パン戦争は終結か?代々木公園365

松本 知彦 for Private Time/2015.12.24/食べる食べる

以前このブログで代々木上原近辺のパン戦争勃発の話を書きました。
それまでパン屋と言えば、駅前にあったフジヤパンしかなかったのが、ここ3年くらいの間にどんどん新しいパン屋が登場し、代々木上原近辺はパンの大激戦区になったのです。

img365って名前だけど、定休日ってあるのかな??

食パンしかなかった生活圏に、フランスパン(バゲット)を引っ提げて一番最初にやってきたのはプーブーでした。
僕はかなり利用しましたけど、最初は食パンを売らないこうしたスタイルのパン屋が、地元の高齢者もたくさん住んでいる私鉄沿線で、どこまで受け入れられるのかなあと思って見ていました。
しかし、次にやってきたカタネベーカリーが地下にカフェをオープンさせて、朝食を始めたあたりから代々木上原近辺は一気にパン戦争の激戦区となります。
僕の予想は外れて、シャレオツなパン屋は地元に受け入れられ、次々と競合店が代々木上原に進出してきました。
それは代々木上原という場所が、ただの私鉄沿線ではなく、新しいライフスタイルを受け入れる素地があるということの証明でした。
毎回書いてますが、日本人のライフスタイルってここ10年間くらいでものすごく変化したのじゃないでしょうか?
パンといえばアンパンマンに出てくるようなパンしかなかったはずですが、最近では見たこともないようなパンがたくさん売られています。
下手をしたら切ってない食パンを知らない小学生とか出てくるのじゃないかと。
僕は小学校のとき、朝食には食パンを焼いてマーガリンをつけて食べていたのが(時々そこに砂糖を乗せて食べていた)、今そんなことして食べてる子供はかなり少ない、というかいないのじゃないですかね?
ま、昭和って言っちゃえばそれまでですけど 笑
そもそも今ってマーガリン食べないし。

imgお店は代々木公園、代々木八幡駅から歩いてすぐです。

さてそんな激戦区に最後にやってきたのが365です。
真打登場といったところでしょうか。
これ以降新しいパン屋はやってこなくなりました。
正確に言うと場所は代々木上原ではなく、代々木公園にあるのですが、ここがですね、めっちゃ混んでます。
系統的には以前紹介した駒場東大前のル・ルソールに近いと思います。

やっぱりこの店もル・ルソール同様、どこで修行していたのかが重要のようです。
オーナーの杉窪さんという人は、表参道にある「デュヌ・ラルテ」というパン屋出身のようです。
そのお店は、1階にシャネルが入っているジャイルの地下にあります。
レム・コールハースの弟子たち、オランダの建築チームMVRDVが設計した建物で、MoMAとかD&Departmentが入ってるビルですね。

imgパッケージはちょっとお洒落で高級感あり。

imgショッパーとパンを包む包装紙の紙質を揃えてるのがニクいね。

imgこういうシャレオツなパンを売っているお店です。

もうすぐ365もお約束のカフェを開いて、いよいよ朝食をスタートさせます。
先週もうお店の内装は終ったと聞きました。
この流れ、カタネもそうだし、パン屋でブレークしたら次はカフェを開いて朝食っていうのは今のパン屋のお約束の流れですね。
朝食がはじまったらさらに人が押し寄せるだろうなあ。
代々木公園の駅前にある昔ながらのパン屋ドンキー、そしてデンマーク大使館御用達のパン屋イエンセンには是非ともがんばって欲しいです。
応援してるよー。

imgデンマークらしい可愛い外観のイエンセン

東大生はこのパンを食べているのか? ル・ルソール

松本 知彦 for Private Time/2015.12.15/食べる食べる

またパン屋の話です。
代々木上原周辺で激化するパン戦争が隣の駅まで飛び火して、駒場東大前駅前にオープンしたパン屋です。
ここのパンも熱いのです。

img結構小さなパン屋なのですが、いつも混んでます。

以前、井の頭線の駒場東大前の駅前周辺には何もありませんでした。
いや今もないですけど 笑
渋谷にも程近い便利な場所なのですが、本当に地味で何もない駅です。
商店街もないですが、唯一マクドナルドだけが駅前にあってどうにか駅前の体裁を保ってます。
マックのネオンサインがなかったら、本気で寂しい駅でしょう。(あっても寂しいけど 笑)
その名の通り、駅を降りてすぐ目の前には東京大学、踏切を渡った反対側には駒場野公園、海外からの留学生を受け入れる都立国際高校、その他偏差値が高いことで知られる有名校が集まっています。
東大も公園も広い敷地に樹木がたくさん生えているため、駅の周りは多くの緑に囲まれ、人の住む集合住宅は少ないエリアです。
少し歩くと柳宗理が館長を務めた日本民芸館(今はなんと深沢直人先生が館長です!)、そしてその隣には近代文学館があります。
でもどちらも閑静な住宅街(1つ1つの敷地がデカい)にひっそりと佇んでいて、人が多く訪れるようなスポットではないです。
駅の乗降客も東大生がほとんどという、極めて静かな駅なのです。

そこにオープンしたのがル・ルソールです。
2年くらい前にオープンしました。
できたときは、あんまり人のいないこの駅にこのパン屋?と思いましたが、パンマニアのハートをつかみ徐々に頭角を現してきました。
たぶんパンマニアは、ここのパンを買うためだけにわざわざ駒場東大前駅で降るのでしょう。
でないとホントに人通り少ないですから。
もしかしてこの店のパンを買って、その人気を支えているのは東大生??

なぜこのパン屋が有名なのか?
それはやっぱり作り手なのです。
高輪にあるメゾンカイザーという有名店出身のシェフが開いたパン屋のようです。
僕はパンマニアじゃないので全然詳しいことはわからないですけど。
パンマニアにはきっとたまらないのでしょうね。

imgショコラ55は170円です。おいしい。

ここでの個人的なオススメはショコラ55というパンです。
小ぶりなフランスパンにバターと丸いチョコレートを挟んだだけなのですが、これがおいしい。
堅いチョコと柔らかいバターの異なる食感がたまらないです。
たぶん挟んであるバターがおいしいのじゃないかと思います。
いやパンの方かな?
よくわからないですが。
他にもおいしいパンがあるのだと思いますが、いくつか食べてはいるものの、パンマニアじゃないので、バゲットの味とか違いが僕にはわからないのですけど・・・
たぶんパンマニアの人たちって食べ比べしたりして、どんどんハマっていくのでしょうね。

しかし代々木上原のカタネベーカリー、代々木公園の365、駒場東大前のル・ルソール
パン戦争は代々木上原周辺だけかと思っていましたが、本当にここ2年で激戦区は広がっているように思います。
駒場東大前で新手のパン屋はこのル・ルソールだけなので、代々木上原みたいに駅前闘争は起きないと思いますが。
これは渋谷区目黒区周辺だけでなく、東京の他のエリアでも起きていることなのかなぁ。
それともこの周辺だけなのだろうか?

いま旬なドーナツ屋 グッドタウンドーナツ

松本 知彦 for Private Time/2015.11.12/食べる食べる

先月の弊社オフィスの屋上で開催したdig fesにはたくさんのクライアントの方にお越しいただき、私たち自身も楽しい時間が過ごせました。
本当にありがとうございました。
慣れないスタッフたちで運営したこともあり、至らない点など多々ありましたこと、お許しください。
来年創立20年を迎えるdigを今後ともよろしくお願いします!

img今巷でウワサのグッドタウンドーナツをいただきました!

dig fesはつい先月開催したばかりなのに、何カ月も前のことのように感じます。
時間が経つのは早いですね。
さてそのイベントで、クライアントの1社の方からドーナツをいただきました。
ありがとうございます。
これがアディダスとコラボするなど、今かなり旬なドーナツだということを、前もってその方から聞いており。。。
もらった時からスタッフたちも目をつけていたようで、あっと言う間になくなってしまいました 笑

imgもうずいぶんと前のように感じます

imgdig fes開催してよかったです。またできたらいいなあ。

imgお揃いのハッピは村の青年団のよう。外からビルを見上げると不思議な光景。

先月のオフの日、アディダスショップへ行く機会があったので、ついでにお店にも寄ってみました。
今年の5月に原宿のキャットストリート近くにオープンした新しいお店で、ハンバーガーで有名なグレートバーガーの新規事業とのこと。
いやあ混んでましたね。
6時くらいに行ったら、ほとんどドーナツ売り切れです。
人気なんですねえ。
でも個人的に興味を引かれたのは、味よりインテリアの方です。
アメリカンビンテージテイストですべて統一されていて、細かいところまで作り込まれているインテリアは、かなり凝ってます。
もしアメリカからやってきたドーナツ屋だったら、こんなに作り込めないでしょうね。
日本発のなんちゃってアメリカンドーナツなんですが、アメリカよりアメリカらしいというか、ファッションを全面に打ち出しているのが今っぽいところです。
今のトレンドど真ん中ですね。
昔と違って、やりすぎるくらいやらないと、消費者の心は動かないというよい例かもしれないです。
撮影スペースとしてレンタルも行っているようです。

imgお店はキャットストリートをはいったところにあります

img6時でほとんどドーナツ売り切れなんですけどー!

壁につけられているアンティークの電話は飾りかと思ったら、実際に電話線でつながっている実用電話だったり。
店内には古材がたくさん使われていて物販もやってます。
チョークアートももちろんあります。
特にトイレの内装が一番カッコ良かったなあ。

imgここでもコーヒーはリトルナップでした。

全体的にビンテージテイストで男子っぽいインテリアなんですが、そこで働いているのは1人を除き全員女子で、そこだけはかなり違和感ありました 笑
GOLD RUSHで働いてる女子みたい。(ちょっと違うか 笑)
味は、、、、自分はドーナツに詳しくないのでよくわかりません・・・
おいしいとは思いますが、比較ができないのでなんともコメントができず・・
たぶんインテリアだけでなく、素材にもこだわってますという打ち出しも、もちろん押さえてるでしょうけれど、そんなのは今の飲食では珍しいことではない、というかマスト条件でしょうからね。
個人的には正直あんまりそこは興味なく。
かなり甘い印象です。
それよりインテリアは一見の価値あると思います。

imgあま~い!

ニコライバーグマンという男

松本 知彦 for Private Time/2015.09.17/食べる食べる

何度か行ったことがありますが、青山に去年出来たニコライバーグマンのカフェ。
なぜにこんなに流行ってるんでしょうかね。
このスカンジナビア半島からやってきた男、ただのフラワーアーティストではないです。
きっとビジネスセンスが高いのでしょうね。
ま、どの分野であってもビジネスセンスがないとフロントには出て来られませんけど。

imgハイブランドが集まる青山にお店はあります。

思えば10年くらい前に海外フワラーアーティストブームというのがありました。
フランスからやってきたクリスチャン・トルチュを筆頭に、イギリスからもジェーン・パッカーなどが次々と日本に紹介されて、假屋崎くらいしか著名なフラワーアーティストを知らなかった日本人にとって、本物がやってきた!と海外フワラーアーティストの市場は一気に高まりました。
ちょうどレストラン界でもアラン・デュカスやピエール・ガ二エールが次々日本に攻め込んで来た時と同じ時期だったと思います。

海外から攻め込んでくる外人勢力に負けじと日本でも、以前は代官山の槍ヶ崎交差点近くにあったマチルダや千駄ヶ谷小学校の前にあるミルフォイユなどががんばっていました。
外人チームがやってくる前夜、確かカルティエなど謝礼の花は常にマチルダでオーダーしていたんじゃないかな。(記憶違いだったらスンマセン)
そんな中、割と後発で登場したのが、デンマークからやってきたニコライバーグマンでした。
当時プリザーブドフラワーという技術(花が咲いた状態で乾燥させ、生花のようなみずみずしい状態のままに鑑賞用として楽しめる)が流行し始めたころで、彼もそれを得意技として日本の市場に乗り込んできたように記憶しています。
フランスやイギリスというブランディングに比べると、デンマークというどっちかっていうとマイナーな響きは、登場した時もそれほど目立たなかったように思います。

img花屋なので当り前ですが、店内は生花だらけ。

img写真は去年撮影したのですいてますが今はもっと混んでます。

しかしですね、これが逆だった。
北欧って日本に似たところがあって、親和性が高い。
北欧のインテリアブームも相まって徐々に頭角を現してくるのです。
伊勢丹新宿のメンズ館8階にショップができたのはいつだったでしょうか?
クリスチャン・トルチュやジェーン・パッカーを押しのけて、グイグイフロントに出てきたのでした。
そして青山にカフェまでオープン。
飲食まで手を広げたのです。
お店は青山のハイブランドが集まる地区にありますが、めっちゃ賃料の高いこのエリアに出店するなんて、日本人誰がついてるのだろう?って考えちゃいます。
それとも佐藤可士和、水野学、話題の佐野研二郎よろしく、上昇志向の強い敏腕の奥さんが彼をコントロールしているのだろうか?
41歳、パツキンの美人な奥さんがいるこの男、移住して既に日本に住んでますが、日本語もすっかり話せるようになって今後どこまで日本の市場を開拓していくのでしょうね。

img北欧ブランディングのオーガニックフードが味わえます。

カフェを支えているのは北欧ブランド、オーガニックフードです。
これがですね、いつもめっちゃ混んでいるのです。
客層はほとんど女子ですが、常に混んでます。
そしてこれまた日本人が好きなワークショップができるスペースも兼ね備えています。
このあたりの感性は日本に住んでいないと、狙えないでしょう。
行くたびに、このニコライバーグマンの力を感じる店なのでした。

自分は特に花が好きだというわけではないですが、今のトレンドを見るために1度は行ってみると勉強になります。
花に囲まれてオーガニックフードを食べる、スムージーを飲む、これは確かに今のドンズバなコンセプトですね。

エンボカだけじゃない ルカナル 代々木公園

松本 知彦 for Private Time/2015.08.25/食べる食べる

この間と言っても結構前ですが、ピザの御三家の1つ青山のナプレの記事をブログに書きましたが、その際に代々木公園にあるピザ屋の話に触れました。
今回はそのお店を紹介します。
場所は代々木公園と代々木上原の中間地点くらいで、これまた有名なルヴァンというパン屋さんの井の頭通りを挟んで向かい側にあるお店。

img店は井の頭通り沿いにあります。

今のビルにオフィスが引っ越す前は、会社からすぐ近くだったので、お店がオープンした際に何度かスタッフを連れて行ったものです。
男子2名(今は4名)でやっていて、カウンターしかない小さいお店。
15人も入ったら満席です。
しかしサヴォイで修業した人が焼いてるだけあって、ピザは美味しい。
今までずっと色々なレストランのコンサルをやっていたけど、金儲けとか効率性ばかりを追求するコンサルに飽きて、自分で店をやりたいという想いから、40歳直前に開店したというお店。
できてから4年くらい経ちます。

imgたぶん15人入ったら満席・・・・

こうした小さくてアットホームなお店はいいですね。
店が狭く、お客さん同士の距離が近いので、隣の人と話したり。
海外では当り前なんでしょうけれど、国民性もあってか、なかなか店で会った人と気軽に会話する機会ってないですよね。
ロケーションは決して便利な場所にあるとは言えないのに、流行っている理由がわかります。
最初はメンズ2名でやってたのに、久しぶりに行ったら倍に増えていて、うまく行っているようです。

imgうちではよく持ち帰りを注文します。

imgサヴォイと同じ味のマルゲリータ

imgクワトロフォルマッジ

テイクアウトもできます。
僕は家が近いのでよくテイクアウトを利用します。
サヴォイと同じ味。
おいしぃー!
味が確かなのは重要ですね。

代々木上原のピザ屋といえば、みなさんすぐに「エンボカ」 from 軽井沢を思い浮かぶと思いますが、決してエンボカだけではないのです。
お近くに来た際には是非。

あの伝説のレストラン、キャンティが代々木上原に

松本 知彦 for Private Time/2015.06.24/食べる食べる

キャンティという名前がついているイタリア料理店はたくさんありますが、キャンティと言えばやっぱり飯倉のキャンティなのではないかと思います。
キャンティ物語という本が出てるくらいですからねえ。
僕も読みましたけど。

imgあの伝説のレストラン、キャンティです。

飯倉キャンティといえば、ある世代の遊び人の人たちにはとっても有名で、創業は1960年ですからもう55年前になります。
貴族の末裔である川添浩史と妻梶子が、当時日本に本格的なイタリア料理店がないという理由から、それなら自分たちで作ってしまおうと開いたのがはじまりです。
その後、同じ建物内にセレクトショップ「ベビードール」を併設し、当時の日本ではまだ手に入らなかったサンローランなどを扱ったことで、本格的なイタリア料理だけでなく、ファッションブティックとしても高感度な人達の間で知られるようになります。
僕はムッシュかまやつのエッセイでそのことを知りました。
六本木というロケーションで、朝まで営業していたこともあり、この店には多くの芸能人、著名人が出入りしていました。
まさに当時の最先端の人たちがたむろする、会員制サロンのような店だったようです。
初代オーナーである川添浩史という人は、キャンティの営業だけでなく、フランス映画の輸入、大阪万博のプロデュース、美術展の企画など、ヨーロッパ文化を積極的に日本へ紹介する文化事業も手掛けました。
高度成長期、日本が西洋に追いつこうと必死になっている時に、カルチャー面において彼が果たした役割は大きかったのではないでしょうか。
しかし本を読んでいくと、プライベートでは決して幸せとは言えないように感じます。
最先端にいる、それを創り出して世に問うということは、どこか破綻につながっていく。
そのしわ寄せが来るのは、今も昔も変わらず私生活であり、家族です。
エッジにいるということは、言い方を変えれば何かを捨ててでも何かを得ようとすること、人生で大事なものであっても捨てる価値観を持っている、常に際どいということ、いつの時代もそうなのでしょうね。
今もそういう人って、常に何かを最優先するあまり、ほとんどの場合は必ず私生活は離婚、破綻、周りの人を傷つけてでも妥協しないケースがあるように思います。
友人にもそういう人たくさんいますが。。汗

img前菜、お腹すいてきましたね 笑

imgこちらのバジリコパスタが有名です。

キャンティのオーナーである川添浩史さんの人生も波瀾万丈ですが、その息子、象郎さんの人生もスゴイです・・・
川添象郎さんは以前風吹ジュンさんと結婚されていた方。
彼が開くパーティに、以前呼ばれて参加したことがありますが、来ているメンバーが凄かった・・・
象郎さんはユーミンをはじめ、YMO、最近だと青山テルマのプロデュースなどを手掛けた人ですが、私生活は乱れまくっています。。。
お父さんの影響もあるのでしょうか。
興味のある人は、林真理子の著書「アッコちゃんの時代」に書かれているので、読んでみてください。
僕が象郎さんにお会いしたのも「アッコちゃんの時代」の頃でした。
キャンティは次男光郎さんが継ぎ、今はその息子である隆太郎さんがオーナーを務めているようです。

imgお店は井の頭通りを少し入った小道沿い、古民家を改造しています。

img出られませんが、ちょっとした中庭もあります。

imgランチタイムは、オールアダルトウーマンで男子は一人もいません。

とにかく、その筋でキャンティは伝説のレストランなのですが、その支店が4月末に代々木上原にオープンしました。
またしても代々木上原、、恐るべし・・・
場所は、都知事選に立候補して話題になったIT企業のオーナーがオープンさせたイタリアン「IRI」が以前あった場所。
その店がクローズしたあと、キャンティが居抜きでそのまま営業しています。
民家を改造した雰囲気のあるインテリア。
小さな庭もあって、天気のよい日にランチがよいと思います。
しかし、IRIの時もそうでしたが、ランチのお客さんはオバサマたちばかり・・・
しかも決めキメに武装したオバサマ方です。
男子は一人もいないので、男子の皆さんは女子と連れ立って行った方がよいでしょう。
キャンティと言えば、バジリコのスパゲティが有名ですが、代々木上原店でも食べることができます。
ぜひ。

新宿 珈琲ピース

松本 知彦 for Private Time/2015.06.22/食べる食べる

90年代に出現したカフェカルチャーの台頭により、いまやこの世から消えようとしている古き良き喫茶店。
喫茶店はデートの待ち合わせ場所として、時に外回りの営業サラリーマンの休憩場所として、時に商談や面接の場所として、時に静かに音楽を聴く憩いの場所として、はたまた地元のヤンキーの溜まり場として、長きにわたってみんなに愛されてきました。
しかし新しい時代のライフスタイルの変化によって、今やその役目を終えようとしています。

imgどストレートな光るサインがカッコいい

imgお金がかかっているサイン。斜めの看板に合わせてフォントも斜体に。

このブログのタイトルでもある「談話室松本」は、新宿にあった有名な喫茶店「談話室滝沢」から拝借したものです。
それでもわかるように、僕はこうした昔ながらの喫茶店が好きなのです。
いまやもう、本当に絶滅寸前。
喫茶店とカフェの違いって何だろう?
タバコが吸える、吸えないは大きいでしょうね。
トーストとゆで卵のモーニングセットがあるかないか、メニューにナポリタンがあるのも大きいです。
そして蝋で作られた食品サンプルがある 笑
パンが何枚でも無料で食べられた池袋の蔵王(閉店)は懐かしいところですが、新宿だったらスカラ座(閉店)、同じく王城(閉店)、上高地(閉店)、談話室滝沢(閉店)、マイアミ(閉店)、新宿にあんなにたくさんあった純喫茶はもうほとんど残っていない。
新宿で今も営業を続けているのはらんぶるくらいでしょう。
でも高田馬場のらんぶるは閉店してしまいましたね。
他にも青山墓地脇にあったウェスト(既にリニューアル)、中野クラシック(閉店)、吉祥寺ボア(閉店)、今も頑張っているのは神保町さぼうる、渋谷のらいおん、そしてどこにでもあるルノワール。
まだまだ他にもありますが、昭和のライフスタイルが感じられる数少ない場所として、これらには閉店前には行っておきたいですね。

img店の中は結構広いです。レンガの壁はこの時代ならでは。

img何も言わなくても灰皿が出てきます。

さて今日はその中の1つを紹介します。
僕は新宿生まれなので、新宿のお店が好きなのですが(神保町にはこういう店たくさんありますが)、新宿西口駅前小田急ハルクの隣にある珈琲ピースです。
まず名前がいいですね。
今の子は知らないかもしれないけど、ピースという名のタバコがあって、そのパッケージに使われているロゴのデザインが、そのまんま店のサインになってます。
これで店内禁煙だったら怒られるでしょうね 笑(もちろん全席喫煙OK)
煙草のピースのパッケージデザイナーは、「口紅から機関車まで」の名言や、同じくタバコのラッキーストライクのデザインで知られる、かの有名なレイモンド・ロウイです(この人、アメリカ人ではなくフランス人なんですよ、知ってました?)
たぶん店のロゴはパクリなんじゃないかと思います。。笑
創業は正確にはわかりませんが(お店の人に聞いても、、)50年くらい前とのこと。
店内は不思議な雰囲気、、、でもかなり混んでます。
でも残念なのはナポリタンがないこと。
食品サンプルはちゃんとあります笑

imgこちらが店のサインです。

img本家のレイモンド・ロウイが手掛けたピースのデザイン。同じ・・・

もう数少なくなってしまった昭和を感じることができる「純喫茶」
なくなる前に行っときたいですね。

ナプレ 青山 

松本 知彦 for Private Time/2015.06.01/食べる食べる

いい季節になってきましたねえ。
こういう季節になると、なぜか時々ピザを食べたくなります。

img暑くなってくるとなぜかピザを食べたくなります。

紹介するのは青山のナプレです。
ここのピザはおいしいですよね。
店内にある釜で焼かれた、薄くてモチモチのおいしいピザを出すお店は、今たくさんありますが、15年くらい前までは、都内にもまったくありませんでした。
サルヴァトーレクォモもなかった。

ナポリピザのブームがやってきたのはそんな時でした。
当時まだ少なかったナポリピザを牽引した御三家が、青山のナプレ、中目黒のサヴォイ、白金のイゾラの3店でした。
どの店もなかなか予約が取れませんでしたね。
がんばって3つを食べ歩きしたものです。
その後、その手の店のフォロワーがたくさん出てきて現在のような状況に至ります。

imgやっぱりマルゲリータは外せませんね。

imgそしてこちらは4種類のチーズのピザ

御三家であるナプレは、味もおいしいですが、インテリアがとってもカワイイのが特徴です。
オススメは自然光が入る3階の窓際の席。
以前、ランチタイムは常に満席でほとんど入れませんでしたが、今では予約なしでもどうにか入れるようになりました。
久しぶりに食べたけど、変わらずおいしかった。

サヴォイやイゾラは今どうなってるのかなあ。
3店舗の中では、一番早く開店したサヴォイによく行ってました。
当時一緒に仕事をしていたHMVの取締役のイギリス人を連れて行ったことを覚えています。
店名が変わって、同じく中目黒の近くの場所に移転したあと、1回くらい行ったけど、そのあとは全然行ってないなあ。
また久しぶりに行ってみたいものです。

img店は青山通りのスパイラル脇を少し入ったところにあります。

imgオススメは2階を通り越して3階の窓際席です。

imgインテリアの材料はイタリアから取り寄せているのでしょうね。

img床のタイルがカワイイです。

そうそう、サヴォイで修業した人が3年前に代々木公園に店を出しましたが、こちらもかなり賑わっているようです。
修業しただけあって、サヴォイと同じ味。笑
代々木公園には軽井沢からやってきた、これまたピザの有名店エンボカがありますから、ちょっとやそっとじゃ人は集められないだろうと思っていたら、なかなかどうしていつも満席のようです。
カウンターしかないカジュアルさが受けているのかもしれないですね。

imgまた食べたくなってきた。。。

バイタミックスの季節がやってきました!

松本 知彦 for Private Time/2015.05.14/食べる食べる

出ました!
泣く子も黙るバイタミックスです。
この季節はやっぱりスムージーですね!って書いてる自分がかなり恥ずかしいのですけど・・・汗

img色々入れてスイッチ入れるだけの簡単なシステム。

好き嫌いは別として、よくも悪くも流行っているものには真理がある、と常に思っている自分ですが、これだけストレートに流行っているものを自ら紹介するのは若干照れがありますね、ハイ。
松本家にバイタミックスが導入されたのは今から3年前。
スムージーを家でも飲みましょうという奥さんからの提案でした。
アメリカ、オーガニック、海、健康、LAファッション、
もっと言っちゃうと、マラソン、ワイハ、朝食、ヨガ、スマイル、美容、セレブなどなど 笑
アメリカ製のバイタミックスは、今流行しているそれら全部をひっくるめたライフスタイルを送りたい人にぴったりの製品です。(ってかなりの偏見 笑)
別に自分は、ロンハーマンのジャージ着て、毎朝走って週末はサーフィン、LA大好き、みたいなライフスタイルじゃないのですけど(むしろ正反対)、うちにも導入されました。

imgアメリカ製だけあって、GEにも通じる大味なデザイン。

imgアイスクリームとかスープも作れるらしいです。かき氷も?

バイタミックス?何それ?ミキサーと何が違うの?っていう人のためにちょっとだけ紹介します。
僕も最初そう思ってました。
今も全然詳しくないですけど。
バイタミックスは1921年にアメリカのクリーブランドで創業された家電メーカー。
プロの料理人やレストラン向けの製品がメインでしたが、近年急速に家庭にも浸透してきました。
背景にはオーガニック、ローフードなどアメリカ人の健康志向ブームがあると思います。
その流れが日本にも上陸してきて、バイタミックスも注目を浴びるようになりました。

imgパセリのせいでグリーンですね。

バイタミックスのマシンには「混ぜる」「潰す」「刻む」「砕く」「加熱」「冷却」「挽く」「撹拌」の8種類の機能があります。
これをすべて使いこなしている人はスゴイですが、うちではスムージーを作る時しか使っていません。
サイトを見ると、強力モーターのパワーで、特殊ステンレスブレードがコンテナ内の材料を細かく粉砕。
硬い氷も数秒で粉砕可能。
刃こぼれ、摩耗がないので耐久性も非常に優れています。とのこと。
詳しい人に聞くと、野菜の粉砕力が他のミキサーより秀でているらしく、バイタミックスで作ったスムージーは他のマシンで作ったものより、はるかにスムースな状態までに粉砕されているらしいです。
飲み慣れている人は飲んだだけでわかるみたいっすよ。
自分はこの分野に詳しくないので、全然言及できませんが。汗

imgできあがったら本体からコンテナを取り外してコップに入れるだけ。

img食感はネクターですね。

問題は、、、砕いた野菜がスムースかどうかではなくて、味ですね 笑
健康的だとはいえ、スムージーってそんなにおいしくないです。
入れるものにもよるとは思いますが。。
まあ、野菜をバリバリ食べるよりは、はるかに容易に同じ栄養分の取得ができるので、お手軽でいいですけどね。
今日のスムージーは、キウイ2個、ピンクグレープフルーツまるごと1個、バナナ1本、パセリ3、4本でした。
まあ、これだけのフルーツと緑黄野菜を一日で食べることはまずないですからね、便利ではあります。
しかし子供の頃、ネクターが嫌いだった自分にとって、スムージーのどろどろとした食感はどうもあんまり好きにはなれず・・・・
青汁みたいに健康とは、おいしくないことがつきものなのでしょうか。

またしても代々木上原に新しい店舗2つ

松本 知彦 for Private Time/2015.05.07/食べる食べる

GWは終わってしまいましたが、皆さんはどこか行かれましたか?
僕は毎年、GWはほとんど東京にいることが多いのですが、今年も例年通りでした。
何をするわけでもなく、仕事半分、少し出かけること半分、ブログの記事を書くの半分みたいな過ごし方です。(笑)

img先月ほぼ同時にオープンした2つの店

さて今日は代々木上原駅近くに、GW前に立て続けにオープンした2つの店舗を紹介します。
しかし代々木上原駅の周辺には何もなくて、小さい商店街があるだけなんですが、毎月のように新しい店がオープンする不思議なエリアなのです。
ずっと地元に親しまれていたお店がなくなった同じ場所に、トレンドに乗ってやってきたこだわりの店がオープンする、その繰り返しが5年以上続いています。
錦宝堂という長く駅前で営業していた文房具屋が店をたたんだあとに、アパレルのショップができたり、ダリオルールという30年以上やっていたケーキ屋さんが閉店した後に新しいバーができたり、先月も駅前で地元の人たちに長い間愛されてきた家族経営のクリーニング屋さんが閉店して、既に新しいショップの内装工事が始まっています。
今度は何ができるんだろう。
以前このブログでも紹介しましたが、世界一のレストランで修業したシェフがオープンさせたセララバードや、カカオだけを使って店内で作るチョコレート屋のミニマルなど、ストーリー戦略のコンセプトショップが次々できているのです。
代々木上原に出店したいという店のオーナーはたくさんいるらしく、競争も激しいみたいです。
しかしずっと利用してきたウェストパークカフェが閉店してしまったのは残念です・・・

imgこちらは串カツ屋の田中。ちょうちん・・・・

今日お話しする2つの店は、先月ほぼ同時にオープンしましたが、アプローチの仕方がまったく違っていて、マーケティングの視点で見ても興味深いです。
1つは、オレンジ色のゾウの置物が店の前に置いてあった古い薬局が閉店したあとにできた田中という串カツ屋。
だるまなどで有名な串カツの本場大阪からやってきたチェーン店なのですが、店の作りも外装も大阪らしいというか、まったくスカしたところがない、ヒネリなしの直球勝負の串カツ屋なのです。
インテリアにもまったくお金をかけていない 笑
上原にはファッションフィルタを通した、スカした店が多い(というかそればかり、、)なのですが、このお店はそんな中にあって異彩を放っています。
角瓶のハイボールに串カツで楽しくやりましょうというお店。

imgこんな串カツを上原で食べられるとは思いませんでした。

img混んでます。

もう1つは駅の真ん前にできた新築の商業ビルの1階にオープンしたカフェレストラン。
地下にもグリルレストランがありますが、上は賃貸住宅で、駅から30秒という抜群のロケーションにあります。
飲食を手掛けたのは、代々木ヴィレッジやクルック、3rd バーガーなどを手掛けるUDS。
オープンする前から小林武史の店ができるのではないかとスタッフもみんな期待していましたが、できた店はクルックではなく、NODEという今っぽい深夜営業も行うカフェ。
こちらは基本オーガニックのスカシ系で、トレンドのFARM TO KITCHENがコンセプトです。
内装にもお金がかかっていて(新築ですからね)飲食以外にセレクトした食材や雑貨も店内で販売しています。

img駅のド真ん前に新築のビルができました。

imgNODEはそのビルの1階にあります。

皆さんだったら、どちらの店に行きたいと思いますか?
僕は両方行ってみましたが、今のところ勝負の軍配は串カツ屋にあがりますね。
それはインテリアとサービス内容、価格が一致していて、顧客の期待を裏切らないことが最大のポイントだと思います。
本場からやってきたストレートな串カツ屋というのが何より好感持てます。
代々木上原というロケーションを意識して、シャレオツな串カツ屋にしなかったことが最大のポイントでしょう。
大阪という街をうまくパッケージしていて、ブランディングにブレがない。
かと言って俺の~シリーズのような、マーケティング先行の感じもありません。

imgNODEも混んでます。

一方、NODEの方は、インテリア、コンセプトすべて今っぽくシャレオツですが、そこにしかないという強さがない。
置いてあるものも他店のプロダクツだし、最大の欠点は注文できるメニューの数が少ないこと。
食べ物はほぼブリトーしかない。笑
それでいて安いわけでもなく、なのにセルプサービスという・・・(これも流行ですが)
新築ビルなので商品単価は下げられないのかもしれないですが、この金額払ってセルフはあんまり納得できないですね。
たぶんターゲットは代々木上在住者だけでなく、沿線の人や近隣10キロ圏内に住んでいる人と設定しているのだと思います。
しかし彼らに途中下車または遠回りして店に寄ってもらうためには、ここにしかない驚きや新しさが必要です。
そして、もし高感度な人を狙っているとしたら、このレベルじゃビクともしないのではないかと思いました。
千代田線で2駅くらい行けば、そんな店はたくさんあるからです。
シャレオツはシャレオツですが。

串カツ屋は予想外にサラリーマンだけでなく、子供含め地元の人がたくさん利用しているように見えます。
一方カフェの方も、今は多くの人が利用しているようです。
しかし店ができたばかりの今は目新しさがあるものの、今後どうなるかは両方わからないと思います。
でも僕は少なくとも今の段階では串カツに一票。
カフェは上原の外から来る人との待ち合わせによいとは思いますが、今のところは何度も行きたくなる店ではないですね。
というわけで、店のプランニングやデザインは、一見今のトレンドに沿っていた方がよいと思いがちですが、その方向を志向すればするほど、ハズすと陳腐になってしまうむずかしいもの。
単にスカしたり、流行を詰め込むことではなく、ましてや人を驚かすことでもないということ。
ターゲットとしての顧客の絞り込みとコンセプトの関係は、非常に重要だということを改めて感じた次第でした。
これからのNODEの成長に期待したいですね。

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