「松本正彦 郷愁の切り絵展」 本日からはじまりました!

松本 知彦 for Private Time/2016.08.22/私の履歴書私の履歴書

何度かお伝えしていますが、僕の父親はマンガ家でした。
しかし僕が大学を卒業したあたりから、切り絵作家に転向し、毎日紙と向き合って気の遠くなるような細かい作業に向かうようになります。
そして都内の画廊や百貨店で、毎年個展を開くようになっていきました。

img今回は銀座の伊東屋さんでの展示です

それは母と二人三脚ともいえる作業。
創作は父、対外的な交渉は母、という役割分担で、活動は2人で行っていました。
会場の選定やフレームのチョイス、作品の命名、金額を決めるのは母親の仕事。
父親はいつも家で仕事をしていたために、マンガ家の時代から長い間、彼らは24時間一緒に家で過ごし、晩年は仕事も2人でするようになっていったのでした。
サラリーマンの家庭では考えられないですよね。
2人にとって結婚生活は、良くも悪くも実に濃厚な数十年だったと思います。
よくケンカもしてました。

しかし母はパートナーを失って一人になってしまった。
その喪失感がどのくらい大きなものか、僕には想像することしかできません。
すごく仲が良かったというわけでもないと思いますが、毎日ずっと一緒に過ごした仲間を失って、彼女の心にはとても大きな穴が空いてしまったように見えました。
しかし作家がいなくなったあとも、彼女は個展を開きたいと度々口にします。
その先に何があるのか、僕にはわからない。
でも彼女がやりたいと思うことは、やらせてあげた方がよいと感じています。

img父親の展覧会は実に3年ぶりです。

img展示場所は広くはないですが、20点近くの切り作品を展示しています

imgこちらはシルクスクリーン作品

img絵葉書もたくさん販売しています

img切り絵の作品集もありますので是非!

今回縁があって、銀座の伊東屋さんで展示をすることになりました。
これも母が一人で場所を決めてきて、作品の選択も梱包もすべて彼女が一人で行いました。
展示中は毎日会場にも立つとのこと。
オドロキの83歳・・・
でも、そうしていることが楽しいのだと思います。

img場所は伊東屋本館の裏にあるK.Itoya。万年室のサインが目印です。

銀座伊東屋(本館ではなく、別館のK.ITOYAの方ですのでご注意ください)の地下のフレームフロアにて、「松本正彦 郷愁の切り絵展」が、本日からはじまりました。
皆さん、銀座にお越しの際は覗いてみてください。
1週間やっています。
台風は今日で過ぎ去りますので是非。

8/22(月)~28(日) 月~土 10:00-20:00/日・祝日10:00-19:00
※最終日18:00閉場
銀座伊東屋 K.ITOYA 地下1階フレームフロア 
http://www.ito-ya.co.jp/store/itoya/k-itoya/recommend/2016/08/001962.html

ナポリタンがたまらない 新橋のパーラーキムラヤ

松本 知彦 for Private Time/2016.08.18/食べる食べる

さて前回に続き、今日も博物館レベルの希少な喫茶店を紹介しましょう。
前回紹介した「名曲喫茶らんぶる」があまりに素晴らしいので、今回の内容は物足りないかもしれませんね。
今回の場所は新橋です。

imgまず東京のど真ん中とは思えないエントランスに引かれます

以前紹介した小田急ハルク1階の「珈琲ピース」や、新宿3丁目の「名曲喫茶らんぶる」など、今まで新宿を中心に紹介してきました。
神保町などには、こうした絶滅危惧種に指定されている店はたくさんありますが、やっぱり古いだけじゃなくて最新のものと古いものが交差する街に古い店がまんま残っているところに琴線が触れますね。
もちろん自分が生まれた街だけあって新宿は愛着がありますが、ハイブランドを売る伊勢丹やグッチのすぐ横に50年前から変わらない店があるのが街の魅力です。
完全に新しいものだけの街はつまらないですからね。

あとシビれるのが昭和のネーミングセンスです。
喫茶店でピースってネーミングはストレートですよね。
これで禁煙だったら怒ります 笑
らんぶるにしても、僕はガレージギタリスト、リンク・レイのランブルっていうロケンロールな曲をイメージしちゃいますが、英語ではぶらぶら散歩するっていう意味らしいです。
ピースにしてもらんぶるにしても昭和のネーミングセンスがたまりません。

imgサインがキムーヤになっちゃってますね、すごいタイポグラフィ

img店内にはソファと水槽があっていい感じ。

今回紹介するのは新橋駅から直結するビルの地下にあるパーラーキムラヤ。
このお店が入っている新橋駅前ビルは、以前このブログでも紹介しましたが、1966年に建ったもの。
以前クライアントがこのビルに入っていて、度々行く機会がありました。
パーラーキムラヤはビルができた翌年からの営業なので、もう50年やってることになります。
ピースとほぼ同級生。

img食品サンプルがあるのは最高ですね。しかも安い!

imgそして予想通りのケチャップ味でうまい!!

まずパーラーっていう響きがいいですね。
今パーラーという名前で営業を続ける有名店は、資生堂パーラーくらいじゃないでしょうか?
「ピース」や「らんぶる」にはなかったナポリタンがこの店にはあります。
やっぱりナポリタンですよね。
粉チーズでいただきましょう。
食品サンプルがしっかりあるのも、かなり得点高いです。
もちろん全席喫煙OK。

img次回は喫茶店の真髄であるパフェを注文したいです。サンデーもいいね。

もう数少なくなってしまった昭和を感じることができる「純喫茶」
なくなる前に行っときたいですね。

親子展が無事終わりました。

松本 知彦 for Private Time/2016.08.08/私の履歴書私の履歴書

こちらもちょっと時間が経ってしまいましたが、3週間に渡って開催した「松本正彦・知彦親子展」が無事終了しました。
足を運んでくださった方々、本当にありがとうございました。
せっかくお越し下さったのに、お会い出来なかった方はごめんなさい。

img会期が3週間って、長いようであっという間。

今回は会社の20周年のイベントと同時に開催したため、本当に準備が大変でした。
会場全体の配置を考え、それに合わせて父の描いた原稿を選び、横幅3メートルの大きなパネルを作りました。
その間に自分の絵を描き・・・

世の中で、自分の父親と2人展を企画する息子がどのくらいいるかわかりませんが、僕自身は今まであんまり聞いたことがないです。
そもそも両方がクリエイティブな親子ってあんまりないのかなあ。
珍しいことなのだと思います。
そして、2人のうちの一人は、もうここにはいないし。。

img父親の描いたモノクロの原稿に僕が色をつけて、親子競演の実現です。

img色をつけたものを横幅3メートルのパネルで出力し、柱を挟んでシンメトリーで配置。

僕が親子展を開こうと思ったきっかけは、以前書いた通り、ベリーニが息子と2人で椅子のデザインをしている記事を見たことでした。
でも父親はもういないので、1つのテーマを共同で作業することはできない。
父親の作品に自分が色を付けることで、親子の夢の共同作業を実現させました。

img照明が幻想的で、夜の方が雰囲気ありましたね。

imgフランスの出版社からフランス版の表紙データを取り寄せて出力しました。

このカフェで、マンガを展示したことは今まで1度もなかったそうです。
斬新だったんじゃないでしょうかね。
それもあるのか、売れないだろうと思っていた父のポストカードやクリアファイルも売れたし、70年代の作品で作ったオリジナルの冊子は60冊も売れました。
よかった。
ありがとうございます。
僕の作品も数点売れました。
こちらもありがとうございます。

img奥の黒い壁にかかっているのが、僕の描いた作品です。

img父親の計画をしている間にも、自分の絵を描かなければならず。

また今月、銀座の伊東屋で父の個展があります。
「松本正彦 切り絵展」 
8月22日(月)~28日(日)の1週間、銀座のK. Itoya B1階 10~20時。
切り絵の原画をはじめ、版画や書籍を展示・販売します。
もしお時間ありましたら、そちらにも是非お越しください。
よろしくお願いします。

imgこちらもまさかの親子共演・・・笑

エッグタルトとは何ぞや 奥渋人気店ナタデクリスチアノ

松本 知彦 for Private Time/2016.08.03/食べる食べる

またまた大流行のお店を紹介しましょう。
代々木公園近くにあるエッグタルトの専門店、ナタデクリスチアノです。

imgエッグタルトなるものを食べたのは生まれて?そんなことないかな

6年前の2010年、代々木八幡駅の裏にオープンしたポルトガル料理のクリスチアノ。(ちなみにクリスチアーノではないみたいです)
ポルトガル料理というジャンルが珍しいこともあって、女性誌などで取り上げられて話題となり、一躍人気店として躍り出ました。
友達たち数人からこの店の名前を聞きましたが、僕自身はまだ行ったことはありません。
会社から近いのにね。
ポルトガル料理と聞くと、なんだかマニアックな響きがあり、勝手なイメージですがコアな女子だけが少人数で行く店というか、、あんまり進んで選択する店ではないなあと感じてました。

代々木八幡駅から渋谷へとつながるエリアは奥渋と呼ばれ、近年大ブレイクしています。
渋谷方面から来た場合、クリスチアノは奥渋の終点である代々木八幡に位置し、奥渋クルーズのトリを飾る存在です。(そんな大げさじゃないか 笑)
すぐ近くには、これまた相当な人気店、パンの365があります。
クリスチアノと365が代々木八幡の印象をかなり変えたと思います。
(フグレンはどっちかというと渋谷)
逆のコースで、代々木八幡駅からスタートして渋谷方面に向かった場合のシメは、me me meまたはミッケラー東京かなあ。
去年できたクラフトビールの専門店ミッケラー東京は、オススメのとってもいい店です。

img店の前には買う人の列が

imgこちらメニューですが、どれも1つ200円前後

さて話を戻して、そのクリスチアノですが、現在では3店舗展開しています。
ナタデクリスチアノ、クリスチアノ、マルデクリスチアノです。
その中で、今回はナタデクリスチアノを紹介しますね。
ここは先にも触れましたが、エッグタルトの専門店です。
代々木八幡駅から渋谷方面に少し進んで井の頭通りを渡った先、フグレンの近くにお店があります。
これがですね、人気で常に店には人が並んでいるのです。
もちろん奥渋、そしてクリスチアノの人気もあるからでしょう。
僕は上に書いた通りで、ポルトガルそしてエッグタルトというと、もうマニアックな女子のイメージしかなく、どうでもよいというか、、、汗 あまり気にしてませんでした。

imgパッケージがカワイイっすね。

img「パステル・デ・ナタ」と「ボーロ・デ・クララ・コン・ショコラテ」

しかしながら、休日時間があったので並んで買ってみることに。
うまい!
エッグタルトっておいしいんですね。
ちょっと偏見が薄れました 笑
エッグタルトには、中国式とポルトガル式があるそうで、、その差はよくわかりませんが、このお店のエッグタルトは高温で焼く本場のポルトガル方式で作っているそうです。
もともとはポルトガルの修道院で修道女が作っていたそうですよ。
やっぱり女子の世界・・・偏見 笑

img「パステル・デ・ナタ」の外はサクサク

img中はトロトロ。これがポルトガル式か?

店内はとっても狭く、基本テイクアウトです。
ビギナーはやっぱり定番の「パステル・デ・ナタ」からでしょう。
でもこれが1個200円
ちょっとした手土産にはちょうどいい金額なのじゃないでしょうか?
買う時に並ぶのは面倒だけど、お手軽で、相手がこのお店を知らない場合でも、奥渋で人気店の・・・と言ったらきっと喜びます。
もう1種、「ボーロ・デ・クララ・コン・ショコラテ」も買ってみました。
こちらは1個150円。
こちらもチョコレート入っててうまいっすー。

ということで、ポルトガル料理に対する偏見が少しだけ変わった経験でした。

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