代々木上原 パンの次は蕎麦抗争

松本 知彦 for Private Time/2016.05.11/食べる食べる

前にも書きましたが、代々木上原駅ではここ数年、多くの新しいパン屋がオープンし、パン抗争が激化しています。
数年前まで、他の私鉄沿線にもよく見られる昭和風情の残る街のパン屋しかなかったものが、近隣住民を巻き込んで大きなうねりとなっているのです。

地元に何年も前からあるパン屋VS新興勢力のこだわりパン屋という闘争の図式が、住民のライフスタイル論争にまで発展しています 笑
それはまさに、クリントンとトランプ、あなたはどちらを支持するのか?という選択を突き付けられているかのようなのです。
今では代々木上原だけでなく、代々木公園、駒場東大前、奥渋まで周辺にも抗争地図が広がりつつあります。
しかしこの抗争、パンの分野だけで起きているわけではないのです。
今日は蕎麦屋の抗争について書いてみますね。

img蕎麦の競争も激化しているのです。

蕎麦のジャンルはパン屋と同様、代々木上原でも以前は昭和風情のある出前の可能な蕎麦屋しかありませんでした。
この「出前が可能な」というのが、パン屋の「食パン」にあたる重要なキーワードです。
今までの日本人の認識として、パン屋には白い食パンが売ってて当たり前、蕎麦屋と言えば出前があって当前、という認識だったはずです。
今日紹介するのは出前をやらない蕎麦屋です 笑

10年くらい前まで、蕎麦屋といえば王道ブランドの「長寿庵」含め、代々木上原には3軒ほどのいわゆる町の蕎麦屋がありました。
そこへ一番最初に踏み込んできたのが「山せみ」です。
蕎麦を打つデモンストレーションのスペースも持つこの店の蕎麦の味は、それまで周辺にあった昭和の蕎麦屋と比較しても群を抜いておいしく、すぐに評判になりました。
ランチは入れないくらい混んでいて、代々木上原にうまい蕎麦のマーケットが確実にあるということが証明された出店でした。
以前、会社の忘年会でもお世話になったこともあります。

imgお店は駅を降りて、井の頭通り方面へ坂を上って左側

imgこちらランチの天せいろです。

次にやってきたのは、外食界のカリスマ中村悌二がプロデュースした「山都」です。
駅を降りて井の頭通りを渡った側(住宅地の方)にあるため、人通りが少なく、オープン当初は人もそれほど入っていない様子でした。
ただ前述の「山せみ」と異なり、こちらは味で勝負というより、酒を飲みながら蕎麦をつまむ夜の営業がメイン。
恵比寿にある「松玄」(ワイハにもあるけど、)のような盛り場的なコンセプトです。
なので固定客の定着まで時間がかかったという経緯もあるかもしれません。
昼は営業していませんが、今では夜の予約が取れないほどブレイクしています。
味は、、、、「山せみ」に軍配です。

img古賀政男記念館の並び、井の頭通り沿いです。

img夜に仲間とワイワイやるお店として丁度良い蕎麦屋

imgこちらの名物はカレーせいろです。

最後にやってきたのが「ごとう」です。
ここは「山せみ」と同じようなコンセプトなので、ガチの競合店。
7、8人入ったら満席になってしまう狭い店内ですが、味はかなり美味しい。
「山せみ」を最初に体験した時の感動を「ごとう」では追体験させてもらいました。
店が小さいこともありますが、昼も夜もいつも混んでいます。
入れたらラッキー。

img駅から一番近いけど、店舗はめっちゃ狭いです。

以上のように、パン抗争だけかと思っていた新旧の争いは、蕎麦をはじめ他のカテゴリーでも勃発しているのです。
パン屋と同じように、ここ数年で駅周辺に新しい蕎麦屋が3軒もオープンするっていう、、、こうした状況は東京の他場所でもあるのだろうか??
(駅ナカの店を入れたら、数年で5軒の蕎麦屋が新規でオープンしたことになります・・・驚異的!)
それでもパン屋と同様、以前からある昭和の店が閉店に追い込まれてるわけではない、というのが不思議です。
JRのキーステーションではなく私鉄沿線で、ですよ。
皆さんの駅ではどうですか?

imgたぬきのせいろ、美味しいです。

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