PTA副会長

松本 知彦 for Private Time/2012.10.04/私の履歴書私の履歴書

かなり個人的なことなのですが、実は今年の4月からずっと小学校のPTAの副会長を務めています。
引き受けた当初はきちんとやろうという強い心構えと責任感があって、肩に力が相当入っていました。

僕はPTAの副会長と同時に、地区委員会の担当でもあるので、今まで色々な行事に参加しています。
そこでたくさんのことを経験しました。
小学校で行われる役員会はもちろん、PTAのお母さんたちが100人くらい集まる総会、そして渋谷区の全小学校のPTA会長が集まる理事会への参加、運動会、野外活動で子供たちの引率、地域のパトロールとして夜の見回り・・・。
その間に、運動会などのイベントで着るPTAのTシャツをデザインしたり、災害時の引き渡しカード、校庭開放の届け出カード、そして地区が発行する小冊子のデザイン、開催されるイベントの模様の撮影、校庭の朝礼台に立ってマイクで挨拶まで、ホントにたくさんのことをやりましたね。
まだこれからも半年あるんですけど・・・。

img青少年対策地区委員ですからね。。。

かなり大変です。
そもそもPTAってボランティアのはずですが、とてもじゃないけど仕事をしながら片手間にできるものではないなぁと感じています。
時には仕事よりも大変で、時間だけでなく精神的なストレスが相当に高かった時期もありました。
忙しいときは毎週のようにミーティングがあるし、PTAの仕事もあるし、親睦の飲み会にも出なければいけないし、何より色々な人と円滑にコミュニケーションしていかなければならない。
やってみて感じたことがたくさんありました。
よいことは、やっぱり地域のことがわかるし、学校のことが理解できる、今まで知らなかった先生方やお母さんたちが考えていることがわかる、子供たちとの接点が増える。
よくないことは、、、う~ん、ここではあまり書けませんけど、、
PTAの役員をやるというのは、子供のことを第1に考えて、自分のできることをボランティアとして引き受けるということなんですが、実際には自分がPTAの役員を務めるからには功績を残したいという、オレ様な人が多いってことです。
今までのルールを自分が変えたとか、自分がいたから実現できたとか、PTAをやる人はそういう発想をする人が多いのです。もしかしたら環境がそうさせてしまうのかもしれませんけど。
そういう人に限って、まわりとか子供とか関係なく(最初は当然あったと思いますが、)自分視点で物事をすべて動かそうとします。
自分の実績を作りたいからです。
最初は「子供のため」からスタートすると思うのですが、いつの間にかそれを通り越して、自分のエゴ優先になり、
それが周囲とのパワーゲームに発展していきます。

imgデザインして色を決めて発注して。この単純なプロセスだけでもスムースにはいかないのです。

そして1年間だけでなく、2年以上継続して役員を引き受けている人が絶対的な権威を持つのも不思議なルールでした。
会社でも何でもないのに、情報格差によって完全なヒエラルキーが存在するんです。
これじゃ自己顕示欲の強い人か、やりたいことがある人じゃない限り、役員を引き受ける人はいないだろうなあ、というのが今の正直な感想ですね。
次の人に自分のポジションを引き継いでもらうまでには、この問題は解決しなければならないと思いました。
その人に同じ想いをさせるのは酷です。

この話を少し母親に話したら、母親も僕が小学校の時にPTAの役員をやっていたらしく、状況は似たようなものだったとのことで、これはずっと続いているものなんでしょうかねぇ。
そうだったら簡単には改善できないのかもしれないなぁ。

引き受けた当初、自分が子供や学校の役に立てるならという強い想いがありましたけど、人のパワーゲームに巻き込まれて、本来の役目は果たせていないと思います。
引き受けた当初、ちゃんとやろう意気込んでいたがゆえに、非常にがっかりしたというか、過度のストレスというか。
仕事よりもずっと大変だなと思いました。

考え方を変えれば、自分の苦手なこと、自分の足らないこと、普段感じていない自分のウィークポイントが如実に実感できるいい機会でもありました。
僕はパワーゲームや、人と人の調整のようなことが本当に苦手なのです。
でもビジネスでは必要なスキルだと思います。
特にクライアント折衝において。
そんなことも、この小さなオフィスのデスクに座っているだけでは、普段は感じられないことですから、その意味ではよかったとも思います。

いろんな人がいます。
当り前ですが、これも社会の縮図なのだと思います。
その社会で働いていかなければいけないのです。
だからこれも勉強だと思っています。 

あと半年がんばっていかなければいけません。
誰かのため、自分のためじゃなくて、子供のためにやらないとね。

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