野田英樹×現代美術×東京都=?

松本 知彦 for Private Time/2015.10.15/クリエータークリエーター

このあいだの3連休は駒沢公園で行われたイベントに行ってきました。
東京都が主催する「東京キャラバン」というイベント。
2020年開催予定のオリンピックへ向けて、国内各地を回る「文化大サーカス」というプロジェクトらしく、今回はその第1回目でした。
ここから各地を回るようです。

img駒沢公園の野球場にでっかいポールが立ってました。

プロジェクトを手掛けるスタッフのラインナップを聞けば、きっとみんなも見に行きたくなるはず。
全体の監修・演出は野田英樹、補佐としてアーティストの日比野克彦、空間構成は現代美術作家の名和晃平、30組のアーティストが参加、その他に宮沢りえ、松たか子なども出演。
駒沢公園内の軟式野球場のグランドに仮設舞台を設置して行われましたが、これを見るのは誰でも無料!
さすが東京都。太っ腹!

imgポールの下では様々な演目が繰り広げられ、

img舞台セットも面白かった。

ショー自体は1時間くらいでしたが、内容はとても良かった。
見る前は現代美術と演劇、そして女優、、、、それをまとめるお役所、、、いったいどんなイベントなの?って思ってました。
現代美術ってその筋の人にしか理解できない、近寄りがたい面があって、それをショーとして成立させ、一般の観客に見せるとなると、いったいどういうことになるのか?
宮沢りえみたいなメジャーな女優が出てると言っても、もしかするとアングラみたいになっちゃうのでは?
そんな懸念を見事に裏切るおもしろい内容でした。
最初は松たか子の朗読にはじまり、続いて日本を代表する様々な要素が登場しました。
そのどれもが異質なものの組み合わせなのに、絶妙にまとまっている。
10人編成のバイオリンと三味線による演奏、
人間が演じる能の舞とロボットのコラボレーション、
アイヌの舞踏と沖縄の琉球舞踏、
東京ファッション、ドラッグクイーンまで(ドラッグクイーンは友人が出てました 笑)
クールジャパンにありがちなアニメやマンガは出てこなかった。
僕は舞台にはあまり詳しくないですが、野田英樹という人の才能を感じましたね。
様々な異なる要素を詰め込みつつ、一般の人に現代美術をこんなにキャッチーに、極めて日本的なショーとしてまとめあげるっていうのは、なかなか力量がないとできないことだと思います。
こういうイベントは是非たくさんやって欲しい。
お金を出して、無料で誰でも見られるようにした東京都をちょっと見直しました。
もしかすると野田さんがオリンピックの総合演出を手掛けるのかな?

img上のバンビは名和晃平氏、巨大バルーンは椿昇氏の作品です

imgイベントが終わってインタビューに答える野田さん。

このイベントを知ったのは、SPACE8で展覧会をやってくれた友人の宇治野氏に聞いたからでした。
世界的に活躍する現代美術作家で、最近GoogleのTVCMにも出演していた古い友人です。
彼もイベントに出演するとのことで、これは見に行かなければと。
彼が出て来るくだりは都市のシーン。
ローテーターズという作品で、SPACE8で展示していた時とほぼ同じセットで演奏していました(演奏?)
カッコよかった。
彼に聞いたところ、最初に野田さんからオファーを受けた際には内容がまったく定まっておらず、2度目のオファーを受けた9月の時点で構成がほぼ決まったとのこと。
ということは、準備はほぼ1ヶ月??
エライ短時間で作り上げたってことになりますね。
こういう何百人も参加するイベントってまとめあげる才能=力量も必要なんでしょうね。
やっぱり演出っていうのは大事なんだなあと感じた次第。

imgSPACE8とほぼ同じセットが舞台に展示されており、

imgそれを宇治野氏が操作すると舞台袖にある車がサウンドと共に動き出すのでした。

宇治野氏は今、次の展示へ向けた準備に入っています。
今度は大阪のでっかい工場跡地に作品を展示する企画。
これもなんと無料です!
東京に続き、大阪も太っ腹!
彼は別ユニッットで、元ピチカートファイブの野宮真貴さんとバンドもやってますが、その出演もあるようです。
これを見に大阪行きたいなあ・・・・
開催は10/31~11/23まで。
関西方面の方、是非足を運んでみてください。
↓詳細
http://www.chishimatochi.info/found/index.php/archives/2134

img大阪のイベントぜひ行きたい・・・・

profile

recent entry

category

archive

saru

ページトップ
表示切替:モバイル版パソコン版