夏休みの自由研究2012 その1

松本 知彦 for Private Time/2012.09.11/私の履歴書私の履歴書

とうとう今年もこの季節がやってまいりました。
夏休みの自由研究課題を学校に提出する季節です。
今まで、2年生の時のワイキキビーチに始まり、竹富島の水牛、バリのアマヌサ、と毎年模型を作ってきましたが、さて今年は何を作るのだろう?
ちなみにこれが去年作ったバリのアマヌサの模型です。

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http://blog.10-1000.jp/cat36/000510.html
5年生のリンタロから提案があったのは、今年の夏休みに行った沖縄、小浜島のシュノーケリングの模型でした。
また難易度高い・・・・

美しかった沖縄の海の中の様子を模型にしたいとのこと。
まあ確かに、小浜島沖でのシュノーケリングはとっても美しくて、大人でも感動します。
子供にとっては本当に心に残る情景だったのでしょう。

彼に色々話を聞いていくと、やりたいことがだんだんわかってきました。
海の中の様子を真横から見た感じを表現したいようです。
珊瑚を作って、そこに彼が実際に海の中で見たファインディングニモでおなじみ、カクレクマノミを配置したいと。
彼のアイデアを聞いて、設計図と手順を書いてあげました。
今までも毎年設計図だけは書いてあげています。
作ることそのものより、綿密な計画こそが重要で、プランがきちんとしていれば半分は完成したようなものだということを彼に毎年教えているのです。
ちょっぴり仕事っぽいですが、これは人生でとっても重要なことです。

imgリンタロのノートに描いた設計図

さて沖縄から帰った翌日、早速東急ハンズへ2人で材料を買いに行って制作スタートです。
まず去年のアマンを作ったときに余ったスチレンボードで、土台を作ります。
そこにイラストレーションボードを貼って色を塗る。
あとは立方体のスチレンボードを削って珊瑚を作ります。

imgスチレンボードでまず土台を作ります。

珊瑚の土台にはスプレーで色を塗ります。
発泡スチロールも色を塗ればそれっぽい雰囲気が出ますから。
そこへスポンジを細かくちぎって接着したり、鉄道模型で利用する木のパーツを貼りつけたりして珊瑚を作りました。
なかなか珊瑚っぽくなりました。
海は本当にこれくらいの深さがあって、珊瑚もこんな感じでした。
いつもは言われてもまったく勉強しないリンタロですが、この一連の仕事は一人で夜遅くまで作ってましたね。
スチレンボードの扱いは毎年使っているので手慣れています。

img背景を塗って、スチレンボードを削って珊瑚の土台を作ります。

img珊瑚の土台にスプレーしたら、スポンジを接着して珊瑚を作ります。

今回は学校がはじまる1週間前に作業を開始しましたから、去年のように始業式の前日に親子2人揃って徹夜なんてことはないでしょう。
と、高を括っていたのですが・・・

その2に続く

松本正彦 追悼展 本日最終日

松本 知彦 for Private Time/2012.09.10/私の履歴書私の履歴書

先週末の土日は、原宿で開かれている父親のギャラリー会場にいました。
母が企画したものですが、その手伝いに少しだけ。

imgギャラリーは原宿駅を降りた目の前にあります。

積雲画廊は、原宿駅の竹下通り口を降りてすぐ目の前、とっても便利な場所にあります。
原宿の駅前なので、人通りもかなり多いのですが、雰囲気は落ちついていて、とてもよいギャラリーでした。

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img展示は切り絵の原画が30点、版画が15点くらい

展示した作品は、今回ほとんどが切り絵の原画作品で、一部がシルクスクリーン。
作品は生前に売れてしまって、手元に残っているものも残り少なく、今回は版画も含めて1点ものばかりを展示します。
もう本人はいませんから、これ以上作品は作れません。
母親は自分の作品を送り出すような心境でしょう。
作品が気に入った方のところへ行くのは本望だと思います。
そのために母親はこの展覧会を企画したのですから。
それが供養になると彼女は言っていました。

img以前から作るのは父、タイトルを考えるのは母、と決まってました。

僕も久しぶりに父親の作品を見ました。
しかしこれを作るのは大変ですね・・・
当たり前ですが、切り絵というのは紙がパーツごとに切り離されていてはいけません。
黒の紙が全部つながっていることが必須条件なのです。
見る側は印象重視で、あまり切り絵の制約について意識して作品を見ませんが、このジャンルは作る過程にはかなりの計画性が必要だと思います。
仕事が細かくて、僕にはとてもできませんね。。。

父がなくなってから1年後、自費で父親の作品集を作りました。
その際に巻末の言葉を自分で書いたのですが、一部をここに引用しますね。
「遠近感を強調した動きのある構図、日常を切り取ったテーマ、ゆったりと流れる時間、決してありがちな風景画に陥らず、そこに人々の温もり、暖かな心を表現している。
漫画家として彼が考案した駒画は、コマを重ねることでそこにドラマや時間を表現しようとした。
彼の作る切り絵もまた1枚の凝った構図の中に人々の心を描くことに注力している。
それは穏やかな性格を持つ彼でなければ作れなかった世界であり、最後まで彼は駒画の作家だったと言えるだろう。」

img「バスが来た」は母親がとても気に入っている作品。切り絵なので黒い紙は全部つながっています。

懐かしい友人、お世話になった方、digを退職したスタッフ、はじめてお目にかかる方、色々な方に来ていただきました。
本当にありがとうございました。
当たり前のことですが、本人がいなくなったあとに残った作品を求める方がいるというのは、僕にとっては本当に驚きです。
自分がこの世からいなくなったあと、自分が生きた痕跡がどれだけこの世に残るだろうか?それによって人々に何かを感じてもらえることなどできるだろうか?
自分の作った作品が自分がいなくなったあとも世に残り、それを見た人が何かを感じるなんて、素晴らしいことだと改めて感じてしまうのです。
自分は何かを残せるだろうか?

展覧会は今日が最終日、5時まで開催されています。
近くに行かれる機会があって、お時間がある方は覗いてみてください。

オリオンビール

松本 知彦 for Private Time/2012.09.07/旅

今年の夏休みは沖縄に行ったので、スタッフへのおみあげはこれにしました。
こいつはおいしい!

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オリオンビールは1957年に沖縄で創業。
当時沖縄はアメリカ軍の統治下にありました。
沖縄の自立と地域経済の繁栄を目的に設立された背景があります。
オリオンビールの名前は一般公募とのことですが、南に見える星座のオリオン座を意味しています。
オリオン座は沖縄のイメージにマッチしていること、星は人々の夢やあこがれを象徴しているというのがネーミングのコンセプト。
なんだかロマンチックなビールですね。

しかし沖縄から20本を東京に持って帰るのは大変。。。
現地から郵送してもらいました。
それにマーブルフーセンガムの沖縄限定シークアワーサー味もつけて、スタッフ全員に渡しました。
みんな、、、これで癒されたかな。

プラスマイナスゼロ 8インチ液晶テレビ

松本 知彦 for Private Time/2012.09.06/ライフスタイルライフスタイル

深澤直人のデザインによる8インチの小型テレビです。
このテレビ、液晶なんですが、ブラウン管のカタチをしています。
昔懐かしいブラウン管は、コロッとしていて優しいカタチ、とは深澤直人談。

img佇まいは、床に転がしたようで可愛いです

テレビチューナーが別になっていて、送信機からモニターへ無線で映像が飛んできます。
家中どこでも持ち運んで映像を楽しめる、というコンセプトなんですね。
キッチンのカウンター、ベッドの上、リビングに寝転がって、などなどアンテナのない場所でも電源さえあれば、どこでも映像を見ることができます。
直線距離で30メートルまで映像が届くらしいので、オフィスなどでも大丈夫でしょう。
外部接続でDVDも見られるみたいです。
このテレビアナログ放送しか対応してないので、デジタルに切り替わる際に見られなくなると思ったら、自動で変換されて今でもきちんとテレビは映ります。
欲を言うと、コンセント接続じゃなく充電によるコードレスで、どこでも持ち運べたらもっといいですね。

imgインターフェイスは画面上部にまとめて配置されています。

プラスマイナスゼロで勉強したことがあるんですが、テレビとかコンポとか技術革新の激しい家電はダメですね。
デザインそのものよりも、機能が優先されてしまうので、いくらデザインが優れていても、デザインより先に機能が古くなってしまうのです。
まるで携帯電話のデザインのようです。
いくらデザインに付加価値があっても、機能が古くなれば誰も買わなくなります。
最善のデザインで最新の機能を持つ商品を、次々マーケットに送り出すのは並大抵のことではないでしょう。
下手をすれば、多くの在庫を抱えてしまうので大手しかできないと思います。
プラスマイナスゼロもそれに気が付いたのか、これ以降、技術が優先される家電のプロダクツは発表しなくなりました。
発表しているのは、トースターや扇風機、どちらかと言えばアナログで、その分野の技術が既に頭打ちになっている商品です。
そうした背景は理解しつつも、新しいことにもチャレンジしてほしいなあと個人的には思います。

img色は白以外に、赤、黒もありました。

JOHN LAWRENCE SULLIVAN

松本 知彦 for Private Time/2012.09.05/ファッションファッション

夏は半ズボンです。
半ズボンにジャケットというコーディネートは毎年流行ると言われてきたものの、まったく流行りませんね 笑
街でそんな恰好してる人、全然見かけません。
ショップの販売員と、雑誌ではたくさん見かけますが。

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半ズボンを履くときは、タイドアップしないといけません。
しかし上にジャケット、下は半ズボンって無理があるんでしょうね、きっと。
僕も何度かやろうとしますが、なかなか機会はないです。
やるならジャケットだけじゃなく、ネクタイまでしたいですけど。
そうするとAC/DC(オーストラリアのロックバンド)のアンガス・ヤングみたいになりかねません・・・笑

さてジョンローレンスサリバンのショートパンツです。
ジョンローレンスサリバンというとインポートのようですが、実は日本のブランド。
友人が設計したショップが、中目黒に2008年にオープンしました。
特徴は、伝統的な英国テーラードをベースにしたモダンなスタイル。
まるでイギリスのブランドのようです。
知らないで、服だけ見たらそう思うと思います。

ジョンローレンスサリバンとは、1950年代に実際に活躍した初代ヘビー級チャンピオン、伝説のボクサーの名前。
ブランド名はここから取られています。
というのも、デザイナーの柳川荒士は、元プロボクサーという異例の肩書きを持つデザイナー。
まるで安藤忠雄のようですね。

img

しかしこの半ズボン、丈が短く、ピチピチでその筋の男子みたいです・・・・汗
ちょっとリゾートにしか履いていけません。
でもイビサ島に履いて行ったら、それはそれでまたその筋の人に・・・笑

パイル地が気持ちいいです。
ブランドにはレディスもあります。

オフィスの家具2

松本 知彦 for Private Time/2012.09.04/仕事仕事

以前の自社オフィスから今のオフィスに引っ越して、ちょうど1年。
今まで使っていた家具が使えないので、愛着のある家具たちとさよならすることになり、、、

深澤直人のマッサージチェア、カッシーナで買ったFlosのシャンデリア、
それらに続き売らなければならなくなったのは、これまた僕の大好きな家具です。

img改装する前の3階に置かれたミーティングセット

imgやはりこのテーブルにはこの椅子なのです。

imgLC7は革張りですが、ソフトで座りやすいです。デザインが秀逸。

LC6のダイニングテーブルとLC7の回転椅子。
言わずと知れた1929年にコルビジェとペリアンが発表した名作家具。
ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションにもなってます。
椅子はリプロダクトですが、テーブルはカッシーナで買いました。
(カッシーナでLC7の椅子は一脚30万以上します。6脚で200万!あり得ないよー・・・)
これも大好きだったなあ。
って今も大好きですけど・・・・・涙
LC6のテーブルは、単体だとどこでもよく見かけますが、コルビジェに敬意を払ってLC7と組み合わせて使うということが、自分的にはものすごく意味あることでした。(椅子はリプロダクトですけどね 汗)

まだスタッフが5人くらいしかいなかった10年くらい前に買ったものです。
このテーブルでモデルの撮影があったり、ご飯を食べたり、とっても思い出深い家具。
デザインは文句なしにカッコいい。
以前片山正道さんのオフィスにお邪魔した際に、このセットを使っているのを見て、なんだか共感持ちました。
彼のオフィスでは、新しい事務所に引越した今でも使ってますね。

ガラスの天板っていうのは、指紋がついたり、傷が目立つのがデメリットでした。
だから打ち合わせの前には、ガラスマイペットで拭かなければならない。
傷が目立つので、途中で1度天板のガラスだけ再度カッシーナにオーダーして新しいモノに取り換えた経緯もあります。

img旅立っていく家具たちに最後のお別れを 涙

img以前の事務所ではこんな風に使っていました。黒とシルバーでクールでしょう?

家具は無事にすべて引き取られていきました。
担当してくれた小野田さん、お疲れさま。
以前のオフィスを去るときに感じたノスタルジーがありますが、新しい3階に期待しましょう。
手元を離れて行った家具を買った当時と今では、気分もまた変わっていますけれど。

しかし、こうして見てみると、ある傾向があることもわかりました。
デザインが好きで買うのだけど、機能的にはイマイチな部分もある。
それでもデザインが最大の購入動機には変わらないということでしょうか。
デザインに惚れるということは、自分にとっては何をおいても一番の購入理由なのです。

オフィスの家具1

松本 知彦 for Private Time/2012.09.03/仕事仕事

このオフィスに越してきて1年が経ちました。
早いものですねえ。
今年の夏は相当に暑かったので、以前のオフィスで働いていたら、また死んでたと思います。
今となっては、汗をダラダラ流しながら、灼熱のオフィスで働いていたのが懐かしい。
逆に外の方が涼しかったりしましたから。笑

このオフィスは3フロアあるのですが(地下は倉庫)、1階は賃貸、2階はうちの事務所が使って、3階は空いたままでした。
当初3階は打ち合わせスペースにする予定で図面まで引いてもらっていたのですが、僕たちが引っ越してきたときは別の会社が使っていて、僕らが引っ越したあと2ヵ月で出て行ったのですが、その後忙しくしていたらあっと言う間に1年が経ってしまいました。
内装なんてやらずに、そのまんまで使い続けるっていう方針もあったかもしれませんが、あまりに味気なく、不動産屋で電話を取る部屋みたいで、そのままの内装で使い続けるのはモノ作りを生業としているオフィスとしてはちょっとなぁと。
タイミングが巡ってきたので、3階の内装に着手することにしました。

しかし・・・・・
以前のオフィスから使っていた家具たちがあり、それはどうしても3階では使えません。
とっても愛おしい家具たちですが、涙を呑んで売ることにしました。
リサイクル業者にまとめて売るのが一番手っ取り早いんですが、今回はヤフオクで売ってみることに。

imgパッと見、マッサージチェアには見えないでしょう?

imgマッサージのパターンは肘掛けにかかったスイッチで

トップバッターはhhstyleで買った深沢直人デザインのマッサージチェア。
うちに限らず、モノ作りに携わる制作プロダクションというのは、どうしても働く時間が長くなってしまいますが、そんな時にはこの椅子に座ってリラックスしてほしいという想いで、スタッフのために購入しました。
でも、スタッフが使っているのは、ほとんど見たことがありませんでしたね・・・涙。
僕は5回くらい使ったかな。

マッサージチェアっていうと、デザイン的にダサいものが多くて、見るからにそれっていう商品ばかりの中、これはシンプルで一見それとは見えないのが選んだ理由です。
深澤直人のデザインは極めてシンプルで直線的、機能は、、、この分野はよくわかりませんけど。

img以前の事務所のエントランスから。シャンデリアは一番奥に吊るさがっています

img白熱灯の光は何ともいえない温かみがあります。

2つ目はシャンデリアです。
以前のオフィスでは、撮影スタジオ部分の6メートルの吹き抜けに吊るしていました。
ジノ・サルファティのデザインで1958年に発表されたモデル2097。
このデザイン大好きでしたねえ。
青山のシボネのエントランスにも吊るしてありますが、見るたびに美しいと感じます。
優しい光で照明としてはあんまり明るくないのですが、電球がやたら高いのです。
購入したカッシーナから毎回取り寄せなければなりませんでしたから、これは面倒でしたね。
燃費はとっても悪かった 笑
でも手放すのは本当に惜しい大好きなライトでした。

次号に続く

img梱包中のシャンデリア。いなくなっちゃうのは悲しいなあ。

imgこの電球が高いのです・・・・そしてよく切れる。

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