EDWARD GREEN チェルシー

松本 知彦 for Private Time/2014.06.02/ファッションファッション

1890年に英国のノーザンプトンで、エドワード・グリーンが3人の息子とともに靴の生産をはじめたのが、このブランドのはじまりです。
100年以上靴を作り続けています。
英国靴メーカーが集まる紳士靴の聖地のような場所ノーザンプトン。
その中でもグリーンは、靴が好きな人なら誰でも知っている王道中の王道のようなブランドですね。

img極めてシンプルで普通なストレートチップです

このブランドを象徴するモデルは2つ。
1つはストレートチップの「チェルシー」。
スワンネックと呼ばれるステッチが特徴的なデザインで知られています。
同じ英国靴であるジョンロブの「シティ」、クロケット&ジョーンズの「オードリー」と比較されることが多いですね。
もう1つはUチップで有名な「ドーヴァー」。
スキンステッチと呼ばれる高い技術を誇る手縫いのつま先部分が独特です。

今回紹介するのは前述のチェルシー。
冠婚葬祭用に1足、黒のストレートチップがあってもいいかなと思って8年くらい前に買いました。
どの雑誌でも、最初に買うべき基本の靴として紹介されている靴ですね。
でも自分の場合、あんまり出番は多くないです。

img

img冠婚葬祭用に1足はこうした靴を持っていた方がいいです。

ブリブリのクラシックが好きな兄貴の多くが支持するこのブランド、通常ならクラシックなラウンドトゥを選ぶと思いますが、僕は888のスクエアトゥのラストを選んでいます。
ラストというのは木型のこと。
チェルシーはモデル名ですが、形はいくつかのラストから選べるのです。
ビスポークではない既成靴を購入するときは、モデル(デザイン)を選び、ラスト(木型)とサイズ、ウィズ(足の横幅)を選び、自分の足にあったものを絞り込みます。
僕は同じ英国靴であるジョージ・クレバリーのようなスクエアトゥが好きなのです。
ジョンロブで言えば8000番。
以前ブログでも紹介したフランスのブランド、コルテが好きな理由も鋭角的なスクエアトゥが好きだからです。
マニアになってくると「今日履いているグリーンは○○年に廃版になったラストで、今売ってる現行モデルは好きになれないんだよねぇ~」とか、ホントに変態レベルのメンドクサイことになってきて、、、
そういう(ど)クラシックな人、僕は苦手なのですが。。

img中底にはゴールドで名前が印字されていますが、書体がカワイイ。

グリーンの靴は英国靴だけあって、スーツと同じく作りはガッチガチです。
買って3年くらいは、履く度に左の小指が痛くて仕方ありませんでした。
有名だから、名門だから、価格が高いからいい靴か、というとまったくそんなことはないというのを、この靴で勉強しました。
結論からいうと、自分にはあまり合わない靴です。
でも100年前のクラフツマンシップを感じるというか、お国柄が感じられる靴だと思います。
それが英国靴ファンにはたまらない魅力なのだと思います。
質実剛健で、イタリア靴のような色気はまったくありません。
わかりやすく性格でたとえるとしたら、まじめで頑固、皮肉やジョークも言うけど、そんなに面白くはない人(笑)みたいな感じですかね。

でもこうした靴を履く経験も、人生には必要だと思わせるに足りる靴だと思います。
今回は男子にしかわからない、いやその中でも一部の人にしかわからない話題で失礼しました。汗

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