ニコライバーグマンという男

松本 知彦 for Private Time/2015.09.17/食べる食べる

何度か行ったことがありますが、青山に去年出来たニコライバーグマンのカフェ。
なぜにこんなに流行ってるんでしょうかね。
このスカンジナビア半島からやってきた男、ただのフラワーアーティストではないです。
きっとビジネスセンスが高いのでしょうね。
ま、どの分野であってもビジネスセンスがないとフロントには出て来られませんけど。

imgハイブランドが集まる青山にお店はあります。

思えば10年くらい前に海外フワラーアーティストブームというのがありました。
フランスからやってきたクリスチャン・トルチュを筆頭に、イギリスからもジェーン・パッカーなどが次々と日本に紹介されて、假屋崎くらいしか著名なフラワーアーティストを知らなかった日本人にとって、本物がやってきた!と海外フワラーアーティストの市場は一気に高まりました。
ちょうどレストラン界でもアラン・デュカスやピエール・ガ二エールが次々日本に攻め込んで来た時と同じ時期だったと思います。

海外から攻め込んでくる外人勢力に負けじと日本でも、以前は代官山の槍ヶ崎交差点近くにあったマチルダや千駄ヶ谷小学校の前にあるミルフォイユなどががんばっていました。
外人チームがやってくる前夜、確かカルティエなど謝礼の花は常にマチルダでオーダーしていたんじゃないかな。(記憶違いだったらスンマセン)
そんな中、割と後発で登場したのが、デンマークからやってきたニコライバーグマンでした。
当時プリザーブドフラワーという技術(花が咲いた状態で乾燥させ、生花のようなみずみずしい状態のままに鑑賞用として楽しめる)が流行し始めたころで、彼もそれを得意技として日本の市場に乗り込んできたように記憶しています。
フランスやイギリスというブランディングに比べると、デンマークというどっちかっていうとマイナーな響きは、登場した時もそれほど目立たなかったように思います。

img花屋なので当り前ですが、店内は生花だらけ。

img写真は去年撮影したのですいてますが今はもっと混んでます。

しかしですね、これが逆だった。
北欧って日本に似たところがあって、親和性が高い。
北欧のインテリアブームも相まって徐々に頭角を現してくるのです。
伊勢丹新宿のメンズ館8階にショップができたのはいつだったでしょうか?
クリスチャン・トルチュやジェーン・パッカーを押しのけて、グイグイフロントに出てきたのでした。
そして青山にカフェまでオープン。
飲食まで手を広げたのです。
お店は青山のハイブランドが集まる地区にありますが、めっちゃ賃料の高いこのエリアに出店するなんて、日本人誰がついてるのだろう?って考えちゃいます。
それとも佐藤可士和、水野学、話題の佐野研二郎よろしく、上昇志向の強い敏腕の奥さんが彼をコントロールしているのだろうか?
41歳、パツキンの美人な奥さんがいるこの男、移住して既に日本に住んでますが、日本語もすっかり話せるようになって今後どこまで日本の市場を開拓していくのでしょうね。

img北欧ブランディングのオーガニックフードが味わえます。

カフェを支えているのは北欧ブランド、オーガニックフードです。
これがですね、いつもめっちゃ混んでいるのです。
客層はほとんど女子ですが、常に混んでます。
そしてこれまた日本人が好きなワークショップができるスペースも兼ね備えています。
このあたりの感性は日本に住んでいないと、狙えないでしょう。
行くたびに、このニコライバーグマンの力を感じる店なのでした。

自分は特に花が好きだというわけではないですが、今のトレンドを見るために1度は行ってみると勉強になります。
花に囲まれてオーガニックフードを食べる、スムージーを飲む、これは確かに今のドンズバなコンセプトですね。

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