Men's Preciousの英国特集

松本 知彦 for Private Time/2012.07.20/ファッションファッション

今月のMen's Preciousは英国名品大図鑑と題された英国特集です。
オリンピックもあって、いろんな雑誌がロンドン特集を組んでますね。
ファションのトレンドもここ3年くらいは英国が来てますが、元々英国好きとしては嬉しいことです。

imgMen's Precious 2012年夏号

さて僕がこの本を早速購入した理由は、、、
もちろんこれですよ。

imgジェームズ・ボンドのスーツスタイル

007が大好きな僕は、ボンドのスーツを今まで何着かオーダーで作っています。
しかしどれもなんだかしっくり来ない。
60年代の映画の中でのボンド(ショーン・コネリー)のスーツは、モードですごくカッコいいのですが、それをそのまま現代で着用するとラインはゆるいし、パンツは2タックで太いし、肩とか余ってるし。
こんなんだっけ?と思って、再度映画を見ると、映像ではかなりモードに映ってますが、よく見るとやっぱりラインはゆるい。
60年代ですからね。
今のトレンドとは随分違っています。

60年代のボンドのモードなファッションを、現代的なサイジングにモディファイして着たいものです。
それは以前からずっと思っていたことで、巷にある服を自分なりにアレンジしつつ、ボンド風でもっとよいものはないか日々キポンサーチンしているのですけど。
僕個人の007に対する想いはまたいつかお話するとして、Men's Preciousではこうした僕のテーマがそのまま特集タイトルとなって掲載されています。
でもラルディーニみたいなイタリアの直球ブランドで007の着こなしっていうのはちょっと無理があると思うのですけど・・・・

img現代版ジェームズ・ボンドスタイルの作り方だって!記事はつまらないけど、このキャッチは響くなあ。

男性ファッションは相変わらずイタリア全盛です。
もちろん雑誌もLEONをはじめ、イタリアファッションばかり。
地味でアンダーステートメントな英国男子のファッションは、今の時代受けないでしょう。

でもこうして特集を組んじゃうMen's Preciousはエライです。
今、ボンドのスーツを手本にと言って、いったいどれくらいの人に響くのかわかりませんが、
ほとんどの人はジェームズ・ボンドになんて(特に60年代のショーン・コネリーになんて)興味ないと思います。
いやいや、ボンドと言えばやっぱショーン・コネリーで・・・・という人はオタクです。
大部分の人はダニエル・クレイグのボンドでも、ショーン・コネリーのボンドでもどっちでもいいと思っているでしょう。
いや、ダニエル・クレイグの方がまだ響くかもしれない。

img現在のボンド、ダニエル・クレイグ。もうすぐ次回作が公開されます。

なんだか昨日のアート特集のBilly Childishといい、このジェームズ・ボンド特集といい、どうしたんでしょうか?
モチーフがインディーズ過ぎるというか、広い間口で大衆をターゲットにしないインディペンデントなアプローチが雑誌の生き残る道なのでしょうか?

ちなみに以前このブログで紹介したターンブル&アッサーもこんなに大きく出ています。
そして同じ流れでサヴィル・ロウも。
英国と言えば、このあたりはお約束でしょう。

img世界一有名なスパイが愛したシャツ。このキャッチも響くなあ。

img今どうなっているかは、こないだ行って見てきたけどね 笑

昨日の記事で触れたように英国のパンクは絶滅してしまいましたが、ジェームズ・ボンドやサヴィル・ロウが、どこまで魅力を放って人々の心を掴み続けることができるか、ブランドの行く末をずっと見ていたいものです。

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