会社と幸せ

松本 知彦 for Private Time/2012.01.12/仕事仕事

昨日、出身大学が発行した自分のインタビュー記事を掲載しましたが、その中に幸せと言う言葉が出てきます。
今日はその言葉と仕事について思うことを書きますね。

自分が知っている会社で離婚を推奨している会社があります。
離婚をすると家庭のわずらわしさから解放されて、さらに仕事に打ち込めるからというのがその理由だそうです。
上場しているこの会社は、名前を聞けば誰でも知っている大きな企業ですが、社長自らもそれを実践しています。
しかし、僕はあまりこの方針には賛成できません。

よく言われることですが、
プライベートを犠牲にしないと会社は成長できないのでしょうか?
外から見ると会社は拡大路線で成功しているように見えますが、社長の家庭は崩壊していたり、社員は決して楽しんで仕事に取り組んでなかったり。
数字を追うこと、拡大戦略を取り続けることで、いつのまにか虚構に突き進んでいる企業もあるのではないでしょうか。
会社が大きくなれば知名度も上がり、お金がたくさん入ってきて、得るものも多くなる。
認知されて社会的地位も上がる。
でもそれで幸せになれるのでしょうか?
自分の欲を満たせば、それが幸せと言えるのだろうか?と思います。

それだけではありません。
多くの社長の家庭は崩壊し、その家族も決して幸せではないというのはよく聞くことです。
幸せではないどころか家族がいなくなってしまったり、トラブルで泥沼、離婚率も高く、社長個人だけでなく、周りの人も巻き込んで不幸になっているケースが多々あります。
社長はそれだけ責任が重く、生活にひずみが出るほどプレッシャーの中で仕事をしている。
確かにそうかもしれません。
企業で起こることの全責任を負うのは社長1人ですから。
それだから企業の先頭で全員を引っ張って働く社長が不幸になってしまうのは、仕方のないことなのでしょうか?
前を見て突き進むあまり、自分のまわりの人たちが見えなくなって、大切なことも顧みなくなってしまうのでしょうか。
会社ではなくとも、上昇志向が強く、仕事に貪欲に取り組む人のプライベートは、ほとんど破綻している場合が多いです。
そうじゃないと仕事で結果が出せない?何かを切り捨てないと何かを得ることができない?
そんなことはないのじゃないかと思うのですが。

自分一人の幸せだけでなく、組織にいるスタッフの幸せを目指すなら、まず自分がそのモデルになるべきだろうと思います。
そうでなければ一緒にいるスタッフに幸せを説くことはできません。
特別なことではなく、何でもない日常の何気ない中に幸せはあります。
たくさんのお金を得たから、会社が大きくなったから、知名度や社会的地位が上がったからと言って、僕は幸せになれるとは思えません。
いえ、中にはそれで幸せを感じる人もいるでしょう。
しかし、僕はむしろそうなったという人ほど、幸せになっていないように思います。
多くの経営者がそうであるように。

僕は今会社にいるメンバーと一緒に幸せを目指したい。
だから僕自身スタッフのためにも、家族のためにも、みんなのために幸せでいる必要があるのです。
そのために仕事を通して、会社を通して努力していかなければならないと思うのです。

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