インタビューを受けました

松本 知彦 for Private Time/2014.02.28/仕事仕事

そういえば、、、このブログに書くのが随分遅くなっちゃったのですが、去年インタビューを受けました。
自分の働き方や仕事に対する姿勢、それに関連する質問を受けて僕が答えるという形式のインタビューでした。
その内容は「はたらくじん」というサイトに掲載されています。
↓↓時間がある時に読んでみてください。
http://hatarakujin.com/your_works/043/

imgはたらくじんのサイトです

前回インタビューを受けたのは、僕が卒業した大学が発行する冊子の取材を受けた時。
内容はどちらも仕事に関してなので、弱冠重複している部分もありますが、今回の方が長い時間しゃべったような気がします。
↓前回の記事はこちら
http://blog.10-1000.jp/cat36/000617.html

思えば、前回のインタビューから2年しか経ってないのだけど、その間にも気持ちは徐々に変化していることを自分で感じています。
これを成長と言うのか、何と言うのかわかりません。
でも気持ちは明らかに変化していて、自分の変化に気がつくことができるという点で、取材を受けることに意味はあるんだなあと感じました。
普段感じていることを口に出す、他人に話す機会って、僕はほとんどありません。
でも口にするとしないのでは、気持ちがまったく違うということも学びました。
極力感じていることは口に出した方がいいですね。
整理ができる。
それに普段自分で自覚していない無意識レベルのことについて質問されると、自分でも気がついていなかった何気ない思いが口から出て、自分で再認識できたり、インタビューって自分にとっては有益な時間だなあと感じました。
モヤモヤした自分の気持ちを整理できる意味でも。

img取材を受けた時はちょうどスペイン現代美術展をやってました。

自分の深い悩みと葛藤、それはクリエイティブと経済活動にあります。
それをどうやったら幸せにつなげることができるか?
この話はまた別の機会に書いてみたいと思いますが、僕はどんどん仕事そのものより、仕事から得られること、相手に与えられること、関わる人への影響、自分への影響、家族への影響、そんなことを考えるようになりました。
やっぱり何のために仕事をしているのか?を考えれば、それは自分含め関わった人を幸せにすることだと思います。きれいごとではなく。
それには僕が絶対に幸せでいなければならない。
でなければ他人に幸せを説くことはできません。
多くの社長は数字、売上げを追い求める反面、プライベートは離婚率が高く、家庭は崩壊しているケースが多々あります。
幸せって数字だけを追うこと、お金だけを追い求めることでは決して得られない。
好きなことをやって、周りの人を幸せにするにはどうすればいいのだろうか?
そんなことをここ数年考えています。

img他の会社は乗り越えてきたはず、僕らも乗り越えないといけない。

経済活動抜きに人を幸せにすることはできないし、経済活動だけでもそれは得られない。
しかしスタッフのことを考えれば、組織を少しづつ大きくすることがみんなの幸せに1歩近づくことになるのではないかと最近思うようになりました。
本当にここ最近です。
オレはクリエイティブだけやりたいのであって、組織を大きくする気もないし、お前らの幸せは自身で見つけろよではなくて、社長というのはチームでそれを目指す職業であり、その責任を負うべきなのではないかと感じるようになりました。

ホルべイン ヒグチユウコのクロッキー帳

松本 知彦 for Private Time/2014.02.26/文房具文房具

クロッキー帳というと普通の人には馴染みは薄いと思います。
美大卒の僕は、クロッキー帳を高校生の時から今まで何十冊も使ってきました。
そう、美術大学を目指す者、美大に通う者にはマストなアイテムなのです。
その名の通り、習作(下書きやデッサンの練習)のために使うノートです。

imgこちら表紙です。

imgそしてこっちが裏表紙ですね。

知らない方のためにちょっと説明すると、、、
紙は薄くて、コピー用紙くらい。
鉛筆で描くことが前提で、マジックで描くと下の紙に透けてしまいます。
もちろん色をつけるにも適しておらず、ただただ鉛筆でエスキースやスケッチを重ねるためにあるノートです。
練習帳みたいな感じですね。
だからクロッキー帳の用途はかなり狭いのです。

大人になると、クロッキーなんかもちろんやらないし、絵も描かなくなるので、クロッキー帳を使うシーンはほとんど皆無になります。
だから美術や建築関連の学校に通う22歳までの学生、大人は美術に携わる人しか買わない商品でしょう。
一般の文房具店には売ってなかったりします。
そう考えると、用途だけでなく、マーケットも相当に狭いですね。

僕も学生の時は毎日持ち歩いて、あれだけ使い倒していたのに、大人になってから全然使わなくなりました。
学生の時にクロッキー帳に対して持っていたイメージは、いわゆる美術っぽいアカデミックなノート。
別に洒落てる必要などまったくないのですが(用途も狭いしね)、19世紀のフランスみたいなアートのステレオタイプをビジュアルにしたようなダサいデザインのものばかりでした。
それはスケッチブックも同様ですね。
だからと言って、そういうもんだと思っていたので特段不満もなかったですが。

imgあんまり使わないけど、購入をさせるだけの魅力があります。

新宿の世界堂に行ったとき、ふと見つけたのがこのクロッキー帳でした。
まったく今までにないコンセプト。
ホルべインは、なぜこんなことをしたのでしょうね?
もちろんこうした差別化はあってしかるべきなのに、ファンシー文具と違ってマーケットが狭いものだから、そんなことをしても売上に影響しないというのが、こうした商品が今までなかった最大の理由でしょう。
じゃなぜにホルべインは??
女子のクラフトブームでクロッキー帳のシェアも広がったのかしら?
先細りの芸術関係者だけをターゲットにしたんじゃ売上が右肩下がりだから?

img猫はマーケットでは鉄板ですが、この人も猫をたくさん描いてます。

このヒグチユウコという人。
詳しく知りませんでしたが、女子には絶大な人気をがあるようです。
僕は見た瞬間に専門的な美術教育を受けてきた人だろうと思いましたが、調べたらやっぱり多摩美の絵画科卒でした。
クロッキー帳だけでなく、ホルべインとは色々な商品でコラボしているみたいです。

アカデミックな教育を受けた専門技術を有する人の絵って、技術的にはスゲー高いのですが、販売してる作品や商品を見ると、ほとんどの場合おもしろくもなんともない、おじさん相手のつまらない絵なのですが、こうして技術を持ちつつトレンドも掴んでいる人を見ると、やっぱり気になってしまう。
世の中でトレンドやニーズを掴んだ売れてる商業イラストって、その大部分が専門的美術教育とは無縁の、どっちかというとヘタウマ方面で成り立っています。
技術とセンスの両方があって、今のニーズもきちんと押さえていて、しかもゲイジツじゃなく商業的なイラストってほとんどないのじゃないだろか?

そんなこともあって、必要ないのに、このクロッキー帳を買ってしまいました。
ただこの作家で女子に人気なのは、ここからさらにメルヘンな世界に踏み込んだものですが、僕にはここくらいまでがちょうどよいです。。笑
他にも色々なサイズや色、モチーフがあります。

西荻窪 商店街

松本 知彦 for Private Time/2014.02.24/東京東京

今東京の西地区、中央線が熱いです。
特に西荻窪はその中心だと思います。

img駅を降りるとすぐに可愛い古着屋?

西荻窪は僕が大学生の時は焼き鳥屋くらいしかない、ごちゃごちゃした街でした。
荻窪と吉祥寺に挟まれて、急行も止まらないし、降りる用事もないマイナーな駅。
自分もバンドの練習で西荻のスタジオに行くため、3回くらい下車したことしか記憶にないです。
でも家賃が安く、吉祥寺に近い住宅地なので学生にはよかった。
その後、西荻には古着屋のブームが訪れて、小さな古着屋が集まってきます。
ヌードトランプとか、ここからデビューして中央に進出した古着屋もありました。

そうした下地があることも影響しているのか、ここ2,3年。クラフト、手作り、ヴィンテージのブームで西荻にはユニークなショップが多く集まっています。
それらのお店が連携して、イベントを行ったり、なんだか西荻は熱いのです。
ちょっと前は中目黒が東京で一番ホットな街でした。
でも今は西荻かもしれません。

中央線沿線は昔からディープなサブカルの街として有名です。
中野といえばブロードウェイとまんだらけ、高円寺は70年代フォークの時代から多くのバンドマンが住んだ街、漫画家が集まる阿佐ヶ谷はアニメの街として今再生計画中です。
吉祥寺はカフェなどが集まる郊外型のお洒落な街ですが、それより新宿寄りはディープな駅が続きます。
東京の西地区、中央線は昔からカルチャー発信地としての素地があるのです。
家賃も安く、たくさんのおもしろい店が集まる住みやすい街だと思います。
美大を卒業した学生も多く住む駅でもあります。

img焼き菓子のお店「モイスェン」。雑貨と+焼き菓子=今の気分ドンズバでしょう。

img古本屋の「にわとり文具」。西荻には”古本カフェ”も多くあります。

img穏やかな音楽専門のCDショップ「雨と休日」。こういう店は中央線ならでは。

こうした雑多な環境は、クリエイティブが育ちやすい環境ともいえるでしょう。
たぶん何かを始めるとき、金銭面含め他の駅より障壁が低いのではないでしょうか。
だから西荻のこうしたブームも必然と言えば必然で、中目黒や恵比寿では絶対に起きない現象なのです。

imgこういうシブいヴィンテージ家具ショップも西荻ならでは?

ぶらりと散歩するにはちょうどよい。
小さくて可愛いごはん屋もたくさん点在しています。
あなたも時間のある週末、仕事を忘れてゆったりと流れる時間を愉しみに1度西荻に行ってみてください。

ピッコログランデは幸せなお店 

松本 知彦 for Private Time/2014.02.21/私の履歴書私の履歴書

明治通り沿いの恵比寿と広尾の間に、ピッコログランデというセレクトショップがあります。
イタリアクラシコの旬な商品を集めた、メンズとレディスの両方を取り扱うお店。
広さは小さくて10坪くらいしかないので、前を通っても見逃しちゃう人もいるでしょう。

img色を塗る前の下書きです。

僕がこのお店を初めて訪れたのは、今から13年くらい前。
なぜ、このお店に足を踏み入れたのか覚えてないですが、何度か車でお店の前を通って、なんとなく興味を持ったのがきっかけだったと思います。
お店ができてから15年ですから、僕が最初に入った時は、まだ店を始めて2、3年の時。
加藤さんという仲の良い夫婦が2人でやっています。
何度か行くうちに彼らと仲良くなり、家族でご飯を一緒に食べるようになりました。

彼らは、クラインダイサムに建ててもらった以前のオフィスの新社屋完成パーティや15周年記念パーティ、そして昨年末にあった僕の誕生日パーティにも来てくれて、ホントに嬉しい限りです。
そして僕の個展の際に、お店の絵を描いて欲しいと頼まれたのですが、渡すのがこんなに遅くなってしまいました。
スンマセン・・・・

img今回は描くのがむずかしかったですね。。。時間がかかってしまいました。

僕がこのお店を好きな理由はいくつかあります。
まず洋服屋なんですが、洋服屋ではないということ。笑
こういう小さい店は(大きな店もそうですが、小さい場合はなおさら)、オーナーの強烈な個性やカリスマ性、世界観を第1の売りにするものですが、そうした洋服屋特有のギラギラした感じというか、押しの強いファッションオタクのスノッブな部分があまり感じられません。
これがとっても良い部分で、こういう店はありそうで、あまり他にはないですね。
あと夫婦2人だけでやっているということ。
レディスは奥さん、メンズは旦那さんが担当で、僕が店を初めて訪れた時からスタッフを増やさずに、ずっと2人だけでやっています。
人間ですから相性もあるし、好き嫌いもあるでしょうけれど、いつ行っても2人が笑顔で迎えてくれて、とってもよい雰囲気なのです。
オーナー自身が仕入、販売、接客まで行っているので話が早いのもいいですね。(でも彼らが買い付けにいっている間、店は休みです・・・・)
僕が知ってる限りでは、ここは東京で一番シアワセな洋服屋だと思います。

img

img店の中の商品を描くのはなかなか時間がかかりました。

昨年お店の15周年パーティに伺いましたが、そこに来ていたお客さんもいい方たちで、オーナーの人柄で集まったというか、ホントに洋服屋じゃなくて地元のイタ飯屋?みたいな会でした。
どのパーティに行っても必ずいる、ちょっとイケスカナイ、ファッション大好き、みたいなオラオラ系の人はいないのです。

今って東京のどこのセレクトショップでも同じ商品を売ってますからね、商品ラインナップだけで差別化することはむずかしいのでしょう。
売る人が顧客へどれだけパーソナライズレコメンドできるか、要は顧客の趣味や嗜好を覚えていてどれだけそれに合致した商品を提案できるか、そこがそのお店を自分のお気に入りリストに入れるかどうかの分かれ目の気がします。
商品を買うのではなくて、話がメインで勧められて気に入ったものがあれば、ついでに買うみたいな感覚がありますからね。
個人的には人ありきのショッピングの傾向はどんどん強くなってます。

imgフレームに入れてみました。マットはファサードに合わせたピンクに。

そんなピッコログランデは最近、元巨人軍の清原選手の奥さんの御用達ショップになって、人気が急上昇しています。
清原の奥さんと一緒にトークショーにも出ちゃったりして、専属モデルのマリソルをはじめ、雑誌掲載の頻度が多くなりました。
今では有閑マダムたちが多く訪れる、イケてるセレブ向けセレクトショップになってるのです。
清原パワー、スゴイ。

今までも元プレイボーイ編集長のシマジさんなどの御用達ショップでしたが、やっぱり女性誌の力は強いですね。
でもピッコログランデは、これだけ有名になっても、やっぱり人のいい加藤夫妻の笑顔の店で、東京にあっては貴重な「洋服屋らしからぬ洋服屋」だと思います。
これからも東京で一番シアワセな洋服屋でいてもらいたいです。

MONTBLANK 25330 ボエム

松本 知彦 for Private Time/2014.02.20/文房具文房具

このペンを使い始めて、もう15年が経ちます。
以前は、ペンなんて何でもいいじゃんと思って、ぺんてるのボールペンやらシャーペンやら、そこらにあるものを適当に使ってました。
固定のペンケースも持ってなくて、それが逆にカッコいいだろくらいに思ってました。
時計と同じで、こういう男の小物?ダンディズム的な?ものにはまったく興味がなかったんです。
もちろん手帳にも興味はなかった。

img

それが変化したのは時計と同様、打ち合わせの時に相手はあなたの持ち物を見ている、ビジネスを優位に進めたいならよい物を持つべき、と奥さんに指摘されてからでした。
30代の最初の頃でしたね。
その時、長く使えるものを持った方がよいと言われ、購入したのがこのモンブランのペンです。
こうしたペンや手帳などには、色々深いウンチクを持っている人がいますが、僕はあまり詳しいことはわかりません。
ただデザインがキレイだということと、安直にモンブランというブランドで買いました。
同じデザインで万年筆もありましたが、当時の僕には万年筆は早すぎると感じて、こちらのインクボールペンにしたんです。
今なら迷わず万年筆の方を選択していたでしょうね。
結局、今でも万年筆は買わず仕舞いで、ラミーを愛用しています。

img赤い石がついてるシリーズもありましたが、当時は絶対にブルーだと。

クリップにはブルーのサファイアがついていて、シルバーとブルーの組み合わせが素敵だなと当時思っていました。
時計もそうですが、自分がゴールドの魅力に目覚める前です。
ペン先は弾力性に富んだ14金。
ボディはモンブラン樹脂と言われる、定評の艶のある部材を使用しています。
黒、シルバー、ブルーというカラーリングが好きでした。

img胸のポケットに入れると、キャップについたブランドマークでモンブランだというのがわかるっていう触れ込みですが、自分は胸のポケットには挿さないですね。

買った当初はジョンロブの革のペンケースに入れて持ち歩いたものです。
打ち合わせで、このペンを出して使うのが嬉しかった。
なんだか、ペン好きで、ナルシストで、ウンチク好きな人の気持ちがわかったような気がしたものです。

せっかくペンを買ったのだからという気分で、すぐあとにエルメスの手帳も勢いで購入しました。
で、書いてみると、、、、エルメスの手帳の紙は薄くて、このペンで書くと裏に文字が写ってしまうのです・・・・。
あ~残念。。
そんな理由もあり、今ではまったくエルメスの手帳は使わなくなりましたが、このペンは使い続けています。
と言っても、このペンが登場するのはやっぱり、何かとフォーマルなシーンが多いですが。

プラスマイナスゼロ 2.5Rアラームクロック

松本 知彦 for Private Time/2014.02.19/ライフスタイルライフスタイル

皆さんは朝、どうやって起きてますか?
スマホの目覚まし機能でしょうか?
僕はアナログ派で、子供の時からずっと目覚まし時計で起きてます。
しかし、よいデザインの目覚まし時計ってあまりないですよね。

img知的な佇まいのプラスマイナスゼロのクロック

今使っているのはプラスマイナスゼロのアラームクロック。
以前は無印良品の目覚まし時計を使ってましたが、どちらも深澤直人がデザインに関わっているだけあって、デザインは似ています。
プラスマイナスゼロの方は、文字盤に数字を使っていないというのが違う点でしょうか。
物凄くシンプルで、これ以上削る要素はないくらい。
シリーズを貫くコンセプトで、商品の角はすべて2.5mmの丸みに統一されています。
深澤直人曰く、この丸みも2.5mmじゃなきゃいけない理由があるのだそうです。

プラスチック&小さい(5.8cmの正方形)ので持つと意外に軽い時計です。
寝る前に起きる時間をセット →アラームスイッチをオンに →指定した時間にアラームが鳴る、という他の目覚まし時計と特段使い方は変わりません。
ライトも点灯しないし、だんだんアラームの音が大きくなるとか、止めても3分後に再度鳴るとかそんな凝った機能は一切ないです。
背面も現在の時間合わせと目覚まし時間指定の2つのダイヤルのみ。
文字盤の表示も黒い丸だけ(かなり小さく数字表記がありますが見えません・・・)
黒丸に合わせて、針の先も丸くデザインされています。
ボディ、文字、針、直角部分の角がすべて丸いというコンセプチャルな時計です。

imgこちらが通常の状態。90度回しても同じ形状。

imgこれがアラームセットの状態。上部を引き出します。

デザインはシンプルでとってもいいのですが、デメリットがあります。
形状が正方形で、文字盤表記にも数字がないため、天地がわからなくなるということ。
置き方を間違えたり、枕元にある時計を手で持って時間を見たりする際に、いま何時なのかわからない時があります。
もう1つは起きる時間の時刻合わせです。
これがですね、左周りにしか針が回らない。
右には回らないのです。
細かいことなのですが、あらかじめ朝7時に設定されている目覚ましの時刻を、7時半に変更しようとした場合、目覚ましの針を1周回さなければならないのです。
右回りができれば、一瞬で指定できるんですが・・・・
それをできないようにしているのには何か理由があるんでしょうかね。
ホントにちっぽけなことなんですが、これが結構面倒なんです。
背面にある目覚ましのダイヤルは、突起がないため指で回しにくく、ちょっとイラッとします。笑
(それをするのは必ず夜中なので、、、)
もしかしたら、面倒な操作をする時間をユーザーに与えて、起きる自覚を与えようとしてるのかなあ。

img背面のダイヤルは、なかなか使いにくいのです。

img他の色もありますが、このカラーリングが好きです。

というわけで、
シンプルで可愛いデザインはとても気に入っているのですが、時々イラッとするこの時計
イケアの電池を入れて毎朝起きているわけです。
ディーター・ラムスがデザインしたブラウンの時計も、目覚ましとして使ってみたいものですね。

男子パンツのトレンド

松本 知彦 for Private Time/2014.02.17/ファッションファッション

男子の皆さん、いえ女子の皆さんもですが、男子のパンツにもかなりトレンドがあるのを知ってますか?
僕も最近勉強しましたから、感じたことをちょっとここで書いてみます。

img

以前からパンツの話は何回かこのブログでもしてきました。
スイスの老舗下着ジィメリは最高だよとか、女子の下着で有名なラ・ペルラの男子版はいいぞとかとか。

それもこれも、買ったら3年間は履き続けるであろうパンツは、できる限りデザインやブランドを揃えておきたいという、その想いからパンツを買う時のリサーチで感じてきたことです。
しかし、ブランド側は買わせる目的で、次々とパンツのデザインを変更してしまうことがわかり、長年変わらない定番を求めている自分にマッチした商品自体が存在しないということもわかってきました。
ずっと同じカタチのパンツだけを買い続けたいのに、次に買おうとすると(2、3年後)、その時にはその商品自体がなくなっている。
これは残念なことです。

だから常に自分に合ったパンツを探さなければならない。
Keep on searching パンツなのです。
毎年パンツ難民のような状況なのです。

img男子は女子のように上下セットにはまったくこだわりません。

最近またパンツを買う機会がありました。
そこで感じたのは、2年くらい前と比べてパンツ業界にもニューウェーブが来てるってことです。
まず素材です。
パンツは、コットン100%派と新手の伸縮素材派の2つに好みが分かれます。
以前のマーケットは圧倒的に前者で、インポートブランドでも出してるのはほとんどコットンで、色やデザインのみで差別化を図ってましたが、ここへ来て技術的進歩なのか、後者の波が押し寄せているんです。
新素材が入って、当然コットン派よりフィット感が格段に上がっています。
ビッタビタです。
それがいいという人が増えているのかわかりませんが、コットンパンツはどんどん姿を消しつつあります。
ストーリーとしては絶対的にコットン派なのですが、履き心地を試すために今回は後者のパンツを買ってみました。

今っぽい?ハイテク?これがイケてんの?そんな感じです。
でも支持されるのには理由がある、わかるような気がします。
生地がコットン100%に比べると圧倒的に薄くて、綿の下着特有のシャツやデニムの下でモサモサする感じはありません。
コットン特有の洗いざらしでゴワゴワした感じが好きな人は、コットン派を継続するのだと思うのですが、新手の商品にはそんな感じはまったくないです。

img

imgネロペルラもまた新しいデザイン出してきたよ、もー

前回レコメンドしたラ・ペルラの男子版「ネロ・ペルラ」も新商品を出していました。
前回レコメンドしたのはコットン100%でしたが、新商品はコットン89%、ポリウレタン11%。
着てみると、、、なるほど、こっちの方がよい気もします。
サラサラ、ピタピタ、柔らかい。
ホントに感性なんていい加減ですねえ。。

img

imgズィメリと並んでスイスの最高峰老舗ブランドのハンロ

そして1884年創業のスイスの老舗ブランド、ハンロ。
こちらのシャツもコットン93%、ポリウレタン7%。
う~ん、気持ちいいですね。
パンツはともかく、アンダーシャツはポリウレタンが入っていた方が、シャツの下でモサモサしません。
他のメーカーでも、コットンを使わず、モダール、バンブーなどなど、新素材の下着を多く出しています。
なるほどねえ、技術革新されてるんですね。

一方で、国内メーカーはどうかというと、この分野でインポートに対抗できるドメスティックブランドはあまり多くありません。
マイクロナイロンファイバーに加えて新素材の竹(!)が入っているグレイブボールトというメーカーの新ライン「ATYPICAL」(←これめっちゃ気持ちいいです オススメ)、そして柔らかいガーゼ仕様の商品=その名も包帯パンツなど、チャレンジしているブランドもありますが、まだあんまり認知されていない。
松本の予測では、あと3年以内に、きっと国内ブランドがこうしたインポートのラグジュアリーマーケットに次々殴り込みをかけてきて、シェアを奪うと思います。
それにはブランディング、まず機能性、そしてパッケージのデザインが重要でしょうね。
カルバンクラインが20年くらい前に切り開いた革新的なパッケージデザインから、今もあんまり変わってませんからねえ。
これはなんとかならないもんでしょうか。

imgもうこうしたムキムキモデルのモノクロ写真をパッケージに使うのは、いい加減やめればと思うんですけどね。どのブランドもアプローチは同じで20年間変わってない。なせ?

Miele ドラム式洗濯機 WT946S

松本 知彦 for Private Time/2014.02.13/インテリアインテリア

今では日本でも珍しくなくなったドラム式洗濯機。
僕らの世代にはドラム式と言えば、インポート製品 →全部英語で書かれた操作盤のインタフェイスデザインがカッコいい →ハイカラ →外人向け賃貸アパート、と決まっていました。
子供の頃、これが置いてある家はとてもカッコよく見えましたが、そんな家は写真でしか見たことがありませんでしたね。
実家では小学校の時、洗濯用のドラムと脱水用のドラムが分かれている2層式の洗濯機を使っていましたが、毎回洗い終わる度に、洗い終わった服を隣の脱水機に手で移動させなければならず、当然お湯なんかで洗いませんから、冬は冷たかったのを覚えてます。

img今では国産のものも売られているドラム式

ミーレは創業から110年の歴史を持つドイツのブランドです。
掃除機や冷蔵庫も有名ですが、やはり知られているのはハニカム構造を持つドラム式洗濯機でしょう。
冷蔵庫はGEも無骨でカッコいいんですが、アメリカ製のGEにはヨーロッパの洗練されたデザイン性はあんまり感じられないですね。
好きな人にはそこがたまらず、また今の気分的にもそうした素っ気ないデザインを求めている人も多いと思いますが。
ドラム式洗濯機はAEGと競合しますが、機能面、デザイン性でいえばミーレに軍配があがると思います。

液体洗剤を使用、乾燥機と一体型、キッチンカウンターの下に入れても美しい。
乾燥機と一体型の製品はずいぶん前からありますが、1台で洗って乾かすという機能が、僕の世代には、いえ少なくとも僕にとっては驚きでした。
二層式の洗濯機で育った自分にとって、洗濯も脱水も、おまけに乾燥まで1台でできちゃう、しかもボタン1つで自動でやってくれるなんて、いったいどうなってるのか、今でもその仕組みはさっぱりわかりません。
まさに魔法の箱ですよね。

imgインターフェイスがわかりにくいけどそれでもいいんです。汗

img

img

ドラムの内部がステンレスのハニカム構造(蜂の巣状)になっており、この凸凹が衣服を優しく洗い上げ、高速脱水時にもダメージを防止する役目を果たします。
洗う服の種類に合わせて、水温や脱水の回転数、洗濯方法をプログラムから指定することができます。
洗い終わるとピピッという音で知らせてくれます。(止めないとずっと鳴ってます 笑)
最先端の機能を搭載した洗濯機なのに、ファニチャーのような佇まいをしているのがよいです。
フロントの扉には、一緒に置く家具と同じ突き板をはめることもできます。
こうしたインテリア的発想は、畳で生活してきた日本人にはなかったものでしょう。

img扉を開ければドラムが見えます。

最近では、操作パネルが日本語表記のバージョンも発売されています。
しかし個人的には読めなくてもいいから、英語バージョンを使いたい・・・多少不便ですけど。
親切丁寧で、大きい文字のインターフェイスになっている国産メーカーのものは買いたくないですね。
かなり古い感覚ですけど、、、まあなにせ使ってたのが二層式ですから 笑
というわけで、ドラム式洗濯機にはハイカラな舶来品という以外に特別な思い入れ、昭和のノスタルジーを思い出すと同時に、西洋文化の生活を体験(笑)できるというワクワク感の商品です。

Philippe Starck  FLOS ARA S2798

松本 知彦 for Private Time/2014.02.12/インテリアインテリア

フィリップ・スタルクがデザインした、テーブルスタンド式のハロゲンスポットライトです。
牛の角みたいなので、勝手に角ライトと呼んでいます。
シャープなデザインで、シャープな光を放ちます。

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今はLEDのデスクライトが全盛で、ハロゲンを使用したライトはあまり見かけなくなりました。
このライトがデザインされたのは1988年。
ポストモダンの時代にあって、スタルクが手掛けたデザインはどれも異彩を放っていました。
同じくスタルクの手によって1989年に竣工した、浅草にあるアサヒビールの建築も彷彿とさせます。
脂が最ものっているスタルク全盛期の頃のデザインですね。
このライトもスタルクらしい造形が突出した名作です。

img浅草にある通称ウンコビルです。できた当初はかなり話題になりました。

これが1つあるだけで、部屋の雰囲気がグッと変化してよいアクセントになります。
以前、海外のインテリア雑誌を見ていて、クリエーターのアトリエにこのライトがあって、どうしても欲しくなって購入しました。

ボディはアルミの鏡面仕上げになっています。
だからピカピカで、とても美しい。
反面、指紋がすぐついちゃうというデメリットもありますが。
スイッチはなく、角の部分を上下に120度動かすと点灯する仕組みになっています。
下に向けるとライトがついて、使わないときは一番上に向けておきます。
美しいのですが、ライトの後方部分が鋭く尖がっているので、小さい子供のいる家では多少危険な感じもします。
それに点灯の仕組みがおもしろいので、遊ばれて破壊される可能性も高いです。
うちでも今まで3回くらい修理に出した経緯が・・・ 汗

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このライトは「ARA」というのですが、スタルクの娘の名前なんです。
たぶん、スタルク自身も気に入っているデザインなのでしょう。
25年も前にデザインされたライトなのに、美しいですね。

#2 / HIROSHI TANABE

松本 知彦 for Private Time/2014.02.10/本

うちの会社で5年間くらい制作を担当しているファッションの仕事で、以前毎月、田辺ヒロシさんにイラストを描いてもらってました。
これは彼の2冊目の作品集です。

img装丁は中島英樹だけあって凝ってます。

僕が一番最初に彼の作品に触れたのはwall paperだったかな。
とにかく日本の雑誌ではありませんでした。
作家自身もニューヨーク在住で、日本で活動しているわけではないので、国内より海外で有名だと思います。
アナスイのシリーズをはじめ、ファッション関連の仕事が多い。
海外在住の作家に依頼して、メールで送られてきたものを使うって今なら当り前ですが、以前は考えられなかったことですよね。

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ほとんどポートレートをモチーフとしていますが、懐かしくもあり、でもどこか毒があって、不思議な画風。
全くジャンルは違うけど、ロンドン在住のテキスタイルデザイナー、イーリーキシモトを思い出すのはなぜでしょうね。
塗り絵のようにフラットで浮世絵のようでもあり、海外に住む日本人特有のジャポニズムの要素が画風から感じられるからでしょうか。
この作品集はページによって紙質を変えたり、印刷方法を変えたりして構成されており、バラエティに富んたもの。
装丁デザインは中島英樹。
いやあ、お金かかってます。
ちなみに彼の作品第1集も持ってます。
多摩美グラフィックデザイン科卒業。

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