IKEA 単3電池

松本 知彦 for Private Time/2013.12.11/ライフスタイルライフスタイル

ただの電池です。
でも最初にこのデザインを見た時は一瞬でブランドの強さを感じましたね。
思わず手に取ってみたくなりました。

img

電池の形状は万国共通なので変更ができません。
だから持続時間などの機能性以外では、視覚的な情報のみが商品の選択要因になります。
イケアの電池は、パッケージがすべて黄色で、窓から中の商品が見える構造になっています。
日本のメーカーのように透明のビニールでパックされているのではなく、外装は穴のあいた紙ケースという非常にクラシックな形です。
中身の電池も黄色で、外ケースから中身まですべて黄色一色で統一されていて、それが強い存在感を放っています。
すべて黄色に塗られた本体。
イケアの名前はそこに小さく印刷されています。

img見た瞬間に欲しくなっちゃう電池。

img本体を時計やリモコンにセットする時も存在感があって使うのが楽しいです。

電池本体に色々な情報を盛り込まず、メーカー名よりアルカリという書体の方が大きく扱われているのが好感持てますね。
日本の家電メーカーのように、電池本体にデカデカと社名を印刷するデザインもあります。
サンヨー電機のエネループの販売元がパナソニックに変わって、デザインが変更になった際、エネループという商品名をかなり小さくして、パナソニックのロゴを全面に大きく配置したことが不評で、ネットで話題になりましたね。

無印良品やアップルの無塗装の電池も一見よいように見えますが、IKEAの方が強さがあって個人的に好きです。
ここ最近のデザインは、情報を間引いた引き算のデザインが多く見られますが、IKEAの電池は足し算のデザイン。
それが逆に新鮮に映ります。
ブランドの世界観をこの小さな面積に込めつつ、嫌みではない、存在感ある強いブランディングに成功していると感じますね。

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