代々木上原 パン抗争からコーヒー抗争へ

松本 知彦 for Private Time/2016.05.25/食べる食べる

カタネベーカリー、365、ルルソール、いまや他の地域からも顧客を呼び込めるまでになった有名なパン屋。
しかしこれらのパン屋が注目を集めるようになったのは、ここ5年くらいのこと。
それまで代々木上原の周辺にはルヴァンを除き、昭和感あふれるパン屋しかありませんでした。

img去年駅前にできたカフェNODE。予想に反していつも混んでますw

これほどの短期間で人のライフスタイルは変化するのだろうか?という疑問があります。
しかしながらこれらの店が支持されているのは間違いなく、この現象が代々木上原近辺だけで局地的に起きているのか、東京のあちこちで多発的に起きているのかは謎です。
前回このブログで、パン抗争から始まったライフスタイル論争は、他のジャンルにも波及していることを書きました。
今回はコーヒーについて書こうかと思います。

コーヒーのマーケットの変化はあちこちで多発的に起きているのは間違いありません。
それを象徴する出来事は、サードウェーブを代表するブルーボトルコーヒーが上陸して話題になったことでしょう。
僕の知ってる限り、TVのニュースでも取り上げられるほど社会的な話題になったのは、西麻布にホブソンズのアイスクリームが上陸した時以来だと思います 笑
明らかにコーヒー屋は、東京の街のあちこちにめっちゃ、ホントにめっちゃ増えた。
先に書いた、こんな短期間に人のライフスタイルは変化するものだろうか?という疑問に対する答えは、既に出ているのかもしれませんね。
簡単に変わるってことですw
理由はわかりませんが、こんな短期間でコーヒーの需要が爆発的に伸びたということがそれを証明しています。

コーヒーと言えば喫茶店ですが、新興のカフェ業態が旧来の喫茶店を閉店に追いやったのは15年くらい前でしょうか。
この時も消えゆく喫茶店、消滅していく日本独自の業態コンセプトを悲しく見ていたものです。
カフェカルチャーの登場と時を同じくして、代々木上原に出現した新興勢力がファイヤキングカフェでした。
今思えばファイヤキングカフェは、別に新興勢力のカフェ業態ではなく、むしろ旧来の喫茶店に近い。
追随するように中目黒で名を馳せていたオーガニックカフェやその他の小さいカフェも代々木上原にオープンして、一時期小さいながらもカフェブームが代々木上原周辺にもありました。
でも定着はしませんでしたね。
それは代々木上原が恵比寿や中目黒、代官山と違って、外部から人があまり訪れない場所と言うのがネックだったからだと思います。
金融系の外国人とクリエイティブ職に従事する人が住む特殊な街でした。
それは今も変わっていませんが。

imgファイヤキングカフェは今や老舗カテゴリーになってしまいました。

あれから15年。
いま代々木上原周辺にもコーヒーの波が押し寄せて来ています。
最初にこの流れを作ったのは、隣の駅にオープンしたリトルナップコーヒーでしょう。
代々木公園へ遊びに行った帰りに立ち寄るのにもちょうど良く、ファッションピープルたちが飛びつきました。
その後日本中で巻き起こった一大コーヒーブームに乗って、周辺でもフグレン、ミーミーミー、ローストワークス、ボンダイカフェなど話題のコーヒーショップたちが歩いて行ける距離に次々とオープンします。
同時にコンビニでもそこそこ美味しいコーヒーが買えるようになりました。
そんな代々木上原周辺で、今も続くブームの最後にやってきたのが去年オープンしたパドラーズコーヒーです。

imgめちゃめちゃ不便な場所にポツリとあるパドラーズコーヒー

imgポートランド発STUMPTOWN COFFEE ROASTERSのコーヒーが飲めます

オーガニックの聖地、アメリカのポートランド発STUMPTOWN COFFEE ROASTERS のコーヒー豆を使った日本初で唯一のエスプレッソが飲めるというフレコミのパドラーズコーヒーは、参宮橋から移転して代々木上原にやってきました。
しかし場所は、駅から10分も歩く相当に辺鄙な住宅街。
こんなとこで開業してダイジョブなの?というくらい不便な場所なのです。
しかも閉店が6時という、、、、(朝7時半から営業してるとはいえ、)やる気あるの?的な 笑
ところがこれまた辺鄙なところにあるカタネベーカリーと組んで、営業は順調のよう。
確かにパンとコーヒーのブームは同じターゲット層に支えられていますよね。
リノベーションされた古い建物の中にはギャラリーも併設されていて、物販もやっています。

img駅を降りて井の頭通り側にあるトモカコーヒー

imgランチのセットはこんな感じ

img朝7時から夜遅くまでやってるのが偉いですね

同じく去年、代々木上原駅前に18時を過ぎてもやっている(笑)コーヒー屋もできました。
本格的なエチオピアコーヒーが楽しめるトモカコーヒーです。
ちなみに営業時間は朝の7時から夜11時まで。
モーニングから夜のお酒まで対応しているお店です。
こちらは、地元で30年やっていたダリオルールというケーキ屋があった跡地。
場所は駅から3分くらいの便利なロケーションです。

あとは同じく去年、駅の真ん前に建てられた小田急電鉄の新築ビル1階で営業するNODE。
ここではリトルナップのコーヒーが飲めます。
ブーイングだった1,300円もするブリトーだけのランチを見直して、最近では選択肢を増やし、値段も少しリーズナブルになりました。
しかし去年1年だけで、1つの駅に新しいカフェが3店舗ですよ・・・・
(正確には3軒以外にももっとあります)
パン屋もそうだけど、こんなに急に特定の需要だけが高まるものでしょうか???
まったくどんだけコーヒー人口増えてるんだよって思わざるを得ません・・・。
近年の日本のコーヒー豆の消費動向ってグラフにしたらかなりの角度だろうなあ。

15年前、旧来の喫茶店を閉店に追いやったカフェカルチャー
それを代表するファイヤキングカフェが、今度は新しい勢力を迎え撃つ番になるという、、
これも資本主義の宿命ですが、あまりにサイクルが早いなあと見ていて驚いている次第です。
このブーム、いったいいつまで続くのだろう・・・

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