celine 今シーズンカタログ

松本 知彦 for Private Time/2014.01.31/ファッションファッション

昨日の記事からの流れで、自社をアピールするツールについてです。
職業柄もあるのですけど、ブランドやショップのカタログを見るのが大好きです。
特に今イケてるブランドならなおさらで、そこには見る側にブランドの世界観や今季のシーズンコンセプトを伝えるためのデザイン戦略があり、見るのはホントに楽しい&勉強になります。

imgバッグと洋服の2冊セットになってます

さて今回はそんな中でセリーヌです。
このフランスのブランド、アメリカ人マイケル・コースがデザインしていた頃はぼちぼちでしたが、その後フィビー・フィロがクリエイティブ・ディレクターに就任してから一気にブレイクしました。

特に3年くらい前から、女子の間ではバイカラーのトートバッグやバックスキンと表革を組み合わせたカラフルなハンドバックがかなりの人気です。
支持している女子はモード寄りのエッジ―な女子だと思います。

このフィビー・フィロという人、たぶんイギリス人だと思いますが、ステラ・マッカートニー(ビートルズのポール・マッカートニーの娘)と同じ大学の1つ後輩で、ステラ・マッカートニーのアシスタントとしてクロエで働いたあと、24歳の若さでクロエのクリエイティブディレクターを務めた人です。
この当時のクロエは、もっともイケてるブランドでした。
バッグも流行りましたね。

そして今熱いセリーヌのバッグにも、クロエの時のエッセンスが見られます。
男子が見ても、ちょっと可愛い、というか何と言えばいいのかわからないですが、やってることはベーシックでコンサバなんですが、そこにモードな要素を取り込んでいて、一見するとクラシックなのに新しい。
こういうのってヨーロッパを感じると言うか、アメリカ的ではないですね。

imgセリーヌは服もあるけど、やっぱりバッグでしょう。

imgトートもそうですが、右端に写ってるバッグ、かなり売れてると思います。

imgこちら同梱の日本語のカタログ。プライス付き。

さて、そんな今熱いブランドのカタログは、硬いハードカバーに商品一覧が折って挟まれている形状になっています。
洋服とバッグの2冊セット。
ファイルにチラシが挟まれているような形ですが、商品情報の紙は一部がファイルに接着されているので、カバーとカタログがバラバラになることはありません。
そしてこのカバーがかなり厚くて頑丈。
背には束もあって、そこにもブランド名が印刷されています。
折られているとはいえ全然大きくない、ただのペラのカタログを背のある厚紙のファイルで挟む必要などまったくないのですが、それがハイブランドたる所以でしょう。
無料で世界中にこの贅沢なカタログ配っちゃうんですからねえ。

オリジナルで作られたこのファイルは(手で持って見るにはちょうどよいサイズ感)、真白なマットコートの紙が貼られていて、これはたぶん職人が1つ1つ手で貼ったものと思われます。
世界共通で作られたと思われるこの冊子には商品情報の掲載はなく、別冊で日本向けの日本語のカタログが同梱されていました。
たぶん各国で自国の言語のカタログを同梱しているのでしょう。

img対というのは可愛いですね。

美しく、贅沢な作り。
以前、僕はカルティエのカタログを全部保存していましたが、シーズンごとに作られるこうしたハイブランドのツールは、予算的にも、デザイン的にも飛び抜けていて、同じようなデザインワークはなかなかできるものではありませんが、見ていて気持ちがよいです。

profile

recent entry

category

archive

saru

ページトップ
表示切替:モバイル版パソコン版