Drake's ネクタイのオーダー

松本 知彦 for Private Time/2014.03.31/ファッションファッション

またちょっとマニアックな話題なのですが、ドレイクスという英国製のマフラーのブランドがあります。
まあ、知っている人は知っているブランドなのですが。

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僕はこのブランドのネクタイが好きなのです。
イタリア製の柔らかい生地と違って、シルク100%でもコシがあって堅く、タイの幅が少し細いのが自分の好みに合っているからですが、それだけではなくて英国製なのに珍しくトレンドもきちんと押さえられている、
流行とファクトリー生産の絶妙なバランスというのも好きな理由でした。

imgDrake’sのネクタイ、たくさん持ってますが、締め心地もいいですよ!

創業は比較的新しくて、1977年にロンドンで誕生したブランド。
創業者のマイケル・ドレイクは、自身のブランドを立ち上げる前はアクアスキュータムのデザイナーだった人です。
僕は最初マフラーではなく、ネクタイで知りました(ドレイクスのマフラーも持ってますが、)

そのマイケル・ドレイクスの息子が来日してのオーダー会があるという情報を聞いて、それは行かなければと。
本人に会ってみると、ゲイ?と思うくらい物腰の柔らかい気さくな人でした。
僕が今年ロンドン市内で開く予定の展覧会の話をしたら、それは絶対行くからと教えて欲しいと言って名刺をくれて、まあリップサービスでしょうけど、でも嬉しく本人との話は楽しいものでした。
一方で本題のネクタイは、日本に持って来た生地がベーシックなものしかなく、それはがっかりでしたね。。。
せっかくの機会なので作らなくてはいけないと思って、ベーシックなネクタイをオーダーしました。
ドレイクスは本来ペイズリーとかストライプとか、ベーシックな中にもキラッと光るおもしろいパターンがたくさんあるのに、なぜオーダー会には無難なビジネス仕様の生地ばかり持ってきたのかなあ。
オーダーこそ既成にないパターンを注文したいのに・・・
数字取るため?
それだけは残念でした。

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img箱と中の包装がカワイイ。

4ヶ月後注文が上がったという連絡を受けて、期待してなかったので何を注文したのかほとんど忘れている状態で取りに行くと、やっぱりわざわざオーダーしなくてもよいベーシックなネクタイがあがっていましたが笑、まあこれは記念イベントということで。汗

img1本のネクタイを作るのに4人が関わっているということですね。

ドレイクスはシャツやジャケットも作っているようですが、日本だと売っているお店は残念ながらないみたいですね。
本国のサイトに出ている画像を見ると、なかなかありそうでないスタイル、というか全身のコーディネートが自分好みで欲しくなっちゃいます。

男子パンツのトレンド

松本 知彦 for Private Time/2014.02.17/ファッションファッション

男子の皆さん、いえ女子の皆さんもですが、男子のパンツにもかなりトレンドがあるのを知ってますか?
僕も最近勉強しましたから、感じたことをちょっとここで書いてみます。

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以前からパンツの話は何回かこのブログでもしてきました。
スイスの老舗下着ジィメリは最高だよとか、女子の下着で有名なラ・ペルラの男子版はいいぞとかとか。

それもこれも、買ったら3年間は履き続けるであろうパンツは、できる限りデザインやブランドを揃えておきたいという、その想いからパンツを買う時のリサーチで感じてきたことです。
しかし、ブランド側は買わせる目的で、次々とパンツのデザインを変更してしまうことがわかり、長年変わらない定番を求めている自分にマッチした商品自体が存在しないということもわかってきました。
ずっと同じカタチのパンツだけを買い続けたいのに、次に買おうとすると(2、3年後)、その時にはその商品自体がなくなっている。
これは残念なことです。

だから常に自分に合ったパンツを探さなければならない。
Keep on searching パンツなのです。
毎年パンツ難民のような状況なのです。

img男子は女子のように上下セットにはまったくこだわりません。

最近またパンツを買う機会がありました。
そこで感じたのは、2年くらい前と比べてパンツ業界にもニューウェーブが来てるってことです。
まず素材です。
パンツは、コットン100%派と新手の伸縮素材派の2つに好みが分かれます。
以前のマーケットは圧倒的に前者で、インポートブランドでも出してるのはほとんどコットンで、色やデザインのみで差別化を図ってましたが、ここへ来て技術的進歩なのか、後者の波が押し寄せているんです。
新素材が入って、当然コットン派よりフィット感が格段に上がっています。
ビッタビタです。
それがいいという人が増えているのかわかりませんが、コットンパンツはどんどん姿を消しつつあります。
ストーリーとしては絶対的にコットン派なのですが、履き心地を試すために今回は後者のパンツを買ってみました。

今っぽい?ハイテク?これがイケてんの?そんな感じです。
でも支持されるのには理由がある、わかるような気がします。
生地がコットン100%に比べると圧倒的に薄くて、綿の下着特有のシャツやデニムの下でモサモサする感じはありません。
コットン特有の洗いざらしでゴワゴワした感じが好きな人は、コットン派を継続するのだと思うのですが、新手の商品にはそんな感じはまったくないです。

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imgネロペルラもまた新しいデザイン出してきたよ、もー

前回レコメンドしたラ・ペルラの男子版「ネロ・ペルラ」も新商品を出していました。
前回レコメンドしたのはコットン100%でしたが、新商品はコットン89%、ポリウレタン11%。
着てみると、、、なるほど、こっちの方がよい気もします。
サラサラ、ピタピタ、柔らかい。
ホントに感性なんていい加減ですねえ。。

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imgズィメリと並んでスイスの最高峰老舗ブランドのハンロ

そして1884年創業のスイスの老舗ブランド、ハンロ。
こちらのシャツもコットン93%、ポリウレタン7%。
う~ん、気持ちいいですね。
パンツはともかく、アンダーシャツはポリウレタンが入っていた方が、シャツの下でモサモサしません。
他のメーカーでも、コットンを使わず、モダール、バンブーなどなど、新素材の下着を多く出しています。
なるほどねえ、技術革新されてるんですね。

一方で、国内メーカーはどうかというと、この分野でインポートに対抗できるドメスティックブランドはあまり多くありません。
マイクロナイロンファイバーに加えて新素材の竹(!)が入っているグレイブボールトというメーカーの新ライン「ATYPICAL」(←これめっちゃ気持ちいいです オススメ)、そして柔らかいガーゼ仕様の商品=その名も包帯パンツなど、チャレンジしているブランドもありますが、まだあんまり認知されていない。
松本の予測では、あと3年以内に、きっと国内ブランドがこうしたインポートのラグジュアリーマーケットに次々殴り込みをかけてきて、シェアを奪うと思います。
それにはブランディング、まず機能性、そしてパッケージのデザインが重要でしょうね。
カルバンクラインが20年くらい前に切り開いた革新的なパッケージデザインから、今もあんまり変わってませんからねえ。
これはなんとかならないもんでしょうか。

imgもうこうしたムキムキモデルのモノクロ写真をパッケージに使うのは、いい加減やめればと思うんですけどね。どのブランドもアプローチは同じで20年間変わってない。なせ?

子供服はJ.CREWで

松本 知彦 for Private Time/2014.02.06/ファッションファッション

最近イケてるオンラインショッピングサイトを紹介します。
と言っても、デザイン、ユーザビリティ、コンバージョンなど、仕事としてのサイト分析に関するコメントはちょっとここでは控えますね
紹介したいのはユーザ視点で、今熱いショッピングサイトです。

imgトップページです。

最近ニューバランスが来てますよね。
ニューバランスは、ここ数年ずっと来ているのですが、アメリカンカジュアルのリバイバルで、さらに流行が加速しています。
今年はリーポックの80年代の名作ポンプフューリーが再度発売されたり、アディダスのスタンスミスも再販され、それが最も今熱いスニーカーになってます。
やっぱりスタジャン、トレーナーときて、スニーカーも流行の兆し。
キャップも来ることでしょう(もう来てる?)

imgこのバージョン日本では売ってません。

img他にもデザインいろいろ。80年代リバイバルということで、蛍光色が多い?

そんなニューバランスもたくさん扱っているのがJ.CREWです。
こちらはもちろんアメリカはニューヨークのブランド。
やっぱりアメリカンなのです。
以前J.CREWは、日本ではレナウンが取り扱っていましたが、2008年に撤退しています。
GAP、バナナリパブリック、アバクロなどのブランドは健在ですが、J.CREWは現在日本に店舗がなく、購入するにはサイトを利用するしかないのです。
こんなに魅力的な商品なのにもったいない、、またどこかの商社と契約してもおかしくないのになあと思います。

img商品にカタログが同梱されて送られてきます

商品を購入するとカタログが一緒に送られてきますが、これがなかなかよくできています。
H&Mのカタログもアートディレクションが秀逸ですが、こちらも別の切り口で、コンサバミックスのよい味が出ています。
紙もケント紙(BBケント?)の厚い紙でお金かかってます。
トゥモローランドみたいな感じでしょうか。
でも国内のカタログと違うのは、若い子向けのカジュアルから大人のフォーマルまでっていう広いアプローチの構成ではなくて、1つのペルソナ、価値観でまとめられていることでしょう。
これはロンドンのECセレクトショップnet a porterにも通じます。

img左のモデル、スポーツミックスはトレンドですね

img男子はイギリス的なコーディネート

また商品の構成もねえ、ラルフローレンやブルックスブラザースみたいにアメリカンに偏らず、イギリス的だったり、トレンドのスポーツミックスがあったり。
そういう意味でもいいミックス感で、今の気分、トレンドど真ん中だと思います。

特筆すべきはキッズですね。
日本で売っていない可愛いアイテムがたくさん揃っています。
お値段安くてデザインもよい、周りでそれを着ている子供もあんまりいない。
そしてトレンドど真ん中。
大人だけでなく、(この情報はあんまり紹介したくないですが・・・)子供のいる家庭には是非オススメです。
言い忘れちゃいましたが、ニューバランスは日本からだとキッズ以外買えません。
大人で、どうしても欲しい場合はアメリカに住んでいる友人に頼みましょう。

celine 今シーズンカタログ

松本 知彦 for Private Time/2014.01.31/ファッションファッション

昨日の記事からの流れで、自社をアピールするツールについてです。
職業柄もあるのですけど、ブランドやショップのカタログを見るのが大好きです。
特に今イケてるブランドならなおさらで、そこには見る側にブランドの世界観や今季のシーズンコンセプトを伝えるためのデザイン戦略があり、見るのはホントに楽しい&勉強になります。

imgバッグと洋服の2冊セットになってます

さて今回はそんな中でセリーヌです。
このフランスのブランド、アメリカ人マイケル・コースがデザインしていた頃はぼちぼちでしたが、その後フィビー・フィロがクリエイティブ・ディレクターに就任してから一気にブレイクしました。

特に3年くらい前から、女子の間ではバイカラーのトートバッグやバックスキンと表革を組み合わせたカラフルなハンドバックがかなりの人気です。
支持している女子はモード寄りのエッジ―な女子だと思います。

このフィビー・フィロという人、たぶんイギリス人だと思いますが、ステラ・マッカートニー(ビートルズのポール・マッカートニーの娘)と同じ大学の1つ後輩で、ステラ・マッカートニーのアシスタントとしてクロエで働いたあと、24歳の若さでクロエのクリエイティブディレクターを務めた人です。
この当時のクロエは、もっともイケてるブランドでした。
バッグも流行りましたね。

そして今熱いセリーヌのバッグにも、クロエの時のエッセンスが見られます。
男子が見ても、ちょっと可愛い、というか何と言えばいいのかわからないですが、やってることはベーシックでコンサバなんですが、そこにモードな要素を取り込んでいて、一見するとクラシックなのに新しい。
こういうのってヨーロッパを感じると言うか、アメリカ的ではないですね。

imgセリーヌは服もあるけど、やっぱりバッグでしょう。

imgトートもそうですが、右端に写ってるバッグ、かなり売れてると思います。

imgこちら同梱の日本語のカタログ。プライス付き。

さて、そんな今熱いブランドのカタログは、硬いハードカバーに商品一覧が折って挟まれている形状になっています。
洋服とバッグの2冊セット。
ファイルにチラシが挟まれているような形ですが、商品情報の紙は一部がファイルに接着されているので、カバーとカタログがバラバラになることはありません。
そしてこのカバーがかなり厚くて頑丈。
背には束もあって、そこにもブランド名が印刷されています。
折られているとはいえ全然大きくない、ただのペラのカタログを背のある厚紙のファイルで挟む必要などまったくないのですが、それがハイブランドたる所以でしょう。
無料で世界中にこの贅沢なカタログ配っちゃうんですからねえ。

オリジナルで作られたこのファイルは(手で持って見るにはちょうどよいサイズ感)、真白なマットコートの紙が貼られていて、これはたぶん職人が1つ1つ手で貼ったものと思われます。
世界共通で作られたと思われるこの冊子には商品情報の掲載はなく、別冊で日本向けの日本語のカタログが同梱されていました。
たぶん各国で自国の言語のカタログを同梱しているのでしょう。

img対というのは可愛いですね。

美しく、贅沢な作り。
以前、僕はカルティエのカタログを全部保存していましたが、シーズンごとに作られるこうしたハイブランドのツールは、予算的にも、デザイン的にも飛び抜けていて、同じようなデザインワークはなかなかできるものではありませんが、見ていて気持ちがよいです。

手編みのセーター

松本 知彦 for Private Time/2014.01.17/ファッションファッション

最初に言っちゃいますが、今回はマザコンの話です。
ほとんどの男子はマザコンだと思います。
僕も一人っ子だということもあって、その例に漏れません。
少なくとも母親との関係性が(女子だったらお父さんとの関係が)大人になってそのまま異性との関係構築に、また自分の恋愛感に影響を与えているのじゃないでしょうか。

img白と赤のセーターは両方とも手編みです。

さて今回は28年前にお母さんが作ってくれた手編みのセーターです。
僕は28年前に大きな病気をしました。
数か月入院する病気になったのですが、その時にお母さんが病室で編んでくれたのがこのセーターです。
30年近く経っているのに全然古さを感じさせません。
今巷ではラギッドな土臭いスタイルが流行しているので、こうしたケーブル編みのアランセーターもたくさんお店で見かけますよね。
ニット帽も流行ってますし。

img最初に編んでくれたのは赤いセーターでした。

img先月ほころんだところをお母さんに直してもらいました。

少しウンチクを話すと、アランセーターとはアイルランドの西にあるアラン島の女の人が漁に出る夫の無事を祈って編むニットのことを言います。
女の人によって編み方が違うので、もし夫が水難事故に遭った場合、編み方で身元がわかるという背景もあるんです。
だから基本ハンドメイドなのですが、今ショップで売ってるものはハンド(ハンドメイドの略)に見えるマシンメイドのセーターとして売られていて、要は手編み風っていうことです。
今の時代、スーツでも何でもハンドメイドが貴重になってますが、セーターに限ってはちょっと違和感ありますよね。
高校の頃、手編みのマフラーやセーター(イニシャル入り!!)という昭和感満載のベタな贈り物を彼氏にあげるという女子は、さすがに多くはなかったけれど、学年に2人くらいはいて、社会的にはまだまかり通っていた時代でした。
僕はもらったことはないですが、今そんなガラパゴス女子は、東京では一人残らず死滅してるんじゃないでしょうか。
何が言いたいかっていうと、アラン島でも日本でも手編みのアイテムは、やっぱりその人を想う気持ちっていうのが大前提ってことですね。
僕も入院中は死にそうでしたから(冗談抜きで)、お母さんは祈って編んでくれたのだと思います。

久しぶりに最近このセーターを着ています。
先日打ち合わせでクライアントへ行く際にも着ていって、お母さんの手編みだということを話したらびっくりされて・・・
そんなに驚くことなのかなと逆に思って、ブログに書くことにしました。笑

img今お母さんは、孫のセーターを編んでいます。

うちのお母さんは今年で80歳です。
まだ元気ですが、随分年を取りました。
僕が大学で組んでいたバンドのメンバーたちも、両親のどちらかがいない状況になっています。
仕方ないことですが、もうそんな年齢なんですよね。

このセーター、大事にしたいと思います。
着る度にお母さんのぬくもりを感じて、暖かいです。
そして、時々マザコンもよいものじゃないかと感じたりしているのです。

Cartier トリニティリング

松本 知彦 for Private Time/2013.12.19/ファッションファッション

今、雑誌PENの最新号で「男のカルティエ」という特集が組まれています。
なんだか珍しい特集ですよね。
この時期にこれを持って来るってことは、クリスマスに女子に読んでもらいたいのかなあ。

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img最新号のPENです。

カルティエの中で、好きな商品の1つにトリニティがあります。
このリング、バブル世代の女子には懐かしいアイテムでしょう。
80年代にはほとんどの女子がしてましたね。
若い女子は彼氏からプレゼントされたティファニーのオープンハート、先輩のコンサバOLのお姉さんはトリニティ、みたいな存在でした。
でも当時の僕にはまったくその良さがわかりませんでした。

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今思うと、ずいぶん遠い昔のように感じます。
女子が相手の男子の愛情を試すアイテムとして、また見栄のアイテムでもあったりして、ちょっとバカバカしい話でしたね(と、当時もかなり思っていましたけど 笑)
今は誰もしてませんが、当時みんながしていたあのリング、どこへ行っちゃったんだろう?
たぶん80年代の日本には何千個も存在していたはず。
限りある鉱山の金属を日本人の女子が(実は男子が)かなり消費してしまったんじゃないかと思います。

トレンドが過ぎた今改めて見ると、3つのリングは黄金比のように美しく、本物で好感持てます。
このカルティエのトリニティリング、誕生は1925年と古く、詩人のジャン・コクトーが恋人への愛の証として友人であるカルティエにデザインを依頼して作ってもらったという歴史ある指輪です。
まあ、恋人はもちろん男子ですが。

imgこの人がフランス人のジャンコクトーです。

三位一体を表わすトリニティは、愛・友情・忠誠をテーマに、それぞれがホワイト、イエロー、ピンクの3種類のゴールドリングで構成されています。
ジャン・コクトーはこれを2つ重ねて6連で小指にしていました。

僕も小指にしています。
僕のは、コクトーより少し太いものですが。
書くのがちょっと恥ずかしいですけど、このリングは結婚10年目に奥さんからもらったものです。
裏側に字を彫りましょうか?とお店の人に言われましたけど、当然それはなしで・・・・汗

imgマクロ撮影で接写するとリングは傷だらけですね。。。

写真に撮ってみてわかりましたけど、結構傷ついちゃうものなんですね。
傷だらけです。
人生には色々なことがありますからねえ、傷もつきます。
クラシック好きのおじさんたちになぞらえれば、エイジングを愉しむっていうことになるのかもしれませんけど、別にそういう感覚はあまりないですね。笑 

おまけで、
まったく関係ないですけど、カルティエのお店に置いてあるコービー豆の入ったチョコレートは、松本の中では密かなレコメンドアイテムなのです。
以前は三角形で透明の包装でしたが、最近はチョコのつぶが小さくなって、三角形はそのままで中身が見えない包装に変わりました。
苦みばしった大人の味。
無料ですから、皆さんも機会があったらお店でつまんでみてください。
オススメです。

imgこれが大人の味で、エスプレッソなんかに合います。

チェックのロングホーズ

松本 知彦 for Private Time/2013.12.05/ファッションファッション

またロングホーズの話です。
毎年ホーズの話を書いている気がしますが、この記事を書く度に、また冬が来たなあと感じたりしてます笑
ブログの記事を書くと、季節感を感じるなんて、おかしな感覚です。

img左からパラティーノ、ガロ、ソッツィ。 今年のホーズラインナップです。

さて今年ファッションではチェックが大流行。
靴下も例外ではありません。
そこで今回は冬用に揃えたチェックの3本を紹介したいと思います。

以前も書きましたが(ホント毎年同じことを書いてる気がします・・・)僕は個人的に、短い靴下はほとんど履きません(ここで言う短い靴下とは、くるぶし丈の靴下のことです)。
夏は、素足で靴を履いているかのような外からは見えないショートソックス、秋にはコットンのホーズ、そして冬になるとウールのホーズ、外気の変化によって履く靴下を替えています。

イギリス紳士の嗜みは、肌を(すねを、さらに言うとすね毛を)見せないことです。
特にスーツの場合はそういう厳格なルールがあります。
アメリカではビジネス指南書に出世をしたいならホーズを履けと書いてあるそうです。
日本ではまだ馴染みは薄いかもしれませんが(それでも最近は増えてきてるみたいですが)、そのくらい働く男にとってホーズは必携アイテムなのです。
でも自分はルールに則っているわけではなくて、単に暖かいからという理由もあります。笑

さて話を戻すと、本来紳士の靴下はブラック、ネイビー、グレーの無地が基本なのですが、今年はチェックの流行でソックスにも色々な柄が登場しています。
自分はクラシックではないので、遊び心でチェックも抵抗なく履いちゃいますが、靴下はなぜかどれもイタリアモノ。
本当は文脈的にもイギリスのパンセレラ(1937年創業の英国老舗靴下ブランド)がいいのですが、これが自分には短すぎて合わず、、、イタリアものが多くなっております。

まず1912年ミラノで創業されたホーズメーカー、ソッツィ(Sozzi)。
これも毎年ブログに書いてますが笑、ホーズの定番であり、サイコーの履き心地です。
同じブランドで短いものもありますが、買うならやっぱりホーズに限ります。
10年以上愛用している大好きなブランドです。
ホーズを体験していない人は騙されたと思って、1度履いてみてください。
きっと新しい扉が開くはずです。
そうそう、クリスマスなどに彼氏へのプレゼントにもオススメです。

imgソッツィは大好きなホーズメーカー

imgトレンドのチェックを取り入れていても、やっぱりソッツィの品質です。

imgルームシューズにも合わせたいですね。

次に1949年にローマで創業したパラティーノ(Palatino)。
イタリアの名立たるハイブランドのソックスを作っているメーカーです。
最高級というだけあって、ちょっと値段は張りますが、素晴らしい品質。

もう1本のガロも1920年代から続く、イタリアの靴下専業メーカー。
3つの中では一番トレンドに敏感というか、クラシックから離れた立ち位置かもしれません。
最近、このブランドは色々な新しい柄の商品を出して、市場に攻勢をかけてます。
売れてるんじゃないですかねえ。

ということで3ブランドとも歴史ある老舗なのに、きちんと流行を押さえた戦略を取っているのがエライなあと感じています。
エルメスじゃないですが、伝統とは進化の連続だということですね。
やっぱり老舗こそが時代にマッチしたチューニングを常に行わないと生き残れないのです。
最後に、クラシックや老舗とは無関係に、いま最も売れている靴下を紹介してこの記事は終りたいと思います。

img迷彩柄のホーズ、これが相当に売れてます。

今年の秋冬はトレーナーが来る!

松本 知彦 for Private Time/2013.11.05/ファッションファッション

今年の秋冬はトレーナーが流行るという。
トレーナーやジャージ、これらのアイテムを自分ではほとんど着ないけれど、トレーナーと言ったら思い出すのは80年代のIVYだ。

img昔にタイムスリップしたかのようなポパイの特集。

僕も10代の頃、高校から大学の前半まではIVYだった。
高校の時にトレーナーのブームがあって、その中でもボートハウスのトレーナーは社会現象にもなった。
その頃の高校生、大学生はアメリカのカルチャーにかぶれて(自分たちより上の世代が作っていた雑誌メディアに踊らされて)、街にはサーファーやIVYがたくさんいたけれど、どこに属していてもトレーナーはマストアイテムだった。
当時ボートハウスのお店はかなり不便な場所にあったけど、観光名所になるくらい、地方からもたくさんの人が押し寄せて、店に入るのに1時間並ばなければならなかった。
今じゃ考えられないね。
僕も高校生の頃このお店に行って、トレーナーやポロシャツ、カーディガンなどを買って持っていた。
他にもクルーズ(こちらも大流行!)、バークレー、シップス(当時のお店はまだミウラ&サンズ)、サーファーならオフショアやゴッテス、ローカルモーションなど、色々なトレーナーが流行っていて、後半になるとシーズという同潤会アパートの奥、今の表参道ヒルズの裏にあったお店が通の間では密かに流行ったりした。

最近、またアメリカンIVYが流行っている。
TAKE IVYの出版をはじめ、Free&Easy、2ND、そしてポパイなど様々な雑誌で、たくさんの特集が組まれており、新宿伊勢丹では今まさにIVY展が開催されている。
でも今のところ、80年代のようにみんなが同じファッションをすることはないし、もちろん社会現象にもなっていない。
もうあんな時代は来ないだろう。

秋冬にはトレーナー同様、スタジャンも流行ると言う。
ダッフルコートくらいまではわかるけど、この流れ、どこまで行くのかな。
アディダスの往年のスニーカー、スタンスミスも流行るらしい。
そのうち、正ちゃん帽も流行るのだろうか?

当時はトレーナーの着こなし方にもルールがあって、IVYやプレッピーはトレーナーの裾からシャツを出して着るのが鉄則だった。
BDシャツ、トレーナー、その上にスタジャン、パンツはチノパン、ファーラのブラックウォッチでもいいけど、そんなルールがあった。(靴はサドルシューズかトップサイダーのデッキシューズまたはコンバースのジャックパーセル)
ここ何十年もそんな格好をしている人は見たことがないけど、もしかしたらそんな着こなしをした若者が街を歩くのを見かける日も近いのだろうか?
同じ時に流行った女子のハマトラファッション(フクゾ―のトレーナー、ミハマのパンプス)が来る気配はまったくないけどね。
でもアメリカのブランド、トリ―・バーチのフラットシューズのここ最近のブレイクはハマトラに関係あるのかもしれない、とふと思ったり。
アメリカントラッドのブームはいつまで続くかなぁ。

HANCOCK

松本 知彦 for Private Time/2013.10.02/ファッションファッション

マッキントッシュのゴム引きのコート、皆さんもきっと知っていることでしょう。
でも、もう2度と買わない、とこのブログでも以前に宣言しました。

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理由は以下の通りです。
今までマッキントッシュのコートを4着も買ったけれど、決して価格は安くないのに買ってから2年も経つと接着部分が次々と壊れてしまい、以前の製品はどれも粗悪品だった。
マッキントッシュが日本の会社に買収されて以降、品質は良くなり壊れなくなったけれども、セレクトショップだけでなく、百貨店やあらゆるお店でマッキントッシュの製品を見かけるようになって、希少なスコットランドのブランドという価値は薄れてしまった。
地元スコットランドの会社だった頃のマッキントッシュは、品質は悪かったけれど、「ゴム引き」という見ただけですぐにそれとわかる、他社にない技術的特徴と長い歴史が魅力であった。
その上、型と色の組み合わせが手に入りにくいということも相まって、何度も購入する気にさせるだけの動機が十分にあった。
しかし日本の企業に買われてからは、国内マーケットに合わせて日本の若者に売るための戦略とモノ作りが前面に出るようになってしまい、その魅力は半減してしまいました。
ビジネスなので仕方ないですが。
だからもう買うのはやめようと心に決めたんです。

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imgマッキントッシュと同じようにボタンにブランド名が刻印されています。

img本切羽(袖のボタンがはずせる仕様)、チェンジポケットなどビスポークのディテールが随所に。

しかし・・・・・
また買ってしまいました・・・・
20代の青春時代に、美しいマッキントッシュのコートを見て憧れた経験は、なかなか簡単には忘れられないのかもしれませんね。
当時マッキントッシュは、エルメスから発注を受けて、エルメス名義のコートを作っていました。
でも高価で当然買えるわけもなく。。
さてさて、そんな青春の淡い記憶も思い出しつつ、
今回買ったのはマッキントッシュではなく、ハンコックというブランドです。
主力商品はゴム引きのコートで、マッキントッシュと同じ特徴を持っていますが、創業がなんと2012年。
1996年から2011年まで、マッキントッシュのディレクターを務めたダニエル・ドゥンコ氏が独立して作ったブランドなのです。
元々ゴム引きのコートは、イギリス人トーマス・ハンコックが1820年に発明したもの。
1825年にチャールズ・マッキントッシュとともに事業を開始したことから、マッキントッシュというブランド名がつけられています。
でも、新しいブランド名となっているハンコックこそが、ゴムの父と呼ばれ、ゴム引きの技術で最初に特許を取得したトーマス・ハンコックその人なのです。
ハンコックはスコットランドのカンバーノ―ルドという街にある新しいファクトリーで、すべて昔ながらのハンドメイドで作られています。

imgコートの内側にはハンコックのラベルと一緒にティモシーの花柄マーク。

ゴム引きという技術がマッキントッシュと同じなら、ハンコックは何が違うのか?
それはデザインです。
今回の型紙は、ティモシー・エベレストがデザインを手掛けています。
だからビスポークな雰囲気が随所に見られます。
(ティモシー・エベレストは90年代、サヴィルロウに現れたニュービスポークの旗手の3人のうちの一人。そしてビートルズのスーツを作ったトミー・ナッタ―の弟子。)
こんなジャケットのようなゴム引きのコートは、今までのマッキントッシュにはありませんでした。
すべての型をティモシー・エベレストが手掛けたわけではなく、彼がデザインしたのは3型だけですが、それ以外は何ら今までのマッキントッシュと差があるようには見えません。
ティモシーの引いた型紙でないと正直買う意味はないと思います。
ティモシーのデザインがなかったら僕も買いませんでした。

img内側の接着布の色と、襟の裏側の色が選べるのはオーダーならでは。

imgオーダーすると同じ生地で作られたバッグに自分のイニシャル入れてもらえます。

そして、これオーダーなんです。
店で勧められた時に上記の理由でゴム引きのコートはもう買いません、と伝えたんですが、UAのC島さんに説得され、その気になってオーダーしてしまいました。
このオーダーというのがその気にさせるクセモノでして。。
型と色の組み合わせを選んで、待つこと3ヵ月、やっとスコットランドから届きました。
本切羽(袖のボタンがはずせるようになっている仕様)で、ノッチドラペル(ジャケットと同じ襟のカタチ)、チェンジポケット付き(小銭を入れるためにジャケットに付けられている小さなポケット=英国式)という、、コートとしてほとんど必要のない機能満載のゴム引きコートです。
細身でピッチピチなんですが・・・・がんばって着たいと思います。

DINVAN 夏の陣

松本 知彦 for Private Time/2013.08.01/ファッションファッション

以前このブログでも紹介したフランスのアクセサリーブランドDINVANです。
カルティエで修業した人が独立して作ったこのブランド、
夏ということもあって、自分の持ってるDINVANをすべて新色の蛍光カラーに変えてみました。
http://blog.10-1000.jp/cat32/000419.html

imgこの中にはアンクレットも含まれてます。

img

こうして集めると、かなり目立ちますが複数でつけるわけではないですから。
蛍光色、ビタミンカラーは今年女子の間では流行ってますね。
男子ではコールハンなどの靴くらいかな(ソールが蛍光カラー)

夏は腕を出すことが多いですから、アクセサリーをつけたくなる季節です。
イタリアオヤジみたいにジャラジャラ腕に巻きつけるのもよし、
流行ってる(もうさすがに流行ってないか)チャン・ルーを巻いてカジュアルに洒落るもよし、
去年ブレイクしたクルチアーニを巻くもよし(今年は由比ヶ浜にクルチアーニのブレスレット専門の海の家もオープン!!ちょっとびっくり)、
シンプルな金属を1本だけつけるもよし、
時計だけで見せるもよし。
いろんな人がいますよね。

imgゴールド、蛍光、シルバーの組み合わせ。

自分は、、、あんまりこだわりはないです。
男のアクセサリーって基本好きではないんですが、夏にはブレスレットだけはつけてみたりしています。
夏バージョン蛍光色のDINVANは、ネイティブアメリカンのハンドメイド専門店GOD TRADINGのゴールドの輪っかのブレスレット、クルチアー二の紐ブレスレットと一緒に組み合わせてみました。
してみてわかりましたが、夏に蛍光色というのは結構合うんですね。

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