怪奇大作戦 1969

松本 知彦 for Private Time/2011.04.13/映画映画

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1968年から69年にかけてTBSで放映された連続テレビドラマ。
ウルトラセブンに続いて、円谷プロダクションが制作した作品です。
カテゴリー的には特撮に入りますが、ウルトラシリーズより対象年齢を上げたこともあり、犯罪をテーマにした大人向けのドラマ作りになっています。
これがなかなか深い。
ストーリーにもよりますが、その内容は今見ても古さを感じさせません。

全26話中のベストは実相時昭雄が監督を務めた23話「呪いの壷」、そして24話「京都買います」の2本。
今も多くのクリエイターから名作と絶賛される作品です。
この2本がなければ怪奇大作戦の名前も、膨大な古臭いドラマに埋もれていたことでしょう。
ロケーション、シナリオ、映像、役者、どれを取ってもベストです。
特に岸田森の演技が素晴らしい。
ウルトラシリーズで見せた実相寺監督特有の凝ったカメラワークも随所に見られます。
この映像が超クール!!特撮だけではない円谷プロの人間ドラマ、そこに実相時監督の才能が遺憾なく発揮されています。

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フェルナンド・ソルのギターの音色に合わせて、京都を舞台に現代人の内面の移り変わりを捉えた「京都買います」。
そして人間の情念をテーマに、最後に焼け落ちるお寺の特撮が見せ場となっている「呪いの壷」。
どちらもテレビドラマの最高峰、素晴らしいの一言に尽きます。
今ではこうした作品は絶対に作れないでしょう。
機会があれば是非見てみてください。
僕のおすすめベスト1です。

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