batak バタクのオーダーシャツ

松本 知彦 for Private Time/2015.04.16/ファッションファッション

バタクのオーダーシャツです。
バタクはマニアの間では知られたテーラーです。
以前は代官山にお店がありましたが、一昨年日比谷に移転、去年は新宿に新しく本店をオープンさせました。
日比谷のお店では、接客サロンと縫製の工房が1つになっています。
そうサヴィルロウによくある昔ながらのビスポークテーラーと同じスタイルです。

img

なぜマニアの間で知られているかというと、1930~60年代に英国で完成された黄金期のスーツを研究し、それを現代に蘇らせていることがその筋の人に支持されているからです。
こうしたテーラーは他にもあって、サヴィルロウ1番地にあるギーブス&ホークスで修業した有田さん率いるテーラー&カッター、同じくギーブス&ホークス出身の久保田さんのブルーシアーズ、元モッズ根本さんの西荻にあるリッドテーラーなどなど。
これら日本人が経営している英国系のテーラーはイタリア系に比べると圧倒的に数は少ないですが、どこも英国スタイルを売りにしていて、ドレープスーツが好きな人なら1度はお店に行ったことがあるでしょう。
中寺さん率いるバタクもその1つです。

imgオーダーのフィット感を知ると、既成はもう着れなくなっちゃいますね。

ここのスタイル、悪く言うと懐古主義なレトロクラシック、よく言うと今のサヴィルロウより英国的。
ここ2、3年のクラシックブームで注目されているかもしれませんね。
でもテーラーということもあるのか、店でお洒落なお客さんとあまり会ったことがない。笑
(お洒落の定義はむずかしいですが、あくまで僕の感じるお洒落な人です)
みんな(ど)ストレートなクラシック好きのマニアな感じです。
もしくは100%ビジネス用途のスーツを求めている人。

僕もここでスーツをオーダーしたことがありますが、ラインがユルいので(クラシックならそれが鉄則なんですが・・・)どうにも自分のスタイルには合わない。
大好きなショーン・コネリー演じる60年代の007のスーツを研究、完全復元しているモデルがあって、それもオーダーして作ってはみたのですが、現代的解釈がないのでやっぱりユルい。
(クラシック好きの人には怒られちゃいますね・・・すみません 汗)
ほとんどのテーラーがピッティの情報を受けてイタリア風を目指す中、ボンドスーツを本気で作っているテーラーは数少なく、そういう姿勢がとても好きでオーダーしてみたんですが。
3着オーダーしてみて、ここでスーツを作るのはもうやめようと決めてはみたものの、英国好きとしては常に気になるテーラーです。
また懲りずにトライしてみたくなってしまう。

imgラウンドタブカラー。丸い襟にネクタイを留めるボタンがついてます。

imgあんまりこういうシャツを好んで着る人は少ないですよね。そもそも売ってないし。

今ではシャツをメインにオーダーしています。
お店にはシャツのテーラーとして70歳くらいのベテランの方もいて、オーダーの仕上がりはとてもよい。
まさに英国らしいMade in Japanです。

イタリア志向のテーラーには見られない、袖に3つボタンがついたシャツ、トリプルバレルをはじめ、ターンナップやラウンドタブなど、ターンブル&アッサーに見られる60年代のディテールをこの店のオーダーで作ってもらって着ています。
007に習って、既製品では絶対にないシーアイランドコットン(海島綿)の素材で、ターンナップ仕様のカフでオーダーしたり。
女子にはまったくわかりませんね・・・スミマセン

imgイギリスで唯一英国製を貫くシャツ生地メーカー、エイコーンでオーダー。

でもなあ、こういうクラシックなディテールをモードにアレンジして着る人はいないみたいですね。
昔買ったジルサンダーのコートなどを着ていくと、お店の人にスゴク奇異な目で見られます。笑
そんな服とコーディネートして着る人は、まったくいないからでしょう。
やっぱりこの店を訪れる人は、靴からスーツまで英国クラシックな人ばかりなのです。。。
それも嫌いじゃないですけどね。
でもそういう人はお洒落というカテゴリーではなく、、、もうコスプレの域です・・・・

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