リンタロの展覧会

松本 知彦 for Private Time/2014.03.20/私の履歴書私の履歴書

今年の始めに、自分が小学校から23年間、ずっと作って来た年賀状の木版画を紹介しました。
今回はそれと関連する記事です。
去年、リンタロの通う小学校の体育館で、全校生徒の図画工作と家庭科の作品を集めた展覧会が開かれました。
そこで見たもの、それが印象的だったので紹介します。

img展示は体育館で開かれました

作品には複数のカテゴリーがあって、与えられたテーマに沿って、各自が自由に制作した作品が展示されていました。
まず、図工の工作作品から。
与えられたテーマは本棚だったようです。
やっぱりリンタロ、自分の好きなものズバリの名前をつけて、作品を作ってました。
以前にも書きましたが、リンタロは伊坂幸太郎がホントに好きなのです。(最近は星新一も加わってきたようですが、、、)
伊坂幸太郎専用の本棚とは、、笑
そりゃ同級生と話が合わないわけだよ、、、と思うのですが。汗
今って昔より使う木材が薄いんですね、僕らの時はもっとゴツい木で作った気がします。

img好きなのは知ってましたけど、ここまでとはねえ。マニアです。

次に15年後の自分にメッセージを伝える、という展示がありました。
今12歳の自分が、27歳になった自分へ書いた手紙です。
そこには驚くべきことが書かれおり・・・・
デザイナーになっている????
何年か前、リンタロと将来何になりたいか?という話をしていたとき、彼からは明確な職業は出なかった。
で、「絵がいくらうまく描けるようになっても、将来何の役にも立たないでしょ?」と言われて、、、それに対して僕はすぐに明確な返答ができませんでした。
詰まってしまった。。
自分を振り返って、確かに絵だけがうまくなってそれを職業にしたとしても生活は苦しいかもしれない。
実際自分の父親がそうだったじゃないか、と。
でも美術じゃなくても何でもいいから、自分の好きなことをやって欲しい、そんな思いがありました。
その後どういう心境の変化が彼に起きたのかはわかりませんが、デザイナーになっている、と書いてある。
いえ、デザイナーになっていなくても、将来自分が満足できる仕事に就いていてくれ、と書いてある。
これは彼の願いなのだと思います。
そしてその理由について、そうすればラッシュライフが送れるから、と結んでいます。

img子供の簡単な文章に思えますが、これがなかなか深いのです。

img文章には絵もついてました。

ラッシュライフ・・・?
何だろう?
そう思ってネットで調べてみると、これも伊坂幸太郎の本でした。
伊坂幸太郎らしく、ジョン・コルトレーンの曲名を本のタイトルにしているようです。
その意味は「Lush Life/豊潤なる人生」
なるほどねえ、、、
自分が満足できる職業に就けば豊潤な人生が送れる、ってことか。。
文章に大人みたいな伏線入れるなよ 笑
でも小学生の書いた文章にしては深いなあと思いましたねぇ。

img版画の課題は写楽になぞらえた自画像です。

最後に、版画の作品がありました。
ここで驚くべきクオリティを目にするのです。笑
版画のテーマは、浮世絵de自画像というもの。
江戸の浮世絵師、写楽の版画をモチーフに、今自分が好きなことを表現するという課題だったようです。
貼られている子供たちの作品を見るなり、一発でリンタロの作品がわかりました。
クリソツなんです笑

imgたくさんの作品が展示されてましたが、リンタロのは1発でわかりました。

imgこれ版画なんですが、本人にクリソツです・・・・

本と音楽が好きなリンタロは、ここでも伊坂幸太郎の本と、誕生日に買ってあげたiPODを加えています。
本、音楽、アートという彼の好きな3つのすべてがここに凝縮されてるんですね。
これが版画っていうのが、なかなか味わい深い作品でした。
リンタロは将来どうなっていくのだろうか?

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