LAMY サファリ

松本 知彦 for Private Time/2013.03.26/文房具文房具

ここ最近、文具の仕事をしている関係で、文房具を見る機会が増えました。
その中で、たまたまそういえばこれ持ってるなぁと気が付いた商品があったので紹介します。
ドイツの筆記具ブランド・ラミーの万年筆、サファリです。

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このピンクは2009年の第2弾限定カラー。
第1弾はオレンジでしたが、このあと毎年限定カラーを出すようになりました。
限定色のサファリピンクは、調べてみると、現在では売り切れて手に入らないようですね。
昨年の2012年限定色はライトグリーンでした。
色違いで、これも持ってます。
同じシリーズで油性ボールペンもあります。

img詰め替え用のインクボトルは、ペン先を拭くティッシュと一体化されていて便利。

img非常にスムースな書き心地が特徴ですね

ラミーは1930年にドイツのハイデルベルグで創業した筆記具メーカー。
バウハウスのデザインコンセプトを取り入れるなど、機能とデザインをコンセプトに革新的なデザイン製品を次から次へと提供し続けているブランドです。

このペンの特徴は、なんと言っても書きやすいことに尽きます。
そしてデザイン性も高い。
機能とデザインが絶妙なバランスで結実しているところが素晴らしいです。
デザインが主張しすぎることも、また使い勝手が物足りないこともなく、ズバリのところで製品が成り立っているという、かゆいところに手が届くというか、他社と明らかに差別化された製品だと思います。
これは長年培われてきたラミーの企業姿勢そのものであり、企業のフィロソフィーが製品に如実に現れて差別化につながっている好例でしょう。

こうした考え方は、以前このブログでも紹介した同じドイツ人ディーター・ラムズがデザイナーだったブラウンや深沢直人がデザインを務めるプラスマイナスゼロの思想と共通するものがあります。

imgこちらは深沢直人デザインのラミーのボールペン

imgマニアには夢のようなコラボレーションですね 笑

ラミーのペンのデザインプロジェクトには深澤直人も参加しています。
僕が持っているのは、深澤デザインのオレンジのボールペン。
こちらは珍しい三角形のボディで、クリップ一体型のデザイン。
角の丸いマットな質感は彼らしいデザインですね。

1つのアウトプットが企業の沿革や考え方までを語り、買う側はそれを(言語化できないレベルで)直感で感じ取るという、当たり前のことのようであっても、なかなかできないことだと思います。

KENNETH TURNER LONDON ディフューザー

松本 知彦 for Private Time/2013.03.22/香り香り

出ました!
またしても英国王室御用達ブランド。
ケネス・ターナーです。

img鮮やかなブルーのパッケージ

ケネス・ターナーは、ロンドンで活躍するフラワーアレンジャー。
イギリスにお店があります。
生花を使ったカントリースタイルがメインですが、プリザーブドフラワーの第1人者でもあります。
1996年~2007年までチャールズ皇太子のサプライヤーとして活躍しました。
そうした背景もあって英国王室御用達ブランドの称号を与えられたのだと思います。
最近、ケネス・ターナーから直接指導を受けた日本人が英国以外での唯一のショップとして東京にお店を開きました。

でも僕がこのブランドに目が留まったのは花ではありません。
ディフューザーです。
瓶に入ったフレグランスに木製の棒を入れて徐々に揮発させるモノですね。
この手の商品はイタリア製が多いですが、英国王室の香りを体験してみたくて購入しました。

会社(dig buildingという名称)にはトイレが3つあります。
フロアに1つづつなんですが、オフィスはビルの2階と3階を使っているので2階を女子用、3階を男子用にしています。
そこにケネス・ターナーのディフューザーを置いています。
男子用がブルータンジェリン、女子用がインディアンスパイスの香り。
あれ、逆だったかな?

img香りによって貼られているシールの色が違います。

英国王室御用達の香り・・・・・香りはよいですが、英国な気分に浸れるかというと、あくまで受け手がどれだけ思い込めるか、ですね。笑
パッケージは鮮やかなブルー。
中には空の瓶とフレグランスが入った液体の瓶、木製スティックの3つが入ってます。
いつも思うんですが、この瓶どのディフューザー商品にも最初から入ってるんですが、香りの液体だけ詰め替えができるものって本当に少ないんです。
継続購入の際に、古い瓶を捨てて、また同じ新しい瓶を使うのはいつも抵抗あります。
古い瓶を継続利用して、香りだけ詰め替えられるようにすべきです。
瓶あり/なしを選べて、その分コストを安くするってできないのでしょうかねえ。
詰め替えられる商品も出てはいるのですが、そういうのに限って香りはあんまりよろしくなく、このこと毎回気になってます。

img液体が入っている瓶にはブランド名がプリントされています。

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img移し替える方の瓶には何のプリントもないのでプレーンな花瓶のようです。

さて話が逸れましたが、ケネス・ターナーのディフューザーの瓶はどこにもブランド名表記がありません。
ただのガラスの瓶です 笑
使い終わったら花瓶にできるってコンセプトなのかなあ。
瓶に入れる液体の瓶の方にのみブランド名が印刷されています。
(だからこれだけ単体で売ればいいと思うのですけど。。)
フタを開けて木の棒を入れれば、そのまま使えるという商品とはここが異なりますね。

うちの会社も15周年なのでどこかで今年はパーティをしたいと思います。
その際にトイレは英国王室の香り・・・・?
来ていただける方はその際に嗅いでみてください。笑

SHARP SUITS / Eric Musgrave

松本 知彦 for Private Time/2013.03.21/本

本のタイトルが何といってもシャープスーツですからね。
現在に至るまで年代を追って、英国で生まれたシャープなスーツの歴史がビジュアルで紹介された本です。
冒頭は「2001年宇宙の旅」の衣装デザインを手がけたことでも知られ、ロイヤルワラント(英国王室御用達)の称号を持つサヴィルロウのテーラー、ハーディ・エイミスの言葉からはじまります。
"Men wear a suit because it's the gear of the gentleman the world over." Hardy Amies

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この本に出てくる人がすごい。
俳優ではケーリー・グラント、フランク・シナトラ、スティーブ・マックイン、ショーン・コネリー、ロバート・レッドフォード
ミュージシャンではエルビス・プレスリー、ビートルズ、チャーリー・ワッツ、ボブ・ディラン、ジェームス・ブラウン、ポール・ウェラ、デュランデュラン、デヴィッド・ボウイなどなど。

img60年代のロンドン。髪型、スーツ、思いっ切りモッズです。カッコいい!

img左上がビートルズのスーツを作った伝説のテーラー、トミー・ナッター。ビートルズの黒のスーツがカッコいい。

img60年代にビートルズが着ていた黒のモッズスーツは、70年代に現れるバンド、ジャムのポール・ウェラに(左)

だいたいこの手の本というのは、サヴィルロウを中心に、スーツの歴史を遡るのですが、この本はウィンザー卿などクラシックなものも取り上げつつ(ウィンザー卿は当時決してクラシックではないですが)、それだけに留まらず時代ごとのスーツのデザインの変遷を映画やロックスター、サブカルチャーまで枠を広げて取り上げているのがおもしろいところです。
それらが写真で見られるので飽きません。
ただのクラシック紹介に陥ってないところがこの本の良いところですね。
特にポール・マッカートニーが1966年にビートルズとして来日した際、東京のホテルの部屋でテーラーにオーダーしたスーツを試着している写真などもあってとても興味津々です。
それと60年代の映画オーシャンズイレブン(数年前のジョージ・クルーニー主演の映画はリメイク)の写真、フランク・シナトラ、ディーン・マーティン、サミーデイビスジュニアたちのスーツ姿はカッコいい!

img左からディーン・マーティン、フランク・シナトラ。いやはやカッコいいんですけど。

img60年代のスクリーンから。上からショーン・コネリー、ケーリー・グラント、マイケル・ケイン。たまりませんね。

デザイナーではハーディ・エイミス、トミー・ナッター、トム・フォード、リチャード・ジェイムス、イヴ・サンローラン、ラルフ・ローレン、ジョルジオ・アルマーニなどが写真で出てきます。
特に60年代にビートルズからオーダーを受けてスーツを作っていたトミー・ナッターのページは興味深いですね。
今ロンドンで活躍するテーラー、ティモシー・エベレストは彼の弟子です。
60年代後半~70年代初頭のイギリスのスーツのデザインはちょっとすごいです。
パンツも太いですが、ラペルも相当に広い。

img冒頭に出てきたハーディ・エイミス。すごいラペル幅。世界で初めて男女両方のプレタを手掛けた彼のスタイルは、フェミニンでお洒落。

紳士の国、そしてスーツ発祥の地イギリスで、スーツが常に進化していく様子、それが音楽というフィルターを通して世界に広がったことが実証されていておもしろいです。
モッズファッションで身を固めたビートルズ、ショーン・コネリー扮するモードな007、TVシリーズ・ナポレオンソロでのロバート・ボーンの普通でシックな着こなし、クールの極みケーリー・グラント、僕はやっぱり60年代のスーツが好きですねえ。

FRAY フライのシャツ

松本 知彦 for Private Time/2013.03.19/ファッションファッション

FRAYは1962年、イタリアのボローニャで創業されたシャツのブランドです。

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バルバやボレリのコンサバな感じよりも、FRAYやシャルベの鋭角で洗練された雰囲気が好きですね。
インポートのシャツであっても、現在そのほとんどは国内向けに日本人用の型紙で作られています。
そのため袖丈が本国より短く、自分の身体のサイズには合わないのですが、このシャツは既製品でもギリギリ大丈夫です。(現在はストラスブルゴなどでオーダーもできますけど、)
高番手の糸はシルクのような肌触りで、背に入った2本のダーツがイタリア的で身体にフィット感をもたらします。
マシンメイドの最高峰と言われる理由は、こうした細かなディテールに隠されているのでした。

imgボレリみたいなゆるい感じがしなくてよいです。

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服好きの間では当り前のように知られていることですが、洋服っておもしろいもので、同じイタリアであっても南と北ではまったくテイストが異なるんですね。
ミラノやこのフライのシャツを作っているボローニャなどの北の方は、都会的で洗練されていてどちらかというと作りもカッチリしています。
一方ナポリなどの南部では、スーツでもハンド【手縫い】を多用するスタイル。
柔らかい作りでありながら、ディティエールにも凝っていて全体的にマッチョで野卑な感じ、言い替えるとベタベタな感じもあります。
以前イタリアに行った時に聞きましたが、北の人は南の人のことをかなりバカにしていて、別の国の人のように表現して差別意識を持ってるようですね。(元々は別の国でしたけど)
でも服好き、クラシコ好きの多くの日本人は今もナポリ信仰を続けています。
僕は、、、別にどちらでも何でも構いません。
シャツが好きですが、イタリアのフライを着た翌日に、おフランスのシャルベを着て、その翌日には紳士の国英国製ターンブル&アッサーのシャツを普通に着ています。
それぞれによいところがある。
イタリアンクラシコならクラシコだけという、1つのジャンル一辺倒になることは、どうも性に合わないんですね。

話が逸れましたが、このフライのシャツ。
夏用と冬用で何着か持っていますが、出番は少ないです。
僕は貧乏性なので、気に入らないシャツばかりから先に着て、お気に入りのシャツって逆に出番は少ないです。
普段カジュアルでも、じゃんじゃん着れるようには、どうしてもならないですね。
モノは使い倒した方がいいに決まってるのですが・・・
育った環境と性格でしょうね。

BARBA バルバのシャツ

松本 知彦 for Private Time/2013.03.14/ファッションファッション

1964年に創立されたイタリア・ナポリのシャツブランドです。
創立者はKitonの創始者の甥であるアントニオ・バルバとビットリオ・バルバの兄弟。

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やっぱり肌につけるシャツはイタリア製に限るっていう人が多いのは、着心地、その縫製にあると思います。
スーツ含めすべてに言えることですが、ガッチガチのイギリス製やフランス製なんかよりも柔らかいのが特徴。
その中でバルバというブランドの個人的な印象は、ドレスシャツだけれどもドレスど真ん中ではなく、かと言ってカジュアルでもない、中間的なイメージ。
ドレスなら上には最上級としてボレリ、フライが君臨し、カジュアルならフィナモレ、オリアンがいるせいもあるでしょう。
そしてサルヴァトーレ・ピッコロなんかも最近出てきて、イタリアのシャツでバルバでなければならない理由は見つからなくなりました。
僕も全然最近買わなくなってしまいましたね。
(知らない人にはまったく何を言っているのか不明ですよね・・・すみません。。汗)

imgクラシコ好きな人はナポリ好きですが、ここのシャツが好きっていう人あまりいませんね

それでも、日本でイタリアシャツの初期ブームを牽引した重要なブランドであることには間違いありません。
ドレスシャツど真ん中ではないので、昨今流行のジャケパンスタイルなんかにはピッタリはまるのではないでしょうか。
しかし、このジャケパンスタイルっていう言い方、どうしても馴染めない。
ジャケットパンツスタイルなら、短くしなくてもジャケットスタイルの方がよっぽどいいと思うのですが。
そして流行のジャケパンスタイルを、自ら進んでする気もあまり起きないのですね。
やっぱり男子はスーツがいいです。

Etro エトロのシャツ

松本 知彦 for Private Time/2013.03.12/ファッションファッション

このブランドはバブルの頃に青春を送った人にとっては懐かしいブランドでしょう。
特にコンサバの女子は、ここのペーズリー柄のスカーフやバッグ、たくさん持っていましたね。
僕よりちょっと年上の女子大生のお姉さんたち。

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もちろんエルメスのスカーフを腰に巻いたり、バッグの取っ手に縛っている人もたくさんいましたけど、今ああいう人はどこへ行っちゃったのかなあ。
今も美魔女の君島十和子先生を師匠としてあがめて、美を追求しているのでしょうか。
それとも日々の生活に埋没してお洒落からは遠ざかっちゃっているのかしら。
若い人は知らないと思いますが、エトロやエルメスのスカーフを腰に巻いているJJ読者の女子、80年代には本当にたくさんいたんですよ。
今街で、アグのブーツ履いてる女子より多かったと思います。

img馬の背中に羽根が生えているマークはフェニックスでしょうか??

エトロは1968年にジーモ・エトロが創業。
現在でも家族経営を続けているイタリアらしい数少ないブランドです。
グッチグループやLVMHなど大手のアパレルグループに所属せず、今もファミリーで経営しているのは好感持てますね。
最近、徐々にまたがんばってフロントに出てきました。
僕はここのシャツを時々愛用しています。
袖丈が長くてちょうどよい、色が綺麗、台襟が高いなど、理由は色々。
時々そんな色、誰も着ないだろっていう商品もありますけど、ブランドアイコンが鮮やかな色とペイズリー柄ですからね。
ブランドのDNAとして、そういう商品も重要なのです。

pour vous 代々木上原 

松本 知彦 for Private Time/2013.03.08/食べる食べる

ここ3年くらい代々木上原近辺ではパン戦争が勃発しています。
以前、パン屋といえば古くから駅前商店街にあるフジヤだけでした。
バケットではなく、食パンを売っている普通の町の商店街のパン屋さんです。

imgパリの街角のような佇まい?

一方、おしゃれパン屋としては、少し歩いたところにルヴァンという、これまたその筋では有名な老舗のパン屋があります。
でもこの2店舗だけで、それ以上にパン屋は増えずに20年くらいが過ぎていました。
そこに最初に殴り込みをかけてきたのがこのプーブーです。
商店街にあった古いテーラーが閉店すると、その場所に新しく若者向けのパン屋をオープンさせたのです。
世間で起きたパンブームの到来に乗ってやってきたプーブー。
それはフジヤのパンの売り方とは明らかに異なる、食パンを売らないスタイルのパン屋でした。
(店の名前からして読めませんし・・・・)
プーブーが口火を切った直後に、今ではパンブロガーの間で知られるカタネベーカリーがオープン、そして元リーガロイヤルホテルのシェフが経営するマンマーノ、フレンチレストランでパンを売るアトリエベックなど、こだわりのパン屋が立て続けにオープンするのです。
新しくなった駅ビルにはチェーン店ですが、リトルマーメード、サンマルクカフェができました。(スタバもできて、そこでサンドイッチは買えるので競合と言えばスタバも)
代々木上原駅近辺で、3年の間になんと6店舗もパン屋がオープンしたことになります。
人々のライフスタイルがこの3年で劇的に変化したのでしょうか・・・?

imgフワフワの揚げパンです。

img個人的に好きなのはダークチェリーとカリカリのマルゲリータパン

さて最初にパン戦争の口火を切ってオープンしたプーブーですが、ここのウリは揚げパンです。
ふっくらとした揚げパンに砂糖がまぶしてあるシンプルで昔ながらのパンですが、内側がふわふわしていて柔らかくおいしい。
ココア味の揚げパンもあります。
経営しているのは、代々木上原に住む30代の夫婦。
奥さんとはお店でよく話をしますが、子供ができてあまり最近お店には立たなくなりました。
軌道に乗っているようです。

こういう現象、他の駅周辺でも起きているのかなあ。
カフェブームが昔ながらの喫茶店を閉店に追い込んでしまったように、新しいスタイルのパン屋がスタンダードになっていくのでしょうか?
でもフジヤにはフジヤの良さがあって、僕はどちらも好きです。

imgホントに店の名前、読めません。

FUTURE CURATION / 三越伊勢丹

松本 知彦 for Private Time/2013.03.06/本

もう、この本見ましたか?
新宿伊勢丹本館の全面リニューアルをテーマにした美術手帖の別冊です。
なぜに美術手帖??
高校生で美大専門予備校に通っていた頃、僕は美術手帖を愛読していました。
当時書かれていたのは純粋芸術のことが主で、受験生や美大生の本という印象を今でも持っています。
でも最近、アートがブームですから編集方針も変わって、読者も変わったことでしょう。
さてそんな美術手帖別冊です。

img表1は墨と箔押し。

img赤い糸でかがってあって、本は180度まで開けます。これはいいね。

なんつったってフューチャー キュレーションですよ、あ~た。
フューチャーをキュレーションしちゃうんですから(まんまですけど 笑)
ファッションとアートをいかに"フュージョン(融合)"し、情報やモノを"キュレーティング(独自編集)"していくかを提示する新たな未来に向けたビジュアルガイドブック・・・らしいです。
登場する人物がすごい。
篠山紀信、名和晃平、坂本龍一、山本耀司、インテリアデザインを担当した丹下憲孝や森田恭通の対談などなど。
本当に気合入ってます。
失敗は許されないですね、これは。
リモデルに100億円を投資してるんだから(そんなに使うならビル自体建て替えられるんじゃないかと思うんだけど)、気合入れなきゃいけませんよ、そりゃ。

img篠山紀信先生による現代美術家、名和晃平とのコラボ写真。

img本文組みは和英併記になっていて、文字がノドを横断するレイアウト。読みにくいというか読まないね。

img唯一対談ページは、普通の組みになってます。丹下健三先生の息子と大地真央の旦那対談。

img新宿伊勢丹の前でファッションの撮影しているのがちょっとおもしろいです。

海外展開を意識してか、全頁バイリンガルで作られています。
装丁は中島英樹。
糸かがり綴じの製本が目を引きます。
しかし中面は読みずらい、、コンセプトがアートだからしょうか。。
これはこれでいいんでしょうね、きっと。
アート×ファッション=キュレーションということで、伊勢丹側がアートのガイドブックである美術手帖を出版している美術出版社に持ち込んだのだと勝手に推察します。
よくあるケースですが、たぶん企業側が出資しての自費出版でしょう。
美術手帳は一般の人には知名度は低いだろうけれど、カーサブルータスやVOGUEを選ばなかったのは僕はいい目の付け所だと思います。
商業的にはそりゃVOGUEの方が効果あると思いますけど、コンセプトとしてはこれでいい。
そういえば、今美術出版社の社長をやっている大下君は、以前僕が務めていた企業の同じ部の後輩でしたね。
辞めて家の会社を継いだけれど、元気だろうか。

img表4は、当たり前体操な、伊勢丹チェックになってます。

価格は1,400円。
この本自体はそんなに売れないだろうなあ。
まあ、それが目的ではないのでしょうけど。
しかし気合入ってますよ。
伊勢丹は本日、リモデルグランドオープンです。

無印良品 水性六角ツインペン

松本 知彦 for Private Time/2013.03.05/文房具文房具

無印良品から出ている六角形の水性ペンです。
以前ここでも紹介したスタビロのpoint88ファイバーチップペンから着想を得ていると感じるのは決して気のせいではないと思います。
無印って結構そういう商品が多いんですよね。
パクリとは言わないですけど、アレンジって言えばいいのかな 汗
http://blog.10-1000.jp/cat43/000642.html

imgファミリーマートでも売ってます。

この六角ペンは、2008年にグッドデザイン賞を受賞しています。
出始め当初は、各色単品で販売していましたが、そのうち10色セットで売るようになり、つい最近本体にクリップが付いて、また単色バラ売りするようになりました。
小さいミニサイズも出てます。
ペンの前後で太い筆先と細い筆先、2種類の太さで字が書けます。
そしてキャップは、どちらの後ろにも差し込むことができます。
これは便利ですね。

imgペン先の細い方から見た図

imgこちらは太い方から。

しかし、、、最近なぜクリップ付きにデザインを変更したのか疑問です。
クリップをつけることにより、ノートや手帳の表紙などにペン本体を挿せるようにはなりましたが、デザイン形状は悪くなりました。
ノートに挿せないから不便、というユーザの声があったんでしょうかねぇ。
このペンは、スタビロ同様、正六角形の形状だからよかった気がします。

この六角形という形状。
鉛筆は六角形ですが、いつからそれが鉛筆のスタンダードになったのでしょう?
転がらないように、持ちやすいようにというのが六角形の理由だそうですが、親指、人差し指、中指の3点で支えるために、3の倍数である必要があるとのこと。
知ってました?
この無印の六角ペンも持ちやすく、転がりにくくしているというわけです。
それを知って再度このペンを持ってみると、なるほど3つの面に3本の指がフィットしています。

しかし六角形の形状もそうですが、キャップを飲み込んでも空気が通るように作られていたり、スタビロとの類似性があって、グッドデザイン賞にあんまり納得感はないんですよね。笑
まあ、可愛くて使いやすいことに間違いはないですが。
ただし個人的にはクリップない方がいいと思います。
しついこいですけど・・・

建築ロード3

松本 知彦 for Private Time/2013.03.01/仕事仕事

前回の続きです。
digのオフィスの先には、以前アンダーカバーのデザイナー高橋ジョニオさんが住んでいた60年代に建てられたと思われる、めちゃめちゃカッコいい住宅があったんですが、それも取り壊されてしまいました。
さらに坂を少し上ると、左側には大物芸能人の自宅、そして東海大学と続き、その先にADHが設計した住宅があります。
これもかなりカッコいい建物です。
前面がすべてルーバーになっていて、夜見ると中から灯りが漏れて美しいです。
ADHは渡辺真理、木下庸子先生の2人の建築ユニット。
彼らにも以前、建築家の岸和郎さんの紹介でお会いしたことがあります。
京大→ハーバードという経歴と作品から想像するに、インテリジェンスあふれるクールな人たちだろうと思ってたんですが、意外にフランクな方たちでした。

img全面ルーバーなんですが、夜は漏れる明かりがとてもキレイです。

ちょっと先にはアパレル企業as know asの本社。
以前同じ場所に有馬さんの大きな家があったんですが、それを壊して跡地に建てられた自社ビルです。
住んでいた有馬さんは、あの有馬侯爵と関係がある方だと思うのですが、詳しくはわかりません。
設計は山嵜さんという方で(この方にも仕事でお会いしたことがあります)、代々木公園駅のすぐ近くに事務所があります。

imgかなり、かなり大きい敷地に建っていて、アパレルって儲かるんですね。

その先には、少し古い打ちっ放しのビルがあります。
前述した3人でやっていた頃のワークショップが、80年代に手掛けた建築です。
その中心人物、北山恒先生は今は横浜国立大学院の教授です。
以前、縁があって麻布十番の事務所にお邪魔させていただいたことがあります。
いい方でした。
この建物には今タイ式マッサージの店が入ってます。

img写真だと見えにくいですが、屋上には鉄製のコンテナが乗ってます。

他にもこの通りから小道を10m位横に入ると表参道のLVMHビルと同じくらいに建てられた隈研吾先生設計の住宅、バブル絶頂期に建てられたポストモダンの大御所、高松伸先生の地下深くに潜る商業ビルなどがあります。
どちらも個性あるブッ飛ばした建築です。

img隈研吾設計。全方位ルーバー(笑) 表参道のLVMHビルの手法を個人住宅にも転用?

img高松伸設計。地上ゼロ階、地下4階というバカみたいなコンセプトの建築。まさにバブルです。

そして坂道の終わり、東大宇宙研究所の通りに出たところに、フレッシュネスバーガーがあります。
これがただのフレッシュネスバーガーではありません。
1号店なのです!
以前はバレー教室で使っていた木造の小屋のような建物をそのまま使って、店舗にしたと言います。
今はもうあちこち老朽化が激しく、いつまで営業できるかなという感じもします。

img床には穴があいてます。

imgこのただのセブンイレブンがコアなコンビニなんです。

道の反対側にはセブンイレブン。
先日ここで買い物をしていると、ネイバーフッドのデザイナー滝沢さんが買い物をしている横で、これまた建築家の青木淳先生がコピーと取っておられて、すごいコンビニだなあと思っていたら、友人のマーク・ダイサム先生が入ってきて、どうしたの?と聞いたら、マラソンの途中だとのこと。笑 
ウソみたいですが、3人同時に同じコンビニにいるという、、、
芸能人が集まるのじゃなくて、かなり、かなり偏った人たちが集まるコンビニなのです。。笑
皆さん近所に住んでいるからなんですが、その筋の人なら見ただけで誰だかわかる(一般の人は見ても全然わからない)、そういう人たちが集まるマニアックなコンビニです。
建築ロードの終わりにあるコンビニは、やはり建築コンビニなのでした。
これが3回に渡って連載した記事のオチです。
ショボイオチでスンマセン・・・汗

おまけは青木淳先生の、これまた代々木上原駅前にある住宅建築。
表参道のルイヴィトンでブレイクする前の作品ですが、法的な斜線制限そのままに建物のボリュームを決定しています。
打ちっぱなしに板を貼った仕様で、駅前の景色の中で異彩を放っています。

img代々木上原近辺は本当にアトリエ系建築家の建てた家が多いです。

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