ピッコログランデは幸せなお店 

松本 知彦 for Private Time/2014.02.21/私の履歴書私の履歴書

明治通り沿いの恵比寿と広尾の間に、ピッコログランデというセレクトショップがあります。
イタリアクラシコの旬な商品を集めた、メンズとレディスの両方を取り扱うお店。
広さは小さくて10坪くらいしかないので、前を通っても見逃しちゃう人もいるでしょう。

img色を塗る前の下書きです。

僕がこのお店を初めて訪れたのは、今から13年くらい前。
なぜ、このお店に足を踏み入れたのか覚えてないですが、何度か車でお店の前を通って、なんとなく興味を持ったのがきっかけだったと思います。
お店ができてから15年ですから、僕が最初に入った時は、まだ店を始めて2、3年の時。
加藤さんという仲の良い夫婦が2人でやっています。
何度か行くうちに彼らと仲良くなり、家族でご飯を一緒に食べるようになりました。

彼らは、クラインダイサムに建ててもらった以前のオフィスの新社屋完成パーティや15周年記念パーティ、そして昨年末にあった僕の誕生日パーティにも来てくれて、ホントに嬉しい限りです。
そして僕の個展の際に、お店の絵を描いて欲しいと頼まれたのですが、渡すのがこんなに遅くなってしまいました。
スンマセン・・・・

img今回は描くのがむずかしかったですね。。。時間がかかってしまいました。

僕がこのお店を好きな理由はいくつかあります。
まず洋服屋なんですが、洋服屋ではないということ。笑
こういう小さい店は(大きな店もそうですが、小さい場合はなおさら)、オーナーの強烈な個性やカリスマ性、世界観を第1の売りにするものですが、そうした洋服屋特有のギラギラした感じというか、押しの強いファッションオタクのスノッブな部分があまり感じられません。
これがとっても良い部分で、こういう店はありそうで、あまり他にはないですね。
あと夫婦2人だけでやっているということ。
レディスは奥さん、メンズは旦那さんが担当で、僕が店を初めて訪れた時からスタッフを増やさずに、ずっと2人だけでやっています。
人間ですから相性もあるし、好き嫌いもあるでしょうけれど、いつ行っても2人が笑顔で迎えてくれて、とってもよい雰囲気なのです。
オーナー自身が仕入、販売、接客まで行っているので話が早いのもいいですね。(でも彼らが買い付けにいっている間、店は休みです・・・・)
僕が知ってる限りでは、ここは東京で一番シアワセな洋服屋だと思います。

img

img店の中の商品を描くのはなかなか時間がかかりました。

昨年お店の15周年パーティに伺いましたが、そこに来ていたお客さんもいい方たちで、オーナーの人柄で集まったというか、ホントに洋服屋じゃなくて地元のイタ飯屋?みたいな会でした。
どのパーティに行っても必ずいる、ちょっとイケスカナイ、ファッション大好き、みたいなオラオラ系の人はいないのです。

今って東京のどこのセレクトショップでも同じ商品を売ってますからね、商品ラインナップだけで差別化することはむずかしいのでしょう。
売る人が顧客へどれだけパーソナライズレコメンドできるか、要は顧客の趣味や嗜好を覚えていてどれだけそれに合致した商品を提案できるか、そこがそのお店を自分のお気に入りリストに入れるかどうかの分かれ目の気がします。
商品を買うのではなくて、話がメインで勧められて気に入ったものがあれば、ついでに買うみたいな感覚がありますからね。
個人的には人ありきのショッピングの傾向はどんどん強くなってます。

imgフレームに入れてみました。マットはファサードに合わせたピンクに。

そんなピッコログランデは最近、元巨人軍の清原選手の奥さんの御用達ショップになって、人気が急上昇しています。
清原の奥さんと一緒にトークショーにも出ちゃったりして、専属モデルのマリソルをはじめ、雑誌掲載の頻度が多くなりました。
今では有閑マダムたちが多く訪れる、イケてるセレブ向けセレクトショップになってるのです。
清原パワー、スゴイ。

今までも元プレイボーイ編集長のシマジさんなどの御用達ショップでしたが、やっぱり女性誌の力は強いですね。
でもピッコログランデは、これだけ有名になっても、やっぱり人のいい加藤夫妻の笑顔の店で、東京にあっては貴重な「洋服屋らしからぬ洋服屋」だと思います。
これからも東京で一番シアワセな洋服屋でいてもらいたいです。

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