イーグル 新宿 

松本 知彦 for Private Time/2014.05.12/食べる食べる

新宿にある素敵なバー。
大好きなバーなんですが、知っている人はそんなに多くはないでしょう。
好きな人にしか紹介したくない店ってあるものですが、ここもその1つです。
とか言って、まったくスカしてるわけでもなくて、場所もベタなところにあります。
以前紹介した大好きなこの店のすぐ近く。
http://blog.10-1000.jp/cat37/000428.html

imgえ?こんなとこに?っていう場所にあります。

昭和43年に創業。
それ以来インテリアも当時のままで現在も営業を続けているという、奇跡的な店です。
東京では、どんどんお店がなくなって建て替えられていくため、その中で昭和の時代からそのままそこにあるというのは非常に貴重です。
自分が20代の頃から行っているバーが、今もまったく変わらずに同じ場所に、同じ内装で存在しているというのが嬉しいです。
ヨーロッパじゃ当り前なのに、東京だとそういう店はほとんどありませんからねえ。
悲しいことです。

さて、サントリーラウンジ・イーグル。
まずラウンジっていう響きがよいです。
そして特筆すべきは内装です。
このお店は地下にあるのですが、階段を下りて行くと(この階段もローズウッドの壁に真鍮の手すりというスゴイ組み合わせ)、吹き抜けの空間の天井からは煌めく大きなシャンデリア、床には真紅の絨毯、木と石を使ったゴージャスなインテリア。
文章力がないのでチープな表現しかできませんが、店に1歩足を踏み入れた時のあの感じ、他では味わえない独特の体験ができます。

img50年前のインテリアが素晴らしい。店内は明るいけどそれも昭和ということで。

img働くスタッフは全員ベストにボウタイ。

スタッフが全員男性というのもこの店の特徴でしょう。
しかも全員黒いベストに黒のボウタイ、そしてオールバック。
以前は白髪のおじいさんもカクテルを作っていましたが、こないだ何年か振りに行った時は若い人に代わってました(言うまでもなく同じ格好ですが)
昭和からずっと同じスタイルです。
日活の映画?セット?ここ横浜じゃないよね?そんな雰囲気を地で行くお店なのです。
こういうお店は銀座にもありますが、ここは新宿ですからね。

img木片に引っかかっている紐の先にフックがあり、そこにバッグがぶら下がってます。

カウンターに座ると、小さい木片を渡されます。
これは何?と誰もが思うと思いますが、これがなんと手荷物を収納する際に使う道具なのです。
曲線を描くカウンターには、細い溝があらかじめ作ってあります。
この溝を上から覗くと床が見えます(下まで穴が抜けている)。
渡された木片にフックのついた紐をかけて、その紐を溝の穴に通します。
紐の先のフックに自分の手荷物をぶらさげて、カウンターの穴に通した木片でそれを支えるという、他のどの店でも見たことのないシステム。(文章力がないので伝わっているかどうか不安ですけど)
昭和と言ってしまえばそれまでですが、可愛いなあと思います。
来店時のオペレーションまでインテリアの設計に落とし込まれているなんて。

img価格も昭和!

そして安い!
アーリータイムズのバーボン1杯200円ですよ。
今どき、この価格帯で提供できるお店、他にあるでしょうか?
価格まで昭和なのです。
新宿は僕が生まれた街だけあって愛着がありますが、変わっていくもの、変わらないもの、2つをバランスよく、保ち続けて欲しいですね。
今後もずっと営業を続けて欲しいお店です。

img巨峰のカクテル「セブドール」おいしい。

profile

recent entry

category

archive

saru

ページトップ
表示切替:モバイル版パソコン版