まい泉 青山 

松本 知彦 for Private Time/2012.03.21/食べる食べる

東京の山の手に住んでいたなら、知らない人はほとんどいないであろうとんかつ屋さんです。

imgまい泉青山店

これは有名な話ですが、まい泉青山店の建物は銭湯を改装してそのまま利用しています。
西洋館と呼ばれるメインフロアは脱衣所、調理場はもともとは洗い場でした。
湯船で揚げられたとんかつを脱衣所で食べているという感じですね、おもしろいです。
今は床に絨毯が敷かれているので見えなくなってしまいましたが、以前「まい泉」がまだ「井泉」という名前で営業していた頃、床は銭湯の時のまんまの板張りで、男湯と女湯の仕切りや番台のあとが残っていました。
そのほかにも窓の外の小さな庭には石の金魚鉢が置いてあって、お風呂上りの涼みの場所であるとか、少しだけ銭湯の面影が残っています。

大学生の頃、夏には毎年千駄ヶ谷の区民プールに行っていましたが、そのあとは必ずこのまい泉青山店でとんかつを食べていました。
そしてデートでもよく使いましたね。
まい泉のあとは、すぐ近くにあったバー「マンボーズ」(大きな水槽で泳ぐ魚を見ながらお酒を飲むという、当時としては斬新なアイデアだったバー)に寄ったり。
大学生のデートってそんなカワイイものでした(僕にとっては)。

img

img行くといつも注文するのは、このお好み膳。

そんなまい泉も経営が厳しくなったのか、数年前サントリーの傘下に入り、同時にメニューも食材も食器もすべて一新しました。
飲み物にサントリーの酒類が加わり。。。
時代の流れなのでしょうけれど、大好きだったまい泉が変わってしまって残念な思いがしています。
味も以前の方がおいしかったと感じるのは気のせいでしょうか。
自分の中でまい泉はやっぱり井泉の頃の味でしたから。

サントリーにお店を売ったあと、オーナーは熱海で再び「とんかつ小出」というお店を開いているそうです。
井泉時代からお店を支えてきた古いメンバーも、一緒にそのお店に移動したらしいです。
機会があったらぜひ行ってみたいです。

profile

recent entry

category

archive

saru

ページトップ
表示切替:モバイル版パソコン版