「並木橋なかむら」はなぜ流行っているのか?

松本 知彦 for Private Time/2016.03.16/食べる食べる

いつの時代にも流行るレストランというのはあります。
たぶん浮き沈みの激しい飲食業界において、流行らせるということは結構大変なことなのでしょうね。
当てたとしても次々に競合店や新しいスタイルの店が現れ、店としての旬な期間は2年くらいなんじゃないでしょうか。
初期投資をどのくらいの期間で回収できるか?がきっとその後の存続の分かれ目なのでしょうね。

imgいつ行っても混んでいる「並木橋なかむら」

流行にはいくつかカテゴリーがあるような気がします。
老舗含む高級店の流行、エッジの効いたコンセプトレストランの流行、カジュアルで大衆的な流行、色々あります。
今日はどちらかというと、3つめの大衆的な流行でありつつも、ちょいスカしたカテゴリーの店を紹介しますね。
カリスマプロデューサー中村悌二の手掛ける店、「並木橋なかむら」です。

img店に来ている人を見るのはホントに面白いです

imgうなぎの白焼きが名物

1993年に下北にオープンさせたお店を2008年に並木橋交差点近くに移転させて、さらに人気店になりました。
味は、、、、中の上くらいですが、僕はこうしたちょっと流行っているお店に来ている客を見るのが大好きなのです。笑
イケてるかどうかの判断は味ではなく、雰囲気だと思います。
そういう意味では味で勝負というより、マーケティング勝負、パッケージ力で見せるお店。
味勝負の店の顧客を見るのは本気な人ばかりなので面白くないですが、マーケティングに引かれてくるお客さんを見るのはとっても面白いのです。
ホントにイケスカナイ趣味だと思うのですが、食べるのではなく、人を見るために店に行く感じです。笑
個室があることも支持されている理由でしょう。
合コンなどに持ってこいの使いやすい店なのじゃないでしょうか。

img代々木上原にある蕎麦屋「山都」も中村悌二の店

中村悌二の名前を初めて聞いたのは中目黒に東山トーキョーができたころ、結構前です。
代々木上原にも彼の手掛ける「山都」という蕎麦屋が5、6年前にオープンしています。
蕎麦って言っても、本気な蕎麦屋じゃなくて酒を飲みながらカジュアルに楽しむお店。
コンセプトは「並木橋なかむら」と同じです。
大衆的からほんの少しだけ背伸びするくらいのバランスなんでしょうね。
中村さんはアパレル出身者だけあって、お店にもファッション感覚に近いものを感じます。
「山都」もお店ができた頃は、特別蕎麦がおいしいわけでもないし(上原で蕎麦なら「ごとう」「山せみ」がありますし、)あんまり人が入ってませんでしたけど、最近では予約しないと席がない・・・
めっちゃ流行ってます。

imgこちらは同じ系列で洋食の「キッチンなかむら」

「並木橋なかむら」は和食ですが、同じ系列で洋食の「キッチンなかむら」も青山にあります。
このあいだプロジェクトの打ち上げでスタッフと行ってきました。
こじゃれてて味はそこそこおいしく、カジュアルでもなく、フォーマルでもない、
ファッションフィルターを通したパッケージのお店ってどんどん増えているように思います。
流行っている賛否両論とかもそうかなあ。
クライアントを連れていってもダイジョブだし、スタッフとでも、友達と行ってもOKで、決してハズさない店。

img広尾の住宅街ににある「味のなかむら」

imgこちらに行くなら個室がオススメです。

最後になかむら系列でもう1つ。
以前広尾にあった二期倶楽部の店をそのまま居抜きで使って営業している「味のなかむら」もあります。
メニューは「並木橋なかむら」と同じ。
使っている食器は、すべて「紅虎餃子房」で知られる中島さん(マネーの虎)が手掛ける神泉のインテリアショップ「器まるかく」で揃えているっていうあたりも、なんだかすごいこだわっているわけでもないけど、手を抜いているわけでもない。
なんとも中庸な路線で、カジュアルでもフォーマルでもないというコンセプトと同様に、理由もないのに妙に納得してしまう。
こちらは2014年の7月にオープン。
ご興味あれば是非行ってみてください。

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