日本が世界に誇るループウィラー

松本 知彦 for Private Time/2016.05.31/ファッションファッション

最近あちこちのブランドやショップとコラボして話題になっているループウィラー。
日本が世界に誇るメイド・イン・ジャパンのスウェットウェア専門ブランドです。

img世界に誇れるMADE IN JAPANクオリティ。

このブランドの一番の特徴は、吊り編み機と呼ばれる1960年代までメインで使われていた機械を使って、すべての商品が作られていること。
1960年代半ばまでスウェットはこの吊り編み機で製造されるのが一般的でした。
それが大量生産の時代に入り、効率化の流れによってコンピューターが導入され、吊り編み機は姿を消します。
現在稼働しているのは、国内で数十台くらいしかないそうです。
吊り編み機で織れるのは、1時間あたり生地約1メートルだけ。
ゆっくりと編まれるスウェットの特徴は、柔らかいこと、着心地がいいこと、そして長年着てもへこたれないこと。
1度着たら誰もが実感すると思います。

imgショップに展示されている吊り編み機の現物。

スーツの生地でもそうですが、こうした大量生産以前の生産方法が今見直されていますね。
活版やハンドクラフトも同様でしょう。
ハンドペイント、版画もそう。
そこにはデジタルの普及により失われつつあるもの、
非効率と言ってしまえばそれまでだけど、人間の手仕事で生み出すクオリティに対する再評価、モノ作りへのロマンがあります。

img袖のリブ部分についているタグと腰のロゴがトレードマーク

img筒状に作られているため、脇に縫い目がないのです。

img汗止めも前と後ろ両方についています。

img千駄ヶ谷にある小さなショップ

ナイキなどビッグネームともコラボしているループウィラーは、創業から17年。
千駄ヶ谷に小さなショップがあります。
1階が通常の商品、2階がヴィンテージを扱う売場になってます。
インテリアデザインは片山正道が担当。
最近アメリカントラッドの流行もあって、スウェット、トレーナーは見直され、かなり流行っていると思います。
でもシンプルでトラッドなアイテムだからこそ、飽きのこない定番として、こだわった商品を求めたいもの。
そんなニーズにぴったり合うのがループウィラーだと思います。
いくつかタイプがありますが、オススメはLW01というスタンダードモデル。
脇に継ぎのない筒状で縫われた丸胴ボディを採用。
これはありそうで、あまり見かけませんよね。
首元のV字ガゼット(汗止め)も前と後ろの両方についていて、なかなか見かけないヴィンテージ仕様になってます。
左腕の袖口に縫われたカタカナのブルーのタグがワンポイント。
クラシックな作りに現代的なアレンジが加えられているのがいいですね。
トレーナーだと他にも薄い生地で作られたラグランスリーブを採用したモデル、パーカーやボーダー、限定品などもあります。
半袖も3種類くらいモデルがある。

imgこちらは半袖バージョン

アメリカで生まれた文化をローカライズして、アメリカ以上にアメリカらしくして逆にアメリカへ輸出するという、、なんとも日本らしいというか。
日本人が得意な分野なんでしょうね。
ピカソが着ていたボーダーのクルーネックも、本家セントジェイムスよりずっと柔らかくて着やすいと思います。
メイド・イン・ジャパンの職人技が感じられる素晴らしい商品。
1度着てみてください。

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