ボンドスーツ その2

松本 知彦 for Private Time/2011.02.10/ファッションファッション

前回の続きですが、大好きな007に触発されてまたボンドスーツを作ってしまいました。
お店はブリティッシュスタイルで有名なバタクハウスカット。オーダーしたのはコンジットカットというショーンコネリーが着ていたJAMES BONDモデルです。コンジットとはボンドのスーツを作ったアンソニー・シンクレアのテ-ラーがあったロンドンの通りの名前です。

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伊勢丹新宿店が出しているMI6(ボンドの在籍する英国秘密諜報部の部署名)モデルのスーツも持っているので、これでボンドスーツは2着目になります。
採寸を担当してくれたH川さんは映画の色々な資料を出してきて、ボンドスーツについて説明してくれました。大人のスーツですという割には、ボンドの説明を細かくするのでそのギャップに笑ってしまいました(笑)。
いや大人として真面目にボンドのスーツを作るので、きっとそれは正しいことなのでしょう。

さて、バタクハウスカットのコンジットカットはポケットにフラップがありませんが、このモデルは2作目「ロシアより愛をこめて」でボンドが着ていたスーツを参考に作られているとか。
家に帰ってさっそくDVDをチェックしましたが、2作目でボンドが着ているスーツはラペルが細いのは同じですが、どれもフラップ付きでセンターベントのものもあり、「ロシアより~」をモデルにしているのではないのじゃないかと。
一応1作目の「ドクターノオ」を見たら、こちらはボンドがホテルに宿泊しているシーンで、サイドベンツ、玉縁ポケット、2プリーツのベルトレスパンツが出てきて、参考にしているのはこちらなのではないかと思いました。

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しかし、普段相当にタイトなスーツを着ているのに慣れているせいか、ゲージモデルを着てみると非常に緩い感じが。
特に肩の余り具合とパンツの太さ、股上の深さは持っているスーツにはない感覚です。
これだけ肩が余って2プリーツの太いパンツを履くなんてバブルの頃以来、、、ボンドのスーツってもっとタイトなのじゃ??というのが何度も頭をよぎります。
もう少し詰めてほしいとお願いするのですが、それはやりません、と断られてしまうんですね(笑)。ポケットにフラップつけられますか?と聞いても、やりません、と言われてしまいました。
バタクハウスカットでオーダーするのははじめてですが、こういうやり取りは他の店にはないなあ、とある意味新鮮でしたけど。。でもH川さんは、だいじょぶです、これは保証します、と強く推すので結局その通りにしましたが(というより、その選択肢しかないので・・・苦笑)、それでもやっぱり不安です。。
しかし、細かい部分のディティエールはかなり作りこまれているようで、帰宅して映像を見ると映画に忠実な印象を受けました。
伊勢丹のMI6モデルよりも完成度はかなり高そうです。
生地はこれまた英国製テーラー&ロッジの打ち込みの強いネイビーを選びました。上がりを楽しみに待ってましょう。

Tom Ford EYE WEAR「CARY」

松本 知彦 for Private Time/2011.01.27/ファッションファッション

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「これは老眼がはじまってますね」「え、え?」
そうか、、とうとう自分にもこの時が来てしまったのか・・・。最初これを言われた時はちょっぴりショックでした。思い返せばここ数年、時々会う大学時代の友人たちと飲みに行く際、レストランで眼鏡をはずしてメニューを選んでいる彼らを見て、まったくの他人事と思ってました。自分は老眼など意識したこともなく、それまで何の不自由も感じていませんでしたから。がしかし、、、最近夜帰って本を読む際、時々字がぼやけるなあと思うことがしばしばありました。でもそれは単なる疲労と思っていたので老眼とは、、、。

メンズファッションの流れでどんどんカジュアル化が進む中、クラシックなスーツに合うメガネはないものかと探しているとき、ウェリントンをベースにしたトムフォードのメガネに出会いました。トムフォードのメガネは3年前に度付きのサングラスを作ったことがあったのでこれで2本目になります。その時以来、目の検査をしていなかったので、念のため検査をしましょうと店の人に促され、冒頭のような結果に。

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この洒落たトムフォードのメガネは遠近両用です(笑)。トムフォードを老眼鏡としてかけている人は東京では私くらいじゃないでしょうか?いやマジで(笑)。 
トムフォードはグッチのクリエイティブディレクター退任後、クラシックに回帰し、そこに華やかさを加えたクラシックゴージャスとも呼べる独自の路線を突き進み、メンズファッションの分野だけでなく、映画監督としても常に話題を提供し続けています。遠い昔にあった男のダンディズムを現代的解釈で呼び戻し、007でダニエル・クレイグ扮するジェームズ・ボンドのスーツにも現代のダンディズムを結実させ、世の紳士たちを惹きつけました。

トムフォードこそ私に老眼鏡をデビューさせ、デザインと機能を両立させた新しいモードの扉を開いてくれたブランドなのです。笑

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ボンドスーツ その1

松本 知彦 for Private Time/2010.12.28/ファッションファッション

子供の頃から007が大好きで、1962年発表の「ドクターノオ」から最新作「慰めの報酬」まで全作品を見ていますが、ボンド映画の魅力はなんと言っても劇中に出てくる車、拳銃、秘密兵器、美女、酒、インテリアなどなど、どれを取ってもクールで、男があこがれるダンディズムに貫かれていることではないでしょうか。
その中でもやっぱりショーンコネリー演じる初期のJAMES BONDはサイコーです。
小学校の時ボンドの愛用するワルサーPPKのモデルガンを買ってもらったことにはじまり・・・と007の話は尽きないので、また別の機会にしたいと思いますが、大人になってからDVDで007を見直すとやっぱりショーンコネリーのモダンなスーツの着こなしは非常に魅力的です。
基本ダークトーンで狭いラペルのジャケットにナロータイを締めた姿は、現代でも十分に通用するモダンなスタイルではないでしょうか。

第1作「ドクターノオ」の中でアメリカCIAのフェリックス・ライターに、着ているスーツはどこで仕立ているのかと聞かれて、ボンドはサヴィル・ローだと答えていますが、実際にはショーンコネリーの着用していたスーツは、背広の語源ともなった有名なテイラーの集まるロンドンのサヴィル・ロー通りにある店ではなく、サヴィル・ローからほど近いコンジット通りに店を構えるアンソニー・シンクレアのビスポークスーツでした。
ナローラベル、2つボタン、サイドベンツのスタイルは、英国の60年代を代表するモデルで、今見ても非常のモダンです。
ワルサーPPKのモルガンにはじまり、CD、DVD本などなど大人になってもやっぱりボンドモノには魅かれてついつい買ってしまうのです(・・汗)。
最新作「慰めの報酬」でダニエル・クレイグの着ているトム・フォードのスーツもいいですが、どうせ着るならやっぱりコネリーが60年代に着ていたあのスーツがよいなあと。
というわけで、以前より知っているオーダースーツの店でとうとうボンドと同じスーツをオーダーしてしまうのでした。この続きはまた次回。

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Dinvan MENOTTES

松本 知彦 for Private Time/2010.12.28/ファッションファッション

以前カルティエでトリニティのコードブレスレットを購入したことがあります。
有名なトリニティの3連と同じ形状の小さいリングに紐を通して手首に巻いて使用するタイプでしたが、紐のカラーが色々あってショップで選べるようになっていました。
10万を切る商品があまりないカルティエにあって、一般的なプレゼント需要にも対応できる価格帯で、汎用性の高い商品だと思っていましたが、残念ながら今は廃版となっています。
販売中止になった今、カルティエに持って行って紐を交換してほしいと言っても取り合ってくれません・・・。
企業姿勢としてどうなんだろ?と頭を傾げてしまう部分はありますが、とにかく自分はこの商品が気に入っていましたから、残念に思っていました。
その後しばらくして、この商品が同じフランスのDINVANというブランドで制作されていることを知りました。
金属を紐で手首に巻きつける仕様もカルティエのコードプレスとまったく同じです。

DINVANはカルティエで修業したジャン・ディンヴァン氏が立ち上げたブランド。
フランス語で手錠を意味する「Menottes(メノッツ)」のシルバーを購入しましたが、なぜ手錠なのか?? 
これもカルティエのラブブレスと同様、性的な意味合い「拘束」を意味しており、フランスっぽいというか何というか。
スーツを着ている時はもちろん、お風呂に入る時も常に巻いたままですが、長い間つけっぱなしにしていると色が褪せてくるので、適度に新しい紐に交換が必要です。
行くたびに交換する紐の色を選ぶのはちょっとした楽しい時間です。

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