寄藤文平

松本 知彦 for Private Time/2012.09.14/クリエータークリエーター

現在、銀座のグラフィックギャラリーで開かれている「寄藤文平の夏の一研究」を見てきました。
寄藤さんと言えば、イラストを使った日本たばこの大人たばこ養成講座の広告が有名ですね。
雑誌なんかにもよく出ていた黄色のイラスト、みなさんも1度は見たことがあるでしょう。
あと、メトロの中吊りのマナー広告シリーズもよく見かけました。
いずれも味のあるひねったイラストがとても印象的です。

img大人たばこ養成講座

img東京メトロマナー広告

今回の展覧会、1階では文字を一切使わずに映画を図案で表現したピクトグラムのデザイン、色鮮やかで可愛いものでした。
地下1階は、赤瀬川原平さんの本の装丁をテーマに、そのコンセプト、思考プロセス、アイデアパターンをたくさん展示して、来館者に投票させるという展示内容でした。

img1階は主に色面デザインの作品展示

1階の鮮やかな色面構成の作品もよかったけど、黒板を用いながら、アイデアの発想をデザインに落とし込んでいく過程そのものをプレゼンした、地下の展示がおもしろかったですね。
実際に書かれた企画提案書を見ているようでした。
勉強になります。

img壁面に置かれた実際の装丁サンプル、そのコンセプトが黒板に書いてあります。

img自分の気に入った装丁デザインに正の字で投票を。

何案あったか覚えてませんが、装丁されたたくさんの束見本が置かれていました。
そのどれもが異なるコンセプトで制作されており、最終的に手を動かすデザインよりも、最初に考えること、発想やプランがいかに重要かということを教えてくれます。

img銀ブラついでに是非

自分の中ではとってもよい展覧会でした。
装丁を手がけている人はもちろん、デザイナーだけでなく、モノ作りに携わる人全員が見て、勉強になる展覧会だと思います。
展覧会と直接関係ないですが、寄藤文平さんは僕と同じ大学を中退した人だということを知りました。
その経歴と多少関係あると思いますが、大掛かりな仕掛けや必要以上にインパクトを訴求するような代理店出身の香りがあまりせず、そこが自分的には好感持てる部分でした。
明日から3連休ですから、銀座に行かれる方は行ってみてください。
9/29まで開催。

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