青山 INTERSECT BY LEXUS

松本 知彦 for Private Time/2013.09.09/東京東京

先週、青山に新しくオープンしたレクサスのショールーム「INTERSECT BY LEXUS」の内覧会に行ってきました。
マスコミ関係者へのお披露目の前に開かれた、内々のパーティでしたが、設計を担当した片山正道氏率いるワンダーウォールからご招待いただいたので覗きに行ってまいりました。

img場所は青山のヨックモックの前です。以前デザインワークスがあった所。

この建物は車のショールームとしてだけではなく、レクサスブランドの世界観を訴求して行くコンセプトショップ、ライフスタイル発信ストアとして、今後世界の各都市に同じ施設を作って行く計画とのこと。
その1発目が東京ということです。
インテリアは片山正道氏、サウンドプロデュースは友人のテイトウワ氏が起用されています。
リーマンショック以降、こうしたデザインコンシャスなコンセプトストアって見なくなってしまって、個人的には久しぶりの登場という気がします。

img1階カフェの吹き抜け部分には写真が展示されています。そして吹き抜けには消防法で設置が義務付けられている垂れ壁もインテリアの一部としてデザインに取り込んでいます。逆転の発想。

さて早速中を見てみると、まず1階のエントランスを入ってすぐの場所にはカフェ。
ここは朝からの営業でパンも買えるそうですが、カフェ営業は富ヶ谷の人気カフェ「フグレン」がやってると聞いてびっくり。
ノルウェーからやってきたこのフグレン、その筋ではめちゃめちゃ熱い人気店なんですが、皆さん今を感じたいなら、このレクサスのショールームもそうですが、富ヶ谷のフグレンにも是非行ってみてください。
今まで北欧といえばマニア向けというイメージで、古い民家を改造した店でヴィンテージの北欧家具なんかを扱うフグレンもその1つという認識があるのに、それがマスな富裕層向けのレクサスとコラボっていうのには少しびっくりしました。
コラボの理由は北欧ではなくて、やっぱり世界に2店しかないおいしいコーヒー店というところですかね。
その奥にはどーんと車が展示されています。
ま、車の展示にはまったく興味がないので、スルーですが。

img1階の奥には展示用のコンセプトカーが置かれています。

img上から2階への階段、グッズ販売コーナー。一番下はディータ・ラムスがデザインしたオーディオ。

レクサスのパーツが壁面一杯に展示された階段を登って2階に上がると、そこはレストラン。
ここの内装がやっぱり片山正道だけあって、凝ってます。
ワンダーウォールの設計つながりで、ファニチャーは全部B&B。
相当お金かかってますなあ。
ちなみに階段部分に展示してある白く塗装されたパーツ類は、様々な素材が混在しているために、白く塗装してもマットになったり光ってしまったりで、均一の塗装の質感に仕上げるには苦労したとのこと。
全部トヨタの工場で試行錯誤して塗装してもらったそうです。(そりゃそうですよね)
2階には日本の技を駆使した、レクサスオリジナル商品の販売スペースもありました。
そして僕がお!と思ったのが、以前このブログにも書きましたが、ドイツのデザイナー、ディーター・ラムスのデザインしたブラウンの古いオーディオが展示されてたことですね。
いささかマニアックですが。

img地下のラウンジで美女と語らう片山氏。そしてバーカウンター壁面にはイラスト。

最後に、普段一般の人が入れない地下のラウンジを案内してもらいました。
ここはレクサス会員だけの専用ラウンジだそうです。
カウンターの後ろには、ドイツ在住の日本のアーティストの絵が飾られていましたが、よく見るとこの絵には今後コンセプトストアを展開する予定の世界の各都市が描かれているんです。
バルセロナ、ロンドンなどなど。

そして建物の中で、インテリア的に一番の見せ場がこの地下のラウンジにあります。
トイレです。
これが天井まで全部ミニカーが敷き詰められた空間なのです。
車に囲まれて用を足すという、なんとも非日常な空間。
ミニカーはトヨタじゃないものもありました。
トミカじゃなくてイギリス製です。
写真で見ると、ちょっと昆虫っぽくて気持ち悪いですが、実際にはマニアにはたまらない空間だと思います。

imgちょっと写真だけだと伝わらないかもしれませんが。

建物を出る時に、本とクッキーをいただきました。
この本、本屋で立ち読みして既に知っていましたが、これにもかなりお金がかかってますよね。
ブランディングとはお金がかかるものなのです。
ましてや世界を代表するトヨタなら。
モノを売るストアを世界に展開する日本企業は多くありますが、物販メインではないこうしたコンセプトストアを世界に展開する企業は多くはないでしょう。
ライフスタイルを日本から世界に発信するというのは、日本の成熟した文化や考え方を世界に向けて提示するということにもなります。
それをいかにプレゼンするか、その効果を左右するのはデザインの力によるところが大きいと思います。
オリンピックもそうですね。

デザインで魅せる企業価値、僕たちの仕事もそういう部分にあります。

imgこの本は普通に書店で売られていますね。

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