新宿 珈琲ピース

松本 知彦 for Private Time/2015.06.22/食べる食べる

90年代に出現したカフェカルチャーの台頭により、いまやこの世から消えようとしている古き良き喫茶店。
喫茶店はデートの待ち合わせ場所として、時に外回りの営業サラリーマンの休憩場所として、時に商談や面接の場所として、時に静かに音楽を聴く憩いの場所として、はたまた地元のヤンキーの溜まり場として、長きにわたってみんなに愛されてきました。
しかし新しい時代のライフスタイルの変化によって、今やその役目を終えようとしています。

imgどストレートな光るサインがカッコいい

imgお金がかかっているサイン。斜めの看板に合わせてフォントも斜体に。

このブログのタイトルでもある「談話室松本」は、新宿にあった有名な喫茶店「談話室滝沢」から拝借したものです。
それでもわかるように、僕はこうした昔ながらの喫茶店が好きなのです。
いまやもう、本当に絶滅寸前。
喫茶店とカフェの違いって何だろう?
タバコが吸える、吸えないは大きいでしょうね。
トーストとゆで卵のモーニングセットがあるかないか、メニューにナポリタンがあるのも大きいです。
そして蝋で作られた食品サンプルがある 笑
パンが何枚でも無料で食べられた池袋の蔵王(閉店)は懐かしいところですが、新宿だったらスカラ座(閉店)、同じく王城(閉店)、上高地(閉店)、談話室滝沢(閉店)、マイアミ(閉店)、新宿にあんなにたくさんあった純喫茶はもうほとんど残っていない。
新宿で今も営業を続けているのはらんぶるくらいでしょう。
でも高田馬場のらんぶるは閉店してしまいましたね。
他にも青山墓地脇にあったウェスト(既にリニューアル)、中野クラシック(閉店)、吉祥寺ボア(閉店)、今も頑張っているのは神保町さぼうる、渋谷のらいおん、そしてどこにでもあるルノワール。
まだまだ他にもありますが、昭和のライフスタイルが感じられる数少ない場所として、これらには閉店前には行っておきたいですね。

img店の中は結構広いです。レンガの壁はこの時代ならでは。

img何も言わなくても灰皿が出てきます。

さて今日はその中の1つを紹介します。
僕は新宿生まれなので、新宿のお店が好きなのですが(神保町にはこういう店たくさんありますが)、新宿西口駅前小田急ハルクの隣にある珈琲ピースです。
まず名前がいいですね。
今の子は知らないかもしれないけど、ピースという名のタバコがあって、そのパッケージに使われているロゴのデザインが、そのまんま店のサインになってます。
これで店内禁煙だったら怒られるでしょうね 笑(もちろん全席喫煙OK)
煙草のピースのパッケージデザイナーは、「口紅から機関車まで」の名言や、同じくタバコのラッキーストライクのデザインで知られる、かの有名なレイモンド・ロウイです(この人、アメリカ人ではなくフランス人なんですよ、知ってました?)
たぶん店のロゴはパクリなんじゃないかと思います。。笑
創業は正確にはわかりませんが(お店の人に聞いても、、)50年くらい前とのこと。
店内は不思議な雰囲気、、、でもかなり混んでます。
でも残念なのはナポリタンがないこと。
食品サンプルはちゃんとあります笑

imgこちらが店のサインです。

img本家のレイモンド・ロウイが手掛けたピースのデザイン。同じ・・・

もう数少なくなってしまった昭和を感じることができる「純喫茶」
なくなる前に行っときたいですね。

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