高橋真琴展 実現します!

松本 知彦 for Private Time/2014.08.06/クリエータークリエーター

以前このブログでもお伝えしましたが、いよいよ高橋真琴さんの展示がSPACE8で実現する運びとなりました!
知っている人は知っている、特に30歳後半以上の女子なら必ず知っているであろう、あの高橋真琴さんの展覧会です。

img描かれた少女の瞳は、いつもキラキラです。

以前も書きましたが、僕の父親と真琴さんは貸本時代、大阪の出版社が発行するオムニバス形式のマンガ書籍に一緒に作品を描いていました。
複数の作家の作品を収録したオムニバス形式のマンガはそれ以前にはなく、父と真琴さんの作品を収録した1号が発刊されると全国で話題となり、それ以降発行されるマンガ雑誌は、ほとんどがそのスタイルになっていくのですが、それはまた別の機会に紹介したいと思います。
1950年代の話です。
真琴さんと父は20代前半、一緒に大阪のデッサン教室に通う仲間でした。
息子が会いに来たと伝えたらとても喜んでくれて、そんなつながりで今回の展示が実現することになったのでした。

img渋谷の西武デパートで開かれた大きな展覧会。入場は有料でした。

img展示は大きな会場でした。

imgスマホ撮影用の大きな壁紙もありました。

SPACE8での展示について快諾いただいたものの、勉強のために最近開かれた真琴さんの2つの展覧会を見に行ってきました。
1つは渋谷の西武で行われた「高橋真琴の原画展」。
こちらはデパートが開く展覧会だけあって、スペースも大きく、入場も有料でした。
最後にはお約束の物販コーナーがあって、これでもかっていうくらいにグッズが売られていました。
会場で動画を流したり、スマホの撮影用スペースがあったり、過去に販売された文房具を展示したり、バラエティに富んだ趣向を凝らした内容でした。
特に今まで販売された文房具の展示は興味深かった。
聞いてみたら、すべて真琴さんの持ち物とのことでした。オドロキ。
でもやっぱりデパートがやることですから、作品より商売の方が目立ってしまっていて、マニアなら楽しめるのかもしれませんが、魅力の訴求という点ではもう少しやり方があるのじゃないかなと感じました。
売られていたグッズも魅力的なものは少なかったし。

もう1つは銀座のギャラリーで開かれていた展示。
同じギャラリーで毎年決まった時期に個展を開いているそうですが、驚いたのは2日目にお邪魔したら、ほとんどの作品が売り切れになっていたこと。
30点くらいはあったと思います。
改めて真琴さんの人気を目の当たりにしましたね。
でも、、、やっぱり既存ファンをターゲットにした展示で、なんか違和感があり、、、、
その違和感は何だろ?って思って考えてみたのですが、コンテンポラリーな感じがしないことだとわかりました。
まあ、売ることが目的だからそれでいいのかな。
事実全点売れているし、、、

2つの展示を通して感じたのは、もっと魅力的な見せ方があるはず、ということでした。
どちらの展示も明確なテーマの設定はされておらず、若干展示は単調でした。
真琴さんの真骨頂はもちろん「少女のあこがれ」の世界です。
でもその世界観にも色々変遷があって、時代によって表現やモチーフは変化しています。
真琴さんと言えばマーガレットやリボンの表紙絵、その表現で本当に多くの少女のハートを掴みました。
大きな瞳にキラキラ輝く星を描いたのは、真琴さんがはじめてなのです。
個人的に、それは単に少女マンガの1つの表紙絵ではなくて、日本固有のアートだと思います。
日本のKAWAII文化を生み出したルーツは真琴さんにあるのです。
なので当初から展示のタイトルは”ROOTS OF JAPANESE KAWAII”にしようと思っていました。

img会期は9月3日から15日まで。予定に入れておいてくださいね。

僕が着目したのは70年代の表現です。
ここに真琴さんの真骨頂、そしてKAWAIIのルーツがあると思いました。
なので、70年代の作品で展示のほとんどを構成したいと申し出たのですが、、、、新しい作品じゃないと困ると言われてしまい、、、、
まあ、今活躍している作家だったら確かにそう言いますよね。汗
そして原画も販売許可できないと言われてしまい・・・・(他からのオファーはすべて断っているため、SPACE8だけ特別許可はできないとのことで、、、)

imgショウワノートに掲載されていた着せ替え。最高ですね。

imgこちらもショウワノートからぬりえのシリーズ。

そんなわけでいくつか制限があって試行錯誤しています。
西武のように大金はかけられないし、先方からの展示作品の条件もある中でどうやったら来場者にその魅力を伝えることができるだろうか?
大げさに言えば、日本の文化のルーツをどうやったら少しでも感じてもらえるかなと。
進行はゆっくりですが、展示内容が決まり次第、このブログでもお知らせしていきますね。
大事なことを言い忘れてしまいましたが、展示は9月3日から15日までの会期です。
サイン会もありますから、皆さん是非この機会に来てくださいね。
お待ちしています。

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