日野皓正ライブ

松本 知彦 for Private Time/2013.09.26/音楽音楽

連休の真ん中、渋谷文化総合センターで行われた日野皓正さんのライブに行ってきました。
このライブ、渋谷区が呼んだもので、日野さんは鳩森小学校、原宿外苑中学校卒業という渋谷区と縁のある方なのでした。
戦後、疎開先から帰ってきて代々木に住んだと言います(そんな年齢だと知ってびっくり)

img70過ぎにはまったく見えませんね。。

img鳩森小学校のPTAから花束が来てました。

日野皓正が大好きというわけではないのですが、母が以前から彼のファンで、チケットを買って一緒に行こうということで、母とリンタロの3人で会場に。
ライブはとてもよかったです。
あまりに良くて、ちょっとびっくりしました。
あんなよいライブ演奏を聞いたのは久しぶりです。
これが1人3000円!渋谷区は偉いなあ。

日野さんはタップダンサーの父親からトランペットを習い、弟の日野元彦と一緒に日野ブラザースとして、米軍のキャンプで演奏をはじめたそうです。
ドリフの長さんもそうですが、この時代、一番音楽的に色々なことを吸収できるのは米軍キャンプで演奏することだったようですね。
長さんの著書「ダメだ、こりゃ」にも米軍キャンプの話が出てきます。
その後ムッシュかまやつの父親が作った日本ジャズ学校でトランペットを習ったあとプロデビュー。
今はNYに住んで活動を続けています。

img母とリンタロがサインをもらっています。

img新しいアルバムにはNever Forget 311という福島の曲があります。

現在はベーシストで次男の日野賢二、DJ hondaと一緒にアルバムを発表したりしてるんですね。
親子で活動なんていいですね。
DJ hondaの名前を聞いたのも久しぶりですが、意外な組み合わせ。
この日のバンドは、それとは違って、別のクインテット(5人編成)でした。
全員20代(ギターだけ31歳)、ビックリです。
高田馬場のイントロという店でスカウトしたと言ってましたが、全員演奏うまかったなあ。。。
20代とは思えないほど相当にうまかった。
日野さん今年71歳だそうで、50歳も下の連中を率いて演奏するなんて素晴らしいことですね。
90分間の演奏はエネルギッシュで、日野さんは本当にパワフルです。
色々な意味ライブ、とってもよかったです。

最後におまけで、GSで知られるブルーコメッツと日野皓正という意外な組み合わせの音源。
当時加山雄三がオーナーだった茅ヶ崎パシフィックホテル(ここ相当シャレオツなホテルだったようです)で行われた1969年のジャズフェスティバルのライブ。
これがカッコいいんだな。

「松本正彦 郷愁のきりえ展」終了しました。

松本 知彦 for Private Time/2013.09.24/私の履歴書私の履歴書

先週末をもってSPACE8で開催していた「松本正彦 郷愁のきりえ展」は無事に終了しました。
お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。

img皆さん、勝手に画像アップしてすんません。。。

普段なかなか会えない懐かしい人にも、この機会にお会いすることができました。
いつもお世話になっている方々にも、貴重な時間を割いてわざわざ足を運んでいただき、本当にありがとうございました。
そして新しい出会いもありました。
たくさんの子供たちが来てくれたことも嬉しかった。

父の作品を見て「優しい」「暖かい」「作家の人柄がそのまま出ている」と言って下さる方が多いです。
確かに父親は静かな人で、とても温和な、ちょっと天然ボケが入っているような人でした。
お金にはまったく興味がなかった。
(だから家族は大変だったのですが・・・)

imgこれも全部切り絵です。黒い紙でつながってます。

準備は久しぶりの母親との2人だけの共同作業で、揉めたり色々ありましたが、でも今はやって本当によかったと思っています。
皆さんには感謝の気持ちで一杯です。

本来一人一人にお会いして直接申し上げなければいけないのですが、この場を借りて御礼を申し上げます。
皆さん、本当にありがとうございました。

SPACE8に小学生がやってきた!

松本 知彦 for Private Time/2013.09.18/私の履歴書私の履歴書

「松本正彦 郷愁の切り絵展」も今日を含め、残すところ3日となりました。
今週20日、金曜日まで開催していますので、皆さんお時間あれば是非お越しください。
今回は切り絵の技法について少し紹介したいと思います。

img展示してある作品の制作行程について説明します。

切り絵表現の基本は、絵柄を表現する黒い紙です。
バラバラに切り離されることなく、1枚の黒い紙を切り抜いて表現します。
当然、目、花、口など顔のパーツもすべてつながっている必要があります。
これが切り絵表現のむずかしいところですね。

1、 まず手描きで、表現したいシーンや構図をラフスケッチで決めていきます。
2、 ラフスケッチをトレーシングペーパーに写し取ります。
3、 トレーシングペーパーの下に黒い紙を敷いて、トレーシングペーパーの上から一緒に切り抜きます。

img

4、 トレーシングペーパーをはずすと黒い紙の出来上がり。
5、 黒い紙の裏側から、パーツごとに切った色の和紙を貼って完成です。

img

imgこちらが完成した作品です。

img父が使っていた彫刻刀です。

父親はこの作業に彫刻刀やピンセットを使っていたようです。
母の話によると、1枚作るのに1ヶ月くらいかけていたそうですから、細かい作業ですね
完成イメージのほとんどは黒い紙によって決まりますから、黒い紙の制作は重要です。

さて、そんな手間のかかる切り絵なのですが、先日リンタロの通う小学校の担任の先生と図工の先生が2人で展示を見に来られました。
展覧会の案内をリンタロが先生方にしたからなのですが、展示を見た先生たちは「図工の時間に生徒たちに是非見せたい。」とおっしゃられ・・・・・
1回あたり約40人の6年生の生徒たちが数回、図工の時間を利用して、SPACE8にやってきました。

img一回あたり1クラス40人くらいがやってきました。先生の話を聞いてます。

一人でも多くの人に見てもらいたい、と思っていた僕たちにとってこれはとても嬉しいことでした。
コメントを求められて、僕も切り絵について生徒たちの前で全員に話しましたが、なんだか教育実習を思い出しましたね(一応高校までの教員資格を持ってます)
あくまで授業の一環なので生徒たちは、切り絵を見た感想を学校に帰ってレポートにまとめるそうです。
どんなことを感じるのでしょうね。

生徒の一人に交じって、みんなと一緒にやってきたリンタロは、ここで与えられた30分に対して、「次は何かやらないの?みんな飽きちゃうよ。」を僕のところへ繰り返し言いに来て、、、心配そうでした 笑
でも最後に先生が「普段みんな飽きちゃうのに、こんなに鑑賞をきちんとできたのは初めてです。作品に力があるからですねえ」と言ってくださって、とても嬉しかったです。

imgみんな何を感じているのかしら。

先生も僕も、この切り絵の作家について、作家と自分の関係、そしてもちろん僕とリンタロの関係についても一切話しませんでした。
別に口止めされていたわけではないのですが。
僕のことをリンタロの父親だと思った生徒は、僕を知っている子だけでしょう。
ほとんどの人がリンタロと僕の関係、そして切り絵作家とリンタロの関係について知らない。

学校に帰って、図工の先生はリンタロにこう言ったそうです。
「リンタロくんのおじいちゃんだから、みんなを連れて行ったわけではないのよ、作品が素晴らしいから、是非みんなに見せたかったというのが理由です。」
よいコメントだなあと思いました。
リンタロと僕、僕と切り絵作家、それは子供たちには関係のないことです。

さて、あと3日しかありませんが、皆さん、近くに立ち寄った際には、ぜひ覗きに来てください。
お待ちしています。

isetan men's 10周年パーティ

松本 知彦 for Private Time/2013.09.17/東京東京

早いもので、伊勢丹メンズ館ができて10年なんですね。
先週、10周年パーティの招待状をいただいたので早速行ってきました。

img中腰なのがニコライ・バーグマン氏本人。

10年の節目ということで、例年とは異なり各フロアでイベントが催されていました。
エントランスには、ニコライ・バーグマンによるフラワーインスタレーション。
僕が行ったときは、本人がアレンジしている最中でした。
その他にもタップダンスのショーなどなど各フロアで趣向を凝らしたイベントが開かれていたようです。
全部は見てないのでわからないですが。

img8階にあるチャーリー・バイのサロン

img今回のイベントで配られた会員カード

個人的に、今回のメインは8階だと思います。
昨年9周年の時には、集英社元プレイボーイ編集長、島地勝彦さんがプロデュースしたサロン・ド・シマジがオープンしましたが、今回も同じフロアになぜか新しいサロンがもう1つ。
サロン・ド・シマジが好評だってことですかねえ。
チャーリー・バイスという謎の人物が開いた会員制のサロンとのこと。
エントランスには扉があり、内側はクローズドな空間になっています。
イベントではオープンにしていましたが、カードを持ってないと扉の中のサロンには入れないそうで、今回の10周年パーティ来場者にはそのカードが配られていました。
「国籍も素性もわからない謎の人物で、もしかすると来店するかもしれません。」
伊勢丹のスタッフ誰に聞いても、全員マニュアル通りの小芝居のような答えでちょっとおかしかったですが、小山薫堂さんがプロデュースする架空の人物によるブランド?
当日、小山さんご本人も見えてました。
8階はレジデンスという名前の通り、伊勢丹が考えるライフスタイルを提示する空間。
情報も商品もあふれる今の東京で、顧客は何を面白いと感じるのか?どうやったらその場所へ行きたくなるのか?伊勢丹メンズ館8階にも試行錯誤があります。
人は商品や情報そのものだけに引き寄せられるってことは、もうないのじゃないですかね。

img以前は写真の右側全部ラルフローレンでした。

しかしこの広い空間、以前はなんだっけな??
そうだ、ラルフローレンでした。
今までの8階は、このラルフローレンだけが旧来の百貨店方式の場所貸しビジネスで、そのスペースだけラルフローレンの世界観で作られた独立ショップになっていて、まったくよいとは思いませんでした。
ラルフローレンは7階に下がり、今回その場所が上記のサロンと時計売場に変わっていました。
売上げは知らないですが、コンセプトとしてはこちらの方がよい。
1階の時計の売場が8階にあがってきたのですが、1階のそのスペースには、既にイヴサンローランのショップがオープンしています。

imgテーブルの上に並んでいるのがギフトカタログです。

さらに、伊勢丹のギフトカタログが登場。
こちらの企画はよいですね。
顧客ニーズをカタチにした、この伊勢丹ギフトカタログの発案者はエライと思います。
僕も毎回、このブログでギフトの話を書いていますが、その購入場所はほとんどが伊勢丹です。
少しエッジの効いた伊勢丹ならではの商品を集めたギフトカタログは、自分で品物を選べない人にとっては絶対的に便利でしょう。
ビジネス的な数字も必ず取れると思います。

img今回のイベントノベルティはブラックウォッチ(伊勢丹チェック)のベアブリックと

img以前香港在住の実業家T氏に送った名入れハンガーのプリント版。太っ腹。

などなど、顔見知りの伊勢丹バイヤーの人にギフトカタログについての説明を聞いていたら・・・・
突然、知らない男性に話しかけられました。
その方の本職はフラワーコーディネーターらしいのですが、今写真集を作っていて是非それに出てくれないか?というお誘いでした。
100人撮影する予定で、先に撮影が終っている人のポートフォリオを見せてもらうと、元VAN現シップス顧問の鈴木さん、信濃屋の白井さん、ユニオンワークスの中川さんなどなどウェルドレッサーの重鎮ばかりなのです。。汗
僕はクラシックではないし・・・・・
どちらかというとコスプレの(ど)クラシックは好きではなく、、、、、
ともお伝えしたのですが、服ではなく人を撮影する主旨だということ、前述のような服飾関係者は全体の3割くらいだけ、既に80人の撮影は終っているけれど、その中でこちらから話しかけてお願いするのは僕の他にもう1人、2人だけだということを話されて、、、お受けすることにしました。
今までもメンズEX、BRIO、古くはメンズクラブの街角スナップなど、街を歩いていたら洋服のことで声をかけられて撮影されたことはあります。
しかし、スタジオできちんとした撮影をしたことはありませんでした。
声をかけられて2日後に、代官山のスタジオで撮影を。
パーマ取れかかっているのに・・・・まいっか。
出版は来年秋だそうです。

人の出会いは何かの縁です。
しかしなあ、そんなこだわりのダンディズムな人ばかりの写真集に僕が出ていいのかなあ。
でも楽しみに待っていることにしましょう。
もちろん書店に並ぶ頃には皆さんにもお知らせしますね。

松本正彦 活版ハガキ

松本 知彦 for Private Time/2013.09.12/私の履歴書私の履歴書

今digの3階SPACE8で「松本正彦 郷愁の切り絵展」を開催しています。
今日はこの展示に合わせて作ったカードを紹介しますね。

img1階のエントランスの壁にサインボードを取りつけました。

今回、展示に合わせて新しく2つのことをしたという話を前回のブログの記事に書きました。
その1つがビルの1階にサインボードを取り付けたこと。
その効果があって近所の人が何人か見えるようになりました。
これは意外でした。
アートに興味がある方は結構いるのですね。
その中に、切り絵作家としてではなく、漫画家としての父の名前を知っていて「この方は、あの松本正彦さんですか?偶然通りかかって・・・」とやって来られた方がいて、これには本当にびっくりしました。
サインボードがなければこんな出会いもなかったでしょう。
誰も知らない父のことを、こんな身近で知っている方がいるなんて驚きです。
人と人の出会いは大切ですね。
1人でも多くの方にお越しいただけたら嬉しいです。

img切り絵を作る行程はかなり大変。仕上げるのに結構時間を要したではずです。

そしてもう1つが活版でハガキを作ったこと。
切り絵というのは、黒い紙に様々な色の紙を貼って仕上げますが、言うまでもなく、黒い紙が表現のベースになっています。
黒い紙はパーツに切り離されることなく、すべてつながっていることが切り絵の前提条件ですが、当然黒い紙だけでも作品として成り立ちます。
父親の作品から黒い紙の部分だけを抜き出して、活版で印刷することを考えました。

活版は、言ってみれば鉛の版画と同じで、多色刷りにはあまり向いていません。
重ねるのは3色くらいが限界ですが、1色で表現する切り絵の表現にはぴったりです。
紙は、手で漉いた耳付きの和紙を福井県から取り寄せました。
耳というのは、機械で断裁していない紙の端っこの不揃いのことです。
手で漉いているので1枚1枚微妙に表情が違います。
そして活版も職人が仕上げるので1枚1枚表情も色も異なります。

img4色のセットです。

img写真ではわかりにくいですが、圧をかけて刷ってもらっているので凸凹です。

img和紙は1枚1枚カタチも厚さも違います。

imgこちらは通常のオフセット印刷

活版印刷の技術と和紙の組み合わせ。
こうした昔ながらの技術の組み合わせが、父親の暖かい作風に合うのではないかと思いました。
それが逆に今新しいと思ったからです。
春夏秋冬で色を変え、4色で刷ってみたところ、アナログの感じが出ていい感じに上がりました。
しかし、和紙も活版も人の手による作業が大部分を占めるために、1枚あたりの制作コストは通常のオフセット印刷より、かなり高くなってしまいました。
現物は展覧会で販売していますので、ぜひ見て触ってみてください。

imgはがきをシートに詰めている母とリンタロ。祖母と孫の共同作業。

ハガキができあがって、1枚1枚シートに詰める作業を、母と僕とリンタロの3人で行いました。
3世代で行う共同作業、こういう時間も普段あまりない貴重な時間ですね。

展覧会は今月の20日まで開催しています。
お時間ある方は是非お越し下さい。

digの業務とセットでイラストを

松本 知彦 for Private Time/2013.09.10/仕事仕事

クライアントからの追加オーダーで、最近またイラストを描きました。
今回のオーダーは鮭を獲っているシーンです。

img鮭を捕獲しているシーンです。アラスカ?かな?

海外で獲れた大きな鮭が日本へ運ばれて、おいしいお寿司のネタになる、というイラストですね。
このクライアント、有名な企業なのですが、こうした企業からのイラストの発注をいただけるなんて嬉しいです。
いつものように土日で描きました。

imgにぎりのサーモンです。

クライアントの皆様、digへの業務依頼だけでなく、松本へのイラスト発注も合わせてお待ちしています 笑
友人の皆様も依頼があれば、描きますよー。

青山 INTERSECT BY LEXUS

松本 知彦 for Private Time/2013.09.09/東京東京

先週、青山に新しくオープンしたレクサスのショールーム「INTERSECT BY LEXUS」の内覧会に行ってきました。
マスコミ関係者へのお披露目の前に開かれた、内々のパーティでしたが、設計を担当した片山正道氏率いるワンダーウォールからご招待いただいたので覗きに行ってまいりました。

img場所は青山のヨックモックの前です。以前デザインワークスがあった所。

この建物は車のショールームとしてだけではなく、レクサスブランドの世界観を訴求して行くコンセプトショップ、ライフスタイル発信ストアとして、今後世界の各都市に同じ施設を作って行く計画とのこと。
その1発目が東京ということです。
インテリアは片山正道氏、サウンドプロデュースは友人のテイトウワ氏が起用されています。
リーマンショック以降、こうしたデザインコンシャスなコンセプトストアって見なくなってしまって、個人的には久しぶりの登場という気がします。

img1階カフェの吹き抜け部分には写真が展示されています。そして吹き抜けには消防法で設置が義務付けられている垂れ壁もインテリアの一部としてデザインに取り込んでいます。逆転の発想。

さて早速中を見てみると、まず1階のエントランスを入ってすぐの場所にはカフェ。
ここは朝からの営業でパンも買えるそうですが、カフェ営業は富ヶ谷の人気カフェ「フグレン」がやってると聞いてびっくり。
ノルウェーからやってきたこのフグレン、その筋ではめちゃめちゃ熱い人気店なんですが、皆さん今を感じたいなら、このレクサスのショールームもそうですが、富ヶ谷のフグレンにも是非行ってみてください。
今まで北欧といえばマニア向けというイメージで、古い民家を改造した店でヴィンテージの北欧家具なんかを扱うフグレンもその1つという認識があるのに、それがマスな富裕層向けのレクサスとコラボっていうのには少しびっくりしました。
コラボの理由は北欧ではなくて、やっぱり世界に2店しかないおいしいコーヒー店というところですかね。
その奥にはどーんと車が展示されています。
ま、車の展示にはまったく興味がないので、スルーですが。

img1階の奥には展示用のコンセプトカーが置かれています。

img上から2階への階段、グッズ販売コーナー。一番下はディータ・ラムスがデザインしたオーディオ。

レクサスのパーツが壁面一杯に展示された階段を登って2階に上がると、そこはレストラン。
ここの内装がやっぱり片山正道だけあって、凝ってます。
ワンダーウォールの設計つながりで、ファニチャーは全部B&B。
相当お金かかってますなあ。
ちなみに階段部分に展示してある白く塗装されたパーツ類は、様々な素材が混在しているために、白く塗装してもマットになったり光ってしまったりで、均一の塗装の質感に仕上げるには苦労したとのこと。
全部トヨタの工場で試行錯誤して塗装してもらったそうです。(そりゃそうですよね)
2階には日本の技を駆使した、レクサスオリジナル商品の販売スペースもありました。
そして僕がお!と思ったのが、以前このブログにも書きましたが、ドイツのデザイナー、ディーター・ラムスのデザインしたブラウンの古いオーディオが展示されてたことですね。
いささかマニアックですが。

img地下のラウンジで美女と語らう片山氏。そしてバーカウンター壁面にはイラスト。

最後に、普段一般の人が入れない地下のラウンジを案内してもらいました。
ここはレクサス会員だけの専用ラウンジだそうです。
カウンターの後ろには、ドイツ在住の日本のアーティストの絵が飾られていましたが、よく見るとこの絵には今後コンセプトストアを展開する予定の世界の各都市が描かれているんです。
バルセロナ、ロンドンなどなど。

そして建物の中で、インテリア的に一番の見せ場がこの地下のラウンジにあります。
トイレです。
これが天井まで全部ミニカーが敷き詰められた空間なのです。
車に囲まれて用を足すという、なんとも非日常な空間。
ミニカーはトヨタじゃないものもありました。
トミカじゃなくてイギリス製です。
写真で見ると、ちょっと昆虫っぽくて気持ち悪いですが、実際にはマニアにはたまらない空間だと思います。

imgちょっと写真だけだと伝わらないかもしれませんが。

建物を出る時に、本とクッキーをいただきました。
この本、本屋で立ち読みして既に知っていましたが、これにもかなりお金がかかってますよね。
ブランディングとはお金がかかるものなのです。
ましてや世界を代表するトヨタなら。
モノを売るストアを世界に展開する日本企業は多くありますが、物販メインではないこうしたコンセプトストアを世界に展開する企業は多くはないでしょう。
ライフスタイルを日本から世界に発信するというのは、日本の成熟した文化や考え方を世界に向けて提示するということにもなります。
それをいかにプレゼンするか、その効果を左右するのはデザインの力によるところが大きいと思います。
オリンピックもそうですね。

デザインで魅せる企業価値、僕たちの仕事もそういう部分にあります。

imgこの本は普通に書店で売られていますね。

最後の夏休み自由研究 2013

松本 知彦 for Private Time/2013.09.04/私の履歴書私の履歴書

またまたやってきました、この季節・・・
以前からこのブログを読んで頂いている方なら察しがつくと思います。
そう、夏休みの自由研究です。。

img夏休み最終日、21時の状態です。ここからスタート。

今まで2回、自由研究のことをこのブログに書いてきました。
去年は沖縄小浜島の海
http://blog.10-1000.jp/cat36/000790.html
一昨年がバリ島のアマンリゾートのコテージ
http://blog.10-1000.jp/cat36/000510.html
一と、今までその年の夏休みに行った場所をテーマに選んできました。

ちなみに3年前は現地から持って帰ってきた砂で作ったオアフ島のビーチでした。
しかし、今年は受験勉強のためどこへも行っておらず、、、箱根の富士屋ホテルには行きましたが、建物が複雑すぎて、作れない。。(別に毎年模型を作らなくてもいいのですが、なぜか本人は模型を作りたがります)

今年はリンタロの小学校最後の自由研究。
毎日の塾通いで、工作に当てられる時間はほんの数日しかありません。
相変わらず本人、ギリギリまで手をつけない。
やっと選んだテーマが、、、、digビルディングでした。
そう、僕が毎日働いているdigのオフィスビルです。
別に僕が提案したわけではなく、本人がこのお題を選びました。

img上が2階、下が3階のミーティングルーム。棚の上にTVが乗ってます。

毎年教えてきたことを守って、今年は設計図を自分で書いて、ある程度パーツを先に作り始めていました。
でも時間がありません。
3日くらい前になって、仕方がないので自分も手伝うと伝えたものの、会社の歓迎会で酔って帰って家ですぐ寝てしまったり、、、コンペの提案書作りで早い時間に帰れなかったり、、、(何時に帰ってくるの?というリンタロからのヘルプメールが何通も届いたのに・・・・)全然手伝えない状態のままで夏休み最終日になってしまいました。
去年はあまり手伝いませんでしたが、今年は最終日にヘルプに入らないと間に合わない状況。
ここからスパートです。
ビルにはフロアが3つあります。
なので屋上含めると床を3枚作らなければならない。
リンタロの計画では、2階(僕が働いているフロア)と3階(SPACE8)の内装も作ることになっていて、既に家具が設置されていました。
そしてリンタロが一人でハンズに行って買ってきた豆電球を2階に仕込むという計画なのです。

img複雑な外階段は手伝いました。でも階段の段はリンタロ作。

外階段の構造が複雑で一番難易度が高いため、ここは僕が手伝いました。
あとはもう流れ作業で。。
時計を見ると3時を回っていて、何度かリンタロに、もうあきらめて先生に言って月曜にしてもらえと言ったのですが(始業式は金曜だったので、提出を月曜にすれば土日に作れる)、まったくあきらめる気配がなく、「絶対にダメだ」とゆずらないのです。
勉強とまったく違って、この集中力、最後まであきらめないこだわりは、いったいどこから来るのでしょうか?
自分も夏休みの工作はがんばりましたが、こんな深夜まで作った記憶はありません。
ま、それも本人の計画性のなさと言ってしまえばそれまでですが、今年は今までと違って塾に時間を取られて、作る時間がほぼなかったという点は、大目にみてあげましょう。
しかし、勉強する時とやる気が本当に違いすぎるこうした彼の姿を見ていると、受験なんかやめて、好きなことをやらせた方がいいと、やはり感じずにはいられませんでしたね。

imgそれぞれの壁を貼り合わせてビルのカタチに。窓には透明の板が入ってます。

img3階の屋根は取り外し可能。2階にはライトがつくようになってます。ちなみに一番上の写真左側の空間はSPACE8。壁に作品がかかってますね。

4時を回り、5時を回り、気がつけば6時に・・・・
当初1階にある駐車場部分も作る予定でしたが、時間切れです。
外観はただの四角い箱なので、見た目は地味な作品になりました。
でもフロアごとにインテリアが作り込まれていたり、電球が仕込まれていたり、何しろフロアの内装をやった時の平面図を参考に、リンタロが壁やフロアを作っているので、スケール感が建築模型っぽくなりました。
地味かもしれないけど、リアリティはあるのじゃないかと思います。

img完成!実際の建物と比べてみましょう。スケールぴったり。

毎年、部分を作ることよりも、全体のプランや行程を決めることが一番重要だと言っているのですが、工作を通して今年も何かを感じてくれたかなあ。
夏休みの自由研究は、普段彼が経験できないことを唯一経験できる大切な時間だと思っています。
自分の好きなことを好きなようにやっていい。
最終ゴールが彼の頭にイメージされていたからこそ、あきらめないと言ったのだと解釈しましょう。
それはとてもいいことだと思っています。
(今の年齢なら)

こうした経験が大人になる途上で、彼の人格形成によい影響を与えればいいですね。
僕も父親から、こうした小さなこだわりによる達成感をアートを通じて教えられました。
小学校のとき僕が父親からしてもらったこと、気が付けばそれを今度は自分がリンタロに無意識にしているのです。
彼がそんなことを感じなかったとしても、大人になってから「しかし、オヤジは翌日会社があるっていうのに、よく6時まで手伝ってくれたよなぁ」と、どっかで思い出して欲しい 笑
最後の自由研究、今年もよくがんばった。
お疲れさん。

img2人で朝焼けを見ました・・・それは特別な時間。そしてリンタロは2時間後に登校・・・・・汗

父親の展覧会 始まりました

松本 知彦 for Private Time/2013.09.02/私の履歴書私の履歴書

今日からdigの3階にあるSPACE8で「松本正彦 郷愁の切り絵展」がはじまりました。
毎週、土日に母親と2人でこの展覧会の準備を進めてきました。
工事の関係で、まだ一部準備が間に合ってないのですが、どうにか絵は飾ることができました。

img

img展示している会場の様子

前回このブログにも書きましたが、今まで父の作品を購入してくださった方から一部作品をお借りして、切り絵作家としての活動の全貌を振り返るような展示内容にしています。
もちろん、スペースの関係で作品すべてを展示することはできませんが、今までの展覧会を企画運営してきた母親が展示する作品をセレクトしており、ベストセレクション的な展示内容になっています。
購入された方から作品をお借りして集めたこのような企画は、これが最後かもしれません。

猫、花、風景、人、そして現代的な少女、今まで作品には色々なテーマがありました。
その中でもやはり多いのは風景で、今回も風景がメインの展示となっています。
心の原風景とも言える日本の四季が描かれた作品を集めてみました。
風景の中に描かれた人にはなぜか、父親が出てきません。
その理由は僕も聞いたことがありませんが、幼くして父親を亡くした父にとって、その情景を描くことはむずかしかったのかもしれませんね。

img色々な切り絵の作品があるのですが、風景をメインに集めました。

この展覧会を開くにあたり、新しいことを2つしています。
1つは、活版で新しくハガキを作ったこと。
こちらについてはまた後日、このブログで詳しく紹介したいと思います。
2つめは、ビルのエントランスに展示内容を知らせるサインボードを取り付けたこと。
このビルの前の通りは、結構人通りが多いので告知した方がよいかもしれないということ、そして駅から1分とはいえ、訪れた方にわかりやすいようにということで。

さてそんなわけで、展覧会は本日から20日まで休みなしで開催します。
僕は打ち合わせがない時は、2階のオフィスにおりますが、それ以外、休みの日はできるだけ、会場にいたいと思っています。
土日もやっておりますので、皆さんお時間ありましたら、何かのついでにぜひ一度覗きにきてください。

img打ちっぱなしのビルのサインが目印です。

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