Errico Formicola シャツオーダー

松本 知彦 for Private Time/2014.12.25/ファッションファッション

メリークリスマス!
クリスマスに相応しい話題はないものか探してみましたけど、これかなあと。
いつだったか詳しいことは覚えてないのですが、確か今年の夏のことだったと思います。
ユナイテッドアローズのC島さんから電話があり、シャツのオーダー会があるので来ませんか?とのことでシャツ好きの自分としては覗いてみようかなとフラッとお店に立ち寄ったのでした。

imgイタリアのシャツのオーダーは久しぶり

imgバンチ(生地見本)は迷うほどたくさんありました。

開かれていたオーダー会はErrico Formicola(エリコ・フォルミナ)というブランド。
2008年にスタートしたナポリのシャツブランドです。
Luigi Borrelli(ルイジ ボレッリ)でシャツとネクタイの企画責任者を務めていたエリコさんが独立して、自分のブランドとして始めたものです。
「ボレリのシャツとネクタイ」と聞いちゃうと、行かないわけにはいかないという気持ちになっちゃいます。笑
やっぱりボレリのネクタイ、その中でもカシミアのネクタイが大好きだからです。
何とも言えない肌触りと発色。
寒くなってくると、毎年欲しくなっちゃいます。

じゃボレリのシャツは?というと、インポートであってもほとんど袖が短く、オーダーでしか自分に合うサイズがない中で、既成で自分の腕の長さにギリギリ足りる、数少ないブランドです。
なので何枚か持ってはいるのですが、印象はコンサバです。
ボレリのシャツには一種のステイタスがあって、クラシコ好きのエグゼクティブビジネスマンが好きなアイテム。
そういう人たちに好まれるだけあって、ブランドの決して攻めない姿勢というか、コンサバど真ん中を狙っている感じがそんなに好きではなく、、、、それでも言い換えるとベーシックで品質の高い、よい商品だと思います(エラそう・・・)
ボレリは、オシャレな銀行マンとか保険屋さんなど、金融関係の人が着そうなシャツ。
エリコの方が、ボレリのクラシックなところを残しつつ攻めてると感じがしますね。

聞くところによると、UAがこのブランドの国内の代理店になったとのこと。
UAって新しく代わった社長が商社でイタリアに駐在していた人だけあって、色々なブランドの輸入代理業に手を拡げていますね。
ネクタイのフィオリオとか、今セーターで熱いGRAYとか、他にもたくさんのブランドを独占取引?しています。
BtoCからBtoBへ攻めているわけです。
売上を伸ばす企業には戦略があります。
やるなあ。

imgただいま採寸中

エリコさんは最初無口で、むずかしい人なのかなあと思いました。
採寸はエリコさんで、数字をシートに記入するのはスタッフと思われる若い女子という組み合わせで進めていましたけど、さすがイタリア人、こんな若い社員と2人でアジア出張かよ、まったくいいよなと思っていました。
でも後半になって質問したら自分の娘だとのこと。なるほど。
僕もリンタロと2人で行っていたので、後半は打ち解けた楽しいオーダーになりました。
もう少し大きくなったら、次はリンタロもオーダーしなさいと言ってました。笑
考えたら通訳の人を通してオーダーするなんて、ずいぶん前にオーダーしたアットリーニ以来かも。

imgナポリからやっと到着〜

img今回は2着オーダーしてみました。

imgいつも思いますが、イタリアのシャツってイニシャル入れる場所が可愛い。

imgエリコさんと娘さん、イタリアらしいファミリービジネス。

さて、それから待つこと4ヶ月くらい。
イタリアから完成したシャツが到着しました。
2着作りましたが、両方とも衿型は普通のワイドスプレット、カフはターンナップにしました。
素材は麻なので来年の夏まで楽しみにしまっておきましょう。
イニシャルの刺繍がカワイイです。
やっぱりオーダーはよいですね。
というかシャツはオーダーでしか、もうジャストフィットな感じを得られなくなってしまいました。
もう既成のシャツは買わないかもしれません。
次回はもうちょっと遊び心のあるシャツも作ろうかな。

クリスマスより随分早い出来上がりでしたけど、誰もプレゼントはくれないので自分へのプレゼントということで・・・汗

小さな夢の実現 ロンドンへ その3

松本 知彦 for Private Time/2014.12.17/私の履歴書私の履歴書

前回の続き
葬儀の当日、本人の作品集が完成する。
こんなことがあるのです。
父が70年代に発表した作品を集めた本を、自費出版で作ってくださった浅川さんと大西さんには本当に感謝しています。
父親としての父以外の姿を、はじめて僕に教えてくれたのも、このお2人でした。

img自費出版を経て、正式に出版された「松本正彦短編集 たばこ屋の娘」。

img新宿、そこには僕が生まれた街。そして家族と過ごした場所が描かれています。

僕がそれまで目にしたことも読んだこともない、70年代の作品を集めた「たばこ屋の娘」は、自費出版を経て、その後出版社から正式に出版されました。
何も起きない日常を描いた、味わい深い作品群は父親の性格を色濃く表わしています。
父親が雑誌に書いたエッセイの中に、「この世界は美しい」という言葉がありますが、そう感じていたからこそ、こんな作品が描けたのだと思います。
日常の時間を慈しみ、噛み締めて味わうような表現は、父が生み出した劇画とも異なる、父の中でのもう1つの到達点と言えるでしょう。
読後感にじんわりと押し寄せる郷愁は、父がいなくなった現実とシンクロして感慨深いものがありました。

img味わい深い情景は僕の育った街でありながら、誰もが持つ東京の懐かしい心象風景のようにも思えます。

img新宿駅の周辺は僕にとって個人的な思い出がたくさんある街。

マンガはフィクションの世界です。
でもこのマンガの中には、僕が生まれて育った新宿中落合の情景や、父親とよく行った新宿駅周辺の街並が時々登場します。
小学校の頃、毎日歩いた通りやアパート、そこに作品が描かれた70年代当時の空気を感じることができます。
生活情景とも言える描写はやたらとリアルで、個人的にはとても懐かしい。
なぜか踏切が多く出てくるのも特徴でしょう。
踏切の音や動きが、物語の中でアクセントとして描かれています。
このリアルな感じはなんでしょうね。

imgこういう踏切も今どんどん少なくなっているかもしれませんね

父が僕に出版を頼んだ短い言葉から、色々なことがはじまりまったように思います。
それまで僕は、父の仕事についてまったくと言っていいほど知らなかった。
知らないというより、知らないようにしていたと言う方が正しいでしょう。
家庭内では父の仕事はもちろん、マンガ全般がタブーでした。
父親の手前まったくマンガは読まなかったし、読むことを禁止されてもいました。
自分の父がマンガ家であるということが嫌だった。
大人になる過程で、誰にもそのことを言わないようになっていきました。

家庭での父はとても優しい人でした。
子供の頃から怒られたことなどほとんどなかった。
しかし幼い頃から働く母を見て育った僕は、父の仕事を認めるわけにはいきませんでした。
結婚すれば専業主婦が当たり前の時代、男として主として、それでいいのだろうか?という気持ちが常にありました。
決して父が怠慢なわけではないということは、大人になってから理解することができました。
しかし作家性というものがありながら、出版社からはアクションが流行ればアクションマンガを、言い換えれば常に数字だけを求められる仕事の中で、金のために自分の志を曲げてまでやりたくない、作家としての頑固な性格は、徐々に父を孤立させていったと思います。
そんな姿しか知らない僕に、作家としての父の仕事のことを最初に教えてくれたのは、先に書いた浅川さんと大西さんでした。
父の仕事が素晴らしいということ、自費出版までしてそれを世の人に伝えたいなどという、たぐい稀な人が世の中にいる、その事実に僕は本当に驚愕してしまった。
信じられませんでした。
2人から聞く父の話は、僕が知っている父ではなく、僕のまったく知らない、どこかの別の作家の話でした。

父の病気がわかってからしばらくして、僕は色々な人に会うことにしました。
それは他人から聞かされて初めて知った自分の知らない父のことをもっと知りたい、そんな気持ちに動かされたということもあるでしょう。
しかし本当は、それまで父の仕事について無関心で全く知ろうともしなかった自分、むしろその職業を憎んでさえいた今までの自分への懺悔の気持ちが含まれていたのかもしれません。
かくして父親を知る旅は、こうしてスタートしたのでした。
続く・・・

その1はこちら。
http://blog.10-1000.jp/cat36/001156.html

その2はこちら。
http://blog.10-1000.jp/cat36/001182.html

Turnbull & Asser のシャツ再び

松本 知彦 for Private Time/2014.12.15/ファッションファッション

1885年創業、泣く子も黙る王室御用達ブランドです。
以前このブログでも、ここのシャツを紹介しましたね。
僕にとっては、かなり思い入れのあるシャツブランドなのです。
その理由は1つだけ。
初代ジェイムズボンド、ショーン・コネリーが007の映画の中で着ていたシャツだからです。

img有名なジャーミンストリートのお店は、1902年にこの場所に移転してきたもの

imgターンブル&アッサーのハウスモデルは、この3つボタンがついた袖口です。

以前、国内でここのシャツを買ったことがあります。
購入当初はそんなに袖は短くなかった。
もちろん試着した上で買ったので、短かったら買いませんけど。
それが何度か洗っているうちにどんどん、どんどん縮んで・・・・
やっぱり既成のシャツは袖が短い、、、安くないのに残念、、と思っていました。
ターンブル&アッサーのシャツは国内でもオーダーが可能です。
しかし1枚5万以上する上、3枚からのオーダーなので、国内で買うと最低でも15万。汗
英国よりも高い。
めっちゃ着るならそれもいいかもしれませんが、そう簡単には踏み切れませんよね。

さてそんな中で再チャレンジです。
英国に行った際、ジャーミンストリートにあるターンブル&アッサーの本店でシャツを買って帰ってきました。
渡英した際、自分用に購入したのは唯一このシャツのみ 汗
オーダーしてみたかったけど、シャツのロールスロイスですから、まずは試乗ということで既成のシャツから(日本で試乗はしてるんですけどね・・・・笑)
ゴワゴワの生地、カッチカチの襟は日本で買うターンブルと同じです。
違うのは袖の長さですね。
日本で買える商品と違って、本国の方がずいぶんと長い。
縮むのは日本のそれと同じですが、それにしても長い。
しかもカフの部分も太くてゆるゆるだったりします。
ターンブルのシャツの生地ってものすごく縮むのです。
(唯一純英国製を貫くシャツ生地ブランド、エイコーンの生地も洗うとめっちゃ縮みます。ターンブルがエイコーンの生地を使っているかどうかはわかりませんが、でもタッチはかなり似ています。)
5回以上洗わないと縮みは止まらない。
だから何度も洗ったら丁度良い長さにならないかなと、前回買った時とは逆のことを思ってじゃんじゃん洗ってみたのですが 笑
縮んでもやっぱり長く、、、、結果的に直しが必要です 汗。
ということで結論を言っちゃうと、やはりオーダーでないと、しっくり来ないということに行き着きました。
大好きなものへの投資をケチっていると、満足せずに気が付いたら散財してしまってるということになりかねず・・・
じゃ最初からオーダーすりゃいいじゃんということなのです。汗

img第1作目「ドクターノオ」から。ジャマイカ空港の電話ボックスで電話するボンド。袖口に注目。

imgこちらも同じドクターノオから。ブルーのシャツに細いネイビーのフレスコタイ。カッコいい!

imgまさしくこれが、ライトブルーで同じカタチのシャツ。

imgこちらは「ロシアより愛をこめて」。上記と同じモデルの白を着用。

えーと、、そんなわけで墓穴を掘っちゃうので、今日はおまけでボンドの話もしましょうね 笑
ショーン・コネリーのシャツスタイルのお手本は、初期の2本「ドクターノオ」「ロシアより愛をこめて」でしょう。
この2本は、アンソニー・シンクレアでオーダーしたスーツの着こなしもかなりクール。
ボンドが着ているシャツは、ワイドスプレッド(開いている襟型)のターンナップカフ(袖の部分が折り返しになっているもの)です。
カフスはありませんが、袖口をボタン2つで止める仕様で、折り返し部分はラウンドカットで丸くなっている。
僕がターンブルの本店で購入したのも、このモデルです。
店内の地下で、このモデルのシャツがボンドのディスプレイと一緒に展示されていました。
店の人に聞いたら、今のところライトブルーしか販売していないとのことでしたが、それならドクターノオのボンドモデルですね。
前立て(シャツのフロントボタンが縫われているプリーツ部分)に3等分で等間隔にステッチが入っているのもも極めて英国的。

2009年に公開された「007慰めの報酬」から、ボンドが着るシャツはトム・フォードに代わってしまい、ターンブル&アッサーを着たボンドが見られるのは1つ前の「カジノロワイヤル」まで。
そういえば、007の新作「スペクター」の制作が発表されましたね。
モニカ・ベルッチが出ることにもオドロキですが、個人的にはカンバーバッチが主演したBBCの番組「シャーロック」で宿敵モリアーティを演じていた俳優がキャスティングされてることにびっくりです。
来年の12月に公開予定ですが、これは待ち遠しい限りですね。

imgあ〜新作早く見たいなあ。

新宿 軍艦マンション

松本 知彦 for Private Time/2014.12.10/東京東京

JR新宿駅から歩いて歌舞伎町を通り抜け、職安通りを大久保側に渡った場所に、通称「軍艦マンション」というビルがあるのを知ってますか?
建築マニアの間では、かなり知られた建物です。
この建物が数年前にリノベーションされておしゃれな?賃貸マンションに生まれ変わりました。

img一部の間では有名な通称「軍艦マンション」

imgエントランスから二股というのもおかしな構造。

第3スカイビルというのが本当の名称ですが、なぜ「軍艦マンション」というのかと言えば、それは外観が軍艦のカタチをしているからです。
船の軍艦ですよ、戦艦の。
たまたま軍艦のカタチに似ているから「軍艦マンション」と呼ばれているのではなく、建築家がそれを狙って作っているっていうのがスゴいです。

建築は狂気の建築家と呼ばれた渡邉洋治という人。
もう亡くなっていますが、陸軍船舶兵出身で、第2次世界大戦の時に船に乗っていたホンモノの軍人だったっていうのがオドロキなのです。
だからと言って、戦艦をモチーフに取り入れちゃうって無理あるんじゃないの?っていう・・・
ストレートすぎます。
一応、吉阪隆正が師匠っていうことは、コルビジェの遺伝子を持つモダニストだと思うのですが。

imgリノベされる前は、汚れ含め今より軍艦ぽかったです。

リノベーションされる前は建物はすべてシルバーに塗装されていて、本当に軍艦のようでした(汚れ含めて)
リノベーション後はグリーンに塗られていますが、異彩を放っているので遠くから見ても存在感があります。
1970年に建てられていますから、このブログでも紹介した「中野ブロードウェイ」や黒川記章の代表作「中銀カプセルタワー」と同じくらいの時です。
「軍艦マンション」と呼ばれる顕著な意匠は屋上にあります。
屋上には艦橋に見立てた塔が作られていて、ドアから外に出てみると、まさに甲板に出たような気分。
リノベされる前に、ここで開かれたカレー番長のパーティに参加したことがありますが、その時よりキレイになっていました。

img現在の屋上の様子。艦橋についている丸いものは給水タンク。

img艦橋側から見た画像。手すりも曲線にして船っぽくしてあります。

imgエレベーター横のドアを開けると住宅ですが、廊下せまっ!

img共有のコインランドリー。干す場所は洗濯物が飛んじゃいそう・・

リノベーション後のフロア構成は、10~14階が居住フロアとリビングスペース、6~8階がシェアSOHO、3~5階がオフィスフロアらしいです。
募集の内容を見ると、イマドキのクリエーターに使って欲しいみたいですねえ。
しかし、バスルーム1室、シャワールーム5室、トイレ11室って、、ん??
部屋にはシャワーもトイレもなく、すべて共用ってことのようです。
洗濯機も共用。6台あって使用料は200円だって。。
シェアという概念が浸透して来たとはいえ、洗濯もトイレも、シャワーも共有って、、、昭和の下宿じゃん 笑
おまけに部屋にはキッチンもないみたいです。
9階が共有リビング&ダイニングルームで、大きな1室にキッチンが2セット設置してある 笑
寮かよ!って感じですが、独身の学生寮風なんでしょうか。
ちょっと自分的には潔すぎてついていけませんが。。汗
部屋以外すべて共用で8万4千円って高くない?

でもこれも昭和のカルチャーですから、取り壊されずに残った、というだけでもスゴいことです。
空いてるみたいですから、中銀カプセルタワー同様、興味ある方は是非借りてみてください。

imgご興味ある方は是非

野田琺瑯 バターケース 200g用

松本 知彦 for Private Time/2014.12.04/ライフスタイルライフスタイル

最初に言っちゃいますが、こいつはイカした商品ですよ。
便利、安い、デザイン綺麗、今のトレンドど真ん中、日常に発見がある、使うと楽しくなる、などいいとこたくさんある商品です。

img白と木目の組み合わせが美しい

最近バターは売り切れ続出で、お店でもめっきり見なくなりましたが、皆さんはバター使ってますか?
今マーガリン使っている人は、激減してるんじゃないでしょうか。
子供の頃、学校給食で食パンと一緒にマーガリンを毎日食べさせられて、今になってマーガリンが身体に悪いから食うなと言われても、おいおい、もう死ぬほど、半ば強制的に毎日食べさせられたわ!と思うのですが、マーガリンに慣れてしまったせいか、その後トーストにも、焼き芋にも必ずマーガリンを選ぶようになってしまいました。
バターは専用ケースがないから、売られている紙箱で保管するしかなく、銀紙にくるまれたままだと切りにくいし、硬いからパンにつけても溶けないし、、、
そこ行くとマーガリンは、ケース入りで売ってるし、使いやすいし、おまけにバターナイフを差す穴までフタについてるからナイフ付きで冷蔵庫にしまえるし、常に柔らかくてパンにつけやすいし、、
ということで、バターはどんどん食べなくなって、ついこの間まではバターは料理の調理用っていう認識でした。
バターを能動的に食べるなんて、大人になってから「エシレのバターはおいしいから食べてみよう!」っていう時くらいでしたね。
小学校の給食教育の影響で、家でもラーマばっかりでした。
ラーマゴールデンソフトは植物性オイルだから健康的というフレコミで・・・(今はなき雪印ネオソフトも)
しかしねえ、マーガリンを電子レンジで加熱し続けるとプラスチックになっちゃうとか、恐ろしい話たくさん聞いてもねえ、、、、、一番の成長期である小学校、中学校の給食で、毎日強引に何千食も食べさせられてしまっているわけだから、そんな悪い成分が今さら体から抜けるわけないだろうなと感じているわけです。。

img1、冷蔵庫から取り出してまず、ケースをテーブルの上に置きます。

img2、ケースを逆さまにしてテーブルに置きます。

img3、琺瑯部分を持ち上げると、バターはフタの裏に。

さて気分を変えて(汗)、この商品ですよ。
最初に驚きなのは使い方です。
通常は木のフタを上にして冷蔵庫で保管しておき、食卓で使う時はフタを下にして食卓に置く。
そうすると中のバターが木のフタの側に移動し、琺瑯部分を持ち上げると、木のフタにバターが乗っているというわけです。
木のフタの裏側がまな板の役目を果たし、その上でバターをナイフで切るという、こいつは優れモノなのです。
木の材質は桜で、使っていくうちに艶を増し、深い色合いに変化する。
いやホント素晴らしい商品ですよ。
インテリアとしても美しくて、今の気分にぴったりです。
値段も高くないのがよいです。

img野田琺瑯の製品は全部揃えたくなります。

imgでも揃えると琺瑯だらけになります。

img野田琺瑯のケトルも可愛いデザイン。

サイズは2種類、200gと450g用があります。
450gは深いので業務用かな。
家庭で使うなら200gの方が使いやすいと思います。
写真は柳宗理のバターナイフですが、木のバターナイフと組み合わせて使ったりしています。
以前このブログでも紹介した柳宗理のバターナイフもねえ、素晴らしく使いやすいですよ。
http://blog.10-1000.jp/cat28/000948.html

そんなわけで今後はマーガリンより、バターを食べる機会を増やしたいと思っています。
使う時に楽しくなる商品、ありそうであんまりないですよね。
自家用にも、そして贈り物にも超オススメ。

People / Blexbolex

松本 知彦 for Private Time/2014.12.02/本

2009年に世界一美しい本賞の金賞を受賞した、フランス人のイラストレーターBlexbolexのイラスト集です。
様々な人々を描いた美しい一冊。

imgどこか懐かしさを感じさせる本です。

imgカバーは裏も印刷されていてオシャレ。

このブレックスボレックスという人、ドイツ在住のフランス人らしい。
僕はこの本をヨーロッパに住む友人からもらいましたが、日本でも購入は可能です。
まず色がとっても美しい。
これは何の技法で描かれているのだろう?
版画のようなリトグラフのような、独特の味わいがある表現ですね。
色が重なっている部分は、下の色が透けて見えていて、レトロな感じ。
まさか手で刷っているわけではないと思いますが、紙もザラザラしていて、手触りのよい、ハンドプリントのような印刷です。

イラストは、シンプルな中にも人の特徴がうまく捉えられていて、ちょっとしたコミカルな要素もあり、技法も含めて温かい表現なのに、スタイリッシュという不思議な世界になっています。
今年の6月くらいに発売されたペンの美しいブックデザイン特集でも紹介されていたので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。

img

img見開きの絵柄の対比は何か意味があるのかな?

img今年の6月に出たPENの特集でも紹介されていました。

見開きで対比するようにレイアウトされていますが、右と左のイラストがどのような意図で配置されているのか、考えてみましたがよくわかりません。
ABC順じゃないし、関連した単語でもない。
同義語でも反対語でもないですね。
もしかしたら秘密があるのかもしれないです。
もしどなたか知っていたら教えてください。

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