父親の展覧会の会場で感じたこと

松本 知彦 for Private Time/2011.07.11/私の履歴書私の履歴書

今、恵比寿で開かれている父親の作品展に行ってきました。
とても小さなギャラリーですが、普段並べて見ることができない父親のたくさんの作品が飾られ、ゆっくりとした時間が流れていました。
http://galeriecaprice.blog72.fc2.com/blog-entry-100.html

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初日と2日目で10枚以上の作品が売れていました。
驚きです。
亡くなってから6年、今も父親の作品を求めてくださる人がいるというのは素晴らしいことです。
本当にありがとうございます。
時間を超えて人の気持ちに訴えるものがある、創作とは本来そういうものですが、この当たり前の事実に当たり前でなく、僕はただただ驚いてしまうのでした。
それが知っている作家ではなく、自分の父親だという事実に驚いてしまうのでした。

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今回、作品の額装、梱包、発送、展示まで、一人で行った母親。
会場で彼女は生き生きとした表情を浮かべていました。
父親の作品を多くの人に見てもらえることは何よりですが、それよりも母親が嬉しそうにしている姿を見ることができて、それだけでも僕はよかったなあと感じています。
作品にまつわるいろんな思い出を思い出して、少し寂しいのかもしれません、1つ1つ作品を倉庫から出して整理する際にも何かを感じたことでしょう。
でも作品展を開催してよかったと母親の顔を見て感じました。
父親の作品を前にして、普段は目に見えない家族の繋がりを少しだけ目に見える形で感じたように思います。

ギャラリーに滞在した時間は長くはありませんでしたが、
それは僕にとって普段決して感じることのない大切な時間でした。

img2008年に出版された松本正彦 切り絵作品集

http://www.dig.co.jp/corporate/book/pub_pubdig.html

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