ハイブランドのシャツ

松本 知彦 for Private Time/2014.06.24/ファッションファッション

以前はハイブランドのシャツを購入する機会もありました。
でも今はまったく興味がありません。
なぜでしょう?

img

img

自分がブランド名というものに付加価値を感じなくなったことが大きいと思います。
それはいつから?
リーマンショックと一緒にやってきたファストファッションによって、自分の中でブランドに対する価値観が変化したこともあるかもしれません。
今ではブランドは疑うべきと思っています。
自分の工場で作ったものではない服を、大量の広告宣伝費を使って、これまた相当な費用をかけて作ったブティックで売るのだから、商品は高くなって当然でしょう。
ハイブランドを着ている人がお洒落とはまったく思いませんし、むしろそうした単純な構造に自分の身を疑問なく置けることはうらやましいなあとも感じます。
自分はハイブランドに身を包むことによる優越感もなく、モチベーションも上がらなくなりましたから。
以前は違ったんですけどねえ。
自分が素直に好きなもの、着やすいもの、リアルクローズへと興味はシフトしています。

img

img

じゃフライのシャツはどうなの?
ハイブランドのシャツと金額変わらないじゃない、という人もいるでしょう。
しかしシャツメーカーとして何十年もシャツ1筋でやってきた企業と、そうした工場でプロダクツを作らせているハイブランドには明らかな差があるように思います。
でも、一方でこんな考察も大部分は時代の気分的なものが占めていて、ただの錯覚かもしれませんけど。

決してインターナショナルなハイブランドが悪いとは思ってはいないんです。
でも今はどちらかというとハイブランドというジャンルの区別なく、ある視点で横断的に集められた編集力そのものに興味があります。
ワークスタイルが変化してオンとオフが限りなく接近してきたように、体制へのアンチテーゼの視座もなくなり、1つだけの世界観で生活を演出することは困難になってきています。
ファッションもハイ&ロー、インポート&ドメスティックという差異はほとんどなくなってきた気がします。    
日本人はみんな同じ格好をしたがる傾向にありますが、以前よりパーソナライズ化は進んでいるのではないでしょうか。
だから、自分の生活スタイルに合ったものだけを色々な分野からセレクトする力が必要になってきています。
しかしトレンドという幻想があったり、男子の場合はダンディズムという面倒なものがあったり、ルールがあったり、自分の好きなものにブレンドしたくなるような誘惑は多いです。
女子はH&MのTシャツを着て、クリスチャン・ルブタンのヒールを履く感覚を持っていますが、そんな感性を持ち合わせている男子はほとんどいません。
ウンチクが好きな男子にとって、それはなかなか難しいんでしょうね。

img

img

img

ファッションは他人へのプレゼンテーションですが、自分を満足させるための自己投資でもあります。
矛盾したことを言いますが、自分の好きなハイブランドへの投資に価値を感じられれば、それはそれでいいのです。
でも自分は、、、、最近全部リサイクルショップに持って行きました。

profile

recent entry

category

archive

saru

ページトップ
表示切替:モバイル版パソコン版