プラスマイナスゼロ ウォールクロック

松本 知彦 for Private Time/2013.11.13/インテリアインテリア

またまた深澤直人のデザインです。
今回はウォールクロックを紹介しましょう。

imgレリーフのような、日時計のようなクロックです。

壁掛け用の時計ですが、付属のスタンドをつければ立てて使うこともできるので、うちではキャビネットの上に置き時計として置いて使っています。

時計というのは通常、時刻を表わす数字のプレートに、別の素材で作られた針(だいたい黒やシルバーの金属)を組み合わせた構造ですよね。
しかし、この時計は数字も秒針もなく、文字盤、目盛り、針、すべて同じ色の同じ素材で作られています。
時計には必ずついている前面のガラスカバーもありません。
パッと見ただけでは動いていることもわからず、まるでオブジェのようです。

img

imgブランド名も目立たない大きさで凹になっています。

時計と言うと秒を刻む動のイメージですが、この時計は知りたい時だけその時刻をそっと伝えてくれる静のイメージと言えばいいでしょうか。
動く秒針を見るたびに、本能的に急がなければいけない気分になりますが、この時計はそんな感覚から見る人を開放し、ゆっくり時を過ごすことを勧めているかのようです。
まだ時間の感覚のない子供にとっては逆効果かもしれませんけど・・

普通、壁掛け時計って部屋の中では目立つ存在だと思います。
部屋のインテリアから唯一切り離されても許されるプロダクツ、いえ逆に目立つように作られてきたのが壁掛け時計だったと思います。
しかしこの時計は、インテリアに溶け込んで存在感はありません。
動いていないように見えるので、さらにそれが強調されます。
光と陰、凸凹でできる光と陰で静かに時を伝えてくれます。

デメリットは、設置する際に直接文字盤を触るため、指紋がつくことでしょうか。
指紋の跡をきれいに拭いて、掛け時計として使えば問題はありません。

imgうちでは和室に置いてますが、和の空間にも合います。

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