Maison Kitsune(メゾンキツネ)

松本 知彦 for Private Time/2011.08.31/ファッションファッション

今年買って気に入っているTシャツを紹介します。
フランスのブランド、メゾンキツネです。

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このブランド、音楽レーベルとして多くのコンピレーションCDを出しているので、既に知っている人も多いと思いますが、僕はファッションで初めて知りました。
洋服はパリに住む日本人マサヤがデザインしていますが、グループで活動していて、音楽、アート、ファッション、様々な分野で作品を発表しています。

ファッションに関して言えば、今の流行のトラッドの流れを汲む、クラシックな服です。(と言ってもアメリカントラッドではないですが、)
クラシックに独自の解釈がなされていますが、アイテムはどれも極めて普通です。
しかし、どこか懐かしくてロマンチック。
飛び抜けて奇抜なデザインはなく、落ち着いて共感できるのは、デザイナーが同じ日本人だからでしょうか。

これは自分だけの意見ですが、日本人のファッションの義務教育があるとすれば、それはトラッドのような気がします。特に男性は。
ビームス、UA、トゥモローランドなど、全国規模で展開するお洒落入門編のセレクトショップで扱うアイテムはトラッドが基本だし(そこで働く販売員もまずオールデンから教育されるように)、みんな若いうちから入門編としてトラッドに慣れ親しむわけで、高校生でいきなりインターナショナルなデザイナーズブランド、たとえばマルジェラからデビュー、ZARAからスタートみたいなのは、日本の場合あまりないでしょう。
それは60~70年代に青春を過ごした団塊世代のお父さんたちの時代から、トラッドはずっと日本人のファッション観の根底にある気がします。
だからギャルソンの服を見ているより、キツネの服を見ている方が僕自身は共感できます。
僕もトラッドを手本に育ちましたから。

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imgショッパーのデザインが、専門学校生の作品みたいで可愛いです。

キツネは現在、一部のセレクトショップで扱っているだけですが、今後間違いなくブレイクするでしょう。(もう既にしてますね・・・)
クラシックな服が熱狂的に若い世代に受け入れられるのは、3、4年前のトム・ブラウンと同じものを感じます。
しかし値段までトム・ブラウンと同じで、、、これはあんまり可愛くないです。

GreenやNumber Nineなど、同じ日本人若手デザイナーのブランドで、せっかく認知されたにも関わらず終了してしまったものも多いですが、キツネはブレイクした後も、がんばって続けて欲しいものです。

JOHN SMEDLEY

松本 知彦 for Private Time/2011.08.25/ファッションファッション

この英国製の3つボタンのポロシャツが大好きでした。
スメドレーに出会うまで、鹿の子ポロシャツを洗いざらしでゴワゴワのまま着ていましたが、はじめてスメドレーを着た時の感覚、柔らかくてカシミアのような着心地は忘れられません。

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はじめて着たのは20代後半くらいだったと思います。
スメドレーを着ると、自分が確実に1歩大人になったように感じて、スメドレーが自分を大人にしてくれる感覚がありました。
ポロシャツとは本来スポーツをしたり、寛ぐ時のためのアイテムです。
でも僕にとってスメドレーだけは、ポロシャツなのにドレスアップできる唯一のアイテムでした。
夏になると、スメドレーばかり着ていた時期もありましたね。

シーアイランドコットン、日本語で言うと海島綿。
コットン100%なのにカシミアのような肌触りのこの素材は、西インド諸島の一部でしか採取できません。
16世紀後半に西インド諸島を植民地として統治していたイギリス王室へシーアイランドコットンが献上されてから、まずイギリス王室用のアイテムとしてこの素材が使用されるようになりました。

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ジョン・スメドレーは1784年の創業。
日本は徳川幕府の江戸時代です。
どんだけ古いんだよって感じですね。
自分がスメドレーを知ってから、ロゴが何度か変わっていますが(自分の知ってる限り3回)、個人的には最初に出会った時のロゴが好きでした。
絵に描いた僕の好きなロゴは、今は使われていません。
現在はブランド名を欧文1行で表現して、最近また書体が変わりました。
ロゴ同様に本体も、着丈を短くしたり、台襟や腕のリブの仕様を変えたり、時代に合わせて微妙にデザインを変えています。

007のジェームズ・ボンドも愛した海島綿のシャツ。
自分にとってシーアイランドコットンは特別な素材です。

MAX VERRE

松本 知彦 for Private Time/2011.07.20/ファッションファッション

2001年の創業から話題のイタリアシューズブランドです。
デザイナーのマックス・ヴェッレは1995年にイタリアのシューズブランド、プレミアータを創業し、数多くのラグジュアリーブランドのシューズデザインを手がけたあと、自身のブランド「MAX VERRE」を立ち上げました。

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トレンドを牽引するシューズデザイナーとしてはもちろんですが、トム・フォードのシューズデザインを手がけていることでも知られています。
トム・フォードの靴はやっぱりラグジュアリーですけど、既製でも20万は下らない商品です・・・。

「MAX VERRE」はそれよりも安い価格で同じ個性的なデザインを手に入れることができます。
この靴もほとんど古着屋で売ってるような昔の靴みたいなデザインです。
イタリア靴ですが、このスリッポンならAldenを履かずとも、今流行のIVYのイタリア的解釈としてイケるのではないでしょうか。
僕は勝手にそうやって履いてます。笑
マッケイのせいか、ちょっと履きにくいのが難点ですね。

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HUNTER ラバーブーツ

松本 知彦 for Private Time/2011.06.23/ファッションファッション

梅雨の商品の続きです。
ここ数年レインブーツがかなりの勢いで売れています。
デパートはもちろん、無印からスーパーに至るまで色々なお店で売っているのを見かけます。
ファッションとしてモデルがこぞって着用したのがきっかけなのでしょうか?

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このブーツを購入したのは5年くらい前。
流行り出した当初だったこともあって、見かけるのは女子用ばかりで、なかなか男子用は見つからず、結構探して青山のヴァルカナイズで購入しました。(移転前)
男子向けのレインブーツは今ではどこでも売ってますが、男子で履いてる人、街ではあんまり見かけませんね。。

さてそんな女子先行でブームとなったレインブーツですが、その中でも王道と言えるのがこのハンターです。

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img表面にはたくさんの白い粉が・・・

ハンターは1856年にスコットランドで創業されたゴム長靴専門メーカー。
塹壕のぬかるみでも活躍できる軍用ブーツを開発し、そのノウハウを生かして1954年から市販用モデルを販売、今では英国御用達ロイヤルワラントとなっています。
チャールズ皇太子もご愛用。
そしてイギリス人つながりで(って関係ないかも)ケイトモスも履いてます。
150年間ラバーブーツだけを作り続けるブランド、長靴1本で勝負している企業ってすごいですね。
王室御用達とあって天然ゴム100%、高い防水性と耐久性を誇ります。
しかし天然ゴム100%ということで、しばらくすると表面に白い粉たくさん出てきます。
これを落とす方法は、、車のタイヤ用スプレーでシュッっとやるのです。
オートバックスで売ってるアレです。
やっぱり同じ天然ゴムなのでした。
梅雨の雨、夏の台風、冬の雪の日、デニムのブーツインで元気よく行きましょう!
#ちなみにこのブーツでコケたことはありません、念のため。

http://hunterboots.jp/

SHUDY ドライビングシューズ

松本 知彦 for Private Time/2011.06.21/ファッションファッション

梅雨に入ってから、毎日はっきりしない天気が続いて嫌ですね。
今回は雨降りが多いこの季節のドライビングシューズを紹介します。

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シュディは1985年に誕生したイタリアミラノのブランド。
ブランド名の「Shudy」は「Shoe+Ready(made)」を意味していて、既製靴(レディメイド)でありつつ、リサイクルやリユースをコンセプトにした商品です。
この靴に使われているサーモプラスティック・ポリウレタンという素材も、リサイクル前提のエコ素材。
細部は色々デザインされているように見えますが、紐やステッチ、底の突起まですべてイミテーション、ポリウレタンでまるっと一体成型された雨靴なのです。
だからファッション性を損なうことなく、機能面でも優れているわけです。

先日の雨の日、この靴を履いて出社したところ、玄関のエントランスで大コケして、しこたま腰を打ってしまいました。
うちの事務所のエントランスはウッドデッキなのですが、上に生えている木の樹液をたくさん含んでいて、雨の日には表面がヌルヌルして非常に滑りやすくなるのです。
普段ゴム靴を履くことに慣れていないせいもありましたが、まさかこんなに滑るとは・・・・。
スタッフ数人の前で大コケしたので、かなり恥ずかしく。。。。
しかもコケた際に、持っていたカバンも傘もブン投げて、ナイスなサウンドとともに大転倒してしまい、、、
こういう時にウッドデッキは音が響くのでした。
腰に青アザができて今でもかなり痛いです。
カッコ悪・・・・・

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imgいろいろなカラー展開があって雨の日も楽しくなりそう

Corthay  AR

松本 知彦 for Private Time/2011.06.08/ファッションファッション

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1979年に誕生したフランスの靴ブランド。
本店はパリのヴァンドーム広場の近くにあります。

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イギリスのクラシックな木型とも、イタリアの遊びの効いた艶っぽいデザインとも違う、独自のフォルムに惹かれます。
“ベクデーグル”(鷲のくちばし)と呼ばれるチゼルトゥにその最大の特徴がありますが、モード感があるのにクラシックで最近とても気に入っている靴です。

こう見えてグッドイヤーなのもよいですね。
元々は何の味気もないグレーののっぺらぼうのような顔でしたが、ネイビーカラーをグラデーションで入れてもらって履いています。
自分のイニシャルをメダリオンで入れてくれるオーダーもあるので次回やってみたいなあと。
好きになると結構ハマってしまいそうな靴です。
購入するとシューキーパーも一緒についてきます。

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Takizawa Shigeru ブートニックボタン

松本 知彦 for Private Time/2011.06.01/ファッションファッション

ブート二エールとはフランス語でボタンホールを意味する言葉らしいです。
男性が花束を持って結婚を申し込み、それを女性が受け入れた場合にその花束から1本抜いて男性の胸に挿したというという習慣から、ブート二エールはボタンホールだけでなく、ボタンホールに挿す花のことも指すようになったそうです。
ロマンチックですなあ。

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さて、このタキザワシゲルのブートニックボタンはオーダーです。
これをジャケットのラペルにつけていると、色々な人に「それ何ですか?」「かわいいですね。」「社章ですか?」などなど、褒め言葉から変な人扱いまで、まあ色々と言われます(汗)。
最近ブート二エールはイタリアのブランド、ラルディーニで有名になりましたが、1回やってみるとハマってしまって、ジャケットやコーディネートに合わせて色々な色が欲しくなります。
タキザワシゲルでは、色と素材の組み合わせでオーダーができるので楽しく、気が付いたら既に6色も・・・。

以前は、花のサイズが一回り大きかったんですが、最近オーダーしたら以前より小さくなっちゃいました。
クレームを言ってみたところ再度一回り大きく作り直してくれたのですが、それでも以前よりは小さいです(再クレームは出しませんけど。)
ラルディーニの影響で売れて、結果そうなっちゃったんでしょうかねえ。

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PIERRE HARDY 

松本 知彦 for Private Time/2011.05.19/ファッションファッション

フランスの靴ブランド、ピエール・アルディ。
男子よりも女子の方がこのブランドについて知っている人は多いと思います。
ディオールのシューズデザイナーとしてキャリアをスタートさせ、その後エルメスのシューズデザインを担当。
そして自身のブランドをスタートさせました。

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このデザートブーツはその形ときれいな水色に惹かれて購入しました。
普通デザートブーツといえばクラークスをはじめ英国ですが、いくらトレンドとはいえ、英国のまん丸のラウンドトゥはどうも好きなれず。。。すっきりしたデザインと明るい色はおフランスならではです。
毎年違う色を発表するのもこのブランドの特徴。
気に入った色を見つけたらその年しか買えませんから買っといた方がいいということになりますね。

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Turnbull & Asser シーアイランドコットンパジャマ

松本 知彦 for Private Time/2011.04.06/ファッションファッション

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泣く子も黙る英国王室御用達ブランド、ターンブル&アッサー。
レジナルド・ターンブルとアーネスト・アッサーの2人のシャツ職人によって1885年に創業された、ながーい歴史を持つ老舗ブランドです。
英国首相ウィンストン・チャーチルが愛用していたことでも有名ですが、なんと言っても007でおなじみジェームズ・ボンドのシャツブランドとして知られています。

しかしここのシャツ、今では日本マーケット向けに日本人の体型にあわせた型紙で作られているため、既成シャツは袖が短く、僕の体型には合いません。
国内で開かれるオーダー会でオーダーすることもできますが、5万くらいするのでさすがにそれはできず。。。。

そしてパジャマです。
パジャマや下着類は、1日でもっとも長く肌に触れる商品ですから、ここにこそお金をかけるべきだと以前から思っています。
西インド諸島で栽培される海島綿、シーアイランドコットンで作られたターンブル&アッサーのパジャマは最高です。
ジョン・スメドレーのポロシャツ好きとしてはやっぱりシーアイランドコットンの着心地は他に代えがたいものがあります。

難点は柔らかい繊細な生地ゆえ、劣化が激しいことでしょう。
洗っているとやっぱり襟その他がほころびてきます。
だからこそ素晴らしい着心地を提供できるとも言えるのですが・・・・。
コストに見合うラグジュアリーな体験を手に入れることをよしとするか、意見は分かれるところですね。

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hLam

松本 知彦 for Private Time/2011.03.09/ファッションファッション

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今このブランドを知っている人はファッション関係者か、相当の服好きかではないでしょうか? 
1998年、イタリア人のピエランジェロ・ダゴスティン(Pierangelo d'Agostin)とスウェーデン人のグン・ヨハンソン(Gunn Johannson)夫婦がイタリアで設立したブランドです。
彼らはジル・サンダーやストラネス、そしてクルチアーニやマーロなどのデザイナーを歴任、確かピエランジェロは、サヴィルローで伝統的なテーラリングを学んだ経歴も持っていたと思います。

クラシックの確かな技術をベースに現代的なモダンを表現する、クラシックとモードの要素を併せ持つブランドは、以前あまり見かけませんでした。
グッチのようなインターナショナルモードブランドか、アットリーニなどのクラシコブランドか、hLamのように一見するとベーシックなデザインだけれど、モード感があって、かつ両者のどちらにも属さないブランドは見当たらなかったですね。

亡くなってしまいましたが、アレキサンダーマックイーンのようにサヴィルローの歴史あるテイラーでカッティングを学んだ後、ファッションモード界にその要素を持ちこむようなデザイナーは1990年代のオズワルドボーディング以降、2000年当初ほとんどいなかったように思います。
いえ、チョイ悪のイタリアンクラシコの大ブームの陰に隠れて、見つけられなかったのかもしれません。(今でいえばブルネロ・クチネリの上品さに少しモードをプラスしたようなブランドでした。)
その伝統的な技術に裏付けられたクラシックの技法で、トレンド感をうまく表現するスタイル、クラシックとモードの絶妙な掛け合わせが好きでした。
マイケル・タピアや一時期のジル・サンダーなどがそうだったように。

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その後hLam は、5年前くらいから日本ではレナウンの傘下に入り、ライセンスも始めて東京ミッドタウンにも出店しますが、二年前の閉店と同時にブランド自体も終わってしまったようです。

その後ピエランジェロは、伊勢丹新宿店でインフォリオプラスという自身のブランドを始めたという噂を聞き、試着しに行ったのですが、日本独自のマーケットに合わせたのか、スーツは細いラペルで着丈が極端に短くタイトで、悪い意味での若年層ターゲットの安価な流行服になってしまっていて、なんだか寂しい思いがしました。
数字を取るために日本側に言われて作っているのか、自身のデザインスタイルが変化したのかは不明ですが、残念です。

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