パン戦争は終結か?代々木公園365

松本 知彦 for Private Time/2015.12.24/食べる食べる

以前このブログで代々木上原近辺のパン戦争勃発の話を書きました。
それまでパン屋と言えば、駅前にあったフジヤパンしかなかったのが、ここ3年くらいの間にどんどん新しいパン屋が登場し、代々木上原近辺はパンの大激戦区になったのです。

img365って名前だけど、定休日ってあるのかな??

食パンしかなかった生活圏に、フランスパン(バゲット)を引っ提げて一番最初にやってきたのはプーブーでした。
僕はかなり利用しましたけど、最初は食パンを売らないこうしたスタイルのパン屋が、地元の高齢者もたくさん住んでいる私鉄沿線で、どこまで受け入れられるのかなあと思って見ていました。
しかし、次にやってきたカタネベーカリーが地下にカフェをオープンさせて、朝食を始めたあたりから代々木上原近辺は一気にパン戦争の激戦区となります。
僕の予想は外れて、シャレオツなパン屋は地元に受け入れられ、次々と競合店が代々木上原に進出してきました。
それは代々木上原という場所が、ただの私鉄沿線ではなく、新しいライフスタイルを受け入れる素地があるということの証明でした。
毎回書いてますが、日本人のライフスタイルってここ10年間くらいでものすごく変化したのじゃないでしょうか?
パンといえばアンパンマンに出てくるようなパンしかなかったはずですが、最近では見たこともないようなパンがたくさん売られています。
下手をしたら切ってない食パンを知らない小学生とか出てくるのじゃないかと。
僕は小学校のとき、朝食には食パンを焼いてマーガリンをつけて食べていたのが(時々そこに砂糖を乗せて食べていた)、今そんなことして食べてる子供はかなり少ない、というかいないのじゃないですかね?
ま、昭和って言っちゃえばそれまでですけど 笑
そもそも今ってマーガリン食べないし。

imgお店は代々木公園、代々木八幡駅から歩いてすぐです。

さてそんな激戦区に最後にやってきたのが365です。
真打登場といったところでしょうか。
これ以降新しいパン屋はやってこなくなりました。
正確に言うと場所は代々木上原ではなく、代々木公園にあるのですが、ここがですね、めっちゃ混んでます。
系統的には以前紹介した駒場東大前のル・ルソールに近いと思います。

やっぱりこの店もル・ルソール同様、どこで修行していたのかが重要のようです。
オーナーの杉窪さんという人は、表参道にある「デュヌ・ラルテ」というパン屋出身のようです。
そのお店は、1階にシャネルが入っているジャイルの地下にあります。
レム・コールハースの弟子たち、オランダの建築チームMVRDVが設計した建物で、MoMAとかD&Departmentが入ってるビルですね。

imgパッケージはちょっとお洒落で高級感あり。

imgショッパーとパンを包む包装紙の紙質を揃えてるのがニクいね。

imgこういうシャレオツなパンを売っているお店です。

もうすぐ365もお約束のカフェを開いて、いよいよ朝食をスタートさせます。
先週もうお店の内装は終ったと聞きました。
この流れ、カタネもそうだし、パン屋でブレークしたら次はカフェを開いて朝食っていうのは今のパン屋のお約束の流れですね。
朝食がはじまったらさらに人が押し寄せるだろうなあ。
代々木公園の駅前にある昔ながらのパン屋ドンキー、そしてデンマーク大使館御用達のパン屋イエンセンには是非ともがんばって欲しいです。
応援してるよー。

imgデンマークらしい可愛い外観のイエンセン

ダーバンのインタビューで着ていたのはハリスツイード

松本 知彦 for Private Time/2015.12.22/ファッションファッション

先日このブログでも紹介しましたが、ダーバンという老舗スーツブランドのインタビューになぜか自分が出演することになりました。
その2回目が先週から公開されています。
今日はそれに関連してジャケットについて書くことにしますね。
↓↓インタビューの2回目はこちらから↓↓
http://www.durban.jp/magazine/interview/

imgインタビューはうちのオフィスで行われました

インタビューを受けているときに着ていたのは、ハリスツイードという生地で作ったジャケットです。
ハリスツイードとは、スコットランド北西部のハリス&ルイス島で取れたピュアウールを島民が1枚1枚手で丁寧に織った最高級ツイードのこと。
「ハリスツイード」と呼ぶことを許されているのは、1909年に発足した英国ハリスツイード協会が認めたものだけなのです。
もう100年以上前ですよ。
元々は過酷な自然環境から島の漁師たちの身を守るために作られた生地なので、非常に頑丈なものです。
その生地を使って作られた洋服などには許可証として、地球とクロスでデザインされた有名な紋章の生地ネームがついています。
インタビューで僕が着ているジャケットの内側にもこのお約束の生地ネームがついています。

imgこのデザイン、ヴィヴィアンウエストウッドに似てますよね

僕のジャケットはオーダーで、ブログでも何度か紹介していますが、東京で一番幸せなセレクトショップ(と僕が勝手に呼んでいる)広尾の「ピッコログランデ」で採寸して作ってもらいました。
普通ならグレーのヘリンボーンとか、IVY的な渋い色で作るところを、あえて鮮やかなブルーを選んでいます。
この明るいブルーの生地は、オーナーの加藤夫妻も、作家の島地勝彦さんも、そして加藤奥さんのお父さんも、みんな同じ生地でオーダーして、全員お揃いのジャケットを持っています 。
そうチームなのです 笑
(島地さんのお宅=サロンドシマジ本店はピッコログランデから近いので、一緒に伺うこともあるのです。)
生地はゴッツい英国モノですが、仕立てはライニング(裏地)を省き、肩パットもなしにして、イタリアの仕立てで作っています。

img元週刊プレイボーイ編集長で今は作家の島地さんとワタクシ。

imgオーダーするとついてくるピッコログランデのネームタグ。宣伝です!

imgインタビュー写真だと違いますが、本当の色はこういう鮮やかなブルーです。

このところクラシック回帰の流れもあって、巷ではこうした歴史あるヘビーウエイトの生地も使われるようになりました。
一時期、400g以上の重い生地はお店でも売ってませんでしたが、今では探せばありますからね。
スーパー120のような、ロロピアーナに代表されるイタリアの軽くてなめらかな生地とは真逆の男臭い、労働者が働くときに着るような生地なのです。
印刷・デザインで言ったら活版みたいなものですね。
普通のセオリーからすると、こういう生地のジャケットを着る際には、中にはタッターソールのシャツにオッドベストを着て、下には太めのストレートのデニムを合わせ、アウターにバブアーを羽織り、トリッカーズを履く、というのがルールなのだと思います。
でも僕はそういう1つのスタイルに縛られるのは嫌なので、インタビューの時もカントリーに振らないで、シティのコーディネートにしています。
写真には写ってませんが、履いているのはルームシューズですから 笑

インタビューの中でも語ってますが、こういう意外性がないとつまらないですよね。
と書いてはいますが、ほとんどの人には、その合わせが意外なのかどうなのか、さっぱりわからないかもしれないですよね・・・汗
スミマセン。
聞き流してください。
いやあ、こういうのってホントにメンドクサイですよね。
好きなものを愉しんで着ればそれでよいということで。

img今回の後半の記事で僕の回はおしまいです。

時間があるときに是非インタビューも読んでみてください。
そして僕の次は、、、、な、なんとファッション好きじゃなくても、誰でも必ず知っている、あの大御所の登場です。
その方と僕が同じ枠に出ること自体がホントに申し訳ないというか、大変に恐縮なのですけれど・・・
皆さん、次回お楽しみに。

いま広尾商店街が熱い!

松本 知彦 for Private Time/2015.12.17/東京東京

東京に住んでいると、ある時新しい店が複数できたり、活気が出てきたりするエリアやストリートが突然出現することがあります。
理由はわかりませんが、口裏を合わせたように複数のお店が新しいビジネスを同時にスタートさせる不思議なタイミング。
渋谷の東急本店の裏の通り(奥渋というらしいですが、今めちゃ熱いです!)や広尾の商店街に最近それを感じます。
数年前は中目黒、そして西荻、蔵前などなど、こういう現象が次から次へ、東京のあちこちで順番に起きるのが面白いです。

img今話題の熱い店 フレンチフライ専門店AND THE FRIET

広尾って、昔は大人と外国人の街というイメージでした。
大使館があるせいだと思います。
西麻布に近いとはいえ、遠くからわざわざそこへ遊びに行く場所とは違うし、広尾ガーデンプレイス(以前は宮沢りえも住んでいた)などが建つ高級住宅地であり、そこに住む人たちの憩いの街っていうイメージがありました。
明治屋、神戸屋キッチン、有栖川公園、フレンチのヒラマツ、エノテカ、カフェデプレ、インターナショナルマーケット(このマーケットには暖炉用の薪が売っている!)などなど、そんな店に混じって古い商店もあって、新しいものと古いものが混在する地元感あふれる街だった。
昔はシカダ(郷ひろみが二谷友里恵にプロポーズした店だっけ?今は青山に移転)や香港ガーデン(閉店)、シドミードがデザインしたthe wall(閉店)、FOB COPE(閉店)、アンナミラーズ(閉店)などなど、広尾エリア以外から人たちを集客する施設がありましたが、今はそれらもなくなって、すっかり落ち着いた感じ。
ラ・ビスボッチやイルブッテロなど、昔からの有名店は健在ですが。

そこに今熱い店が出来ています。
広尾駅から商店街を入ったところはそんなに変わっていませんが、変化は商店街を明治通りに抜ける手前の奥の方。
新しいイカしたお店がボンボンできてます。

img上がAfrika Rose、下はsage&fennel、2つとも新しいお店

img先月広尾にオープンした集合施設CANVAS

今年オープンしたアフリカのバラを売る専門店Afrika Rose。
アフリカとバラの組み合わせってなんだか意外。
日本のバラより鮮やかで生命力にあふれています。

カリフォルニア発のスローファストフード店sage&fennel(セージ アンド フェンネル)
今年の11/1にオープンしたばかりのお店です。
スローでファストって何のこっちゃ訳わかりませんが、都会のライフスタイルに合わせて自然と健康に向き合ったスローフードをファストに提供する店、、、だそうです。ハイ。

同じく11/5にオープンしたCANVAS TOKYO。
ここはnicoドーナツとコーヒー、LAスタイルのサンドイッチを売る複合施設とのこと。
複合施設と言っても建物はそんなに大きくないですが、外観はカッコいいです。

imgAND THE FRIETのビジュアルアプローチはユニーク。海外の店みたい。

imgおいしいフレンチフライとデザインの融合。

そしてフレンチフライド専門店のAND THE FRIETです。
オープンして2年くらい経ちますが、店ができた時は毎週末20人、30人の長蛇の列でした。
もう落ち着いてきたので初めて入ってみることに。
このAND THE FRIETは国内外のクラブミュージックを手掛けるKSRという音楽会社が経営しているらしいです。
音楽とフレンチフライ専門店ってこれまた意外。
店のインテリアがかっこよくて、ビジュアルデザインの優れた店でなので、誰がやってるのだろうと思って調べてみたら・・・・
やっぱりねえ。
平林奈緒美さんでした。
以前nico and原宿本店やユナイテッドアローズのカタログを紹介する際に何度か記事に書きましたが、女性誌やファッション広告をたくさん手掛ける敏腕アートディレクター。
見た瞬間に、すぐに他の店との視覚的な違いを認識できます。
ホントに優秀だなあ。
インテリアデザインを手掛けているのはraregemという事務所で、今回はじめて聞きましたが、この人たちの仕事カッコいいです。
グラフィックもだけど、インテリアも最高ですね。

imgおもちゃのたまやと山田屋。同じ通りにこういうお店があるのは重要です。

imgクッキーがおいしい東京フロインドリーブは1970年創業

こうして見てみると、新しい店にはみんな意外性と専門性があることがわかります。
今後の継続性はわからないですが、意外性がないと集客は図れないのかもしれませんね。
すぐ目の前には昭和感バリバリのおもちゃのたまや、そして手焼きせんべいの山田屋などがあります。
新旧入り混じっているのが、私鉄沿線の商店街特有のいいところですね。
同じ通りにある老舗有名店、ドイツパンとクッキーで知られる1970年創業の東京フロインドリーブ、そして1893年創業の老舗で有名な多田スポーツも健在です。

imgおまけ。広尾と言えばやっぱりピッコログランデの加藤夫妻の笑顔。

東大生はこのパンを食べているのか? ル・ルソール

松本 知彦 for Private Time/2015.12.15/食べる食べる

またパン屋の話です。
代々木上原周辺で激化するパン戦争が隣の駅まで飛び火して、駒場東大前駅前にオープンしたパン屋です。
ここのパンも熱いのです。

img結構小さなパン屋なのですが、いつも混んでます。

以前、井の頭線の駒場東大前の駅前周辺には何もありませんでした。
いや今もないですけど 笑
渋谷にも程近い便利な場所なのですが、本当に地味で何もない駅です。
商店街もないですが、唯一マクドナルドだけが駅前にあってどうにか駅前の体裁を保ってます。
マックのネオンサインがなかったら、本気で寂しい駅でしょう。(あっても寂しいけど 笑)
その名の通り、駅を降りてすぐ目の前には東京大学、踏切を渡った反対側には駒場野公園、海外からの留学生を受け入れる都立国際高校、その他偏差値が高いことで知られる有名校が集まっています。
東大も公園も広い敷地に樹木がたくさん生えているため、駅の周りは多くの緑に囲まれ、人の住む集合住宅は少ないエリアです。
少し歩くと柳宗理が館長を務めた日本民芸館(今はなんと深沢直人先生が館長です!)、そしてその隣には近代文学館があります。
でもどちらも閑静な住宅街(1つ1つの敷地がデカい)にひっそりと佇んでいて、人が多く訪れるようなスポットではないです。
駅の乗降客も東大生がほとんどという、極めて静かな駅なのです。

そこにオープンしたのがル・ルソールです。
2年くらい前にオープンしました。
できたときは、あんまり人のいないこの駅にこのパン屋?と思いましたが、パンマニアのハートをつかみ徐々に頭角を現してきました。
たぶんパンマニアは、ここのパンを買うためだけにわざわざ駒場東大前駅で降るのでしょう。
でないとホントに人通り少ないですから。
もしかしてこの店のパンを買って、その人気を支えているのは東大生??

なぜこのパン屋が有名なのか?
それはやっぱり作り手なのです。
高輪にあるメゾンカイザーという有名店出身のシェフが開いたパン屋のようです。
僕はパンマニアじゃないので全然詳しいことはわからないですけど。
パンマニアにはきっとたまらないのでしょうね。

imgショコラ55は170円です。おいしい。

ここでの個人的なオススメはショコラ55というパンです。
小ぶりなフランスパンにバターと丸いチョコレートを挟んだだけなのですが、これがおいしい。
堅いチョコと柔らかいバターの異なる食感がたまらないです。
たぶん挟んであるバターがおいしいのじゃないかと思います。
いやパンの方かな?
よくわからないですが。
他にもおいしいパンがあるのだと思いますが、いくつか食べてはいるものの、パンマニアじゃないので、バゲットの味とか違いが僕にはわからないのですけど・・・
たぶんパンマニアの人たちって食べ比べしたりして、どんどんハマっていくのでしょうね。

しかし代々木上原のカタネベーカリー、代々木公園の365、駒場東大前のル・ルソール
パン戦争は代々木上原周辺だけかと思っていましたが、本当にここ2年で激戦区は広がっているように思います。
駒場東大前で新手のパン屋はこのル・ルソールだけなので、代々木上原みたいに駅前闘争は起きないと思いますが。
これは渋谷区目黒区周辺だけでなく、東京の他のエリアでも起きていることなのかなぁ。
それともこの周辺だけなのだろうか?

思い入れのある雑誌が休刊に・・・2

松本 知彦 for Private Time/2015.12.10/仕事仕事

前回の続きです。
東洋経済のThink!という雑誌の休刊が決まりました。
うちの会社で13年間ずっとデザインを担当してきた雑誌です。
思い返せば本当に色々なことがありました。

imgThink!の別冊2号目です。

担当してきた雑誌が休刊してしまうというのは寂しいものです。
プロジェクトが終ってしまうことは、期間の短いWebではたくさん経験してきましたが、雑誌では初めてでした。
始まったらいつかは必ず終わる時が来ますが、この仕事は思い入れが強かっただけに郷愁があります。
特に表紙のアートディレクションでは色々試行錯誤を重ねました。
その中の1つが岡本一宣さんの目に留まって、取り上げてもらえたのは嬉しかった。
時間と手間を惜しまずにかけました。
毎号200ページを作るのは大変でしたが、他にない雑誌を作ろうという意気込みがあると同時に、ロゴから中身まですべてまかされているという責任感も感じていました。
次々と休刊に追い込まれる競合誌を横目に、いつかは終ってしまうかも、、、という不安も抱えながらデザインに打ち込んでいました。

img別冊もたくさん出ました。あと単行本も。

それが結果に結びついたかどうかはわかりませんが、Think!本誌から単行本や別冊が多く発刊されるようになり、僕たちは単行本の仕事も多く手掛けるようになった。
嬉しいことでした。
同様にスタッフも増えていきました。
広がった仕事の1つに別冊Think!がありました。
その中に自分でイラストを描いた仕事があります。

img鉛筆やサインペンではなく、カラーインクの1発描きです。

imgカラーインクはスポイトで描くので難しいのです。その後水彩で着彩。

img鍛えるというテーマで、本文中に入れるカットをたくさん描きました。

僕は以前企業にいたとき、サンデー毎日に毎週挿絵を描いたり、スマップ×スマップの番組セットの絵を描いたり、月刊誌やシャ乱Qのレコードジャケット、企業の販促物などなどにイラストを描く仕事をしていた時期があります。(会社には内緒でしたけど、、、汗)
そんなことを思い出しながら別冊Think!の表紙を描いたのでした。
久しぶりで楽しい仕事でした。
今見ると納得いかない部分も多々ありますが 笑 

img家にあるスペルガのスニーカー見て、カラーインクで。

img飾り系やら、ベタ面やら手描きでいろいろ。

中身の罫線や小見出しの画像も全部手描きにしました。
時間もないのにスケッチブックに水彩で描いて、それをスキャンして、フォトショップでいじって、、、こんな手間をかける必要はないかもですが、やり切りたかった。
当時気の効いたデジタルの素材集はありませんでしたから。
ファッション誌ならともかく、ビジネス誌でこんなことまでする雑誌はたぶん他になかったでしょう。
当時の自分のテーマは、ビジネス誌らしくないビジネス誌でした。
発行日を見たら、もう10年くらい前なんですね・・・
ちょっとびっくりです。
デザインもかなり古いし、、、今じゃ全然新規性が感じられないですが・・・

でもあの時、時間がないからという理由で、全編手描きにしなかったら、
今見たらきっと「あー、あの時やっておけばよかった。。。」と感じるに違いありません。
忙しかった時の状況は忘れても、やれなかった後悔の記憶は最終成果物を見る度に蘇ってしまうもの。
だから仕事はやるべきと1度判断したことは、やらないといけない。
やらなきゃ次はないのです。
言い訳は効かない。
他者への言い訳より何より、自分への言い訳ほど悔しいものはない。
見ていて、そんなことを思い出しました。

社長が集まって組んだバンド the PRESIDENTS

松本 知彦 for Private Time/2015.12.08/私の履歴書私の履歴書

先日久しぶりに会った友人から、懐かしい写真をもらいました。
今から10年前にやっていたバンドのライブの時の写真です。
懐かしい!!

img今見るとちょっとカッコいいバンドだなぁ笑

メンバーは全員同じ大学の卒業生。
全員が当時社長だったので、「PRESIDENTS-プレジデンツ」っていう名前のバンドでした 笑
やってた曲は、見たまんまでキャロルのカバーです。
キャロルってバンド、今の人は知っているのかな?
70年代に矢沢永吉、ジョニー大倉がやってたバンドで、そりゃもーカッコよかったわけです。
聞いていた世代は僕より上の人たちで、リアルタイムで聞いたわけではありませんが
高校生の時ビートルズ経由でキャロルに触れて、カッコいいなあと思いましたね。
初期ビートルズにそっくりな音を日本語で歌うバンドでした。

img革ジャン、革パン履いたままの演奏って結構暑いのです

img比較するなんておこがましいけど、知らない人のために御本家

初期ビートルズもそうだったように、キャロルのメンバーも全員革ジャンにリーゼント。
それがヤンキー(当時はツッパリって言ってましたけど)の連中に受けたわけです。
日比谷の野音で行われたキャロルの解散ライブの映像を見ると、そういう輩が沢山出てきます。
キャロルの弟分、クールスもそうですね。
僕はヤンキーじゃありませんでしたけど。。
でもヤンキーという偏った狭いカテゴリーをはずしたとしても、キャロルは普通にカッコいいバンドでしたね。
このバンドは、同じ大学にいたリリーフランキーと15年くらいバンドをやったあとに、その友人たちと遊びでやっていた企画モノみたいなバンド。
でもスタイルだけは全員ちゃんと揃えてました。
革ジャンに革パン、アタマはカッチカチです 笑
やっぱりやるならこだわらないとです。←重要
バンドって演奏もそうですが、衣装を揃えるっていうことは結構大事なことなのです。

しかし、今見ると若いっすねえ。
楽しかったなあ。
その頃のライブの動画もyoutubeに上がってます。


写真に写っているライブは、渋谷のクラブで夜11時からの演奏でしたけど、そのライブが終わったあと、会社に戻って提案書を書き上げ、着替えて寝ないままプレゼンに行ったことを思い出しました。
それで、そのコンペも取っちゃうという、、、いやあ若いっていいですね 笑

imgこのあと会社に帰って提案書を書きました 笑

ダーバンと言えばアラン・ドロン、そして・・・まさかの松本です

松本 知彦 for Private Time/2015.12.02/私の履歴書私の履歴書

皆さんはダーバンというメンズブランドを知っていますか?
インポートだと思っている人もいるかもしれませんが、MADE IN JAPANにこだわる国内の老舗スーツブランドなのです。

imgこれがダーバンのWebサイトです

ダーバンといえば、やっぱりアラン・ドロンじゃないでしょうか?
と言っても、若い人たちはほとんど知らないでしょうね。
きっと知っているのは、竹野内豊が出ていた広告くらいでしょう。
僕が子供の頃、ダーバンのテレビCMにはアラン・ドロンが出ていて、それがすごく有名でした。
CMの中でアラン・ドロンが言う「ダーバンセロリゴンデロモデアム」とか言うセリフがすっごく流行ってて、学校でもみんなマネしていました。
それはフランス語だというのを大人になってから知りましたが。
「D'URBAN C'est l'elegance del'homme moderne. ダーバン、それは現代を生きる男のエレガンス」という意味みたいです。
小学校の時にお母さんが買ってきてくれたイクシーズというブランドのトレーナーも、ダーバンだったというのを最近知りました。
アラン・ドロンが出てたので、てっきりインポートブランドかと思ってましたが、純正国内ブランドだというのを知ったのも大人になってから。

imgこれがジャパニーズダンディの表紙(穂積さん)と中身に出ているワタクシ。

img撮影は2年前でしたが、既に年を取って顔が違う気がしますが、、、汗

さて、そんなわけで小さい頃から身近で慣れ親しんできたダーバンですが、恥ずかしながらこの度、歴史あるこのブランドのWebサイトに出演させていただくことになりました。
きっかけはジャパニーズ ダンディという本です。
日本における現在進行形のテイラードスタイルを紹介した写真集。
以前このブログでも紹介しましたね。
http://blog.10-1000.jp/cat39/001196.html
テーラードとは、硬くしっかりと仕 立てられた服のことを差します。
ジャパニーズ ダンディは、130人のダンディな男たちが、テーラードの装いで掲載されている本なのです。
(ちなみにプロのモデルの人は一人もいません)
僕もその一人としてこの本に登場しています。
大型本で1万円もしますが、機会があったら是非本屋で手に取ってみてください。
他にはない、なかなかスゴイ本なのです。
なんつったって英国サヴィルロウの老舗ヘンリープールにも置いてありますから。

imgインタビューは前半と後半に分かれていて今回はその前半

今回はその本のディレクションを担当された河合さんとの対談でした。
僕は伊勢丹で河合さんにナンパされて(笑)この本に出ることになったのです。
そんな経緯もあって、なぜかダーバンのWebコンテンツとして河合さんと対談することになりました。
自分のスタイルについて語ってくださいという依頼内容。
お洒落な人って自分の服にポリシーを持っている人が多いですよね?
しかし僕は自分の服にポリシーはあまりない・・・汗
(スタイルにはありますが、服にこだわりはあまりない)
ポリシーがないことがポリシーみたいな 笑
だから聞き手が知りたがるような、ファッションに対する確固たるダンディズム論のようなものはあまり持っていないのです。
イタリアだと決めたらナポリとフィレンツェの服ばっかり、イギリスだったらすべて英国製のみ、アメリカ好きだったらサウスウィック製のシャツじゃないと許さないみたいな人、たくさんいますよね?
それがダンディズムかというと違うように思うのです。
モノは、ただのモノでしかないですから。
僕はそうしたグループのどこにも属さないと思います。
日本に住んでいる良さを享受する、自由なスタイルが好きです。

まあ、そんな細かいどうでもいいことは置いておいて、、、、
対談インタビューの記事は簡単に読めますので、皆さん時間があったら読んでみてください。
↓↓
http://www.durban.jp/magazine/interview/vol/000251/

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