007 Skyfall 2012

松本 知彦 for Private Time/2013.01.16/映画映画

皆さん、昨日ブログに書いたシャーロックはどうでしたか?
おもしろかったでしょう?
また来週の火曜深夜にも放映されますから、是非見てみてください。

img

さてイギリス映画つながりで忘れてはならないもう1つの重要な作品、007最新作スカイフォールはもう見ましたか?
まだ見てない人は、こちらも是非映画館へ足を運んでください!
ストーリーはまだ見ていない人のためにここでは書きませんが、おススメです。
第1作目「007ドクター・ノオ」から数えて23作目、007映画誕生50周年の記念すべき作品であり、シリーズの中でアカデミー監督賞の受賞監督がはじめて手掛けた007映画でもあります。
ロンドンオリンピックの開会式で、ボンドがバッキンガム宮殿から女王陛下を連れてヘリコプターに乗り込み、スタジアムの上空から2人でパラシュート降下してくるという、度肝を抜く演出には本当に驚きましたね。
世界中があっと驚く瞬間でした。
007映画に女王陛下も協力するなんて、なんという国民的映画でしょう。
http://blog.10-1000.jp/cat32/000768.html

その際女王陛下をエスコートしたボンド役のダニエル・クレイグは、本作で3作目。
前作「慰めの報酬」もそうですが、ボンドがダニエル・クレイグになってから、ピアーズ・ブロスナンの時のような軽さはなくなり、作品の内容もよりシリアスに、リアルを追求したアクションシーンが多くなりました。
今までのボンドは女好き、酒好き、スタイリッシュ、軽いけど仕事は確実という印象ですが、ダニエル・クレイグ演じる新生ボンドは、仕事は確実だけれど1人で孤独というイメージです。
女好き、酒好きというシーンはあまり出てきません。
それにあまりしゃべらない。笑
タキシードを着た時以外、スタイリッシュでもないし。
肉体を駆使したハードなボンドになりました。
(でもちょっとランボーみたい・・・・個人的にはもう少し都会的な方が好きなんですが、、)

imgダニエル・クレイグの身体はムキムキだけど、ファッショナブルではないです。

そして3作目スカイフォール。
全体的には今までのボンドをもう1度リセットする内容になっています。
今までの2作「カジノ・ロワイヤル」と「慰めの報酬」のストーリーはつながっていたけど、スカイフォールはそれとは関係のない、まったく別のストーリーになっています。
劇中でボンドの台詞にも出てくるResurrection―「復活/再生」それがこの映画のテーマです。
見ている側は「女王陛下の007」を下敷きにした「カジノ・ロワイヤル」で十分再生したように思ってましたけど、違ったんですね。
登場する人物もこの作品で新旧交代します。
ダニエル・クレイグが演じた3本の中では、この作品が一番いいと思いましたね。
007誕生50周年なのですから、よくないわけがありません。

見どころは、映画開始15分です。
ここがクライマックスかというくらい相当に惹きつけられます。
後半からペースは落ちますから、個人的にはボンドが悪役に出会うまでの前半が山場なんじゃないかと。笑
落下を意味するスカイフォールは、ボンドが落ちることを意味していると思っていましたが、ボンドが生まれた故郷の地名だと言うのを映画を見て知りました。
そこが映画のクライマックスの舞台になっています。

img上が悪役を演じるハビエル・バルデム、下は昨年来日したベレニス・マーロウ

img上からボンドの同僚イヴ、そしておなじみ上司のM、今回新登場のQ

今回の悪役シルヴァは元MI6の諜報部員、以前Mの部下だった人物ですが、このキャラ設定と俳優がかなりいい味出してます。
個人的には「ロシアより愛をこめて」でショーン・コネリーと列車の中で対決したロバート・ショーと同じくらい存在感のある悪役、いい演技だと思いました。
非情な犯罪者ですが、旧来の悪役のように単純に描かれておらず人間的で、僕はボンドよりこちらに感情移入しちゃいます。
アカデミー賞助演男優賞の受賞経験を持つスペイン人ハビエル・バルデムが演じるこの悪役の演技の方が、ダニエル・クレイグより光ってます。
そしてフランス人とイギリス人2人のボンドガール。
去年来日していたフランス人女優ベレニス・マーロウは、写真で見る限りとイマイチだと思っていましたが、作品で見るとこれがなかなかよいです。
ボンドと上海のカジノで出会うシーンが印象に深く残ります。
「あなたは本当の恐怖を知っているの?」「その分野の専門家だ」と語るシーンです。
この言葉の間を表情でやり取りするシーンがなかなかよい。
もう1人のボンドガールは、MI6の同僚であるイヴ。
それを演じるのは、パイレーツオブカリビアンでジャック・スパロウを生き返らせた女占い師です。全然イメージ違いますけど笑
余談ですが、ハリーポッターでヴォルデモードを演じた俳優も出てきます。
このイヴのポジションは、今後の007映画で重要な役どころになるでしょう。
詳しくはネタバレになるので言えませんが・・・汗

imgやっぱり出てきたアストンマーチンDB5

その他にも、「ゴールドフィンガー」の時の武器を装備したままのアストンマーチン、お約束のワルサーPPK、ドライマティーニも出てきて、嬉しくなっちゃうシーンがちゃんと盛り込まれています。
新しいQも登場しますが、これがナショナルギャラリーのターナーの絵の前でボンドと出会うという、、、イギリスらしいニクイ演出です。
あとはロケ地の多くがロンドンであるというのがいいですね。
シャーロックの記事でも書きましたが、ロンドンの街を映像にしているのが、今までにはないアプローチで、観光映画としての側面を持っていた007シリーズに新しいリアリティを与えていると思います。
ロンドンのチューブ(地下鉄)で悪役を追跡するシーンとか、今までの007作品ではありませんでしたから。
(過去に日本の地下鉄は出てきましたけど、、 笑)
ちょっとジェイソン・ボーン風ですが。
関係ないけど長崎の軍艦島も出てきます。

今後50周年事業として、ドキュメンタリー映画も作られるそうで、いやあ楽しみですね。
現在世界中でヒットしており、日本では007シリーズで初めて吹替え版も上映されています。
まだ見てない人は是非映画館で見てみてください。

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