いま熱い奥渋に、話題のNeed Supply Co.

松本 知彦 for Private Time/2016.03.23/ファッションファッション

いま「奥渋」が熱いです。
いまマジで熱いのです。
「奥渋」とは・・・渋谷にあるNHKの周辺エリアのこと。
代々木公園駅前からまっすぐ渋谷の東急本店まで抜ける通り周辺です。
渋谷の奥にあるから奥渋ってことなのでしょう。
しかしイメージ的にNHKは渋谷の奥ではなく、渋谷ド真ん中なんじゃ?とも思います。
ネーミングにはかなり違和感ありますが、この名称は渋谷区も認めるオフィシャルなものだそうです。

imgNeed Supply Co.のエントランス。若干ここ店?っていう不安

さてその「奥渋」
今色々な新しい店がこぞってオープンしています。
5年くらい前のアヒルストアに始まって、ここ2年くらいで加速しているのです。
これって、以前中目黒や代官山が東京で一番熱い街と言われたあの頃と同じパワー、ワクワク感を感じます。
今日はその中の1つ、Need Supply Co.を紹介しましょう。

Need Supply Co.はアメリカのヴァージニア州に1996年にオープンしたセレクトショップ。
今回国内1号店としてアメリカから初上陸したショップになります。
昨年末、松濤にある鍋島公園の近くに新築されたビルの2階にオープンしました。
アメリカ発のオールデンやリーバイスなどに加えて、国内ブランドやオリジナルをミックスして販売。

imgここはロンドンか、ブロンクスか!っていうレンガの建物の2階です。

imgシンプルな店内は気持ちいい。展開している商品はあんまり多くないです。

ちょっとわかりにくい場所ですが、1階にあるイタリアレストランが目印。
このイタリアン、代々木八幡の”LIFE”、湘南Tサイトにある”LIFE Sea”などで知られる話題のシェフ、相場正一郎がプロデュースするレストランなのです。
”LIFE”っていたって普通だと思うんですけど、なぜこんなに人気があるのか個人的にはよくわかりません。。。。

img同じアメリカってことなのか「Kinfolk」売ってます。

imgこちらが「「HUMAN BEING JOURNAL」」の日本版。

その2階がNeed Supply Co.です。
ここには、クリエイターの気持ちをくすぐる、いくつかの仕掛けがあります。
まず、1DKなどで知られる南貴之がショップディレクターということで、今ドキの視点と感性が編集に反映されています。
店は決して広くはないのですが、取り扱っているのはレディス、メンズの洋服に加え、雑貨、食器、文房具、コスメまで。
そしてアメリカで出版されている「HUMAN BEING JOURNAL」の日本版もここで購入可能。(内容は悪くはないけど1冊1,500円もするよ!!!)
しかしオープンして間もないブランドなのに、出版まで手掛けるって財政的に大変だろうなあと思っていたら、同じフロア(というかショップの一部)には「Kinfolk」の編集部があり、ショップで本誌も売られています。
説明するまでもなく、「Kinfolk」はオーガニック系のライフスタイルを牽引するアメリカポートランド発の雑誌。
「HUMAN BEING JOURNAL」も「Kinfolk」の編集部で制作されているようです。
でも同じアメリカって言っても、ポートランドとヴァージニアって場所も離れているけど、、、
なぜNeed Supply Co.と「Kinfolk」の編集部が同じフロアに?
聞いてみたところ、同じ会社とのことで、ちょっとびっくりしました。
どちらも出版はネコ・パブリッシング、親会社はカルチャーコンビニエンス、つまりツタヤなのです。
なるほどねぇ。
日本にまだ2店舗しかないのに、それならメジャーファッション誌にじゃんじゃん広告打てるわけだわさ。
前述のレストラン”LIFE”のオーナーとも湘南Tサイトでつながります。
そこまで聞かなかったけど、きっとビルもツタヤの持ちビル物件でしょう。

img「「HUMAN BEING JOURNAL」」の中身はこんな感じ。

食とファッション、そしてライフスタイルと出版、企業は異なる業種とコラボして新しいビジネスを模索していますね。
最近、外部から人を呼んで、ファッションブランドを立ち上げる業態が増えています。
青山に12月にオープした吉井雄一がディレクションする話題のセレクトショップCITYSHOP、同じく原宿に去年オープンした熊谷隆志が手掛けるCPCMなどもそうですね。
バックにはベイクルーズやパルなどの大手が付いています。
Need Supply Co.のディクションを手掛ける南貴之の場合もそうですが、お金だけ出して外部の人に商品のセレクトだけまかせて経営するっていうブランドビジネス、うまくいくのだろうか?という疑問が個人的にはあります。
Need Supply Co.は、編集はイケてても、店は狭いし、ここだけで収益があがるとは思えません。
1,500円のマガジンも面白いからと言って売れるとは思えない。
資本のバックボーンがあってこそ、はじめて成立する(?)ビジネスだと思います。(現在は)
好きな趣味が高じて自分で資金を出して叩き上げで開いた個人商店、企業が資金を出して外部スタッフとコラボしてオープンさせた店、これら2つの違いってどこにあるんでしょうね。
店の魅力という意味でも。
そりゃ個人商店の方が気合いの入り方が違うし、愛があっていいんじゃない?、とも思いがちですが、結果はわからない。
いずれにしてもマネタイズするには戦略が必要ですね。

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