またしても上原にやってきた話題店

松本 知彦 for Private Time/2016.09.20/食べる食べる

またまた新しい店が上原にやってきました。
やってきたのは、以前このブログでも紹介した原宿の人気店です。
http://blog.10-1000.jp/cat37/001280.html

img上原から出世してセンターに行く店はありますが、これは逆・・・

ファイヤキングカフェの隣は以前、オヤジさんがやっている蕎麦屋でした。
特別うまいわけではなかったけど、僕はお昼ごはんの時によく一人で食べに行ってました。
働いているおばさんが親切で、スカしてるわけでもない、いわゆる普通の私鉄沿線にある地味な蕎麦屋なので、気軽に一人で行くのにちょうどよかった。
上原にはスカした店もありますが、そういう店には行きづらいのです。
オヤジさんが高齢で腰を痛めたという理由で、夏にはその蕎麦屋は閉店してしまいました。

閉店からしばらくすると大規模な工事がはじまりました。
結構な長い期間工事をしていましたが、相当内装にお金をかけているみたいでした。
それもそのはず、次にやってきたのはインテリアが凝っていることでも知られる原宿のグッドタウンドーナツです。
インテリアが凝っているので、撮影のレンタルスタジオとしても利用できるドーナツ屋。

img相変わらず凝っているインテリアのデティエール

imgドーナツにはあまり興味がないのでコメントができないですが。

内装のテイストは原宿店と同じです。
50年代のアメリカンな感じ。
代々木上原店はドーナツだけを売るのではなく、パンも売るカフェ仕様になってるようです。
代々木上原のドーナツ屋といえば、これまた有名なハリッツがありますが、ハリッツの何倍も大きくてあま~いドーナツ。(値段も何倍・・・汗)
ドーナツ1本で勝負せず、パンも置いてカフェ業態としてるのはよいと思います。
しかし、パンもドーナツも競合ひしめくこのエリアで、どれだけ勝負できるかはこれからでしょう。

img店内にはネオンいろいろ。

僕はドーナツには特に興味はないので置いておいて、トレンド満載のインテリアが気になりました。
特にネオンサインです。
ここ3年くらい、チョークアートと同じくらいキテいるのがネオンなのです。
街に新しくできた店や、商業施設にある店舗を注意深く見てみてください。
あちこちにネオンのサインが仕掛けられているはずです。
うちの会社にも仕掛けてあります 笑
http://blog.10-1000.jp/cat35/001263.html

img

img店の外もネオンサインだらけ。

このお店は、ネオンサインのオンパレードのような店。
壁にはついでに鹿のアタマも2体ついてます。
しかし原宿のように観光客とアパレルで働く人しかいないような場所にあるグッドタウンドーナツが、ひっそりとした住宅街である代々木上原に進出してくるなんて、上原も外部から人が流入する街にどんどんなってきてるのかなあと。
ちょっと残念な気分になったりしております。

渋谷のど真ん中にスカした蕎麦屋

松本 知彦 for Private Time/2016.09.01/食べる食べる

皆さん、渋谷のど真ん中にマヨネーズで知られるキユーピーの本社ビルが新しく建ったの知ってますか?
これがかなりスカしているんですよ。
前を通ったらちょっと見入ってしまうビルなのです。

imgリゾートホテルのレストランのようなファサードデザインです

その理由は、ビル1階にあるレストランのファサード部分のデザインの影響が大きいと思います。
レストランもビルができたと同時に今年オープンしました。
渋谷の食幹を経営するディスカバリーと、青山のシカダや代官山IVY PLACEの運営で知られる寺田倉庫の2社が共同出資してオープンさせた雷庵(ライアン)です。
この2社が運営するレストランは、どちらもよく行きます。
だから2社が手を組んでハズす確率は低いというか、少なくとも極めてサービス悪いとか、マズいということはないだろうと予想してました。
でも店はロケーション、客層で雰囲気が変わりますから、やっぱり行ってみないとわからないですよね。

img最後に食べたお蕎麦はこちら

この雷庵、意外にも蕎麦屋なのです。
渋谷のど真ん中で蕎麦屋。
僕のように、ゴリゴリ食べない大人にはちょうどよいと思います。
年を重ねても、まだまだ肉食という人(流行、特に女子)は、わからないですが。。
(と言いつつ、自分も渋谷GOLD RUSHのハンバーグだけは食べてますが・・・汗)

メニューは食幹に似ています。
味もよく似てます。
食幹の味が好きな自分にとっては、とてもおいしく感じます。
個室もあるので色々使い勝手がよいのではないでしょうか
奥にガラス張りの蕎麦を打つコーナーもありますが、特に蕎麦を食べなくても、色々なメニューがあって十分に満たされます。
ランチもやってます。

img

img

img

img夏らしくて写真見てもうまそうです

最初、食幹で食べているとき働いているスタッフに声をかけられ、その後広尾の小野木でまた同じスタッフに会って声をかけられ(同じくディスカバリーが経営する店)、またまたこの雷庵で偶然に出会い、声をかけられました。
最初会った時は、なんの役職もついてなかったのに(たぶん)、名刺をもらったらこの店の料理長に出世してました。
びっくり。
蕎麦を作りたいので、1度退職して蕎麦を打つ修行をしていたとのこと。
そんなに回数会ってないのに、しかも最初会った時から長い時間が経過しているのに、僕なんかの名前を憶えてくれてるなんて嬉しいですね。

img店は結構広いですので、グループで。

落ち着いた名店という感じじゃもちろんないですが、会社帰りに仲間と寄って食べるにはおいしいし、ちょうどよいレストランだと思います。
ちょっとした少人数のビジネスにもOKですね。
店のフロントにあるガラスの扉が全部オープンになるので、半分屋外のような感じで、今の季節、夜は気持ちいいのじゃないでしょうか
広さと内装に資本の力を感じます。笑
使い勝手はよいと思うので、1度行ってみてください

ナポリタンがたまらない 新橋のパーラーキムラヤ

松本 知彦 for Private Time/2016.08.18/食べる食べる

さて前回に続き、今日も博物館レベルの希少な喫茶店を紹介しましょう。
前回紹介した「名曲喫茶らんぶる」があまりに素晴らしいので、今回の内容は物足りないかもしれませんね。
今回の場所は新橋です。

imgまず東京のど真ん中とは思えないエントランスに引かれます

以前紹介した小田急ハルク1階の「珈琲ピース」や、新宿3丁目の「名曲喫茶らんぶる」など、今まで新宿を中心に紹介してきました。
神保町などには、こうした絶滅危惧種に指定されている店はたくさんありますが、やっぱり古いだけじゃなくて最新のものと古いものが交差する街に古い店がまんま残っているところに琴線が触れますね。
もちろん自分が生まれた街だけあって新宿は愛着がありますが、ハイブランドを売る伊勢丹やグッチのすぐ横に50年前から変わらない店があるのが街の魅力です。
完全に新しいものだけの街はつまらないですからね。

あとシビれるのが昭和のネーミングセンスです。
喫茶店でピースってネーミングはストレートですよね。
これで禁煙だったら怒ります 笑
らんぶるにしても、僕はガレージギタリスト、リンク・レイのランブルっていうロケンロールな曲をイメージしちゃいますが、英語ではぶらぶら散歩するっていう意味らしいです。
ピースにしてもらんぶるにしても昭和のネーミングセンスがたまりません。

imgサインがキムーヤになっちゃってますね、すごいタイポグラフィ

img店内にはソファと水槽があっていい感じ。

今回紹介するのは新橋駅から直結するビルの地下にあるパーラーキムラヤ。
このお店が入っている新橋駅前ビルは、以前このブログでも紹介しましたが、1966年に建ったもの。
以前クライアントがこのビルに入っていて、度々行く機会がありました。
パーラーキムラヤはビルができた翌年からの営業なので、もう50年やってることになります。
ピースとほぼ同級生。

img食品サンプルがあるのは最高ですね。しかも安い!

imgそして予想通りのケチャップ味でうまい!!

まずパーラーっていう響きがいいですね。
今パーラーという名前で営業を続ける有名店は、資生堂パーラーくらいじゃないでしょうか?
「ピース」や「らんぶる」にはなかったナポリタンがこの店にはあります。
やっぱりナポリタンですよね。
粉チーズでいただきましょう。
食品サンプルがしっかりあるのも、かなり得点高いです。
もちろん全席喫煙OK。

img次回は喫茶店の真髄であるパフェを注文したいです。サンデーもいいね。

もう数少なくなってしまった昭和を感じることができる「純喫茶」
なくなる前に行っときたいですね。

エッグタルトとは何ぞや 奥渋人気店ナタデクリスチアノ

松本 知彦 for Private Time/2016.08.03/食べる食べる

またまた大流行のお店を紹介しましょう。
代々木公園近くにあるエッグタルトの専門店、ナタデクリスチアノです。

imgエッグタルトなるものを食べたのは生まれて?そんなことないかな

6年前の2010年、代々木八幡駅の裏にオープンしたポルトガル料理のクリスチアノ。(ちなみにクリスチアーノではないみたいです)
ポルトガル料理というジャンルが珍しいこともあって、女性誌などで取り上げられて話題となり、一躍人気店として躍り出ました。
友達たち数人からこの店の名前を聞きましたが、僕自身はまだ行ったことはありません。
会社から近いのにね。
ポルトガル料理と聞くと、なんだかマニアックな響きがあり、勝手なイメージですがコアな女子だけが少人数で行く店というか、、あんまり進んで選択する店ではないなあと感じてました。

代々木八幡駅から渋谷へとつながるエリアは奥渋と呼ばれ、近年大ブレイクしています。
渋谷方面から来た場合、クリスチアノは奥渋の終点である代々木八幡に位置し、奥渋クルーズのトリを飾る存在です。(そんな大げさじゃないか 笑)
すぐ近くには、これまた相当な人気店、パンの365があります。
クリスチアノと365が代々木八幡の印象をかなり変えたと思います。
(フグレンはどっちかというと渋谷)
逆のコースで、代々木八幡駅からスタートして渋谷方面に向かった場合のシメは、me me meまたはミッケラー東京かなあ。
去年できたクラフトビールの専門店ミッケラー東京は、オススメのとってもいい店です。

img店の前には買う人の列が

imgこちらメニューですが、どれも1つ200円前後

さて話を戻して、そのクリスチアノですが、現在では3店舗展開しています。
ナタデクリスチアノ、クリスチアノ、マルデクリスチアノです。
その中で、今回はナタデクリスチアノを紹介しますね。
ここは先にも触れましたが、エッグタルトの専門店です。
代々木八幡駅から渋谷方面に少し進んで井の頭通りを渡った先、フグレンの近くにお店があります。
これがですね、人気で常に店には人が並んでいるのです。
もちろん奥渋、そしてクリスチアノの人気もあるからでしょう。
僕は上に書いた通りで、ポルトガルそしてエッグタルトというと、もうマニアックな女子のイメージしかなく、どうでもよいというか、、、汗 あまり気にしてませんでした。

imgパッケージがカワイイっすね。

img「パステル・デ・ナタ」と「ボーロ・デ・クララ・コン・ショコラテ」

しかしながら、休日時間があったので並んで買ってみることに。
うまい!
エッグタルトっておいしいんですね。
ちょっと偏見が薄れました 笑
エッグタルトには、中国式とポルトガル式があるそうで、、その差はよくわかりませんが、このお店のエッグタルトは高温で焼く本場のポルトガル方式で作っているそうです。
もともとはポルトガルの修道院で修道女が作っていたそうですよ。
やっぱり女子の世界・・・偏見 笑

img「パステル・デ・ナタ」の外はサクサク

img中はトロトロ。これがポルトガル式か?

店内はとっても狭く、基本テイクアウトです。
ビギナーはやっぱり定番の「パステル・デ・ナタ」からでしょう。
でもこれが1個200円
ちょっとした手土産にはちょうどいい金額なのじゃないでしょうか?
買う時に並ぶのは面倒だけど、お手軽で、相手がこのお店を知らない場合でも、奥渋で人気店の・・・と言ったらきっと喜びます。
もう1種、「ボーロ・デ・クララ・コン・ショコラテ」も買ってみました。
こちらは1個150円。
こちらもチョコレート入っててうまいっすー。

ということで、ポルトガル料理に対する偏見が少しだけ変わった経験でした。

代々木上原にやってきたマクロビ和菓子って何?

松本 知彦 for Private Time/2016.06.02/食べる食べる

話題の店が集中する代々木上原ですが、今まで和菓子の分野ではこれという店はありませんでした。
岬屋という地元では有名な和菓子屋がありますが、駅からはかなり遠く、お店も小さいので、そこを目指して他の駅から来る人もそんなに多くはなかったと思います。

img店は駅から井の頭通りを渡って少し行ったところ

コーヒー屋、パン屋、蕎麦屋、ケーキ屋、ピザ屋、ドーナツ屋(予定)、新しい店が次々にオープンする競争の激しいこのエリアに、今回新しく和菓子屋がやってきました。
「和のかし 巡」
4月15日にオープンした、できたばかりのお店です。
代々木上原に和菓子ってあまりマッチしないイメージがあります。
上原ってどちらかというと、新しいカルチャーやビジネスを起こす人が、小さなこだわりの店を出店する街だからです。
和菓子は昔ながらの業態で、ビジネスとしては完成されてしまっている感がありますから。
しかしですねえ。
この和菓子屋も例に漏れず、やっぱりそこか!って声に出して言っちゃうコンセプトの店でした。

コンセプトがマクロビなのです。
マクロビ=マクロビオテック、簡単に言っちゃうと健康によいオーガニックな和菓子ということです。
血糖値を上げないために、砂糖、乳製品、小麦粉、もちろん添加物も一切使わずに和菓子を作っているとのこと。
男子的には、健康と甘い和菓子ってまったく相容れない組み合わせのように思いますが、これが新しいのでしょうねぇ、、、たぶん。。。
血糖値があがっても食べたいって思うのが、甘いものが持つダークサイドからの誘惑だと思うのですけどね。
毎日食べるものでもないし。
太っちゃうとか、虫歯になるとか、ダークサイドからの誘惑があってこそ、また食べたくなるという心理。笑
それをなくても甘いものの魅力ってあるのだろうか?とすら感じるのです。
甘さは、唯一血糖値を上げないココナツシュガーとアガベシロップのみを使用しているそうです。

img包装は昔ながらの包み方

img大福6個を買ってみました

imgこぶりでまん丸

img味は、、、、、、極めて普通です。

さっそく塩大福を買ってみました。
う〜ん、味は普通かな・・・
他の店との大きな差はわかりませんが、若干固いです。
大福と言えば、東京3大名店の1つ、原宿の瑞穂が有名ですが、それと比較すると瑞穂の方がダントツ美味しいと感じます。
きっと瑞穂の大福は、オーガニックではないし、砂糖もたくさん使っているけれど、食べた時の至福感は他に替えがたいものがあります。

imgこちらは有名な原宿瑞穂の大福。うまい!!!

しかし、ここは文脈で味わわないといけませんw
というか、味より文脈の方が消費に直結することもあるのだと思います。
もしかしたら、この店ならではの得意技の和菓子が他にあるのかな。
いや定番の大福が一番多い・・・
しかしなあ、甘い和菓子とマクロビという文脈が1つのストーリーとして輝くのか、僕にはわからないです。
多くの女性誌に取り上げられているってことは、女子にはストレートに響くのかもしれませんね。
それが証拠に朝から並んで買いに来ている意識の高い女子たちがいるのです。
和菓子ブランドは歴史で見られがちですが、新規参入は歴史ではなく、文脈でブランディングして来るあたり、やっぱり代々木上原を感じないわけにはいきませんねえ。

代々木上原 パン抗争からコーヒー抗争へ

松本 知彦 for Private Time/2016.05.25/食べる食べる

カタネベーカリー、365、ルルソール、いまや他の地域からも顧客を呼び込めるまでになった有名なパン屋。
しかしこれらのパン屋が注目を集めるようになったのは、ここ5年くらいのこと。
それまで代々木上原の周辺にはルヴァンを除き、昭和感あふれるパン屋しかありませんでした。

img去年駅前にできたカフェNODE。予想に反していつも混んでますw

これほどの短期間で人のライフスタイルは変化するのだろうか?という疑問があります。
しかしながらこれらの店が支持されているのは間違いなく、この現象が代々木上原近辺だけで局地的に起きているのか、東京のあちこちで多発的に起きているのかは謎です。
前回このブログで、パン抗争から始まったライフスタイル論争は、他のジャンルにも波及していることを書きました。
今回はコーヒーについて書こうかと思います。

コーヒーのマーケットの変化はあちこちで多発的に起きているのは間違いありません。
それを象徴する出来事は、サードウェーブを代表するブルーボトルコーヒーが上陸して話題になったことでしょう。
僕の知ってる限り、TVのニュースでも取り上げられるほど社会的な話題になったのは、西麻布にホブソンズのアイスクリームが上陸した時以来だと思います 笑
明らかにコーヒー屋は、東京の街のあちこちにめっちゃ、ホントにめっちゃ増えた。
先に書いた、こんな短期間に人のライフスタイルは変化するものだろうか?という疑問に対する答えは、既に出ているのかもしれませんね。
簡単に変わるってことですw
理由はわかりませんが、こんな短期間でコーヒーの需要が爆発的に伸びたということがそれを証明しています。

コーヒーと言えば喫茶店ですが、新興のカフェ業態が旧来の喫茶店を閉店に追いやったのは15年くらい前でしょうか。
この時も消えゆく喫茶店、消滅していく日本独自の業態コンセプトを悲しく見ていたものです。
カフェカルチャーの登場と時を同じくして、代々木上原に出現した新興勢力がファイヤキングカフェでした。
今思えばファイヤキングカフェは、別に新興勢力のカフェ業態ではなく、むしろ旧来の喫茶店に近い。
追随するように中目黒で名を馳せていたオーガニックカフェやその他の小さいカフェも代々木上原にオープンして、一時期小さいながらもカフェブームが代々木上原周辺にもありました。
でも定着はしませんでしたね。
それは代々木上原が恵比寿や中目黒、代官山と違って、外部から人があまり訪れない場所と言うのがネックだったからだと思います。
金融系の外国人とクリエイティブ職に従事する人が住む特殊な街でした。
それは今も変わっていませんが。

imgファイヤキングカフェは今や老舗カテゴリーになってしまいました。

あれから15年。
いま代々木上原周辺にもコーヒーの波が押し寄せて来ています。
最初にこの流れを作ったのは、隣の駅にオープンしたリトルナップコーヒーでしょう。
代々木公園へ遊びに行った帰りに立ち寄るのにもちょうど良く、ファッションピープルたちが飛びつきました。
その後日本中で巻き起こった一大コーヒーブームに乗って、周辺でもフグレン、ミーミーミー、ローストワークス、ボンダイカフェなど話題のコーヒーショップたちが歩いて行ける距離に次々とオープンします。
同時にコンビニでもそこそこ美味しいコーヒーが買えるようになりました。
そんな代々木上原周辺で、今も続くブームの最後にやってきたのが去年オープンしたパドラーズコーヒーです。

imgめちゃめちゃ不便な場所にポツリとあるパドラーズコーヒー

imgポートランド発STUMPTOWN COFFEE ROASTERSのコーヒーが飲めます

オーガニックの聖地、アメリカのポートランド発STUMPTOWN COFFEE ROASTERS のコーヒー豆を使った日本初で唯一のエスプレッソが飲めるというフレコミのパドラーズコーヒーは、参宮橋から移転して代々木上原にやってきました。
しかし場所は、駅から10分も歩く相当に辺鄙な住宅街。
こんなとこで開業してダイジョブなの?というくらい不便な場所なのです。
しかも閉店が6時という、、、、(朝7時半から営業してるとはいえ、)やる気あるの?的な 笑
ところがこれまた辺鄙なところにあるカタネベーカリーと組んで、営業は順調のよう。
確かにパンとコーヒーのブームは同じターゲット層に支えられていますよね。
リノベーションされた古い建物の中にはギャラリーも併設されていて、物販もやっています。

img駅を降りて井の頭通り側にあるトモカコーヒー

imgランチのセットはこんな感じ

img朝7時から夜遅くまでやってるのが偉いですね

同じく去年、代々木上原駅前に18時を過ぎてもやっている(笑)コーヒー屋もできました。
本格的なエチオピアコーヒーが楽しめるトモカコーヒーです。
ちなみに営業時間は朝の7時から夜11時まで。
モーニングから夜のお酒まで対応しているお店です。
こちらは、地元で30年やっていたダリオルールというケーキ屋があった跡地。
場所は駅から3分くらいの便利なロケーションです。

あとは同じく去年、駅の真ん前に建てられた小田急電鉄の新築ビル1階で営業するNODE。
ここではリトルナップのコーヒーが飲めます。
ブーイングだった1,300円もするブリトーだけのランチを見直して、最近では選択肢を増やし、値段も少しリーズナブルになりました。
しかし去年1年だけで、1つの駅に新しいカフェが3店舗ですよ・・・・
(正確には3軒以外にももっとあります)
パン屋もそうだけど、こんなに急に特定の需要だけが高まるものでしょうか???
まったくどんだけコーヒー人口増えてるんだよって思わざるを得ません・・・。
近年の日本のコーヒー豆の消費動向ってグラフにしたらかなりの角度だろうなあ。

15年前、旧来の喫茶店を閉店に追いやったカフェカルチャー
それを代表するファイヤキングカフェが、今度は新しい勢力を迎え撃つ番になるという、、
これも資本主義の宿命ですが、あまりにサイクルが早いなあと見ていて驚いている次第です。
このブーム、いったいいつまで続くのだろう・・・

代々木上原 パンの次は蕎麦抗争

松本 知彦 for Private Time/2016.05.11/食べる食べる

前にも書きましたが、代々木上原駅ではここ数年、多くの新しいパン屋がオープンし、パン抗争が激化しています。
数年前まで、他の私鉄沿線にもよく見られる昭和風情の残る街のパン屋しかなかったものが、近隣住民を巻き込んで大きなうねりとなっているのです。

地元に何年も前からあるパン屋VS新興勢力のこだわりパン屋という闘争の図式が、住民のライフスタイル論争にまで発展しています 笑
それはまさに、クリントンとトランプ、あなたはどちらを支持するのか?という選択を突き付けられているかのようなのです。
今では代々木上原だけでなく、代々木公園、駒場東大前、奥渋まで周辺にも抗争地図が広がりつつあります。
しかしこの抗争、パンの分野だけで起きているわけではないのです。
今日は蕎麦屋の抗争について書いてみますね。

img蕎麦の競争も激化しているのです。

蕎麦のジャンルはパン屋と同様、代々木上原でも以前は昭和風情のある出前の可能な蕎麦屋しかありませんでした。
この「出前が可能な」というのが、パン屋の「食パン」にあたる重要なキーワードです。
今までの日本人の認識として、パン屋には白い食パンが売ってて当たり前、蕎麦屋と言えば出前があって当前、という認識だったはずです。
今日紹介するのは出前をやらない蕎麦屋です 笑

10年くらい前まで、蕎麦屋といえば王道ブランドの「長寿庵」含め、代々木上原には3軒ほどのいわゆる町の蕎麦屋がありました。
そこへ一番最初に踏み込んできたのが「山せみ」です。
蕎麦を打つデモンストレーションのスペースも持つこの店の蕎麦の味は、それまで周辺にあった昭和の蕎麦屋と比較しても群を抜いておいしく、すぐに評判になりました。
ランチは入れないくらい混んでいて、代々木上原にうまい蕎麦のマーケットが確実にあるということが証明された出店でした。
以前、会社の忘年会でもお世話になったこともあります。

imgお店は駅を降りて、井の頭通り方面へ坂を上って左側

imgこちらランチの天せいろです。

次にやってきたのは、外食界のカリスマ中村悌二がプロデュースした「山都」です。
駅を降りて井の頭通りを渡った側(住宅地の方)にあるため、人通りが少なく、オープン当初は人もそれほど入っていない様子でした。
ただ前述の「山せみ」と異なり、こちらは味で勝負というより、酒を飲みながら蕎麦をつまむ夜の営業がメイン。
恵比寿にある「松玄」(ワイハにもあるけど、)のような盛り場的なコンセプトです。
なので固定客の定着まで時間がかかったという経緯もあるかもしれません。
昼は営業していませんが、今では夜の予約が取れないほどブレイクしています。
味は、、、、「山せみ」に軍配です。

img古賀政男記念館の並び、井の頭通り沿いです。

img夜に仲間とワイワイやるお店として丁度良い蕎麦屋

imgこちらの名物はカレーせいろです。

最後にやってきたのが「ごとう」です。
ここは「山せみ」と同じようなコンセプトなので、ガチの競合店。
7、8人入ったら満席になってしまう狭い店内ですが、味はかなり美味しい。
「山せみ」を最初に体験した時の感動を「ごとう」では追体験させてもらいました。
店が小さいこともありますが、昼も夜もいつも混んでいます。
入れたらラッキー。

img駅から一番近いけど、店舗はめっちゃ狭いです。

以上のように、パン抗争だけかと思っていた新旧の争いは、蕎麦をはじめ他のカテゴリーでも勃発しているのです。
パン屋と同じように、ここ数年で駅周辺に新しい蕎麦屋が3軒もオープンするっていう、、、こうした状況は東京の他場所でもあるのだろうか??
(駅ナカの店を入れたら、数年で5軒の蕎麦屋が新規でオープンしたことになります・・・驚異的!)
それでもパン屋と同様、以前からある昭和の店が閉店に追い込まれてるわけではない、というのが不思議です。
JRのキーステーションではなく私鉄沿線で、ですよ。
皆さんの駅ではどうですか?

imgたぬきのせいろ、美味しいです。

パリ最高のパン屋「ポワラーヌ」のクッキー

松本 知彦 for Private Time/2016.05.02/食べる食べる

「ポワラーヌ」、
パンマニアの方なら、きっと皆さんご存知だと思います。
世界一とも謳われている有名なパリの老舗パン屋です。
1932年に創業。
本店はパリのサンジェルマン・デ・プレにあります。

imgこれが日本未発売で話題のポワラーヌのクッキーです

日本橋の高島屋でも売られているようですが、カンパーニュ(田舎の黒パン)1つがなんと7,000円!!
空輸でパリから運んでくるので仕方ないけど、1つ1万近くもするパンなんてあんまり聞いたことないですよね。
それでも買う人がいるっていうのだからスゴイ人気ということでしょう。
ちなみに同じパンをパリで買うと、1個1,300円くらいです・・・

とにかく世界一のパン屋として人気のポワラーヌですが、今回書くのはパンではなく、ここのクッキーについて。
パンは毎週水曜に空輸で入ってくる高島屋でも買えるのですが、クッキーは売られていないのです。
国内では入手困難手ということもあって、お土産としてその筋ではかなりの人気。
あくまでその筋では、ですけどw

売られているクッキーは、無造作にビニールの袋に入れられたものと箱に入ったものがあります。
箱に入っている方がお土産としてはいいかな。
どちらも賞味期限が10日くらいなので、買うなら帰国する直前がいいでしょう。
今回の旅の帰りはロンドン発だったので、パリでは買わず、ロンドン支店で買うことにしました。
ロンドンのポワラーヌはビクトリア駅から10分くらい歩いた場所にあります。

img店の外には、ロンドンでは珍しいシャレオツなファミリー。

お店の周りは明らかに高級住宅地といった感じで、閑静な住宅街。
すごく小さな店で、ただの街のパン屋と言えば、ただのパン屋です 笑
訪れた時は昼の12時くらいでしたが、箱入りクッキーは1つしか在庫がない!
あとは無造作にビニール袋に入ったもの。
パリ本店と違って、ロンドン支店にはあんまり土産目的で買う人は来ないのかなぁ。
お店の人もそんな感じの対応でした。

さて帰国してから食べてみると・・・
世界一という割には普通です 笑
かなりバターの味が強い。
カリカリではなく、しっとりとしてどちらかと言うとポソポソしている感じ。
入手困難という限定性はそうでしょうけど、味は意外に普通かな
というかクッキーの味の差がわかるほど、クッキーについて知らないので・・・

imgロンドン店には。箱入りクッキーはこれ1つしかありませんでした。

img素っ気ない包装がまたいいんでしょうね、その筋では。。。

img濃厚なバター味。

ロンドンにも2店舗くらいあって、ヨーロッパでは人気のようですが、こんだけパンマニアが多い東京は格好のマーケットだと思います。
出店する日も近いのじゃないかなぁ。

「並木橋なかむら」はなぜ流行っているのか?

松本 知彦 for Private Time/2016.03.16/食べる食べる

いつの時代にも流行るレストランというのはあります。
たぶん浮き沈みの激しい飲食業界において、流行らせるということは結構大変なことなのでしょうね。
当てたとしても次々に競合店や新しいスタイルの店が現れ、店としての旬な期間は2年くらいなんじゃないでしょうか。
初期投資をどのくらいの期間で回収できるか?がきっとその後の存続の分かれ目なのでしょうね。

imgいつ行っても混んでいる「並木橋なかむら」

流行にはいくつかカテゴリーがあるような気がします。
老舗含む高級店の流行、エッジの効いたコンセプトレストランの流行、カジュアルで大衆的な流行、色々あります。
今日はどちらかというと、3つめの大衆的な流行でありつつも、ちょいスカしたカテゴリーの店を紹介しますね。
カリスマプロデューサー中村悌二の手掛ける店、「並木橋なかむら」です。

img店に来ている人を見るのはホントに面白いです

imgうなぎの白焼きが名物

1993年に下北にオープンさせたお店を2008年に並木橋交差点近くに移転させて、さらに人気店になりました。
味は、、、、中の上くらいですが、僕はこうしたちょっと流行っているお店に来ている客を見るのが大好きなのです。笑
イケてるかどうかの判断は味ではなく、雰囲気だと思います。
そういう意味では味で勝負というより、マーケティング勝負、パッケージ力で見せるお店。
味勝負の店の顧客を見るのは本気な人ばかりなので面白くないですが、マーケティングに引かれてくるお客さんを見るのはとっても面白いのです。
ホントにイケスカナイ趣味だと思うのですが、食べるのではなく、人を見るために店に行く感じです。笑
個室があることも支持されている理由でしょう。
合コンなどに持ってこいの使いやすい店なのじゃないでしょうか。

img代々木上原にある蕎麦屋「山都」も中村悌二の店

中村悌二の名前を初めて聞いたのは中目黒に東山トーキョーができたころ、結構前です。
代々木上原にも彼の手掛ける「山都」という蕎麦屋が5、6年前にオープンしています。
蕎麦って言っても、本気な蕎麦屋じゃなくて酒を飲みながらカジュアルに楽しむお店。
コンセプトは「並木橋なかむら」と同じです。
大衆的からほんの少しだけ背伸びするくらいのバランスなんでしょうね。
中村さんはアパレル出身者だけあって、お店にもファッション感覚に近いものを感じます。
「山都」もお店ができた頃は、特別蕎麦がおいしいわけでもないし(上原で蕎麦なら「ごとう」「山せみ」がありますし、)あんまり人が入ってませんでしたけど、最近では予約しないと席がない・・・
めっちゃ流行ってます。

imgこちらは同じ系列で洋食の「キッチンなかむら」

「並木橋なかむら」は和食ですが、同じ系列で洋食の「キッチンなかむら」も青山にあります。
このあいだプロジェクトの打ち上げでスタッフと行ってきました。
こじゃれてて味はそこそこおいしく、カジュアルでもなく、フォーマルでもない、
ファッションフィルターを通したパッケージのお店ってどんどん増えているように思います。
流行っている賛否両論とかもそうかなあ。
クライアントを連れていってもダイジョブだし、スタッフとでも、友達と行ってもOKで、決してハズさない店。

img広尾の住宅街ににある「味のなかむら」

imgこちらに行くなら個室がオススメです。

最後になかむら系列でもう1つ。
以前広尾にあった二期倶楽部の店をそのまま居抜きで使って営業している「味のなかむら」もあります。
メニューは「並木橋なかむら」と同じ。
使っている食器は、すべて「紅虎餃子房」で知られる中島さん(マネーの虎)が手掛ける神泉のインテリアショップ「器まるかく」で揃えているっていうあたりも、なんだかすごいこだわっているわけでもないけど、手を抜いているわけでもない。
なんとも中庸な路線で、カジュアルでもフォーマルでもないというコンセプトと同様に、理由もないのに妙に納得してしまう。
こちらは2014年の7月にオープン。
ご興味あれば是非行ってみてください。

名曲・喫茶らんぶる 新宿3丁目

松本 知彦 for Private Time/2016.02.23/食べる食べる

もう博物館レベルで貴重な喫茶店。
昭和の時代、数多くあった純喫茶、今はもう壊滅的な状況です。
その中でも新宿を代表する名店として知られる「名曲喫茶らんぶる」。
有名ですね。

img場所は新宿3丁目にある丸井の裏くらいです。

以前新宿西口を代表する喫茶店ピースを紹介しました。
http://blog.10-1000.jp/cat37/001244.html
「らんぶる」も同じくらいの時代に作られた名曲喫茶。
名曲喫茶と聞いても今の若者はなんのこっちゃ理解不能でしょう。
名曲はいいとして、喫茶店という言葉も今や死語になりつつありますから。
ここは、名曲(この場合は主にクラシックを指す)を聞きながら、静かにコーヒーを飲む施設なのです。
以前は新宿に、王城、談話室滝沢、スカラ座、上高地、マイアミなどの名店がありましたが、現在はすべて閉店しています。
新宿育ちの僕は、子供の頃、映画の帰りに父親に連れられて足を運んだこれらの店が、今もう存在しないという状況は悲しい限りです。
でも「らんぶる」は行ったことはありませんでした。
理由はわかりませんが、映画館が集中していたコマ劇と逆側にあるためだと思います。

1950年創業ですから、70年近く営業していることになります。
1955年には現在の場所で地上3階、地下1階の巨大喫茶として営業を開始。
その後建物の老朽化や改装で、地上階はなくなり、地下だけの営業になって現在に至ります。
店名に「名曲・喫茶」とついているだけあってクラシックレコードを約500枚所有しているそう。

img素晴らしいインテリア。ゴージャスな空間。

ここがですね。。。
素晴らしい内装なのです!
今ではありえない素晴らしい空間が広がってます。
めちゃめちゃカッコ良くて驚きました。
まず、歴史を感じさせるエントランスのレンガ作りがいいです。
1階にも少し席はありますが、メインは地下です。
地下に200席もあるなんて、1階のエントランスを入った時にはまったく感じさせません。
ビビッて写真は撮影しませんでしたが、階段から地下のフロアにアプローチする設計が相当にシビれます。
階段を下りてくる人をフロアで迎えるような、舞台のごとく劇場型のデザインになっているのです。
これと同じようなデザインどっかで見たな・・・・
そう、銀座の高級フレンチ、ロオジエと同じです。笑
えんじ色のビロードのソファ、高い天井とシャンデリア。
現在ではまったく見られなくなってしまった設計とデザイン。
いやあ、たまらないですね。

imgこちら注文したドライカレーです

img今このミルクとシュガーポット使ってるお店も相当少ないでしょう。

1点難点を言うなら、ナポリタンがないことです。
やっぱりこの手の店に来ると、ナポリタンが食べたくなります。
前に行ったピースのメニューにもなかったんだよなあ。。。
仕方がないので、ドライカレー(こちらも定番)を食べました。

これからも「らんぶる」頑張って欲しい!!
皆さんも是非行ってみてください。

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