アンヌ隊員の自由研究

松本 知彦 for Private Time/2013.10.07/私の履歴書私の履歴書

少し前に新宿の世界堂に行く機会があったのですが、そこで意外なものを発見しました。
「モナリザもあっと驚く世界堂」ですが、僕も口を開いて、あっと驚いてしまったんです。

長女のアンヌ隊員と世界堂に行ったとき、彼女が意外なものを見つけてきました。
それは父親のシルクスクリーン作品でした。
世界堂で売られていたんです。。。
今まで自分の作品を額装する際に必要なマットをオーダーするために、
何度も世界堂を訪れていたのに、そのことにはまったく気がつきませんでした。

imgこんなところに飾られているなんてまったく知りませんでした。

作品は随分前のものでした。
でも何だか長年会っていない古い友人に久しぶりに会えたようで、嬉しかった。
そして何より、この世にもういない父がまだ世の中とつながっているという事実を、いきなり目の前で実感できたことが嬉しかった。
子供が見つけてきたというのも、サプライズの要因でした。
「ミーミとその家族」という猫のシルクスクリーンのシリーズ。
このあいだ展示していた切り絵とはずいぶん作風が異なりますが、まぎれもなく父親の作品です。

imgミーミのシリーズはすべてシルクスクリーン

これを見つけたアンヌ隊員は、夏休みの自由研究には、この絵を描くと決めたようでした。
なぜこの絵を描きたいと思ったのかわかりませんが、僕はなんだか嬉しかった。
とにかく売場に置いてある作品を写真に撮って欲しいというので、その場で撮影しました。
家に帰ったあと、撮った写真を見せて欲しいというので、なぜ?と尋ねたら、自由研究として提出したいという答えが返ってきました。

その後、母親とフレームを買いに行ったようです。
フレームを買う目的で出かけたのか、たまたまその場で思いついて購入に至ったのかは聞いてないのでわかりませんが、ある日家に帰ると2つの新しい額が置いてありました。
夏休みの終わりの土日にアンヌ隊員、がんばって模写していました。

img

img水彩で塗って完成です

img

img背景がムッシュムラムラですが。笑

僕はリンタロの課題にかかりっきりで、アンヌ隊員の方はほとんど見てあげられませんでした。
先週、提出した自由研究を学校から持って帰ってきたようです。
先生からの表彰状が添えられていました。
なんだか、暖かくてちょっぴりジーンとました。
日常であんまりこんなこと思うシーンはないですよね。
アンヌ隊員が会ったことすら覚えていない自分のおじいさんの絵を描きたいと思う気持ちが、なんだか本当にとても嬉しくて、それを額に入れて飾りたいなんて、何かを子供は感じているのでしょうかねえ。
他の子供と比較できないので全然わからないのですが、子供のこういう気持ちって普通なのでしょうか。
単に絵が可愛いと思ったからなのか、自分のおじいちゃんの絵だからなのか、はたまた他に題材が見当たらなかったからなのか、動機はわかりませんが、子供は何かを感じているのかもしれないと、親バカながら勝手に思った出来事でした。

img作品の隣には表彰状が置いてありました。

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