高橋真琴さんを知ってますか?

松本 知彦 for Private Time/2014.05.14/クリエータークリエーター

今、密かに計画していることがあります。
少女漫画イラストレーターの第1人者として知られる、高橋真琴さんの展覧会です。
それをSPACE8で開催することを計画しているのです。

img知らない人でも、きっと1度は絵を見たことがあるでしょう?

ご存じない方のためにちょっと説明しますね。
大阪で生まれの真琴さんは、自身のキャリアを貸本マンガからスタートさせます。
貸本マンガとは、今のように本屋で書籍を購入するのではなくて、お店で本を借りて期日までに返却するシステムを言います。
有料の図書館みたいなものですね。
安価に、一人でも多くの人が本を読めるシステム。
1950年代、貧しかった日本には、こうした貸本マンガ専門店が全国津々浦々にありました。
まだテレビも、大手が発行する少年漫画雑誌もない時代、貸本マンガは子供たちを夢中にさせる数少ない娯楽の1つでした。
それまで完全に子供向けだった漫画に代わる新しいマンガ「劇画」もこうした貸本マンガの中から生まれます。
その原点となったのが、大阪にある日の丸文庫が発行した「影」というオムニバス形式のマンガ雑誌でした。
真琴さんもここで最初はマンガを描いていました。
しかし上京後の70年代には、マーガレットやリボンなど少女漫画の表紙のイラストを手掛けるようになります。
大きな瞳の中にキラキラした輝く星を描いた可愛い少女のイラストで一世を風靡し、そのイメージを全国に定着させました。

img少女の瞳にキラキラ輝く星は真琴さんの定番です。

全国に広がったデコラティブでガーリーなイメージは、きゃりーぱみゅぱみゅのルーツと言っても過言ではありません。
ロリータファッションやゴスロリのルーツでもある気がします。
今や海外から引き合いが著しい日本独自のKAWAIIカルチャーはどこからスタートしたのか?その1つには真琴さんが作り上げた目のキラキラした少女のイメージがあると思います。
それは単なる少女漫画のイラストというジャンルを超えて、浮世絵と同じように日本独自のアートと呼ぶのに相応しい。

img真琴画廊にお邪魔しました。

img若き日の父と真琴さん。2人とも20歳くらいの頃。

img後列一番右が真琴さん、その隣が辰巳ヨシヒロさん、前列一番左が父、隣はさいとうたかをさん。

そんな真琴さんと初めてお会いしたのは、僕が中学生の頃、新宿で父と2人でいた時でした。
前述の日の丸文庫で、父と真琴さんは一緒に活動をしていました。
その後父は劇画へ、真琴さんは少女漫画へ、進む方向は分かれていきました。
そんなつながりがあって、父の知り合いである真琴さんにも、ぜひうちのギャラリーで展示を行ってほしい、と千葉にある真琴画廊までお願いに行ったのでした。
すでに大御所になっている真琴さん、果たしてOKしてくれるだろうか?

imgその場でサインをいただきました。

imgいただいたサインはなぜか父と連名で 笑

返事は・・・
松本さんの息子さんならぜひやりましょう!
松本(正彦)さんはちゃんとしていた、周りのマンガ家に比べてホントにきちんとした人だった。彼の息子さんなら大丈夫。協力させてください。
とのことでした。
嬉しかったですねえ。
父がいたことで、自分にメリットがあったことは、後にも先にもこれが初めてじゃないかな 笑
ちなみに現在持ち込まれる企画について、ほとんどのオファーは断っているとのことでした。

父の友人である真琴さんの展覧会が実現すれば、とても嬉しいです。
開催は9月になる予定。
近くなったらこのブログでもお知らせしていきます。
SPACE8で行う高橋真琴展、皆さん楽しみにしていてくださいね。

img最近出版された書籍。真琴さんは80歳ですが、本当にお元気。

アンディ・ウォーホル展 永遠の15分

松本 知彦 for Private Time/2014.05.09/クリエータークリエーター

あ~、ここのところ忙しかったり、GWだったりで、この記事をアップするのが遅くなってしまいました。。
GWで終わってしまいましたが、六本木で開かれていたアンディ・ウォーホル展に行ってきました。

img最近の展覧会のお約束で、グッズ売り場は充実でした。

本編と関係ないですが、ウォーホルは僕が高校生の時は、ウォーホールと表記していたのに、いつの間にか気が付いたら、音引きがなくなっていました。
長年の癖で、ついついウォーホールと呼んでしまいます。

さてウォーホルと言えば皆さんは何を想起しますか?
キャンペルスープの缶?
マリリンモンローやプレスリーなどのアメリカンヒーロー?
有名人の肖像画シリーズ?
ベルベットアンダーグラウンド?(あぁルー・リード、、合掌)
カツラ?
死のイメージ?

img会場の上階にはウォーホルカフェなるものも。

imgカフェで期間限定のウォーホルバーガーです。

img景色はいいけどね。カフェにも作品が展示されてて警備員が立ってました。

それまでのアートの概念を破って、世の中に新しい考え方を提示したという意味で、ウォーホルの存在は新しかったと思います。
彼は現在のアートにもつながる戦略や戦術を持ち合わせていて、それらはコマーシャル的でもあり、それまでの純粋ゲイジツだけをアートだと捉えていた人たちの概念を打ち破りました。
表現そのものよりも、戦略やパッケージの仕方が非常に優れていた。
それは彼が元々広告イラストレーターだったことと切り離せません。
写真を元にした複製可能な版画を印刷するということ自体がそもそも商業的であり、それをアートと呼び、さらにお金を払えば誰からの制作依頼も受け付けるという、アートは1点もので希少価値という価値観もひっくり返した。
しかも作品の制作は、本人ではなく、大部分をアシスタントが行っていました。

商業デザインは商品を売るための販促物=人の注目を引いて欲望を掻き立てるためのものですが、同じように人の注目を集める商業的な手法を取りながら、表現を少し変えてギャラリーに展示すればアートとなり、高価で売れるという。。。
商業ビジネスに身を置いていたウォーホルは、こうした消費の仕組みを熟知していたでしょう。
アートと商業デザインの境目をなくし、商業的視点をアートに持ち込んで作品の価値を問うというのがウォーホルだと思います。
そこには美術批評家を飛び越えて、美術の専門家でないコレクターたちの所有欲を掻き立てる、作品の価値=換金性という要素が見え隠れします。
なんだかこうした点は、現代美術作家のダミアン・ハーストが、作家になる前に投資を学び、金融の職業に就いていたことに似ていて興味深いです。
投資のノウハウを美術に持ち込み、投資家(コレクター)をターゲットにその投資対象を自分で作り出すという、表現の前にまずビジネスがあるってことです。
美術には市場があるわけで、その市場ニーズを知らなければビジネスが成り立たない、そして株のように時価が変動する作品の価値を引き上げる努力は、ディーラーと作家の戦略よって行われています。
現代美術っぽいですよね。
作品の換金性に重点が置かれていることは、もしかすると移民で貧しい家庭に育ったウォーホルの出自にも関係あるかもしれません。

imgウォーホルがペイントした車

僕はウォーホルが同じ時代にリアルタイムでその作品を見て衝撃を受けたという、ポップアートの作家、リキテンシュタインくらいまでが好きです。
ウォーホルも嫌いじゃないけど、スタイルが先行してビジネスのかほりがするのって高校生の時からどうなんだろ?って思うところがありました。
もちろんそれがあるからこそコンセプチャルなのであり、現代美術として成立しているのだというのは理解できます。
今の世の中、それがないとそもそも作家として成り立ちませんからね。
しかしながら、そうなる直前の時代の作家たちの、限られた枠の中で表現を追求しようとするやり方に魅かれます。
ポップアートは大好きですが、ローゼンクイストやロウシェンバーグ、イギリスならリチャード・ハミルトン、ピーター・ブレイクたちのアナクロなやり方の方に共感する部分があります。
ウォーホルの表現は現代に通じる要素を多く含んでいるけれど、ファッションやマスコミに接近している分だけ、そこに商機があると宣言しているような部分が、自分にとって違和感があるのです。
村上隆も同じですが・・・
でもそうした戦略が今の時代、はずせないのも事実であって、有名/有名じゃない、金持ち/金持ちじゃない、という差はその戦略の組み立て方にかかっているとも言えるのでしょう。
でも本来芸術ってそういうことではなかった気もするのです。

imgフランフランがクッション作ってました。

imgベルベットアンダーグラウンドのバナナのケースはこんな感じです。

まこという名の不思議顔の猫 展覧会

松本 知彦 for Private Time/2014.04.28/クリエータークリエーター

今、うちのビルの3階SPACE8で、まこの写真展が開かれています。
まこというのは猫の名前なのですが、その筋では相当に知られた猫なのです。
なぜ知られているかというと・・・

imgいまその筋では熱い展示なのです。

まこを取り巻くゆるい日常を綴ったブログがスタートしたのが2006年。
2007年に「まこという名の不思議顔の猫」というタイトルで書籍が出版されると、これが話題になり、変な顔をした猫が世間に知られるようになります。
今までに4冊、まこ関連の書籍が出版されており、猫好きの間でまこは、ちょっと知られた存在になりました。
あれから11年。。。
早いものです。
今回5冊目となる写真集が出版されることを記念して、SPACE8で展覧会が開かれることになったのでした。

img普通の写真展ではないのがおもしろいですよ。

img部屋にいるような仕掛けの展示です。

著者の岡優太郎氏は僕の古い友人です。
もう20年以上の友人。
彼は僕の通う大学とは異なる美大に通っていましたが、よくうちの大学に遊びに来ていたこともあって仲良くなり、卒業後に頻繁に一緒に遊びに行くようになりました。
僕が当時リリーフランキーと組んでいたバンドと一緒に、クリスマスイベントを企画したこともありましたが、それ以外でも飲みに行ったり、クラブに行ったり、DJしたり、当時は毎週のように朝まで遊んでいましたね。
ホントに毎週ベロベロでした。
僕の友人が務める会社の同僚が、その後彼の奥さんになる人なのですが、彼女も含めてホントによく遊びに行きました。
優太郎の親戚のお寺の境内でバーベキューをした時も、イタリア人のジローラモ、クラインダイサム、NYの漫画家など、当時遊んでたネットワークで色々な人が集まって、なんだかわけのわからない会になったり、、今思えばどれも懐かしい想い出です。

img映像作家の大谷さんによるミニプロジェクションマッピングの展示。

imgBALさんによる立体作品。この小屋を作るのに朝から晩まで丸々5日くらいかかってました。

imgたくさんのオリジナルグッズも販売されています。

そんな優太郎ですが、出版社に勤務していた経験もあって、当時からユーザ目線でコンテンツをまとめることに才能がありました。
その頃はロックのコンサートに出かけて、アーティストではなく、来ている客だけを撮影した写真集を自費で定期的に出版していました。
ブログもSNSもない時代でしたから、ユーザに声を届けるには出版しか方法がなかった。
出版としてのクオリティは高かったけど、広告費用だけですべてをまかなうことはむずかしかったようですが、その数年後に、まこの写真集でブレイクして今に至るのでした。
インターネットの出現で確実に情報は受け手に届けやすくなったと思います。
彼を見ていると、今でもバンドをやったり、NPO活動に参加したり、自分でコンテンツを作ってデザインしたり、なんだか昔遊んでいた頃と全然変わっていないというか、本当によい意味で永遠の美大生という気がします。
うらやましいことです。

img岡優太郎と前田敬子夫妻。いつも仲良し。

今回の展覧会、毎日たくさんの人が訪れていて、まこの人気を実感しました。
プロモーションは特にしておらず、ブログで告知しただけだそうですから、やはりみんな大好きなんですね。
すごいことです。
そして会場の展示はめちゃめちゃ作り込まれています。
家が建てられていたり、インスタレーションのような展示があったり、ここでも優太郎のよい意味での美大感覚が遺憾なく発揮されていて、仕掛けがあるもののそこにビジネスな匂いはせず、ストレートな愛情を感じることができます。

展覧会は5月4日まで開かれていますから、ぜひ皆さんお越しください。

スペイン現代美術3人展レポート

松本 知彦 for Private Time/2014.01.29/クリエータークリエーター

昨年11月、スペインから作家たちを招いて開催したスペイン現代美術展。
その後をレポートします。
今回は展示に合わせていくつかの試みを行いました。

img告知ポスター

まず1つめ
駅に交通広告を貼ったり、東京のアートシーンを紹介するサイトに掲載してもらったり、朝日新聞や東京にいる外国人向けフリーマガジンなど、色々な媒体で告知してもらいました。
スペイン大使館のバックアップを得たことも大きかったですね。
色々な人たちに出会って、楽しかったのはもちろんですが、こちら側の勉強にもなりました。
協力していただいた方、展示に来ていただいた方には本当に感謝感謝です。

img展示の準備中の様子

imgカッコいい動画ができました。

2つめ
展示期間中、日本に滞在していた彼らに取材してムービーを制作しました。
動画制作は、digでは通常業務として請け負っていますが、SPACE8では初めての試みです。
動画の他にも、彼らにアンケートに答えてもらい、事前にスペインから送ってもらっていました。
彼らの作品に興味を持ってもらうために、彼らの思考や制作のバックグラウンドを一人でも多くの方に知ってもらいたい、そう考えての試みです。
動画やアンケートはイベントレポートとして、SPACE8のWebサイトに掲載しています。
是非ご覧ください。
感想も教えてくださいね。
http://space8.jp/report/vol03/

imgナビゲーションからオンラインストアを見てください

3つめ
SPACE8では、ショッピングサイトを始めています。http://space8.jp/store/
まだ5人の作家の作品しか登録されていませんが、今後様々なアーティスト作品を掲載していく予定です。
もちろんスペイン人作家の作品も購入可能です。
まだ作品数は少ないですが、今後こちらも是非ご覧ください。
展示と同時にその作品がサイトでも購入できるようにしています。
もし自分の作品を発表したいという方がいましたら是非連絡くださいね。
もちろん、ワークショップ、展示会、お茶会やパーティの開催でもOKです。

あ、そうそう、気が向いたらサイトにいいね、もしてください。笑

Alex Katz 1927~

松本 知彦 for Private Time/2014.01.15/クリエータークリエーター

ちょうど僕が大学生の頃、ニューアートというイラストレーションのブームがありました。
企業や代理店の求めに応じて制作する既存の商業イラストとは違って、自己表現としてのアーティスティックなイラストを描くこと?・・・そのコンセプト自体よくわからないブームでしたが、学生たちもそんなブームに乗っかって、それっぽいスタイルで自分の作品を作っている人がたくさんいました。

img1991年発行のNight Paintings 中古で買いました。

当時吉田カツやミック板谷、飯田淳、ペーター佐藤などたくさんの花形イラストレーターがいて、彼ら全員をニューアートとは呼びませんでしたが、吉田カツのアプローチはニューアートを代表するような、それまでの商業イラストとは異なるアプローチだったと思います。
特にJALの機内誌、翼の王国の表紙のシリーズは鮮烈で、今も記憶に残っています。
同時期に湯村輝彦をはじめとするヘタウマと呼ばれるブームもありましたけど。

そんな中、同じようなニューアートの流れを汲む作家として注目されていたのが、アレックス・カッツでした。
少し前に流行ったフランス人のイラストレーター、ジャン・フィリップ・デロームをもっとアート寄りにした感じと言えばいいでしょうか。
NY在住のカッツの作品は洒脱で、軽いタッチが非常に都会的でスタイリッシュでした。
現代美術ともイラストレーションとも異なる独自の立ち位置にいる作家でしたね。
僕も大好きでした。

img左上は1965年の作品。それ以外は80年代の作品ですが作風は変わっていません。

img87年あたりに描かれた夜のシリーズ。大好きです。

作品は写真を元に描いているのだと思いますが、決してうまくはない。
でも写真のように傍観者としての立場ではなく、対象に対して作家のまなざしや愛情が感じられる作風で、鮮やかな色彩でモチーフの単純化が大胆に行われているのが特徴でしょう。

当時何度も画集を買おうと思ったんですが、ページ数が少ないのに結構高くて、迷ったあげく、お金のない僕はカッツよりも欲しい人の画集を買って、結局カッツの画集はいつも後回しで買わずじまいでした。
カッツの切り絵のシリーズのポストカードが、まだ改装前だった青山のオンサンデーズで売られていて、それだけは何度か買いに行きました。
この切り絵の習作が傑作でした。
その作品集も売ってないかなあ。

imgカッツはニューヨークのブルックリン生まれ。

img一番上は1996年作の"Man in White Shirt"シリーズ。都会のライフスタイルが描かれています。

最近、彼の作品を思い出すことが度々あって、今まで購入の候補に挙がりながらも、ずっと買えずにいたカッツの画集をはじめて購入しました。
ずっと自分の生まれた街、ニューヨークで暮らす人々の日常を描いていますが、その魅力はなんと言っても都会的で洒脱だということ。
やっぱりカッツはいいですね。

僕の学生時代、2人のカッツ(吉田カッツ、アレックス・カッツ)は、僕の青春の思い出ですが、今見ても新しく感じます。
見る度に常に新鮮な感じを与えてくれる作品はいいですね。

スペイン現代美術3人展が終了しました

松本 知彦 for Private Time/2013.12.02/クリエータークリエーター

11月23日の土曜日で、スペインの現代美術3人展が終了しました。
来ていただいた皆さん、ありがとうございました。

img

今回も色々な出会いがありました。
当たり前の話なのですが、インターネットというメディアを現場で肌で感じることができて、それが驚きでもあり、勉強にもなりました。
見ている人は見ているのですねえ。
新しい人との出会いは、いつも楽しいものです。
人との出会いで自分は学び、成長していく気がします。
これからも、まだ会ったことがない方と、たくさん出会えることを祈ってます。
それがSPACE8のコンセプトですから。

来日していたスペイン人チームは、会期終了の1日前にスペインへ帰国しました。
1週間という短い時間でしたが、観光して、買い物をして、もちろん来てくれた方に作品の説明をして、バレンシアへ帰って行きました。
また来年来てくれるかなあ。

彼らの作品は3者3様で面白かった。
インマの作品は、すべてお菓子でできているっていうのがユニークでした。
女子じゃないとこういう作品は作れませんよね。
ロベルトの作品は、今まで見てきたものと同じスタイルでしたが、なんだか洗練さが加わった気がします。
ベースにしているオレンジの方眼用紙が美しい。
オリバーの作品はミニマリズムでカッコよかった。
マーク・ロスコを思わせる作風ですが、アルミにペイントされた自動車塗料が輝いていて魅惑的でした。
ちなみに僕もマーク・ロスコは大好きなのです。

img前日は夜中まで展示の準備をしてました。

img上からインマ、ロベルト、オリバーの作品。

img展覧会のレポートは後日サイトにアップします。

スペインチームが帰国する最終日には、彼らと出かけることにしました。
彼らにどこに行きたいか聞いてみると、ホテルオークラとのこと。
ホテルオークラ・・・
イギリスのライフスタイルマガジンWallpaperで、訪れるべき日本名所ランキングで上位に入っていたホテルオークラは、やっぱりデザインフェチ、建築オタクには外せない場所でしょう。
スペイン人が行きたいというくらいだから、海外でも有名なのでしょうかね。
和洋折衷のインテリアが素晴らしい。
僕も大好きです。
これはまた別の機会に紹介するとしましょう。

imgオークラのロビーで。古くてカッコいいバーにも行きました。

そのあと西麻布に移動して、あらかじめ予約しておいたレストラン権八に行きました。
ここも外国人には有名ですね。
ブッシュ大統領が来日した際に訪れたことでも、タランティーノの映画「Kill Bill」の舞台セットの元ネタになったことでも知られています。
「Kill Bill」では、日本が誇るガールズガレージバンド、5678’sが演奏してた場所ですね。
日本に住むたくさんの外国人が訪れるこのお店のおもしろいところは、国の旗をテーブルに立てて、みんなご飯を食べているところでしょう。
東京にはアメリカ人ばかりなのではないか、と思いきや、アメリカ人はほとんどおらず、ヨーロッパ、北欧、たくさんの旗がテーブルに立っていることに驚くはずです。
当日はスペインの旗が立っているテーブルもありました。

imgほぼタランティーノの映画のまんまのインテリア。GoGoが出てきそう。

スペインチームもそんな権八を楽しんでくれてよかった。
最後に、彼らからたくさんのプレゼントをもらいました。
彼らは東京にいる間にまんだらけに行ったようですが、笑えたのはそこで買った本をもらったこと。
1981年のメンズクラブ。
ネクタイも一緒にもらいましたが、このタータンチェックはオリバーの家の柄だそうです(オリバーの祖父はスコットランド人)。
いつもウィットの効いたスペインチーム。
できれば、また来年会いたいなあ。

imgこれをセットでもらって笑っちゃいました。

スペイン現代美術3人展 その3

松本 知彦 for Private Time/2013.11.14/クリエータークリエーター

やりましたよ!
昨日の朝日新聞で、今週末からSPACE8で開催される現代美術展を取り上げてもらいました。
よかった。
まったく知名度のないSPACE8の記事に、どれくらいの人が気が付いてくれるかわかりませんが、記事として取り上げてくれた朝日新聞社様に感謝感謝です。
ありがとうございました。

img

img小さい記事ですが、それでも嬉しいです。

ここで作家について少し紹介しておきたいと思います。
彼ら3人はスペインのバレンシアという、スペインで3番目に人口の多い都市からやってきます。
僕もこの街へは今まで2回ほど行ったことがあるのですが、建築家のカラトラバが生まれた場所で、街には彼の手掛ける近代建築がたくさんあります。
知らない人のために少し説明すると、アテネオリンピックの競技場を設計した人です。
と言っても思い浮かばないかもしれませんが、丹下健三の作った代々木体育館のような構造丸出しの、でも白くて美しい構造様式を持つ建築で知られた人です。
興味のある人は調べてみてください。
カラトラバ以外にも、デヴィッド・チッパーフィールド(イギリスのモダニズムな建築家)の建物があったり、SANAA(妹島和世+西沢立衛)の美術館の計画があったり(でも多分実現しない)、なかなかアートな街なのです。

そんなバレンシアから今回は3人が来日します。
3人のうちの一人、ロベルト・モリャは僕の古い友人です。
以前、東京芸大に研究生としてきていたことがあり、それ以後何度か日本を訪れています。
彼の描く絵は、ドローイングがメインですが、なんとも不思議な世界観。
抽象的な表現の中に、現代人の悩みや感情が描かれているようです。

imgロベルトの作品tori-bot

もう一人は、ロベルトの友人であるオリバー・ジョンソン。
イギリス人であるオリバーは、現在はスペインに移住し、ロベルトと同じくバレンシアを活動の拠点としています。
3年前に彼の作品をはじめて見ましたが、アルミニウム製の立体作品に精緻な自動車用のペイントが施された作品です。
工業製品ならではの美しさがあってカッコいい。

imgオリバーの作品RIPE

オリバーの奥さんであるインマは、今まで会ったことはありませんが作品を見る限り、こちらもとってもユニーク。
一見、インテリア的な観賞用のフレーム作品ですが、よく見るとどこかグロテスクでもあり、インパクトがあります。
彼らがプロのアーティストとして生計を立てられる、スペインという国はうらやましい限りです。
3人の揃っての来日、今からとっても楽しみです。

imgインマの作品huevos

今日彼らから、東京に着いたと連絡がありました。
展示は11月16日から11月23日まで。
初日の16日にはオープニングのパーティがありますから、是非お越し下さい。

スペイン現代美術3人展 その2

松本 知彦 for Private Time/2013.11.11/クリエータークリエーター

さて先週お伝えした通り、今週土曜からSPACE8でスペイン現代美術3人展が開かれます。
今回はその準備の一部をレポートさせていただきます。
まだ作家たちは日本に到着していないので、展示の様子は紹介できませんが、彼らがやってくる前にこちらで行った準備などなど。

img完成したポスターです。

SPACE8は、小田急線、千代田線代々木上原駅の改札を出て30秒くらいの場所にあります。
駅から案内しましょう。
まず電車を降りたら改札に向かいます。
改札は1つしかありません。

img代々木上原の改札口は1つしかないのでわかりやすいです。

img駅の中を進むと見たことのあるポスターが。

おや?
駅構内に見たことがある告知が・・・・
そうなんです。
駅に頼んでポスターを貼ってもらいました!
しかし、小さいですね 笑
駅に貼るために作ったわけではないので、サイズが他のポスターよりかなり小さい!

彼らは遠くスペインから今回の展覧会のためだけに、20時間かけてやってくるわけですから、こちらもそれなりに迎える準備をしなければと思ってやってみました。
こんなこと初めての体験なので、楽しみながらやってます。

駅を降りると目の前にファミリーマートがあります。
その隣のタバコ屋の角を曲がってすぐ右側がSPACE8です。
ホントに駅からすぐ。

imgSPACE8は打ちっぱなしのビルの3階です。

imgエントランスに貼ったポスター。これ用に作ったものを駅に貼りました。

あとは、スペイン大使館に行って打ち合わせをして、ハガキの準備、ポスターの準備、パーティの準備などなど。
今回はスペイン大使館から後援をいただけて本当によかったです。
ワインを提供いただけたり、サイトにも掲載してもらえることになったり、ラッキーでした。
スペイン大使館のロビーにもこの展覧会のポスターが貼られていると思います。

img

imgTOKYO NOTICE BOARDの誌面

そして、知り合いの方にお願いして、日本にいる外国人向けのフリーペーパー、TOKYO NOTICE BOARDにも情報を掲載していただきました。
つい先日冊子が送られてきたのですが、見てビックリ。
ルノアールより告知がデカイ!
すげー。
いやあ、嬉しいです。
色々お願いした甲斐がありました。

こういうのを見て1人でも多くの方に来て頂けると嬉しいです。
オープニングパーティは、11月16日、土曜16時からですから、皆さん是非きてください。
待ってまーす。

スペイン現代美術3人展

松本 知彦 for Private Time/2013.11.06/クリエータークリエーター

次回、SPACE8で行う展覧会が決まりました。
スペインから現代美術作家3人を招聘して開く、スペイン現代美術3人展です。

imgハガキが完成しました。

彼らは遠くスペイン、バレンシアから20時間かけてやってきます。
今年は、日本とスペイン国交400年の記念の年。
それを記念して、スペイン大使館の後援を得て、今回の展覧会は実現しました。

3人のプロフィール詳細は以下をご覧ください
http://space8.jp/schedule/2013_03/

imgdigとつながりのある皆さんにはメールマガジンでお知らせしました。

スペイン大使館が後援になってくれたことで、オープニングパーティでは、スペイン製のフレシネのワインが皆さんに振る舞われます。
また代々木上原にあるカフェ、シトロンとキリンビールの協賛で、ビールも提供されますから、皆さん是非オープニングパーティに遊びに来てください!
パーティは11月16日の16時からです。
もちろん無料ですよ!

現代美術というとハードル高いように聞こえるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
誰でもウェルカムですから、皆さん気軽にお越しいただければと思います。

展示は11月16日から11月23日まで。
オープニングに来られなかったとしても、期間中皆さんこぞって来てください。
お待ちしています。

スヌーピー展に行ってきました

松本 知彦 for Private Time/2013.10.16/クリエータークリエーター

先週末から、六本木ヒルズのギャラリーでスヌーピー展がはじまりました。
いつも展覧会は終わりギリギリに行きますが、今回ははじまった早々、早速行ってみることに。

img販促物にお金かけてます。

自分は小学生の頃、冬にはスヌーピーのトレーナーばかり着て(着させられて)いました。
卒業文集で女子にそのことを書かれてしまうほどで。。。
当時はスヌーピー全盛期だから、きっとその辺のお店でもたくさん売ってたんでしょうね。
作者のシュルツも健在だったし、スヌーピーのぬいぐるみがアポロに乗せられて月に行ったのもこの頃。
今で言うと、、、なんだろうなあ、ちょっと違うけどキティちゃんやリラックマみたいな感じでしょうか。
いや、違うなあ。
子供だけでなく、大人や企業がこぞって好きなキャラクターでしたからね。
そして日本から見たアメリカを象徴していた。

img

img展示会場では撮影禁止、これは会場を出たところです。

さてそんなスヌーピーですが、もちろんキャラクターは知ってますが、ストーリーや内容については実はあんまりよく知りません。
スヌーピーに兄妹がたくさんいることなど、この展覧会で知りました。
連載開始当初のスヌーピーやチャーリー・ブラウンの絵が、知ってる馴染みのキャラクターとあまりに違うので、ちょっとびっくりしました。
原画が沢山紹介されて、そこに翻訳が添えられていましたが、展示自体はもうひとつの印象。
原画が貴重なのはわかりますが、原画だけ並べるのではなく、もっと他にも魅力を訴求する方法がある気がしました。
会場に入ると、みんな礼儀正しく並んで、壁の原画を1つ1つ順番に見るというスタイルもなんだか、、、、

img

img以前このブログでも紹介したパパブブレのコラボキャンディ。これは売れる。

そしてこの手の展覧会の例に漏れず、グッズコーナーが大きく設けられていて、すごい人。。
でもレオ・レオニの時も思いましたが、こういう展覧会で作られるオリジナルグッズ、あなどれません。
工夫を凝らした、色々な商品が出ています。
昔は展覧会のグッズ=記念品でしたが、今のグッズは普段使いでも欲しいと思わせる工夫がされています。
連休で混んでいる中、芹奈さんもグッズを並んで買ってました。(自分のすぐ前)
親子、カップル、僕のようなサンオツ、そして芸能人、スヌーピーは色々な人に幅広い人気を持ったキャラクターなのです。

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