オフィス3階の内装 その4

松本 知彦 for Private Time/2012.10.25/仕事仕事

ミッドセンチュリーモダンといえば、皆さんは50〜60年代のアメリカ、そしてデザイナーのチャールズ・イームズをまず最初に思い浮かべるでしょう。
15年くらい前、目黒通りにあるモダニカやアクメ、マイスターなどを起点にイームズのブームは広がっていきました。
そしてNIGOや高橋ジョニオ、藤井フミヤなどイームズのコレクターもたくさん現れましたね。
青山にはその名もミッドセンチュリーモダンという家具屋や、これもそのまんまですがケーススタディショップというお店もありました。

img

imgあまりに有名なイームズが設計したケーススタディハウスNo.8。しかし僕はイマイチ惹かれませんでした。

イームズの椅子も決して悪くないですが、個人的には浮かれてイームズの家具をこぞって買う人を横目に、なぜそんな?と当時は思ってました。
60年代に製造されたオリジナルの高額な椅子を購入する気にはとてもなれませんでしたね。
僕が惹かれたのは家具ではなく、インテリア、建築でした。
同じケーススタディハウスならイームズよりも、前述のリチャード・ノイトラ、クレイグ・エルウッド、ピエール・コーニッグなどの方が強く心を揺さぶられました。
これについてはまた機会があれば書きたいと思います。

imgクレイグ・エルウッドの建てたcasestudy house No.16

img自身の設計によるcasestudy house No.22で撮影されたピエール・コーニッグ本人と奥さん

ミッドセンチュリーのあとにやってきたデザイン家具のブーム、そして北欧テイストの盛り上がりを経て、現在に至っていると思います。
北欧の建築家ポール・ケアホルムやフィン・ユールの自邸を見る度に、カッコよいなあと僕も感じていました。
そして同じ北欧のアルネ・ヤコブセンがデザインを手掛けた、ラディソンSASロイヤルホテルの606号室(ホントに最高ですね。)
フランスのジャン・プルーヴェの家具にも惹かれました。

imgヤコブセンがデザインしたホテルの部屋。泊まりたい!

imgすべての目を揃えた木のあしらい、ブルーとの組み合わせが美しい。

しかし・・・・
自分の家ならこれら巨匠の家具もいいでしょう。
でも家ではないので、そうした誰もが知っている巨匠たちのデザインアイコンを置くより、今回は匿名の空間にしたいと思っていました。
色気も何にもない60年代のオフィスの内装みたいな。
メーカーの製造工場の横にある生産管理部みたいな部屋がいいなあと漠然と思っていました。

imgそうこうしているうちに、壊されちゃいましたけど。

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