40代のブログが熱い 2

松本 知彦 for Private Time/2012.05.11/仕事仕事


さて昨日に続いて、ブログについて話したいと思います。
SNSの出現により、誰もがより簡単に自由に情報を発信できるようになりました。
これにより、どうでもいい情報も日々流れまくっているわけですが、ブログというメディアは、SNSとはちょっと違うと感じています。
それは掲載できる情報量が多いために、文章を書く、コンテンツを作るということを少なからず意識しなければならないからです。
facebookなどとは違って、記事を書く際には、画像の配置や順番、文章の構成や編集、全体の見せ方について考えさせられることになります。
短いながらも、起承転結が必要なのです。
そういう意味ではストーリーの組み立てを考えることが必要で、コンテンツホルダーでないとなかなか書けない媒体だと思います。

そうしたことを実感しつつ、世の中のブログを見てみてみると、40代の人のブログがものすごいのです。
20代のブログって行間を広く取って、絵文字も交えつつ口語で綴られていることが多いですが、内容はライトでfacebookの延長のようなものが主です。
しかし、40代の書く記事は、それとはまったく異なり、多くが自分の人生観まで語る濃い内容になってます。
特に男性のブログは凄まじいですね。

移ろいゆく事象を取り上げるのではなくて、記事には書き手の揺るぎない信念だったり、強いポリシーを感じさせ、文体にもそれが現れてます。
構成や編集を意識するあまり、より深いネタのようなものを書かざるを得ない結果になっているのではないかと推測しているのですが。

僕のPCには2、3人の濃い40代の人のファッションブログがブックマークされていますが、この方たち、自分のファッションコーディネート画像をアップしたり(しかも絶対に顔は出さすに、首から下だけ)、こだわりのお宝を紹介したり、とにかく書いているネタがすごいのです。
単純な「お洋服紹介」「好きなモノ紹介」ではなく、強いこだわりに貫かれたうんちくが書かれていて、一分の隙もありません。
個人の主観、育った環境、若いころの経験に裏付けられた深い考察を交えた、それはそれは、偏っていながらも深い深い、めくるめくおじさまワールドが展開されているのです。
ジャズやワイン好きな人の話を聞いているのとちょっと似ています。
共通してそこにあるのはクラシック回帰ですね。

貫かれているのは、○○でなければならない、というこだわりです。
自分の得意分野には誰にも譲れない自分なりの尺度や信念がある、ということですね。
今日は晴れてて気分がいいから衝動で買っちゃったー可愛いでしょ、みたいなライトなノリは微塵もないのです(ちょっと怖いです)
決して悪いことじゃないですけどね、もうちょっと第3者視点も入れたら素敵なおじさまになれるのになあ、と勝手に思ったりしています。笑
僕がそれを実現できているかは別問題ですよ、あくまで。汗

SNSが気持ちのつながりを求めて、どちらかというとホッとするネタをみんなで共有しあうのに対して、おじさまたちのブログはぬるい情報は排して、独自な路線を突き進んでいます。
でも同じ信念を拠り所としている人たちには響くようで、オタクとも言えるこうしたブログも盛り上がってはいるのですが。
社会的な成功を背景にした特権階級のようなネタの連発で、そこに集まる人も独自の価値観を持った人たちです。
でも僕もそうしたブログを見て勉強したりしています。
かなりの頻度で記事をアップするモチベーション、わかる人にだけわかればよいという、読み手を絞り込んだその内容。
背景に見え隠れするその人のナルシシズム。

何が言いたいかというと、僕のように義務感に駆られて仕事として記事を書いているのとは違って、人にうんちくを語りたくて次から次へ溢れるように情報を発信している人のパワーはすごいなあと言うことです。
そうした情報の発信の仕方をするようになるのが、たぶん40代からなのでしょう。
40代のブログの多くは自分節、自分発信型です。
そんなことは個人の密やかな楽しみとしておけばいいじゃんとも思いますが、我慢できないのもまた40代なのでしょう。
恐るべし40代、いやあ本当に恐れ入ります。

でもこういう人、女子には全然モテなさそうですけどね 笑
一言余計でしたね。失礼しました。

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