ROLEX エクスプローラーI

松本 知彦 for Private Time/2011.11.15/ファッションファッション

この時計を購入したのは企業を退職して、独立間もない頃です。
それまで時計などなんでもよいと思っていました。
スウォッチやデッドストックのタイメックス、ロシアの出張で買ってきた時計など、安物の変わった時計をその日の気分でつけ替えていました。

imgこのレベルで描き込むと疲れるわ・・・笑

しかしある日、奥さんに「打ち合わせの時、クライアントはあなたの身に着けているものを必ず見ている。自分の主張を通してビジネスで信頼を得たいのなら、よいものを身に着けるべき」と諭され、これにはなるほどなあと思いました。
彼女曰く、人前に出る機会が多い人であれば、ビジネス上で優位に働く格好を意識すべきである、特にモノを作ることを生業としている人なら、そのセンスを見られている、と。
今思えば、自分をブランディングせよと言っていたのでした。
しかし当時はまったく気が付きませんでしたね。
自分の好きなものを好きなように身に着けて、これが俺様だと(笑)。
他人からの視点などまったく無頓着でした。

これをきっかけに第3者の視点を持とうと普段から心掛けるようになりました。
今でもこの時計を見ると自己のアイデンティティに固執していた当時の自分を思い出し、もっと広い視野を持とうという気持ちに立ち返ります。
当時の自分には決して安い買い物ではありませんでしたが、買物が自分を鼓舞してくれることもあるのだということを学びました。

1952年、世界の探検家のために登場したエクスプローラーI。
高精度な自動巻きムーブメント、100m防水、ストイックで視認性の高いシンプルなデザイン。個人的にはエクスプローラーIIより断然こちらの方が好きです。
今のトレンドである時計の大型化に呼応して、2010年にはケース径が36ミリから39ミリに変更されました。

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