松本 知彦 for Private Time/2012.06.21/クリエータークリエーター

前回、このブログでも紹介したドイツの家電ブランドBRAUNのプロダクトデザイナーとして知られるディーター・ラムスがデザインした、ヴィッツゥ・ユニバーサル・シェルビング・システムの展覧会が銀座のデザインギャラリーで開かれていたので先週行ってきました。

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imgパネルにはラムスの提唱するグッドデザインの10ヵ条

1950年代に発表された名作レコードプレーヤー「SK 4」もシェルフと一緒に展示されていました。
見る度に溜息が出ちゃいますが、本当に素晴らしいです。
時代を超えて変わらないもの、それこそがラムスのデザインです。
しかしこのシェルフ、欲しいなあ。
本当にカッコいい。

自分が感じるに、ラムスのデザインは余計なものをできるだけ削ぎ落としてソリッドですが、どこか優しいんですね。
機能的かつ合理的な視点でデザインされているように見えますが、それだけではない、というのがポイントです。
それは角の仕上げのちょっとした丸みとか、色とかそういうディティエールに現れています。
それが彼の人格のような気もして、ソリッドなのに人間ぽいという、そこが魅力のように感じます。

こんな展覧会が開催されるなんて、巷ではラムスについて盛り上がっているのでしょうか?
僕自身は以前から相当盛り上がってますけど・・・・笑
それとも販売代理店であるD&Departmentのたくらみかな。
その感は否めませんが。

imgパネルのグラフィックもカッコいいなあ

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60年代に生まれたデザインには実に惹かれます。
ストイックで純粋で、混じり気がないことが魅力でしょう。
それまでのシステムや慣習を乗り越えていこうという気概のようなものも感じます。

このブログを読んだ人の中でシェルフの実物が見たくなった人がいたら、松屋銀座のデザインコレクションに行ってみてください。

さいとうたかをさん

松本 知彦 for Private Time/2012.06.19/私の履歴書私の履歴書

さいとうたかをと言えば、ゴルゴ13で知らない人はいないでしょう。
ゴルゴ13によって、世間一般に「劇画」というジャンルを知らしめた人です。

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僕が生まれる前、僕の父とさいとうさんは同じグループに属していました。
そのグループは「劇画工房」と言って、手塚治虫をメインとするそれまでのマンガとは異なる表現、新しいマンガを目指そうとする大阪の作家8人が集まってできたグループです。
その中心であった父とさいとうさんは、大阪天王寺や東京国分寺のアパートで、一緒に住んで漫画を描いていた時期があります。
父と交流があったことから、さいとうさんは僕が生まれてからも、おみあげを持って何度かうちにきてくれたことを覚えています。

父の納骨の日が近づいてきて、先日さいとうさんの事務所へ参列のお願いに行ってきました。
さいとうプロダクションは中野にあります。
さいとうさんとお会いするのは、僕が父の本を書いた時以来、5年ぶりでした。

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img事務所には等身大のこの人。彼の身長は182センチだそうです。

私は仕事としてこの世界に入ったけれど、他のメンバーは好きなことの延長、芸術と思っていたのではないかと思う。
松本氏もそうだった。
それがグループのメンバーと自分との決定的な違いだ、と話していました。
さいとうさんは名前が少し売れてくると、大阪から実兄を呼んで社長に据え、さいとうプロダクションという会社組織を作ります。
当時、日本にはまだなかった(今なら当たり前の)プロダクションによる分業制をいち早く導入しました。
漫画家には当時、ストーリー、構成(コマ割り)、作画のすべてを一人でこなす才能が求められましたが、さいとうさんは、これを分業して業務ごとに別の人が担当して制作するスタイルを作ります。
「劇画工房」のメンバーは、組織としてまとまってやっていこうとする仲間の集まりでしたが、結局は自分の作家性というものから離れられず、また自分が求めるカタチと相反する分業制も実現できずに解散します。
作家が8人集まった組織なんてうまく行くわけがないとも思いますが、さいとうさんの「あくまで売れるためにビジネスとして、職業としてやっている、自分にはそれ以外何もない」というある意味潔い話は、知らない人にとっては意外に感じるでしょう。
漫画家をアーティストだと思っている人にとっては、非常にギャップのある話だと思います。

img「劇画工房」の8人。前列の一番左が父。真中で眼鏡をかけているのがさいとうさん。

芸術は見て気に入った人だけが購入する後払いのシステム、でも漫画は違う、先にお金を払って内容を判断されるエンターテイメント、好きなものを描いて気にいった人にだけアプローチする趣旨のものではない、という発言にも、ドライな一面を感じます。

話の中には、鋭いマーケティングの視点が随所に出てきて、なるほどなぁと感じました。
こういう人じゃないと世に名前を残すことは難しいのかもしれないとも思いましたね。
父にはまったくない部分です。
真逆と言ってもいいでしょう。
父は表現そのものに重きを置いていました。
本人も言っていたけれど、お金のために作品を描くこと、いえお金そのものにまったくと言っていいほど興味がありませんでした。
さいとうさんは、父はこの職業を選んだのが間違いだったとも言っていましたが・・・苦笑
しかし、さいとうさんの話には、作家(表現)と組織(ビジネス)という相反する要素でチームを作っていくことのむずかしさも出てきて、今の僕には共感できる部分もありました。

50年以上1000本以上の作品を描き続けることは、並大抵のことではありません。
でも、それもビジネスとしてやっているから可能なのだと思います。
かつて同じ屋根の下で一緒に描いていた友人とはいえ、父との考え方の差は歴然でした。

img左側が父、真中がさいとうさん。1958年

僕は父が亡くなった時から、さいとうさんとも父とも違う道を自分自身で探して歩いていかなければならないと感じて、今日に至っています。
自分の道、自分のやり方が見つかったかどうか、それは人生を賭けないとわからないかもしれません。
しかし人生を賭けるにふさわしいお題だとも思っています。

エィス

松本 知彦 for Private Time/2012.06.18/ファッションファッション

インポートのように見えますが、日本のブランドです。
ブランドのロゴデザインが可愛いですね。

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デザイナーの佐々木一視は、以前ニコルのチーフデザイナーでした。
彼が在籍していた頃のニコルを知ってますが、そこからこんなデザインが紡ぎ出されるなんてあんまり想像できません。
僕の知っているニコルはDCブランド全盛の頃でしたからね。
ニコルの松田光弘、ビギの菊池武夫、他にも金子功、大西厚樹などがいて、
世界的に知られる川久保玲、山本耀司、三宅一生以外のブランドでも売れまくっていました。
菊池武夫さんは、最近青いカバーの自叙伝を出しましたね。
70才を過ぎて、まだチャレンジしてるってすごいガッツだなあと思います。

家の近所に、以前ニコルが所有していた自社ビルがありますが、売却されて、今ではベアブリックで知られるメディコム・トイの自社ビルになっています。
時代は流れてますなあ。
ニコルは生まれ変わって、今でもがんばっています。

さてエィスですが、刺繍やピンタックなど、大量生産には向いてない手仕事のディテールが随所に見られ、細かい遊びの要素に心惹かれます。
メンズですが、レディスのディテールを取り入れているのでしょうか。

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セレクトショップでも購入できます。
メンズだけでなく、レディス、子供服も展開しています。

George Nelson ネルソンベンチ

松本 知彦 for Private Time/2012.06.14/インテリアインテリア

今となっては懐かしい、現在の場所に引っ越す前の事務所の写真です。
そこにあるのはアメリカ人デザイナー、ジョージ・ネルソンがデザインしたネルソンベンチ。

img久しぶりに見ると、なんだか素敵な空間じゃないですか。

ジョージ・ネルソンは、1946年から66年までアーロンチェアなどで有名なハーマンミラー社のデザイン部長を務めていました。
そこでイームズ夫妻と多くのプロダクツを発表しています。
イームズの才能を見出した彼の功績は大きいでしょう。
イームズのデザインしたアルミナムグループとか、いつ見てもカッコいいですよね。
座りにくいですけど 笑

ネルソン自身もマシュマロチェア、ココナツチェアなどの名作をデザインしていますが、個人的にはあまりそれらは好きではありません。
思い切り50’sしていて、あまりモダンとは感じられないからです。
壁掛け時計、ネルソンクロックも有名ですが、それもやっぱり50’sしています。

その点、このネルソンベンチは主張がなく、シンプルで好きな家具です。
どこかイサムノグチにも通ずる日本的な要素が感じられたり、余計なものを削ぎ落とした美しさがあるからでしょう。

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同じくネルソンが60年代にデザインした何の変哲もないファブリックのソファがあるのですが、そのデザインも好きです。
以前目黒通りにあるマイスターで、ネルソンのデザインを復刻して売っていましたが、今でも売られているのかなあ。

銀座松屋 デザインコレクション

松本 知彦 for Private Time/2012.06.11/東京東京

本当に大好きな場所です。
銀座松屋の7Fフロアの一角に、世界中の優れたデザインプロダクツだけを集めて販売している場所があります。
日本を代表する25人のデザイナー、建築家、批評家からなる日本デザインコミッティ。
そのメンバーがセレクトした商品を売る店がデザインコレクションです。

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近くにあったら毎日通いたいです。笑
去年、新しくリニューアルしました。
ショップコンセプトは深澤直人、グラフィックは佐藤卓が担当していて、プラスマイナスゼロと同じ深澤佐藤コンビによる内装となっています。

先日このブログでも紹介したBRAUNのデザイナー、ディーター・ラムスがデザインしたシェルフがたくさん使われていますが、そこに間接照明が仕込まれていて、天井からの反射によって商品を見るというちょっと変わった計画です。

シェルフだけでなく、この店のコンセプトには、ラムスが60年代に発表したグッドデザインの10ヵ条がテーマとして使われています。
数多くの優れたアップルの製品をデザインしたジョナサン・アイブも引用している言葉、ちょっと紹介しましょう。

良いデザインは革新的である
良いデザインは製品を実用的にする
良いデザインは美的である
良いデザインは製品を理解しやすくしてくれる
良いデザインは出しゃばらない
良いデザインは誠実である
良いデザインは恒久的である
良いデザインは細部にいたるまで必然性がある
良いデザインは環境にやさしい
良いデザインは最低限のものである

言ってることは極めて普通なんですが、深いです。
深澤直人のデザインするプロダクトにも、本人が発言しているようにラムスから多大な影響が見られます。
プラスマイナスゼロの商品にもラムスとの共通点、感じますよね。

img以前このブログで紹介した白山陶器の湯呑セットも売ってます。

img1970年発表のマルコ・ザヌーゾデザインの量り。カッコいー。

話は逸れますが、
先日うちの女子スタッフとマツモトキヨシについて話をしていた時、女子はみんなドラッグストアが大好きで、目薬とか並んでるのを見るとワクワクすると言ってましたが、男子の自分としては、この感覚がまったくわかりませんでした。
感覚を共有できないのでよくわかりませんが、そういう意味で僕にとってのドラッグストアと言ったら、それはデザインコレクションでしょうね。
いやそれ以上です。
見ていると時間を忘れます。

Brabantia  ダストボックス

松本 知彦 for Private Time/2012.06.07/インテリアインテリア

ブラバンシアは1919年創業のオランダの家庭用品ブランドです。
オランダで作られている商品って、ライフスタイルの分野では家具以外あんまり見かけないですね。
そんなオランダ生まれで歴史あるこのブランド、有名なのは、やっぱり開閉式の金属製ごみ箱でしょう。

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両手が使えないときでも、ゴミ箱のフタを足で開閉できるので便利です。
フタがあるので、当然のことながら匂いが外部に漏れません。
生ゴミなんかにもよいってことです。
フットペダルによって開閉するゴミ箱はブラバンシア社が最初に世に送り出した製品らしいです。
パイオニアなんですね。

imgホントは内側に袋なんて入れない方が綺麗なんですけどね。

スタイリッシュだけれど、主張しすぎないデザイン。
うちにあるのはホワイトですが、白と言っても真っ白ではなく、温かみがあって、インテリアにもよく溶け込みます。
パッと見、金属製には見えないし、そこにゴミ箱があるという主張もありません。
インテリアとマッチするゴミ箱ってあんまりないですよね。

一方シルバーメタリックで、これぞブラバンシア!っていうゴミ箱もたくさん売ってます。
どちらがいいかは、ゴミ箱を置くキッチンのインテリアによると思いますが、オールステンレスのキッチンにメタリックのゴミ箱っていうのも、またカッコいいですね。
シルバーは、病院の診察室で使ってるゴミ箱っていうイメージもありますけど 笑
視覚的なデザインと機能が融合した優秀なごみ箱です。

Santa Maria Novella バスソルト ザクロ

松本 知彦 for Private Time/2012.06.05/香り香り

TV番組、王様のブランチで小林幸子が勧めたら、翌日店頭で完売してしまったという商品です。
小林幸子の発言が消費者にそれだけ影響力を持っていた、という事実にちょっとびっくりです。
サンタマリアノヴェッラを小林幸子が勧めるというも、かなり違和感あるんですが。。
TVに出てたのは騒動の前だったので、今ならそれほど影響力はないかもしれませんね。

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このバスソルト、小石ような硬いつぶがたくさん入っていて、少量手に取って湯船に入れて使用します。
ザクロの香りもよいですが、発汗効果もあるとのこと。
土日にゆっくりお風呂に入るときに使っています。

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でも一番よいのはパッケージでしょうか。
薄い黄色の上質紙が貼られた紙管の天地に、マットな金色のアルミがはめ込まれていて、表彰状を入れる筒のような形状です。
フタの上にはブランド名が金の箔押しで印刷されています。
黄色い紙にネイビーで印刷された商品名のラベルを切るか、はがさないと蓋を開けることができません。
きれいに開けようとすれば、フタに沿って切り込みを入れなければならず、使う前にはそれなりに時間と手間がかかります。
しかし、フタを開けるこの面倒な作業から、この商品を使う行為がはじまっているのです。
ただ便利に使えればよいというのではない、という点がポイントですね。
開けた後も、インテリアとしてバスルームに置いておくだけで美しいパッケージです。

imgパッケージには、かなりお金がかかってます。

imgこの小石を入浴前に一握り湯船に入れて使います。

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