引越し3

松本 知彦 for Private Time/2011.08.04/仕事仕事

オフィスを建築しようと思い立った6年前、設計はクラインダイサムアーキテクツに頼もうと、かなり早い段階から決めていました。
住宅とは異なり、オフィスには形容詞となりうるアイキャッチが必要です。
それを実現するためには、プロジェクトに賛同して一緒に取り組んでくれる才能ある設計事務所が不可欠です。
常にメディアの近くにいるクラインダイサムアーキテクツは、これらのリクエストに最適の建築事務所だと思っていました。
マークとアストリッドが10年来の友人ということも大きな理由です。
当時まだ全く有名ではなかった彼らに、自宅の改築を頼んでから10年、再び彼らに設計を依頼することになりました。

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imgDのカタチをした建物をCIに採用した名刺(現状とは異なります)

建築とインテリア、グラフィック、そしてWebサイト、これらをすべて連動させたトータルなクリエイティブワークの実現。
会社のCIは真上から見た建物のカタチに。
これは偶然、敷地がDのカタチであることに起因しています。

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imgレターヘッドやオープニングパーティの案内状

そしてオフィス内のインテリアをピンクと黒に。
グラフィックにもこのVIを採用しました。

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imgフィグの良い香りのする石鹸です。

オープニングパーティに来ていただいた方たちに配ったノベルティは、創業100年の老舗 玉の肌石鹸さんに協力いただいて、オリジナルで建物のカタチをした石鹸を作りました。
オフィスと同じカタチをした小さな箱を開くと、内装の色と同じ黒い石鹸が現れるように仕組みました。

デザインする上で最も重要なことは最終アウトプットではなく、そこへ至る思考プロセスにあります。
その意味でこうした取り組みは、少なからず現在の仕事につながっていると思います。
事務所建設はメディアへの露出を意図しただけでなく、トータルなデザインをすることによって学ぶことができる、自分たちへの投資でもありました。

imgオフィス外観

しかし時が経つにつれ、色々なことを感じるようになってきました。
これはどこへ行っても出てくることで、仕方のないことかもしれません。
上下でフロアが分かれていることによるスタッフ間のコミュニケーションの問題。
全員1フロアで仕事をしてみたいというスタッフからの声。
窓が少なく夏場は暑いオフィス(特に2階)
エントランスのウッドデッキや設備関連など経年による劣化。
その他、駅から遠い、近所にランチできるところが少ないなどなど、不満ではないまでも、不便を感じる意見が時折スタッフからも出ていました。
でも、、、吹き抜けの空間は気持ちが良い、
1棟なので誰にも気を使わず、伸び伸びと仕事ができる、
スペースが広い、
建物がユニーク、
そして何より建物で過ごした時間による愛着。
いいところもたくさんありました。

決断をしなければなりませんでした。
今よりスタッフが働きやすいことを第1に考えて、物件を探し始めたのは、今から1年近く前のことです。
当初オフィスを改築するプランも考えましたが、根本的な解決には至らず、最終的には代々木上原から徒歩1分のオフィスに移転することを決めました。
この決定は、組織を作る目標を考え、スタッフのことを考え、数字を含め会社の最良の選択を考え、熟考した上で至った結論でした。

これから新しい場所で次の目標に向かって努力していきたいと思います。
皆さん、よろしくお願いします。

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